ボーボアー・モスグス
彼こそ王の中の王。幼き頃より黒竜神の巫女マルガル・チト・キデンに養育され、すべての技能・知識に精通し、天才的な素地を持つ、まさに皇帝となるために生まれた人間である(一説には人間ではないという噂もある)。
彼の持つ支配の王冠は、それを持つ者の権威を絶対のものとし、その命令に逆らえなくする力を持つという。
自身が〈天の言葉〉を遂行するための駒と自覚しているが、己の民であるラズマ氏族の行く末を憐れむあまり、主であるデグマト・ドラゴナスが定めた滅亡から逃れさせる為、自らの生命を贄とすることで結末を変えようと決意。