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ショク・ワン

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蜀汪(ショク・ワン)

剣の聖刻年代記の登場人物。「梗醍果の王」シリーズの主人公。
梗醍果国の第九十代君主。

飃雷刀の達人儀象然士の弟子であり、天才剣士ランレイとは師兄妹。
龍亜人族エギガス人狼族エク・アル・カーや少女セスル聖刻教会コシワク・ストーララー・マナン西方人盗賊ベルリ・モレンゴーたちの朋友。
ゼン・イクは永遠の宿敵(ようやく眼前から居なくなっても、遥か時の彼方より一方的に絡んでくる)。

字名は笙善(ショウゼン)だが、オン・ワンの後継者として立太子されてのちは親しみをこめて呼んでくれるのは武繰の師匠ゼンジのみ(それも作中ではたった一度だけ)。

乎 応承傑作の操兵ダク・カイアンパクと共に西方の「剣聖リシャック・サイデルマンの駆るランツ・ワドゥールと決闘、そして九尾獣バカラクの領域にて御仁の王グ・ライン・ス・ラインの片腕とまで称えられる五角の武人喜蒋華意との激闘を何とか制し人外たちの暴挙、「蟲の神」の召喚を断念させる。
そして時代を千年遡り、聖刻教会の始祖となるテシマルスと共闘してナルガ神の降臨を防いだ。

その後も数多の冒険と試練を乗り越えアハーン大陸破滅の危機を救い、悠久なる東方の歴史においてただ一人、〈梗醍果の王〉を名乗ることになる男。

己の持つ権力には自覚的で、それを野放図に振るうことは明確に避け、また必要に駆られそれを振るう時も立ち止まって思慮深く考えて行う。
若干甘い部分や、為政者としての冷徹さに欠ける節は見受けられるものの、なんやかやで仲間や家臣に恵まれ、周囲の助言や支援を受けて成長していく。
また剣の腕も師匠のゼンジや同門のゼン・イクに及ばないものの、必要とあらば格上の相手や御仁の将という絶望的な実力差のある相手にも憶することなく
立ち向かうことの出来る、一種の「王気」を持った人物…ではあるのだが、当人にその自覚はあまりなく、人知れず悩むことや愚痴をこぼしたり、
また不当に持ち上げられていると悪態をつく事も。


関連

  • アリー 時空を超え、強い縁で結ばれている女性。
  • 教王 とある探索の中、突如目の前に現れたショク・ワンと瓜二つの人物。その正体は…。
  • オン・ワン祖父であり先代の国主。
  • カイ・ワン 父親。故人。
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