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*激闘☆枕投げ 3
**二宮 央
<菊組+桃組>
因みに、菊組・椿十花と桃組・中風蘭香は既に705号室。
全員が集まるまで部屋の主である央、彩と4人でトランプに興じていた。
「誰~、ダイヤの3止めてる人~~」
「7並べって性格出ますわよね」
「何?央さんそれって私の性格が悪いって事ですか?」
「十花さんが止めてたのか……」
そうこうしている間に全員が705号室へと集まった。
さぁ、パーティーの幕開けです!!
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*激闘☆枕投げ 4
**二宮 央
「ごきげんよう、皆々様。急なお呼び出しに集まって頂いて光栄ですわ」
央が全員に向かって頭を下げる。
2人部屋に16人。言葉で聞けば狭苦しく感じるが、そこはリリアン。お嬢様学校。
全部屋DXツイン仕様の為、この人数でもゆったりとした空間があった。
全員が普段目にしないパジャマ姿なので妙に親しみも湧いてくる。
……一人はバスローブだけれど。
「それでは、時間も無いし始めましょうか」
「そうね」
央の言葉に彩が頷く。
「では、取り敢えずグーパーで8人ずつ、2チームに別れましょう!」
「「「「「「「は!?」」」」」」」
全員から気の抜けた声が上がる。
「え?どうしてチーム分けする必要があるんですか??」
「だって、全員が個人行動だと収集がつきませんでしょう?」
「え?パジャマパーティーじゃないんですか??」
「まぁ、ある意味これ以上無いって位パジャマパーティーですわ」
「「「「「「?????」」」」」」
質問をぶつけるものの、全く理解し難い回答にますます謎は深まるばかりだ。
央と彩を除く全員の頭の上に『?』マークが浮かんでいる。
「あの…、では私達は何の用でここに呼び出されたんですか?」
全員が未だ『?』の中、聖香が代表して最も重大な質問を投げかける。
その質問に、央と彩はにっこり笑って答えた。
「もちろん、修学旅行と言えば!」
「枕投げでしょう!!」
「「「「「「ま、枕投げぇ~~~~!?」」」」」」
全員が絶叫する中、慧理奈だけが
(ああ、やっぱり。嫌な予感がしたのよね……)と、苦笑混じりに溜息を漏らした。
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