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キデック・サーニマル

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キデック・サーニマル(キデック・サー・ニマル)

 年齢不詳、正体不明な鍛冶組合の総支配人。腕一本でのし上がる職人や鍛冶師というには世間ずれしすぎていて、むしろ老獪な政治家や大商人の趣がある。

 彼の操兵鍛冶師としての腕前は紀元前に西方北部を灰燼に帰した超絶の古操兵、〈軍神〉の複製機を生み出せるほど非常に優れている(その機体は、原型機の性能とほぼ同一!)のだが、彼自身はそれを可能な限り隠そうとしているようである。

 また、私的ながら他の追随を許さない諜報・暗殺組織〈黒の手〉を抱えており、裏の世界で有名なソーダリ国の〈盗賊王子〉ことマナリアード・ボーズル・ロックラン率いる密偵たちを長年弄んでいる。

 一説には、このキデックは〈工呪会〉の直接の関係者ではないかと言われているが、真偽のほどは明らかではなかった。

 …しかしつい最近、彼が本当に工呪会の要職についていたことが判明したが、その時点のジグナー領の戦いの佳境にはすでに解任・追放されていた(その後、黄金の軍団筆頭カイザーン・デオ・ジャオカの斡旋でダカイト・ラズマ帝国へ?)。

 ちなみにソリック・ローマスが完成挿せた、メーア・ソードの基本コンセプトを作成したのは彼である。

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