聖刻@Wiki

シェライン

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シェライン

山師マスガンの相方で、風門練法師で黒髪の美女。
術者としての字名は「紅の風(イェン・ハー)」。
普段は能面じみた無表情で言動も淡々としているが、付き合いが長いマスガンにはわかるようで、何か言うたびに
飄々としている彼をいいように振り回している。

南部大戦でマスガンやナグン達と並んで、名を知られることになる。

かつては紅葉(フォン・イエ)という名で、属する世俗的共同体に注目される前、人生のかなり早い一時期修行に明け暮れたで
あろう記憶と、身につけた最良の血統に由縁する練法の力を封じられ、東方中原の境界付近の練法師匠合緋の三者〉の
支配下にある辺鄙な村での過酷な生活と、肉親に先立たれたせいで表情を失う(無表情のせいで著しく感情が読み取りづらいだけで、
実際には無感情というわけではないらしい)。

匠合にとっても都合が良いことに、短絡的で妻の背景に想像が及ばず思い通りにならないと暴力を振るう夫に悩まされる
女性(そのおかげで地域に深く根を張る、いわゆる「」)として存在を隠されていた。

マスガンとの出会いと、組織の追手により記憶と力を取り戻し半ば操られるような形でマスガンと交戦の末行方知れずになる。

カグラ・ルートを横断して西方南部で再会したマスガンの相棒となり、後世の史実ではラウ・マーナ第二代国王を継ぎ、
剣の聖刻年代記の時代と世界線から聖刻1092へ分岐する橋渡しとなった。

関連

アゾーム 同じく表情を失った練法師。マスガンは彼女のありように、かつての友である彼を想起した。
ノウ・バ フォン・イェの夫。おそらくは村の乱暴者且つ厄介者だった彼を村の面々が、天涯孤独となった彼女に押し付ける
ような形で夫婦となったようだが、フォン・イェ当人はそれでも最初は誰かが傍にいてくれれば良い、と思っていた。
感情を表に出さない彼女に苛立ち、暴力を振るうことが多いが、それでも結婚当初は彼なりに彼女の表情を取り戻そうと
気遣ってはいたらしい。
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