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*激闘☆枕投げ 3
**二宮 央
<菊組+桃組>
因みに、菊組・椿十花と桃組・中風蘭香は既に705号室。
全員が集まるまで部屋の主である央、彩と4人でトランプに興じていた。
「誰~、ダイヤの3止めてる人~~」
「7並べって性格出ますわよね」
「何?央さんそれって私の性格が悪いって事ですか?」
「十花さんが止めてたのか……」
そうこうしている間に全員が705号室へと集まった。
さぁ、パーティーの幕開けです!!
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*激闘☆枕投げ 5
**二宮 央
「大体、『枕持参』って書いておきましたのに。予想出来ませんでした?」
「クッション代わりに使うのかと……」
「枕投げってやったことありませんし……」
人を疑う事を知らず、枕投げの経験も無い純粋培養のお嬢様達である。
因みに央と彩は揃ってリリアンは中等部から。お嬢様らしからぬ遊びも経験済みなのだ。
「やった事がないのでしたら是非やりましょう」
「これをやらなければ修学旅行ではありませんわ」
戸惑うお嬢様達を口八丁手八丁で言いくるめ、チーム分けをする事となる。
集められた理由が『枕投げ』だと分かっても怒って帰らない辺り、お嬢様達は人間が出来ている。
話には聞いた事のある『枕投げ』への純粋な興味もあるのだろう。
「グーとパーで分かれましょ!」(九州ではこう言う)
そして8人ずつ、2チームが誕生した。
★Aチーム 五条慧理奈 ・ 今岡栗実 ・ 三条綺羅 ・ 中風蘭香
椿十花 ・ 都橋彩 ・ 如月蒼 ・ 冬月明日香
★Bチーム 葛城かずら ・ 叶野ゆん ・ 久保りな ・ 坂槻はなめ
崎駅藤 ・ 桜坂郁弥 ・ 正木聖香 ・ 二宮央
※実際、公平なあみだくじで決めました。
「ええぇ~~!Aチーム強くないですか!?」
グーパーで公平に分かれたとは言え、戦力的に見るとAチームが強そうなのは歴然。
「運動部が2人いますものね。彩さんは剣道部、蘭香さんは水泳部」
はなめが冷静にAチームを分析する。
「しかも明日香さんは中等部ではバスケ部レギュラーだったんですよ!」
央が加えて補足説明を入れる。因みに慧理奈も運動神経抜群である。
「でも、決まったものは仕方ありませんわよ」
「そうそう」
Aチームに対する不満が口にされる中、当のAチームメンバーは余裕である。
自分たちが有利であることを分かっているのだ。
「これは……策が必要ね。力押しじゃ負けは見えているわ」
かずらの提案は当を得ていた。
「では今から10分間、各チーム作戦会議を致しましょう」
「いいですわよ。せいぜい良い策を立てて下さいね」
枕投げを提案した首謀者、央と彩が各チームの代表となって作戦会議が行われた。
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