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746名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします投稿日: 2006/02/15(水) 11:01:27.65 ID:h2QvHJBq0<br> 新装開店・喫茶ガニメデ<br> <br> <br> <br> 太陽「やあやあ新装開店おめでとうマスター」<br> <br> ガニメデ「いらっしゃいませ太陽様」<br> <br> 火星「や。これはこれは殿。お待ちいたしており申した。ささ、こちらへ」<br> <br> 太陽「……いや、なにやってんの火星。なぜメイド服。それに殿ってなによ?」<br> <br> 火星「うちの子たちのせいで店がまた燃えたと聞いてな。<br>    しばらく店の給仕を手伝う事にした」<br> <br> 太陽「へえ…で、その格好は?個人的に凄くイイんですけどフヒヒ」<br> <br> 火星「ぐ。ばっ、たわけ、何を言うか……こういうひらひらがイイのか……?」<br> <br> ガニメデ「新装開店を機にメイド喫茶というものにしてみようと思いまして」<br> <br> 太陽「なるほどね。火星がメイドになりきって注文訊いてくれるんだ。<br>    スバラシイ!じゃあ火星、ガリレオランチとコーヒー頼むよ」<br> <br> 火星「おまかせあれィ。これ!誰かある!誰かある!」ぱんぱん<br> <br> 天王星「ははっ。お呼びにより参上つかまつりました。なんなりとお申し付けを!」<br> <br> 火星「うむ。殿がガリレオランチとコーヒーを持てとの仰せである」<br> <br> 太陽「……(違う。これはメイドとはなにかが致命的にちがう)」<br> 747名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします投稿日: 2006/02/15(水) 11:01:58.38 ID:h2QvHJBq0<br> <br> <br> 天王星「ははぁっ、ありがたき幸せ。<br>      ソレガシの一命を賭して殿の御下命、成し遂げまする」<br> <br> 火星「うむうむ。しからば、殿、コーヒーは食後でかまいませぬかな?」<br> <br> 太陽「……ああ、うん。食後でお願い……」<br> <br> 火星「さすればコーヒーは食後じゃ!<br>    この儀、そちにしっかと申し付けたぞ!ワハハ!!」<br> <br> 天王星「ワハハハハ!!」<br> <br> 火星「……あ、砂糖とミルクはいれる?」<br> <br> 太陽「いや、いきなり素に戻んなよ!怖えーよ!……ブラックで」<br> <br> 天王星「マスター、オンチと喰った後に黒一丁」<br> <br> 太陽「なんだその略し方。<br>    あと喰った後とかいうな!っていうかおまえそこで中継に入る意味ないだろ!<br>    ……天王星もメイドなのか?いつもの格好だけど」<br> <br> 天王星「拙者はただの客でござる。今のはつい、条件反射というかその、ノリで激しく忍者」<br> <br> 太陽「かえれwwwwwwww」<br> 748名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします投稿日: 2006/02/15(水) 11:03:15.63 ID:h2QvHJBq0<br> 太陽「……マスター、人選まちがえてね?」<br> <br> ガニメデ「はは。リアルメイドのイオを教育係に据えておいおい教育していく<br>      つもりなのですが最初はみなこんなものでしょう。<br>      それと土星様と冥王星様をスカウトするつもりです」<br> <br> 太陽「えー。なんで?どう考えても接客には向いてないんじゃないか。<br>    土星は客ほっといて遊んでそうだし、<br>    冥王星はものすごい勢いで注文間違えそうだし」<br> <br> ガニメデ「問題ありません。極論すれば、居ていただくだけでいいのです」<br> <br> 太陽「看板娘ってやつ?<br>    まぁたしかにふたりそろってメイド服着てたらかわいいよねぇ」<br> <br> ガニメデ「……ふふふ……ふふふふふふふ」<br> <br> 太陽「……ん、なに?」<br> <br> ガニメデ「これぞまさしく 冥 土 喫 茶 。なんちゃって」<br> <br> 太陽「…………」<br> <br> ガニメデ「なんちゃって☆」<br> <br> <br> <br> <br> <br> <br> <br> <br> 西暦2006年2月15日、木星圏 喫茶ガニメデ・爆散<br> <br> <br> <a href= "http://www8.atwiki.jp/nurupogunsou/pages/247.html">《一覧に戻る》</a>
755名前:語り部投稿日:2006/02/15(水)13:07:12.98ID:ZAZXD4Wg0<br> 萌え要素は少ない。けれど反省も後悔もしてない。<br> 多少のおかしい点は目を瞑って瞼の裏の星でも眺めて見逃してくれ<br> <br> ☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆<br> <br> 彼は今、呆然と立ち尽くしていた。<br> <br> 2月14日に満面の笑みを浮かべいたものモノとは、到底おもえない。<br> <br> 聖バレンタインが処刑された日だということに対して<br> <br> 黙祷をしていると言ったほうが今の彼には相応しい。<br> <br> だが、しかし、今は2月15日<br> <br> だれかの誕生日ではあっても、・・・記念日ではない。<br> <br> <br> ・・・人生に措いて失敗は避けられる道ではない<br> <br> それこそ臆単位の年齢で生きる彼ら天体は、些細な「失敗」も多く経験しているだろうし<br> <br> 償いきれない大きな過ちというのもそれこそ横に並んだゼロが張り付くほどにあるのだろう。<br> <br> 振り切れるほど過去は、あまっ・・ゴホッゴホッ・・・・<br> <br> すまない。少し皮肉めいた言葉だったものでね。<br> <br> 意味がわからない?では、・・・続けよう。<br> <br> 756名前: 語り部投稿日: 2006/02/15(水) 13:10:42.10 ID:ZAZXD4Wg0<br> そう、過去は甘くない。<br> とろけるチョコを手の平で「溶かして蒸発させてしまった」この太陽系の主とも言うべき彼の犯した罪は甘くない。<br> 光輝く背中も、今は只、空しい後悔を背負っているだけだ。<br> 彼の声でも聞いてみよう・・・。<br> <br> (ふはっwwwww<br> はっはははあああああwwwwっは、は、は・・・・はああぁぁぁぁぁ・・・・・。<br> でも、しょうがないよな。オレの手の平、<br> 約6000度だぜ?ははww・・・。<br> いや、うん。しょうがない、しょうがない。<br> うん、だってさ。表面温度6000度もあったらそりゃあ溶けて蒸発するってばよ!<br> 必然的な失敗であって故意ではない。故意じゃぁーーない!11<br> うん。故意じゃねぇーもん。それにさ、恋に失敗はつきものって言うじゃん。<br> よしっ!うまいこと言った。うん。・・・・・・・・・な?<br> だからさ・・・、だれか・・・、<br> ・・・時間を・・・・巻き戻してくらはい。)<br> <br> 時間は、残酷だ。一秒たったことさえ、時計を見なければ知ることができない。<br> <br> それこそ・・・、巻き戻るなんて現象はありえない。<br> <br> 無駄な思考の逃避も、彼らしいと言えば彼らしいのだけれどね<br> <br> ・・・うん?そうだね、自己紹介がまだだった。<br> <br> 僕は、セドナ<br> <br> 太陽系最遠の天体・・・ただの、語り部さ。<br> <br> 757名前: 語り部投稿日: 2006/02/15(水) 13:12:28.54 ID:ZAZXD4Wg0<br> 太陽は、宇宙(そら)を「照らす」と言う自分の仕事を完全に失念し<br> <br> ・・・その日の太陽系はいつもより温度が低下していた。<br> <br> 必死に思考をめぐらしていたのだ。<br> <br> 素直に謝るべきか、否か・・・。<br> <br> ・・・数時間後、いつもより遅い日の出がきた。<br> <br> 「おーーーーーーーーーーし決めたぁー。」<br> <br> 朝焼けなど、おかまいなしとばかりに一気に太陽系の温度が上がった。<br> <br> 太陽の下した結論を語る前に、まず、何故このような事態になってしまったのか気になっている人も多いだろうから<br> <br> 語らなければならないだろう。<br> <br> それは、深夜、太陽系の仲間と宇宙(そら)全体が眠りについた頃だった。<br> <br> 758名前: 語り部投稿日: 2006/02/15(水) 13:13:38.20 ID:ZAZXD4Wg0<br> 彼は、生理現象を排出するため、眠い目を擦りながら起き上がった。<br> <br> (余談だが、彼の生理現象は太陽風と呼ばれオーロラの原因になっている。下ネタで済まない。)<br> <br> その時、彼は小腹が空いていた。何かを調理することに疎い彼は、必然的に銀河カップラーメンなどのレトルトに頼ることが多かったが、重たい眼は3分さえ待つのもけだるいと言った状態だったので、必然、彼は、昨日もらったチョコレートにたどり着く。と言うわけだ。<br> <br> 太陽の専用の冷蔵庫は、約-8000度(海王星印)とても巨大だ。<br> <br> 彼の手では、溶けてしまうものもこの中なら溶けずに美味しく食べることができる。<br> <br> いつもの彼ならばこの冷蔵庫の中で食べていた。<br> <br> けれど、寝ぼけ頭で寒いから外で食べよう。<br> <br> などと考えた・・・。<br> <br> 昨日残しておいた。惑星達からもらったチョコレートを両手に抱えベットに向かう太陽。<br> <br> ここまで語れば十分だろうか?彼は、そのチョコを抱えたまま眠ってしまった。<br> <br> 彼にとっては、幸せな眠りだったのかもしれない。皆の優しさを抱えて眠りについたのだから・・・。<br> <br> 759名前: 語り部投稿日: 2006/02/15(水) 13:14:38.14 ID:ZAZXD4Wg0<br> だが、彼の熱で溶かされたチョコレートは、<br> <br> 一度だけ水金地火木土天海冥コラボレーションチョコとなり、大気に消えていた。<br> <br> さて、そろそろ、萌え要素がないことに辟易してきた頃だろうから語り口調を変えてみよう。<br> <br> 地(太陽くんは、チョコだらけのベットと自分をみて、悩んだみたいなんだ。<br> <br> 月(あぁー、ボクはなんて罪なことをしてしまったんだ。<br>   地球ごめんよ。火星すまない。そんな感じでね。<br> <br> 火(己の失敗を素直に認め、額を宇宙(ソラ)の底に打ち付けて<br>   切腹でもしようか・・・。<br> <br> 水(・・・・・・黙ってれば・・・・ばれない・・・・よね。<br>   ・・・・・・・・・うん、・・・でも、どぉーーすっかなぁ!!!!!!<br>   とかぁ?はははww)<br> <br> 金(しょうがないから、金星には、ブランド物のバックでも買ってあげよう。<br>   ふふw・・・なんてね。そんなことも思ったかもしれないわね。<br> <br> 木(フン・・・。あんな馬鹿のことなんて語りたくもないわ。<br>   ・・・あっ・・・誤ってきたら・・・、許してやらないでもないけどね。<br> <br> 海(溶けないチョコでも、作ってくれないかな。きっとそうも、考えたはず。<br>   私なら作れるかもしれないけれどね?<br>   チョコは溶けるからこそチョコだと私はおもうんだ。<br> <br> 土(あははー。太陽君かわいいなぁー。<br>   今日もバレンタインにすれば解決じゃないかなー。<br>   あれっ・・でも私たしか太陽くんに食べてもらったような。<br>   あれ、また渡したことにすればーいいよね。うん。解決だね!<br> <br> 冥(たたたたた・・太陽くくうん。自分のシッピア・・痛っ・・・舌かんひゃった。<br> <br> 天(結局の処でござる。太陽殿の結論はこうでござった。<br> <br> <br> 太陽「うはwwwwwwwwwwwww謝るのめんどくせえぇぇええーーーーーーー<br>    寝よぉーーーーーーーーーーー。」<br> <br> 760名前: 語り部投稿日: 2006/02/15(水) 13:15:36.94 ID:ZAZXD4Wg0<br> ・・・最後の結末だけ書いて措こう。<br> <br> ボクは何枚かの証拠写真と共に真実を語った手紙を各惑星宛に送ることにした。<br> <br> 語り部として太陽系の物語に干渉するのは、少しだけルール違反だが、この太陽系の主としてあまりにふがいない彼への罰だと思って欲しい。<br> <br> 少々疲れたようだ。少し休むとしよう。<br> <br> ボクは語り部・・・。<br> <br> また、機会があったら・・・真実を君にお聞かせしよう。<br> <br> <br> <br> <br> 太陽「ヴぁぇえええてゅほほぉぉっっーーあうぐぇごあうごえいあうをうあlヴちわうtmvmt・・・・<br> <br> (無限の叫びは尽きることなく、昼夜を問わずブラックホールに消えた。<br> <br> <br> <a href= "http://www8.atwiki.jp/nurupogunsou/pages/247.html">《一覧に戻る》</a>

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