「激闘☆枕投げ 13」

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*激闘☆枕投げ 3 **二宮 央 <菊組+桃組> 因みに、菊組・椿十花と桃組・中風蘭香は既に705号室。 全員が集まるまで部屋の主である央、彩と4人でトランプに興じていた。 「誰~、ダイヤの3止めてる人~~」 「7並べって性格出ますわよね」 「何?央さんそれって私の性格が悪いって事ですか?」 「十花さんが止めてたのか……」 そうこうしている間に全員が705号室へと集まった。 さぁ、パーティーの幕開けです!! [[目次へ戻る>「激闘☆枕投げ」]]
*激闘☆枕投げ 13 **二宮 央 「剣士が背後から攻撃していいのかしら?」 「勝つ為には手段なんて選びませんわ」 枕を投げ合いながら、彩と藤は舌戦を繰り広げる。 「勝てばいいのよ、勝てば!」 勝ちに固執する両チーム。 『勝てば官軍』なんて、昔の人はいい言葉を残したものである。 ぼふっ、ばふっ。 室内の至る所で枕のヒットする鈍い音が響く。 はらり。 「!!」 「!?」 彩と枕の投げ合いをしていた藤の動きが一瞬止まる。 彩の動きも同時に止まる。 ………藤のバスローブの紐が解けたのだ! 「ふっ、藤さんっ!?」 焦ったのは彩の方だった。 事故とは言え、見てしまった以上非常に申し訳ない気持ちになる。 突然彩が情けない声を上げたので、全員の視線がそちらに集まった。 「「「「「「「!!」」」」」」 「藤さん!紐!紐!解けてますよ!」 「知ってるわよ」 彩同様、他の生徒も焦る中、藤は至って平静だ。 「そうじゃなくてっ!!目を瞑ってるから早く結んで下さい!!」 ゆんの言葉に倣い、全員が目を閉じる。 (だからバスローブはやめた方がいいって言ったのに…) はなめは目を閉じたまま心の中で呟いた。 ぺたぺたぺた。 全員が目を閉じ、直立不動の体勢で藤の準備が整うのを待っている。 そんな様子を面白そうに見ながら、藤はぺたぺたと歩いていた。 何処へ? もちろん敵リーダー・蒼のもとへ。 何をしに? もちろん、このゲームに幕を引くために!! [[目次へ戻る>「激闘☆枕投げ」]]

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