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ショートストーリー7 - (2006/02/06 (月) 11:35:47) のソース

<p><strong><font style=
"BACKGROUND-COLOR: #ff6666">その18</font></strong></p>
<p>カランカラン<br>
<br>
マスター「いらっしゃいませ、、、と、これはこれはハレーさま。<br>

     毎度有り難うございます」<br>
<br>
ハレー「おっす」<br>
<br>
マスター「お元気そうで何よりでございますよ」<br>
<br>
ハレー「マスターも相変わらずでwんじゃ、いつもの頼むよ」<br>

<br>
マスター「畏まりました」<br>
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──────────────────────────</p>
<p>ハレー「はぁ………」<br>
<br>
マスター「ため息を吐かれるなんて、らしくありませんね。<br>

     どうかなさいましたか?」<br>
<br>
ハレー「らしくないって、あたいはどんなイメージなんだよw<br>

    んー、何か出ちゃうんだよねぇ。よくわかんないんだけどさ」<br>

<br>
マスター「ほほぅ」<br>
<br>
ハレー「………あたいにはさ、弟のように思ってるヤツがいるんだけどさ、<br>

    何だか、ぼーっとしてると、頭にそいつが浮かんできてさ……<br>

    気付くとため息ばっかり吐いちゃってるんだよね……」<br>

<br>
マスター「………」<br>
<br>
ハレー「って、あたいは何を言ってるんだろうね///<br>
    完全に酔っぱらっちゃってるね(笑」<br>
<br>
マスター「………ハレーさま。それは、ずばり『恋煩い』ですな。<br>

     らぶしっくねす
でございますよらぶしっくねす」</p>
<p>ハレー「マスター、あんた面白い事言うねw<br>
    このあたいが恋だって?じょーだんww<br>
    あんまり面白いことばっかり言ってると、ツケは払わないよ?」<br>

<br>
マスター「うっ、、、そ、それだけはご勘弁を~」<br>
<br>
──────────────────────────<br>

<br>
ハレー「ところでマスターさ、何でこの店を始めようと思ったの?」<br>

<br>
マスター「んー、そうですね………実は私、<br>
     とあるお屋敷の執事が本職でございましてね。<br>

     色々ありましてお暇を頂戴したのでございますが、<br>

     特にする事もなかったので、こうして店をやってるんですな。<br>

     ……おっと、これは理由にはなっておりませぬな」<br>

<br>
ハレー「実のところ、そこのお嬢様のご機嫌を損ねて、<br>
    クビになったんでしょ?w」<br>
<br>
マスター「いやいやいや、縁起でもないw有給を取らせて頂いているのですよ」</p>
<p>ハレー「ま、そういうことにしといてあげるよw<br>
    でも、副業とは言えこうして手に職を持ってるんだもん、凄いよね」<br>

<br>
マスター「何をおっしゃいますか。<br>
     ハレーさまだって、立派なご職業に就いておられるじゃありませんか」<br>

<br>
ハレー「そんなこと無いって。あたいなんて、単なる一介の流れ者だよ。<br>

    でもさ、あたいもそろそろ歳だからさ、真剣に将来のこと考えないと<br>

    いけないかなー、なんてね」<br>
<br>
マスター「そこまで熟考されてるだけで、十分立派でございますよ」<br>

<br>
ハレー「よしてくれよ、照れるじゃないか////」<br>
<br>
ハレー「あ、本業があるってことは、いずれはこの店たたんじゃうってことだよね?」</p>
<p>マスター「そう遠くない内に、そうなりますかね…」<br>
<br>
ハレー「そっかー、折角いい店を見つけたと思ったのに、残念だなぁ」<br>

<br>
マスター「申し訳ございません」<br>
<br>
ハレー「いいさいいさ、マスターが悪いんじゃないんだから。<br>

    それにさ、マスターとはまたどっかで会える気がするしね。<br>

    ………となると、ココにツケの分も置いとくよ。<br>

    お嬢様と仲良くな。それじゃ、また」<br>
<br>
マスター「有り難うございます。またのご来店お待ちしておりますよ」<br>

<br>
カランカラン<br>
<br>
ハレー「………………恋、か」</p>
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