nanatan @Wiki ss@7スレ(その2)


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Love tale in the zoo    七瀬の特等席    Ecliptica    母と娘    嫁入り道具    Whoracle


アフターイヴ    年賀状    花束贈呈    友達とお茶会    騎乗位?    七瀬用暖房器


446 名前:Love tale in the zoo[sage] 投稿日:04/11/30(火) 10:36:07 ID:???
浪馬は中学のクラス会に参加した。クラス会といっても堅苦しいものでもなく、
参加者達は適当なグループに分かれて動物園を楽しんでいる。浪馬もタマ、刃、
望のお馴染みの面子と、その他数人の元クラスメイトと園内を歩いていた。

タマ「浪馬クン、今日は高遠さんとデートできないね。怒ってなかった?」
浪馬「泣きそうな顔してたけど、クラス会に連れてくるわけにもいかないだろ」
望  「正式のクラス会じゃないし、堅苦しく考えなくても良かったんじゃないかい?」
タマ「今ごろ家で一人で泣いてたりして」
浪馬「あのな、嫌な想像させるなよ・・・」
浪馬が後悔の念にかられ始めた時、刃が驚いたような声をあげた。
刃 「おい浪馬。あれ高遠じゃないか?」
浪馬「はあ? 七瀬がこんなところにいるわけ・・・・って確かに」
刃が指差す方向に、キョロキョロと辺りを見回し誰かを探すような素振りで
人ごみの中を歩く七瀬がいる。浪馬が慌てて駆け出した。

449 名前:Love tale in the zoo act2[sage] 投稿日:04/11/30(火) 18:20:09 ID:???
七瀬と浪馬はしばらく何事か話していたが、やがて二人揃って戻ってきた。
七瀬「あの・・・こ、こんにちは」
タマ「あははは、高遠さん、珍しいところで会うね」
七瀬「え? ええ、一人で遊びに来てたんだけどすごい偶然ね」

刃 (嘘が下手なのにも程があるぞ、高遠)
タマ(要するに、浪馬クンが恋しくて追いかけてきちゃったわけね)
望 (お医者様でも草津の湯でも恋の病はなんとやら)

事情が飲み込めない元クラスメート達は怪訝な顔をしたが、
浪馬は何も言わず、ただ頭をポリポリと掻いた。

「浪馬、この人誰だ?」 仲間の一人が興味津々尋ねた。
「同じ頼津学園の子さ」 浪馬の答えはそっけない。元クラスメイトに二人の関係を
ベラベラと喋るつもりはなかったのだろう。七瀬もその気持ちに気づいたらしい、
「はじめまして。高遠七瀬と言います。織屋君の知人です」と無難に挨拶をしたが、
「ね?」と浪馬を見上げる瞳から強烈なスキスキ光線が照射されているので、
"知人"などという言葉を信じろと言う方が無理だった。クラスメイト達が目をパチク
リさせると、タマがたまりかねて吹き出した。

ともあれ七瀬が一行に加わった。





497 名前:七瀬の特等席[sage] 投稿日:04/12/03(金) 21:25:50 ID:???
浪馬の部屋 夜

七瀬「ひたいぃ、ひたぃ、ひたいぃ、ひたいぃぃぃぃ」
ろれつの回らない七瀬の拗ねた声が部屋中に響く。
「痛いって言われてもさあ」困り果てた様な浪馬のボヤキが後に続いた。
七瀬がまた酒を飲みたいと言い出したので、浪馬は自分の部屋でゆっくり
飲もうと提案した。バーで七瀬の絡み酒が炸裂したら手に余ると思ったのだ。
座卓を挟さみ差し向かいで酒を楽しみ始めて一時間、案の定七瀬は大トラに
なった。

七瀬「こんら、くっひょんじゃ、いやぁぁぁぁぁ・・・・ひくっ」
普段椅子の生活が多いのだろう、彼女は床に長時間座るとお尻が痛くなるらしい。
浪馬「そのクッションで我慢しろ。この部屋に気の効いた座椅子なんてねえよ」
七瀬「いやぁいやぁいやぁいやぁいやぁ、おひり痛いのいやぁ」
とうとう七瀬は床にひっくり返って手足をバタバタさせ始めた。
浪馬「わっ?! 暴れるなって! 」
七瀬の足に蹴り上げられて、ガタガタと揺れる座卓を押えて浪馬が苦笑する。

子供みたいにジタバタしていた七瀬がふいにむくりと起き上がった。
浪馬「お? 気が済んだか?」
七瀬は何も答えずふらふらと立ち上がると、千鳥足で浪馬の元に来ると
「むふふふ」と悪戯っぽく笑った。目が完全に据わっている。

浪馬「酔っ払ったまま歩くと危ないぞ? ちゃんと座ってろ・・・って、うわっ!」
七瀬は、あぐらをかく浪馬の膝の上にいきなりドスンと座り込むと
「みつけらぁぁぁ、いい椅子みつけらぁぁぁぁ、きゃはははははっ!」と笑った。
「酒飲むと人格変わるよな、こいつ」と浪馬は頭を掻いた。

498 名前:七瀬の特等席[sage] 投稿日:04/12/03(金) 21:28:51 ID:???
浪馬の膝に座り込んだ七瀬は「これじゃ俺が酒飲めないぜ」という抗議もどこ吹く
風で、しきりに背中を浪馬の胸に押しつけてベッタリ甘え、浪馬の腕を取って
「シートベルろ・・・して」と抱きしめるようねだった。
浪馬「はいはい。これでいいか?」
少し強すぎるかな?と心配するくらい浪馬が腕に力を込めると、それがなおさら
心地よかったらしく、七瀬は猫の様に喉を鳴らして喜んだ。結局その夜、彼女は
浪馬の膝の上で眠りについた。

酩酊状態でのできごとであったが、七瀬は翌日もこのことを覚えていた。
彼女はよほど膝上抱っこが気に入ったらしく、その後もしばしば浪馬にせがむよ
うになった。「またか? 七瀬、いい加減子供みたいなこと言うなよ」と、その度
に浪馬は苦笑したが、決して「ダメだ」とは言わなかったので、彼も七瀬を膝上
抱っこすることは決して嫌いではなかったようだ。


ともあれこうして浪馬の膝は七瀬の特等席になった。彼女はそれを終生愛した。
検事になりたての頃、某地裁の休憩室のソファーで浪馬に抱っこされているのを
見咎められ上役に注意を受けたことがあったが、彼女は大真面目でこう言い放っ
たと伝えられる。

「妻が夫の膝の上に座ってはいけないという法律は存在しません」





499 名前:Ecliptica その1[sage 「夢か恋人か」を潮騒の人はどう書くのやら] 投稿日:04/12/04(土) 01:40:12 ID:???
卒業も間近に迫ったこの日、わたしは第一志望の東京の大学受験に合格した。
自宅で母さん、織屋くんとささやかな合格祝い。けど…

「ナナちゃん、大学合格おめでとう。」
「おめでとう、七瀬……(七瀬がいなくなっちまう? 俺はどうすればいいんだ?
 ヤ…ヤベェ…ヤベェよ兄貴(?)……。弱い考えしか浮かばねェー!!)」

「二人とも、ありがとう……」

確かに東京の大学には受かった。
だがそこへ進学をするということは、織屋くんと遠く離れて生活をすることを意味する。
  • 一人東京への大学へ進む
  • 織屋くんとこの町で生きる


でも、本当はそれは私にとって選択肢などではない。考えるまでもない。
そう、勉強はどこででもできるけれど、彼はここにしかいないのだから。
彼と共に生きるという「目的」と、夢をかなえるという目的のための「手段」
それを同列に扱うなど馬鹿げている。

大体、織屋くんと遠く離れた土地で、果してわたしは学問を修めることができるだろうか?
いや、寂しさに耐え続けながら、勉強を続ける自信はわたしにはない。
ここで織屋くんと支え合って生きたほうがむしろ夢に近づける。そう信じる。

あえて考えても、やはり答えは一つ。

500 名前:Ecliptica その2[sage] 投稿日:04/12/04(土) 01:41:35 ID:???
「4月からはナナちゃん東京なのねぇ。さびしくなるわー。」
「母さん……そのことなんだけど……(でも、今更そんなこと言えない、わよね…)」
「うーん、ナナちゃん一人で東京に行かせるなって心配でできないわ……。
 そうよ、やっぱりダメよ。東京で一人暮らしなんて!」
「そ、そんな今さら!?」
「そうねぇ、誰かがボディガードとして一緒に行ってくれるならいいんだけれど。
 誰かいないかしらねぇ。強くて逞しくて安心してナナちゃんを任せられる人。(ちらっ…)」
「な、何言っているのよ!?」
「……!! お母さん! お、俺、立候補します!!」
「あ、あなたも即決!?」
「どうせ進路決まってないしな、俺。」 <- 何故か誇らしげに
「本当? おばさんうれしいわ~。なら広めのお部屋を借りないとね! 浪馬さん、七瀬をよろしくね?」
「はい! お義母さん!!!」
「織屋君!? (今なんかイントネーション変じゃなかった?)」
「ふふふ、ナナちゃん。あなたが思っているように、目的を達成するための手段は幾らでもあるのよ。
 (ちょっと強引だったけど)」
「母さん!? (なんでこの人は何時も何時もわたしの考えていることがわかるの?)」

501 名前:Ecliptica その3[sage] 投稿日:04/12/04(土) 01:42:24 ID:???
兄貴(?)「今のお前の弱い考えはなんだ? 答えろ! 浪馬!!」
「(へへっ…それは……制服の七瀬とヤれないことだ!!!)」

────────

「もう、どうする気よ。急にあんなバカのこと言い出して。(でもすごくうれしい)」
「そのバカを極める!」
「はぁ……あなた、東京に行ってどうするつもりなの?」
「で……東京ってなんだ? 食えるのか?」
「食えないわよ。……でも、ふふふ。あなたがバカで本当によかったわ……ありがと。」
「(むぅ、可愛い!) な、七瀬ー! もう我慢できんですたい!」
「えぇ? ダメっ…下には母さんが……やッ…」
「関係ねぇ。 俺はお前とヤる! ただそれだけだ!!
 (七瀬に見せつけろ! この俺の…自慢の○○○をォッ!!)」




────ああ、七瀬よ 母は知っているのです
七瀬が女へと進化したのは一人の男の手によるものなのです
このとき放たれた○液によって────
人が七瀬を進化たらしめたのです────
その精○を放出した男─────男の名はロウマ────





602 名前:母と娘[sage] 投稿日:04/12/10(金) 08:59:23 ID:???
浪馬「あ、お義母さん、ちょっといいですか?」
ママン 「はい♪」
浪馬「七瀬を見ませんでしたか?」
ママン 「ナナちゃんならお買い物よ。それより・・・・」
浪馬「それより?」
ママン 「もう一回お義母さんって呼んでくれない?」
浪馬「はあ?・・・じゃあ、お義母さん」
ママン 「もう一回」
浪馬「お義母さん」
ママン 「十回連続で」
浪馬「ええ?!」
ママン 「お願いよ」
浪馬「わ、わかりました。お義母さん お義母さん お義母さん お義母さん お義
    母さん お義母さん お義母さん お義母さん お義母さん お義母さん」
ママン 「うふふふふふふ」
浪馬「も、もういいですか?」
ママン 「最後にもう一回」
浪馬「お義母さん」
ママン 「なんて素敵な響きなのかしら? 『お義母さん』・・・うふふふふ」
浪馬「は、はははは・・」 (あまり性格似てないと思っていたけど)
ママン「ねえ、今度は肩揉んでくれないかしら?」
浪馬「あ、はい」(やっぱり似てる。七瀬はこの人の性格を受け継いだんだ)

七瀬と結婚したとたん、恐ろしいまでのデレ甘義母ぶりを発揮するママンに
浪馬はそう確信したという。





604 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:04/12/10(金) 12:11:08 ID:???
七瀬の嫁入り道具の筆頭は、大型洗濯機と乾燥機だろうな。

「あなた、乾燥機買い替えましょうよ」
「ん? もう壊れたのか?」
「そ、そうじゃないの。ただ・・・」
「ただ?」
「お隣の奥様に『もうお子さんいましたっけ?』って聞かれちゃって」
「子供? なんでまた子供なんて話が出るんだろう」
「・・・・・そ、それは・・・・あの・・・・ま、毎日シーツを干すから・・・・・」
「シーツがどうかしたか?」
「その・・おねしょに見えるみたい」
「わははははは、なるほど」
「笑い事じゃないわよぉぉぉ」
「スマンスマン」
「大きな乾燥機なら外に干さなくて清むから。 ね? 買いましょ?」
「わかったよ。鬼検事がおねしょ検事になったら大変だからな」
「ば、ばかぁ!」
「あはははは」





610 名前:Whoracle[sage] 投稿日:04/12/11(土) 01:41:40 ID:???
夢を……夢を見ていたんです。
夢の中のわたしは…

織屋浪馬が好きで、織屋浪馬の恋人で、織屋浪馬とデートして、
わたしは楽しそうにして、織屋浪馬にキスされて、しかもわたしは喜んでて、
織屋浪馬は二人っきりになりたいとか言い出して、わたしはそれを受け入れて、
喜んで受け入れて、汚い部屋に連れ込まれて、なんか初めてじゃなくて何度目かで、
抱きしめられて、またキスされて、わたしは虫唾が走ることに「好き」を連呼して、
そして、そして………そしてっ!!!


~~~~~~~あんな夢を見るなんて!!!
思い出すだけでイライラするわ。朝から気持ち悪い。
わたしがあの無頼漢と恋人同士に? バカバカしい。
あんな毒虫を好きになる人の気なんて知れないわ。
そんな人がいるなら見てみたいものね。ええ、本当に!

あ~~~~もう!
だから何でさっきからあんな馬鹿な人のことばかり考えているのよ!

「よう、七瀬、おはよう。」

さ、最悪……

「あら、おはよう、変態さん。朝からあなたと会うなんて今日は本っ当に最低の日ね。」
「そ、そんなこと、言うなよ…(いつにもまして冷たいですよ、七瀬さん…)」
「せめて今日一日だけでもあなたの顔を見ずに過ごしたかったわ。」
「そ、そんなこと言わずに、どうです、一緒に学校に行きませんか。(何かとっても怖いです…)」
「あなたの言う冗談にしてはめずらしく面白かったわ。じゃ、ついて来ないで。」
「そ、そんなことしたら遅刻してしまいます…」
「今日だけは大目に見てあげるから、遠回りしてきていいわよ?」
「あああぁ~。(クソッ、いつかきっと俺に跪かせてやる…)」





618 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:04/12/13(月) 15:25:09 ID:???
執行部員A
「高遠先輩、またコクられたらしいよ」
執行部員B
「うーん、最近丸くなったからかな?」
執行部員A
「あー それ言えるかも」
執行部員B
「笑顔も多くなったしねー」
執行部員A
「あれじゃ、好きになるのも無理ないよ」
執行部員B
「この分じゃ、卒業までに三桁かしら?」
執行部員A
「三年生の中にもいそうですしね」
執行部員B
「卒業を期に告白って?中学生じゃあるまいし…」
執行部員A
「ま、でも三年生は手は出せないですよ」
執行部員B
「相手があの人だもんねー」
執行部員A
「みんな知ってるしね」
執行部員B
「幸せそうで何よりですね」





652 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:04/12/15(水) 14:41:01 ID:???
無駄に長くなっちまったが投下しますぞ



PM 15:00 ストロベリーフィルズ店内

七瀬「んー、どれがいいのかしら・・・」
七瀬は店内のカップ売り場でカップとにらめっこしていた。春同様、カップを買いに来たのだ。
最も、今回の場合動機が違うが

七瀬「シンプルな方がいいかもしれないけど・・・、うーん」
今は木枯らし吹く12月30日。大晦日の前である。世間のお家は正月に向けて何かと忙しい時期だ。
彼女がここにいるのはそれなりに理由がある。

七瀬「よし、これに決めた!」
七瀬「すいませ~ん、これださい」

七瀬「ふふっ、これでいつ来ても大丈夫よね」


同時刻 ビッグボデー作業場

ボス「こっのぉぉぉ、バカチンが~~~~」
労働者「す、すいませんっっっ!」
浪馬(はっはっは、ご苦労なもんだ)
いつもと同じ、ボデーの作業場の一風景である。浪馬含む作業員はおっちゃんことボスの指示で作業を
するのだが結構難しいらしくミスもたびたび起る。当然、おっちゃんのお怒りを喰らう。浪馬にとっては
何度と無く経験してきた作業風景なので軽く笑いつつ、作業を続けていた。年末だろうと何だろうと
ボデーは基本的に年中無休である。皆変わらず、作業を行っていた。

ボス「おう、浪馬。そこのビッグな車頼んだぜ」
浪馬「はぁ?ちょ、ちょっとおっちゃん、こんなのどうやれって分解しろってんだよ」
ボス「がっはっは、お前ならできるって。おっちゃんの甥っ子だしなぁ。がーっはっはっはっは」
浪馬「・・・」
(て言うかベンツって普通分解するもんか?)


PM15:30 ビッグボデー作業場

ボス「よーし、一旦休憩だ。」
労働者一同「うーっす」
浪馬「や・・・やっとか」

浪馬「ぐはー・・・疲れたぁ」
ボス「どうした浪馬。もうヘバっちまったっか?」
浪馬「ベンツの分解とかすげえ疲れるっての。て言うか誰がこんなの頼んだんだよ」
ボス「がっはっは、そんなちいせえ事気にするなって。16時まで休憩だぜ」
浪馬「うーい」
(おっちゃんって無敵だよなぁ、色んな意味で)

653 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:04/12/15(水) 14:42:03 ID:???
PM15:35 ストロベリーフィルズ前

七瀬「そうだ、ここまで来たんだし、ついでに彼の様子でも見ていこうかな、ふふっ」
そう思うや否や、七瀬の足はボデー・・・ではなく浪馬の家の方向へと向かっていた。


PM15:35 ビッグボデー作業場

労働者その1「あちー、俺の作業着汗だくだぞ」
労働者その2「冬だけど体動かしまくるからなぁ、そりゃ汗もかくって」
労働者その1「はぁ、こういうとき女の子が汗ふいてくれたりしてくれたらなぁ・・・」
労働者その1「そう、吐息も凍り、心も凍てつくさむぅ~い冬、その心、その体、温め溶かすは
       女の子の【愛】 そう、愛は何よりも尊いものだ。そう、女の子こそ★※●◇・・・」
浪馬(また始まったぞこの謎のトンデモ論。んな美味しい展開あるかっての)
とりあえずここにいちゃ余計な疲れをもらいそうだ。入り口に移動するか

PM15:40 ビッグボデー入り口

浪馬「ふい~、やっぱダリぃ~」
廃材を背もたれにして浪馬は寝転がっていた。汗だくで

(明日は大晦日か。なんだかんだで今年も過ぎちまったよなぁ・・・)
そういうと俺は目をつぶっていろいろと思い出にふけっていた。


同時刻 浪馬の家の前

七瀬「これでよし、と」
そういうと彼女はボデーへと移動していった。手にぬらしたタオルを持って。

七瀬「それにしても家には普通鍵をかけるものだと思うけれど・・・」
濡れたタオル、実は浪馬の部屋で作成したものである。浪馬は基本的に家には鍵をかけないので
簡単に上がりこめるのだ。最も、上がったところで何にもないが


PM15:45 ビッグボデー入り口

(夕璃ちゃんのお陰で維持できた同好会、博子ちゃんとの出会いから巻き起こった不可思議なロボット、
あの七瀬を危機一髪救った俺。我ながら忙しい一年を送ったもんだぜ)

(にしてもあの七瀬があんなに俺といたがるとはなぁ。こないだ家送って行った時とかおふくろさんと
鉢合わせしてそのまま家あがったんだが、七瀬の奴からかわれながらもずっと俺の隣にいたしな。
紅茶入れるときもあなたのカップがないとか言い出すし。家のカップじゃ愛入れるにはお粗末すぎる
ってか?案外、今頃近くうろついてたり・・・)


???「お仕事お疲れ様」
浪馬「へ?」
目をあけた俺の視界に入ってきたのは綺麗な足、スラっとした体、見覚えのある長い髪、そして・・・

654 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:04/12/15(水) 14:44:12 ID:???
浪馬「な、七瀬!?」
七瀬「もう、汗ふかないと風邪ひくわよ」
浪馬「いや、何でお前がここにいるんだ?」
七瀬「別にいいじゃない。それより体、拭いてあげるからじっとしてて」
浪馬「い、いや、体くらい自分でふけるから大丈夫・・・」
七瀬「・・・・ね?」
浪馬「あ、ああ・・・」
(覗き込むような姿勢で頬を赤らめて綺麗な瞳で「ね?」と訴えられて嫌だと言える男はいないよな)
浪馬「な、なあ、七瀬」
七瀬「何?」
浪馬「お前、わざとくっつくようにやってるだろ」
七瀬「ふふ、いけない?」
浪馬「いや、他の人だって見てるし、お前絶対怪しまれるって」
七瀬「だから、私はそれでも構わないわよ?
さっきから七瀬の奴は丁寧に体を拭いてくれてる。問題はその距離だ。はっきりいって抱きしめた
時と大差ないくらい密着している。会社を背に向けてる七瀬は気づいてないが俺の視界には
はっきりとこっちを見つめるおっちゃんが写っている・・・
(後で何か言われるな・・・絶対)
七瀬「はい」
浪馬「ああ、サンキュー」
七瀬「ふふ、どういたしまして」
浪馬「にしても何でこんな所まで来たんだ?どうみても買い物の帰りだと思うんだが」
七瀬「だって・・・その・・・」
(七瀬の奴顔が真っ赤だぞ)

七瀬「あ、あなたの顔が、見たくなったから・・・」
浪馬「え?」
七瀬「ふふ、ほら、お仕事始まるみたいよ」
浪馬「あ、ああ、そうみたいだな」
七瀬「それじゃ、私もう行くね」
浪馬「ああ、わざわざ悪かったな」
七瀬「あら、何なら毎回来てもいい?」
浪馬「い、いや、さすがにそれは・・・」
七瀬「わかってるわよ。それじゃ、またね」
浪馬「うむ、またな」
(・・・予知夢とか、正夢とか、こういう事を言うんだな)
七瀬「あ」
浪馬「ん、どうした?」
七瀬「忘れ物」
浪馬「え?」

浪馬「お、おいっ!七s・・・」


チュッ♪


七瀬「じゃ、お仕事頑張ってね」
(あ、あいつ・・・強烈なもん置いていきやがった」

655 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:04/12/15(水) 14:45:28 ID:???
ボス「おう、浪馬」
(!!!)

浪馬「な、なんスか、おっちゃん」
ボス「おめえと言う奴は・・・」
(ヤバイ、なんか雰囲気がヤバイ気がする)

ボス「今年の給料だが・・・」




ボス「賃金と餅代のほかに、ゴム代も必要だな」
浪馬「・・・は?」
ボス「がーっはっはっはっは、あんなカワイイ子を射止めるとはおっちゃんも鼻が高いって
   もんだ。恋人の1人や2人、隠さないで教えりゃよかったのによぉ」
浪馬「いや、おっちゃん、あいつとはその・・・」
ボス「遠慮するな。さぁ、仕事を再開だ。キスパワーで馬力1マンメガくらいはあるだろう。
   がっはっはっはっは」

(1マンメガって・・・。おっちゃんの単位はなんなんだ。それよりゴム代ってどういう事だよ)





PM16:30 七瀬宅

七瀬「ふふ、これで彼がいつ来ても紅茶をご馳走してあげれるわ。大事にするからね」
そういうと七瀬は買ってきた新品のカップを、自分の愛用しているカップと並べて食器棚の
特等席とも言える場所に並べた。

七瀬(大好きよ、織屋君)



その日の深夜 七瀬宅

???「もう、ナナちゃんったら。彼のために愛のティーカップを用意するなんて。恋人同士と
   早くいってくれたら良かったのに。今月から彼女のお小遣い、避妊具代も入れて
   おかないとね♪ウフフ」


七瀬と浪馬の小遣いはこの日を境に増えたと言う。理由を知るのは当然親バカ2人だけである





673 名前:とばっちり[sage] 投稿日:04/12/17(金) 10:40:12 ID:???
日曜 浪馬の自宅玄関 

「はぁーい」
千穂がドアをノックすると可愛い女の声が返って来た。
(えっ? 当の本人が来てるの? チャンスはチャンスだけど・・)

浪馬に恋人ができたという噂が流れたのはつい先日のことである。学園の
生徒がデート中の二人を遠くから見かけたのだ。腰まで届く綺麗なロング
ヘアの娘だと言う。それで千穂はとんだとばっちりを喰った。
「同じロングだからって、なんで私だってことになるのよ?!」
どうも相手の女の子は背格好も千穂によく似ているらしい。しかし浪馬の幼
馴染、刃に想いを寄せる彼女には迷惑極まりない話だった。

もちろん千穂は否定した。浪馬にもそう言わせた。しかしこの手の噂は、
本人達が否定すればするほど逆に疑われるものだ。千穂は困り果てた。

「その子を連れて来て! 皆の前で紹介して!」
「晒し者になるのはゴメンだぜ」
「写真でもいいから!」
「嫌だ」
言葉がダメなら物証をと思ったが、今度は浪馬が協力してくれない。
業を煮やした千穂は、親友のたまきから浪馬の自宅を聞き出した。
乗り込んで説得するつもりだった。

674 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:04/12/17(金) 10:41:24 ID:???
(まさか今日ここにいるとは思わなかった)
(恋人がいる所に他の女が尋ねてきたら、流石の織屋浪馬も困るよねえ)
(仕方ない。その子の顔だけでも拝ませてもらおう)
千穂は素早く物陰に隠れた。

「あいつ、こんな綺麗な子をモノにしたってわけ?」
扉の隙間から顔をのぞかせた娘の美しさに千穂は目を見張った。

娘は人気がないのをいぶかしみながら外に出てきた。ほっそりした体つき、
背丈、そして腰まで届く長い髪、なるほど遠くから見れば、千穂と間違える
者もいるかもしれない。

「それにしても、なんて格好してるのよ」千穂は苦笑した。
どうやら手料理を作ってる最中だったらしい、娘はブルーストライプの可
愛らしいエプロンを身に付けていた。よほど慌てていたのだろう、手には
オタマまで持っているのが微笑ましい。
千穂(新婚生活の真似事のつもりかしら? 甘ったるい表情しちゃってさ)

娘はしばらくキョロキョロと辺りを見回していたが、やがて首をかしげな
がら扉の向こうへと姿を消した。それを見届け千穂は素早く街路へ戻った。
(一人暮らしのあいつの家で料理なんて、相当深い仲になってるわね)
(なんとしてもあの子を引張り出して、噂をきっぱり否定して貰わないと)
(あんな綺麗な子なら皆に自慢してもいいのに、なんで隠すのかなあ)
(でもなんか見覚えある顔なんだよね。どこで見たっけ?)
千穂は歩きながら首をひねった。


676 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:04/12/17(金) 11:23:50 ID:???
(ノーマルのストレートロングの子なんて、最近そういないよね)
(そういえばへバンドしてたよ。うん、黒いヘアバンド)
(ヘアバンド・・・黒いヘアバンド・・・・黒い・・・えっ?)
(く、黒のヘアバンド!?)
今更ながら気が付いた。黒いヘアバンドを愛用する娘に心当たりがある。
千穂の足が止まった。

(ちょ、ちょっと待って。今の子・・・)
背中を冷たい汗が流れ落ちた。
(あんな甘ったるい表情して、可愛いエプロンまで着ちゃって)
(普段のイメージとまるで違うから、というか、もう別人にしか見えないから)
(さっきは全然気がつかなかったけれど)
(あれは・・・あれは・・・!)

七瀬と浪馬の恋を知った最初の人物は、たまきの親友琴野千穂である。 





700 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:04/12/18(土) 15:43:05 ID:???
緑地公園 ベンチで膝抱っこ中

浪馬「七瀬、一つ頼んでいいか?」
七瀬「なあに? あなたの頼みなら何でも聞くわ」
浪馬「そ、そうか。じゃあ俺の膝の上から降りてくれ。
   周りから注目浴びて、さすがに恥ずかしいぜ」
七瀬「イヤ」
浪馬「え、だって今頼みは何でも・・・」
七瀬「私がこんな真似する女になったのはあなたの責任でしょ?
   だからあなたに拒否権は認められていないの」
浪馬(ど、どんな理屈なんだ? 頼みは聞くけど拒否権はない?)
   (七瀬って、こんな性格だったっけ?)
七瀬「織屋君」
浪馬「ん? な、なんだよ」
七瀬「キスして」
浪馬「こ、ここでか? そ、その、やっぱり拒否権はないわけ?」
七瀬「当然よ♪」
浪馬「わ、わかったよ」
   (俺もう七瀬に完全に捕縛された気がする・・・・まあ、悪い気はしないけど)





787 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:04/12/23(木) 16:50:28 ID:???
ブティック試着室前 ママンとお買い物中

七瀬「母さん、どうしてミニばかり持ってくるの?」
ママン「だって可愛いじゃない」
七瀬「私冬はパンツがいいの。冷え性だから。知ってるでしょ?」
ママン「綺麗な足なのに隠したら勿体ないわ」
七瀬「寒いのはイヤなの」
ママン 「・・・・・」
七瀬「制服のスカートも短くてスースーするから困ってるくらいよ」
ママン 「あ、そう言えば、この前街で織屋君と会ったのよ」
七瀬「そ、そう」
ママン 「ナナちゃんのスタイルがイイって誉めてたわ」
七瀬「えっ? ええっ?」
ママン 「特に脚が素敵だって」
七瀬「・・・・・・・・・・・・・・・・・」
ママン 「でも寒いなら仕方ないわね」
七瀬「・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
ママン「じゃあパンツを見繕ってくるわね」
七瀬「ちょ、ちょっと待って。それ貸して。試着するから」
ママン「あら、冬はミニスカート履かないんじゃなかったの?」
七瀬「こ、今年は暖冬だし、ミニもいいかもしれないわ」

家ではどてらを着るくらい寒がりの七瀬が、冬も生脚ミニスカで
デートに来るのは、ママンのお陰である。





797 名前:幻想聖夜 リング綺譚[sage] 投稿日:04/12/24(金) 16:27:54 ID:???
駅前公園 夜

「ね、ねえ、あなたがはめてくれる?」
受け取ったばかりのリングを浪馬に渡して七瀬が言った。
浪馬も始めて聞く様な甘えた声だった。
「へ?」
「だ、だめかしら?」
「いいよ。じゃあ手を出して」
すると七瀬はおずおずと左手を差し出した。
「え?」
浪馬が驚いて声をあげると
「じょ、冗談よ」
七瀬は慌てて手を引っ込めて、今度は右手を差し出した。

浪馬は黙って七瀬の顔を見つめた。
七瀬もまた浪馬の顔を黙って見つめた。
公園の木々を飾るクリスマスイルミネーションに照らされて、
二人はただ見つめあった。

やがて浪馬の手が動いた。
差し出された彼女の右手を素通りし、そして左手を掴んだ。
「お、織屋君?」
「・・・・・・」
浪馬はやはり黙ったまま、七瀬の左手の薬指にそっとリングをはめた。

七瀬はこの夜、浪馬から二つ目のプレゼントを受け取った。





835 名前:アフター イブ[sage] 投稿日:04/12/25(土) 20:33:00 ID:???
浪馬は一人部屋を片付けていた。
クリスマスツリー、デコレーション。そして溶けて小さくなったクリス
マスキャンドル。昨夜七瀬は子供の様にはしゃいだ。

片付けが一段落すると、浪馬はベッドに寝転がった。
【このマクラ、七瀬の匂いが残ってるぜ】
昨夜のことが頭に浮かんだ。

いそいそとツリーの準備をする七瀬。恐々とシャンパンの栓を抜く七瀬。
浪馬の分までケーキの苺を独り占めしてご満悦の七瀬。キャンドルに照らされ
た美しい横顔。ベッドですがり付いてきた白い肢体、熱い吐息、悩ましい声。
二人まどろんだ時に感じた肌の温もり。

「ふう」溜息が出た。
【あのまま朝まで抱きしめていたかったぜ・・】
【最近、七瀬と会った次の日は寂しくてやりきれなくなる】
【今日はまた特別だけどさ】
浪馬は仏頂面で天井を睨みつけた。

彼がいつにも増して不機嫌な理由は他にもあった。
昨夜最後に二人で交わした言葉だ。ずっとそれが頭にこびり付いて離れない。

836 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:04/12/25(土) 20:34:24 ID:???
「織屋君、今夜どうして私を誘ってくれたの?」
「誘いたかったから」
「一年に一度しかない特別な日なのに?」
「特別な日だからだ」
「じゃあ私って、あなたの特別な女の子なの?」
「当たり前のこと聞くなよ」
「当たり前のことでも聞きたいの」
「おまえは俺の特別な人だ」
「ふふふっ ありがと。あなたも私の特別の人よ」
「そりゃどうも」
「来年も、再来年も、たとえ離れてもずっと特別の女の子でいさせてね」
「・・・・七瀬」

【俺の方こそ、来年お前を誘っても断られるんじゃないかと不安だよ】
【(もうすぐお前は大学に行っちまう)(もう今みたいに毎日会えなくなる】
七瀬の言葉に、浪馬は今更ながら二人の関係に転機が訪れようとしている
ことに気がついたのだ。

【(大学には俺みたいなバカじゃなくて、頭のいい男がいっぱいるよな】
【(他の男に目移りして、俺のことなんか忘れちまうんじゃないか?】
大学のキャンパスを見知らぬ男と並んで歩く七瀬の姿を想像し、
浪馬は激しく動揺した。

837 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:04/12/25(土) 20:34:46 ID:???
【くそっ)【考えただけで頭がおかしくなりそうだぜ】
浪馬はベッドから身を起すと、机の引き出しをゴソゴソとあさる。
一度も開いたことの無い参考書や問題集を引っ張り出した。

【俺があいつの側にいられる方法がただ一つだけある・・・だけど】
浪馬は参考書を開いた。悲しいかなチンプンカンプンだった。
彼は生まれて初めて勉強を怠っていたことを後悔した。
【今の俺では、お前と一緒に行けない。行けるわけがない】
【でも・・】
【でももし一年遅れでも、お前を追いかけることができたら】
【お前の特別の人だと思ってくれるか?)(俺を忘れないでくれるか?】
【俺はお前を・・・お前を離したくない】
【七瀬・・・】

「こんな気持ちになるのは初めてだぜ」
参考書を握り締め、浪馬がぽつりと呟いた。





852 名前:年賀状[sage] 投稿日:04/12/26(日) 06:02:09 ID:???
「お、七瀬からの年賀状じゃねーか。どれどれ……」

『織屋君、あけましておめでとう。
今年もいっぱい愛してね。七瀬』

「……」
(新年からなんてはずかしいことを……)

プルルルッ、プルルルッ

「お? 電話だ」

「もしもし」
『あ、織屋君? あけましておめでとう』
「おめでとう、七瀬」
『あのね、織屋君に出したはずの年賀状なんだけど……』
「年賀状がどうかしたのか?」
『実は、お母さんが出すのを忘れていたらしいのよ』
「は? お前の年賀状、しっかり届いているぞ?」
『えっ!? そんなはずはないわ』
「じゃあこの年賀状は?」
『なんて書いてあるの?』
「織屋君、あけましておめでとう。今年もいっぱい愛してね。七瀬」
『なによそれ!?』
「しらねーよ」
『あ……ちょっと待ってて』
「お、おい、七瀬?」

『おかあさんっ!』





889 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:04/12/27(月) 22:46:22 ID:???
「今までありがとう」と七瀬から花束を貰ってもニコニコと笑って
いたのに、浪馬に「これから本当の息子だと思ってください」と
言われて感泣してしまうママン

七瀬「ちょ、ちょっと、どうしてそこで泣くのよ!?」
ママン「こ、この人が、初めてナナちゃんを訪ねてくれたあの時から、
   この日が来るって信じてたのよ、うっうっうっうっ」
七瀬「はあ?」
ママン「気難しいあなたに好意を持ってくれだだけでも嬉しいのに、
   苦手なお勉強を克服してあなたを追いかけてくれるなんて、
   もうこの人しかいないってずっとずっと思っていたのよ、ひっくひっく」
七瀬「は、恥ずかしいこと言わないでったら!」
ママン「良かった。この人に会えて本当に良かった、うっうっうっ」
七瀬「ねえ、それ私が言うセリフじゃないかしら?」





918 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:04/12/29(水) 01:42:01 ID:???
冬休み 友人宅 友達とお茶会 

友A「七瀬、妙な噂聞いたんだけど、織屋君と付き合ってるって本当?」
七瀬「えっ?」
友B「嘘に決まってるじゃない」
友C「どこからそんな話が出てくるわけ?」
友A「クラブの後輩から聞いたんだけど、根も葉もない噂かな?」
友C「一年の時から七瀬の頭痛の種だった男だよ?」
友B「七瀬があんなボンクラ相手にするわけないじゃん」
七瀬「あうぅ・・・・・・」
友B「そんなことよりさっきから気になってるんだけど、その指輪どうしたの?」
七瀬「あ、こ、これ?」
友C「結構高そうじゃない? ひょっとして誰かから貰った?」
友B「そう言えばイブにみんなで集まったのに七瀬は来なかったね」
友A「もしかしてあの日に・・・・・むふふふふ」
七瀬「えっと・・その・・・・」
友B「やっぱり? やっぱり? 七瀬にも遂にイイ人が現れたんだ!」
友C「黙ってるなんて酷いなあ。ねえ誰なの? 教えなさいよ」
友A「私も知りたい。ねえ、七瀬いいでしょ?」
七瀬「か、隠してたわけじゃないのよ。実は・・・・」
一同「うん♪」
七瀬「これをくれたのは・・・」
一同「うんうん♪」
七瀬「織屋君」
一同「は?」
七瀬「だ、だから織屋君のクリスマスプレゼントなの」
一同「・・・・・・・・」

と、言った事件がおきていたかも知れないわけだな>>914





952 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:04/12/30(木) 23:48:03 ID:???
浪馬の練習に付き合う七瀬。
腹筋するから足を押えてくれと言われて、最初は浪馬の指示通りに
やっていたが、いたずら心を起して浪馬の腰の上に座り込んだ。

浪馬「お、おい、どこに乗ってるんだよ?!」
七瀬「ここが一番乗り慣れてる場所よ、うふふふふ」
浪馬「バ、バカ、降りろって。こんなところを人に見ら・・・」

「うわぁああっ?!」
浪馬の抗議は悲鳴にさえぎられた。
何も知らずに部室に入ってきた刃だった。

「あの時はビックリしたよ。ホント心臓に悪いカップルだった」
「普段が普段だから、高遠のいたずらはとにかくシャレにならない」
「問題児問題児と言われた浪馬の方がアタフタしてたくらいだ」

「お陰で結婚式の暴露スピーチネタには困らなかったよ、はっはっはっ」
後に刃はこう語っている。





960 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:04/12/31(金) 18:18:50 ID:???
浪馬「おい、七瀬いい加減にしてくれよ」
七瀬「だって寒いのよ」
浪馬「雪降ってるくらいだ。寒くて当然だぜ」
七瀬「どうしておんぼろストーブ一つしかないの? この部屋は」
浪馬「予算が少ないの」
七瀬「困ったものね」
浪馬「ところで俺が今何してるか知ってるか?」
七瀬「シャドウとかいう練習でしょ?」
浪馬「だったら背中に張り付くのは止めてくれよ。動けないぜ」
七瀬「こうしていないと震えちゃうのよ」
浪馬「だから練習終わるまで執行部で待ってろって言ったじゃないか」
七瀬「それじゃあなたと過ごす時間が減っちゃうもの」
浪馬「俺のジャージ貸してやるから、それ着て辛抱しろよ」
七瀬「イヤ。この方が暖かいもの」
浪馬「おまえいつからそんなにワガママになったんだ?」
七瀬「もちろんあなたの女になってからだわ」
浪馬「さ、左様ですか・・・・・・」

夕璃「あのぉ・・私達ここに居ていいんでしょうか?」
タマ「気にしたら負けだよ。ほら、高遠さんの差し入れ食べようよ」
二人は唯一の暖房器具であるストーブの横に座って暖を取っていた。
夕璃「あ、はい」
タマ「んー、おいし♪ 毎日美味しいお菓子と紅茶が楽しめて幸せ。執行部
   の人もね、高遠さんが留守にする事が多くなって、息抜きできるって
   喜んでるんだ」
夕璃「はあ・・・」
タマ「私達も幸せ。執行部の人も幸せ。もちろんあの二人も幸せ。いう事なし」
夕璃「先輩は言いたいこと沢山ありそうですけど・・・・・」

七瀬が浪馬への想いを募らせ、過剰にベタベタしていたころの一こま。