リリアン女学園付属図書館 「激闘☆枕投げ 13」

書棚


目録


図書日報


  • 新刊案内
  • 総利用者数 -
  • 今日の利用者 -
  • 昨日の利用者 -


管理用


※上記の広告は60日以上更新のないWIKIに表示されています。更新することで広告が下部へ移動します。

激闘☆枕投げ 13

二宮 央



「剣士が背後から攻撃していいのかしら?」
「勝つ為には手段なんて選びませんわ」
枕を投げ合いながら、彩と藤は舌戦を繰り広げる。
「勝てばいいのよ、勝てば!」
勝ちに固執する両チーム。
『勝てば官軍』なんて、昔の人はいい言葉を残したものである。

ぼふっ、ばふっ。
室内の至る所で枕のヒットする鈍い音が響く。


はらり。


「!!」
「!?」

彩と枕の投げ合いをしていた藤の動きが一瞬止まる。
彩の動きも同時に止まる。
………藤のバスローブの紐が解けたのだ!

「ふっ、藤さんっ!?」
焦ったのは彩の方だった。
事故とは言え、見てしまった以上非常に申し訳ない気持ちになる。
突然彩が情けない声を上げたので、全員の視線がそちらに集まった。

「「「「「「「!!」」」」」」

「藤さん!紐!紐!解けてますよ!」
「知ってるわよ」
彩同様、他の生徒も焦る中、藤は至って平静だ。
「そうじゃなくてっ!!目を瞑ってるから早く結んで下さい!!」
ゆんの言葉に倣い、全員が目を閉じる。
(だからバスローブはやめた方がいいって言ったのに…)
はなめは目を閉じたまま心の中で呟いた。


ぺたぺたぺた。


全員が目を閉じ、直立不動の体勢で藤の準備が整うのを待っている。
そんな様子を面白そうに見ながら、藤はぺたぺたと歩いていた。
何処へ?
もちろん敵リーダー・蒼のもとへ。
何をしに?
もちろん、このゲームに幕を引くために!!