世界英雄伝説第一巻


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作者:NIKODORA◆YSMxXx.8qI 




…この大会で大切なものを失った者は何人いるだろうか。

そして、この『全世界』を守るために
どのぐらいの死者が出ただろうか。


━━━この物語は大切なものを守るために戦ったある人たちの
戦いの記録である。




『新世界大武闘大会開催』
これを聞いて立ち上がった強者は何人いただろうか。
しかしそのほとんどが予選で振り落とされ、残ったのは
たったの16人だった。

そして今日、その大会が開催ようとしていた。
特殊な空間にドーム型の戦闘施設が設置され
そこに人は集められた。

━━だが、そこにいた人たちの表情にあったのは『希望』では無かった。
そう…

『絶望』だった…。



「それではMr、ゼロさん。お願いします」
漆黒の衣を纏い、顔以外は全て隠れている男がいった。
「それでは、単刀直入にいいます…。みなさんと命を懸けた大勝負をさせていただきます」

一瞬沈黙が流れる。そしてざわつきだす。
それを遮るようにMr、ゼロと呼ばれた人物が大声を出す。
「ルールは簡単。トーナメントの優勝者があなた方の誰かなら解放しましょう。だがしかし、私の配下、もしくは私が優勝した場合はあなた方には死んでいただきます。因みに戦闘に関してのルールは一切ありません」

今度は長い間沈黙が流れる。参加者の顔は全員


死んでいるように青ざめていた…━━━



~ 第一回戦トーナメント表 ~
Aブロック
第一試合 夜音 VS 15th
第二試合 レナ VS 6th
第三試合 黒夜 VS 7th
第四試合 龍夜 VS 11th

Bブロック
第一試合 リラ VS 2nd
第二試合 ジークハルト VS 9th
第三試合 夜露 VS 12th
第四試合 琴夜 VS 5th

Cブロック
第一試合 ボーマン VS 8th
第二試合 シュウ VS 13th
第三試合 真斬 VS Mr、ゼロ
第四試合 金蘭 VS 14th

Dブロック
第一試合 クロ VS 10th
第二試合 ハジャ VS 1st
第三試合 銀蘭 VS 4th
第四試合 ドリュー VS 3rd



個室は余分といっていいほどかなり豪華だった。
そのソファにAブロック第一試合で15thと戦う
夜音という忍者の格好をした女がいた。
女はハーブティーを啜りつつ、ある人物と
話をしていた。

Bブロック第四試合で5thと戦う琴夜だ。
「…あんたも勘ずいているんやろ? 夜音」
「ええ…」
そこからまた話が進む。
「この話はやめましょう。今日の試合は勝つ、それだけです」
「おー頼もしいなぁ」
夜音が部屋を出ると、一瞬琴夜が笑みをうかべていた
ような気がした。



薄暗い部屋で黒いロープを纏った2人が話していた。
「…何故あの女に15thなんて弱虫をぶつけたんですか?」
「あれは様子見だ、捨て駒でちょうどいい」
「Mr、ゼロ様…私達が数字がゼロに近いほど強いんです」
「つまり俺は最強か、1st」
「ええ、そうですね…」

水槽に入ったカエルが鳴きだした。
それが恐ろしいことで前兆であるかのように…



「…それでは第一試合を始めようと思います…
15thと夜音、前へ」
紫色のロープを纏った男が言う。
2人が前に出て、対峙する。
心なしか、夜音は15thを睨んでいるように見えた。

「戦闘開始!」
すると、ゴングが唸った。

果てしない戦闘はここから始ったんだ。