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「ショートストーリー4」(2006/02/04 (土) 17:43:23) の最新版変更点
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<p><strong><font style=
"BACKGROUND-COLOR: #ccccff">その13</font></strong></p>
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ハレー「全天どこでもひとっ飛び~♪ハーレー乗ってどこでも行くよ♪<br>
そうさあたいがハレー彗星♪~~~」<br>
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冥王星「あ、あの、、、ハレーさん………」<br>
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ハレー「お、冥王星じゃないか。あたいに何か用事か?」<br>
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冥王星「そ、その、、、これを、太陽くんに…」<br>
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ハレー「ああ、もう焦れったいじゃないか!物事ははっきりぴっきり言う!<br>
そんなんじゃ太陽の奴に嫌われちゃうぞ?」<br>
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冥王星「~~~~~~~~~!!」<br>
<br>
ハレー「あははは、悪い悪い、冗談だよ冗談。この手紙を太陽に届けりゃいいんだね?」<br>
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冥王星「はい、、、よろしくお願いします」<br>
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ハレー「任せときな!ちゃんと返事の催促もしておくから、大船に乗った気で待っててくれよな」<br>
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冥王星「~~~~~~~~!!」<br>
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ハレー「それじゃ、ひとっ走り行ってくるよ。じゃ、アデュー」<br>
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冥王星「あ、はい、行ってらっしゃい」</p>
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太陽「2三桂馬の2二金で詰めか。ふーん、よく考えるもんだよなぁ……」<br>
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ハレー「………おーい、たいよー」<br>
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太陽「ん?ああ、ハレーさん。お久しぶりですね!そんなに急いでどうしたんですか?」<br>
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ハレー「いや、なに、冥王星からお前宛の手紙を預かっててね。大至急飛んできたってわけさ」<br>
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太陽「それはご疲れ様です。それでは、早速拝読っと……」<br>
『拝啓 オリオン座の三ツ星が美しゅうございます候
太陽さまに置かれましては如何お過ごしでしょうか。<br>
私事で大変恐縮でございますが、最近、私は実はみなさま惑星のお仲間ではなく、<br>
「エッジワース=カイパー・ベルト天体」の一天体に過ぎないのではないか、<br>
という意見があることを知りました。<br>
私自身、最初は私が惑星だと思っており、それを前提にみなさまとお付き合いさせて頂いていただけに、<br>
大変ショックを受けております。何よりも、みなさまに身分を偽っていたことにつきましては、<br>
身の割けるような思いでございます。<br>
私は、これまで通り、みなさまとお付き合いさせて頂いてもよろしいのでしょうか。<br>
申し訳ございません、このようなこと、大陽さまに言うべきことではないことは承知しておりますが、<br>
もう、私、どうしてよいか分からなくて………。本当にご免なさい。<br>
誠に勝手ではございますが、お返事頂ければ幸いです。<br>
かしこ』<br>
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太・ハ「……………………」<br>
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ハレー「あの子らしいね………ちょ、太陽!お待ち、どこに行くんだよ!太陽!!」</p>
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<p>太陽「冥王星!!」<br>
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冥王星「!?太陽くん!!??どうしてここに?」<br>
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太陽「どうしたもこうもあるか!バカ!!もう、あんな哀しいこと言うなよなっ!!<br>
惑星だろうと恒星だろうとダークマターだろうと、そんなの友達の条件<br>
には関係ないだろ!?…………というか、ゴメン、お前がそんなに悩んで<br>
たことに気付いてやれなくて………。<br>
いいか、今度なんか辛いことがあったら、すぐに言うんだぞ。<br>
すぐに飛んできて、支えてやるからさ、な?」<br>
<br>
冥王星「太陽くん……ありがとう………でも、それはできない………。<br>
わたしが太陽くんを呼んじゃったら、他のみんなが寂しい思いをするから……」<br>
<br>
太陽「こ、この分からず屋!!俺は、そんな一人で思い詰めてる冥王星を見てる<br>
のが辛いんだよ!みんなだって、俺が居ない事なんかより、ずっとずっと<br>
お前の哀しそうな顔を見る方が辛いんだよ!!だって、友達じゃないか」<br>
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冥王星「………………」</p>
<p>ハレー「………太陽の言う通りだよ、冥王星」<br>
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冥・太「ハレーさん……?」<br>
<br>
ハレー「まったく、この熱血漢と言ったら、手紙を見るや否や飛び出し<br>
ちまうんだもんね。そんなことは置いておいて、よくお聞き冥王星。<br>
太陽たちに限って、お前がカイパーベルト一家だとしても、<br>
ただそれだけの理由で友達を辞める訳ないだろ?<br>
現に、それこそ片田舎のオールトの雲出身で流れ者のあたいが、<br>
こんなに良くしてもらってるんだ。<br>
それにね、あたいは色々な星を見てきたけどね、あんたは、<br>
どこをどうみても正真正銘の惑星さ」<br>
<br>
冥王星「ハレーさん、それ、ホント?」<br>
<br>
ハ・太「当たり前じゃん(ニカッ」<br>
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冥王星「…………ありがとう、太陽くん、ハレーさん。<br>
こ、これからも、よろしくお願いしますっ!」</p>
<p>
太陽「ところで、ハレーさん、オールト出身の流れ者っての気にしてたんだ」<br>
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ハレー「え、そりゃ、まぁ、な。一応、あたいも女だしさ」<br>
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太陽「へー、以外と可愛い面あるんじゃんw
なー、冥王星」<br>
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冥王星「ねー☆」<br>
<br>
ハレー「ちょっと、あ、あんた達!!年上をからかうもんじゃないよっ!!」</p>
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