幼人族(ようじんぞく/フーボック)
個体差はあるが、種族全体の傾向として精神構造は極めて刹那的で、過去未来のことはほぼ考えない。他人の所有物の概念が曖昧で手癖が悪い。建物への出入りする場面を見られるのを嫌う(裏口や窓より気づかれずに忍び込む、或いは勝手に抜け穴を掘る)。また、嫌う事物には名前をつけない。
そして物見高さが極まって、すぐさま己の死に直結するような事柄でも、愉しさを感じれば危険な領域に踏み込んで来る。
例外的に赤子の時より人の手で(人間として)育てられて、成長しても種族特有の短慮さが全く表れない者や、人間社会の荒波に揉まれてか思慮深くなり、立身出世の果てに一国の王となって北部列強級に国家を発展させた人物もいる。