ダンバキノ共和国

ダンバキノは、複数の力ある匠合が結びついて成立した国家である。ここは古くから、数多くの匠合の直接統治による自治都市が集まった土地であり、周辺に強力な国家が興った時点で、これに対抗するために各都市が結束し、ダンバキノという特殊な国体ができあがったのである。
ダンバキノが、議会制という特殊な制度で政治を行っているのも、この成立過程に原因がある。匠合間の結束を崩さないためには、少なくとも外見上は、平等な政治参加の機会を各匠合に与えておく必要があったのだった。

人物



ダンバキノ自衛連合



自治都市

バキノア市を含め5つの市で構成構成されている。

ケールソーデル市

  人口:8万以上
 バキノアから北西へ伸びるガウアス街道の先にある軍事都市
岩場に作られた天然の要塞であり、ほとんどが軍事・鍛冶に携わる者たちである。
 近年は外周に商人の手による集落などが生まれバキノアに並ぶ活発な取引が行われているが、急速な発展による治安の悪化も加速度的に高まっている。
 警察組織の編成を急いではいるが、バキノア盗賊匠合やソーダリ・リアンの暗殺者匠合の伸張が著しい。
 また、操兵闘技場があり、その模擬戦の賭博が最大の娯楽となっている



兵士:操手230名 騎兵506名 歩兵1.255名 その他202名

B=バキエヌ

ツレイラ市

  人口:5千前後
 バキノア市から北東に伸びる街道にあり湿地に囲まれた岩場に都市を築いてており、隣国のランナン王朝へと続く街道には有名なランナン関門がある。
 また、ランナン王朝から続く湿地帯には淡水魚が豊富で内地にも関わらず漁業が盛んである。
 気候は1年を通して多湿であり夏季には気温がかなり高まるが、冬季には降雪も見られる。
 特産は淡水魚や水棲畜獣の乳製品、香草を精製した薬品や醸造酒となっている。

 この地域は吸血する毒をもった羽虫が非常に多く、中には致命的な毒をもった羽虫も多数生息している。
 これらの羽虫は薬の材料として珍重されている。
 また、夕立後に日が差さない場合は羽虫の大群が獲物を求めて空を覆っているときであるため危険である。

マハバァス市

  人口:1万2人千前後
 南西へと延びるマハバァス=ダンバキノ街道を進みマキノーラ峡谷南端にある都市である。
 北部に穀倉地帯、南部に石炭の鉱山を持ち気候もダンバキノ国内で最も恵まれている。
 谷間に都市があるため以前はオルゴ大河の氾濫に難儀していたが、近年は治水工事により安定している。

 元はケールソーデル市の流刑地として使われており地形は守りに弱く出ることに難い地形となっている。
 そのため国境警備としての機能が弱くさらに南西にある地溝の場所に国境警備の部隊を配置し、市と補給所としている。

ゴーデリン市

  人口:8千人前後
 マハバァス=ダンバキノ街道の途中を南に分かれた先にあり北部全体を見ても重要な鉱山都市である。
 山岳部近くに都市を築き、標高も高いため一年を通しても冷涼な気候であり、そのため採掘は晩春から初秋ぐらいまでで厳冬には行わないのが一般的である。
 無煙炭を産出するタンデ鉱山が有名であり、ほかにもさまざまな鉱石が産出されている。
 ダンバキノ全体の1/5の石炭と1/3の鉄鉱石がここから生まれており、その豊富な鉱石を扱い製鉄業が主産業となっている。

 コーデリンの南にあるラクトム山脈では希少な鉱石が採れ、ティヴァスキンやアヴィレールなども確認されている。
 そのため各国はコーデリン市の動向に非常に注目しており、警備のためとはいえ大きな兵力を置くことに過剰反応すらする状態である。
 したがってコーデリン市はダンバキノ唯一の住民による自治が認められており、そのトップは市長と呼ばれ権力は盟主にも匹敵すると言われている。


出展:「ワースブレイドエクスパンションセット2【西方の書2】」 「ワースブレイド/d20 システム対応ワールドガイド」