プロローグ~よみがえった無の力

あらすじ

ハタ人間の2度目の事件から1年後... パワポケ達もついに高校生。
今では平和な日常を送っていた。そんなある日曜日。
パワポケとるりかはマリオたちがなぜこの世界にやって来たのか調べにマスタータワーへ向かう。

パライソ高校 BGM:4つの心 原曲

るりか「母さん...」
パワポケ「どうしたるりか? お母さんのことか?」
るりか「うん。 でも悲しいんじゃないの... 胸がドキドキして...
母さんが急いでって言ってるような気がするんです...」

パワポケ「わかった。 行ってみよう。」
るりか「えっ...?」
パワポケ「どうして、マリオさんたちが俺達の世界にやってきたのか...調べなきゃならないしね。
日曜は部活休みだからその日に行こう。」
るりか「はい!」

そして、日曜日......
パワポケはマスタークラウンを持ち、るりかとマスタータワーへ向かう。
途中で白瀬に会った。

白瀬「あら、久しぶりね。 パワポケ、るりか。」
パワポケ「白瀬。 お前高校はどうしたんだ?」
白瀬「旅の途中、灰原学長に引き取られて灰原学園の高等部に入ったわ。」

白瀬の回想 BGM:回想(ファイナルファンタジーV) 原曲

灰原「白瀬芙喜子... お前には孤独感があるが、それではまともに生きられない。 我が校に来るがいい。
私が灰原学園の学園長、灰原だ。」

渦木「渦木淳二だ。 白瀬芙喜子、君は今日この学園の生徒となる。
今日からここが君の家となる。 みなに紹介しておこう。」

白瀬「...その後、しばらくしてあたしは知ったの。 お袋は別居し、オヤジはあたしを捨てたの...
そして、あたしは人と関われなくなってしまった。」

回想終了... BGM:なし

白瀬「ほんと、寝耳に水の話でさ? 幼く純真なあたしの心は、こっぴどく傷ついたわね。」

パワポケ「そうだったのか... 行こう、るりか。」
るりか「そうですね。」

BGM:4つの心 原曲

マスタータワーへ向かう途中、金ピカのカートが手前に置かれていた。

るりか「この車は!?」
パワポケ「スーパーパレードカート。」

入口手前に看板がある。足を踏み込みし者、黄金の車に乗り、タワーまで来るべし。と書かれている。
どうやらスーパーパレードカートでタワーの所まで行くのが試練のようだ。

パワポケとるりかはスーパーパレードカートに乗って、星の山道を進んでいく。

そして...

(ドガーン!!)

突然崖崩れが起き、振り出しの谷底に落ちてしまった!

パワポケ・るりか「わあーーーーっ!!」

振り出しの谷底 BGM:なし

パワポケ「うわあーーー!!」
るりか「きゃあーーーっ!!」

(ドスン!)

パワポケ「あいててて...」
るりか「飛ばしすぎちゃいましたね。」
パワポケ「うん...」

(ゴゴゴゴゴ...)

るりか「パワポケ! あれは!?」

「グアァー!!」
パワポケ「魔物だ!」

アントリオン戦 BGM:闘志レベル2

パワポケ「水遁の術!」
るりか「エレメントアイス!」

アントリオンは凍り付いた!

パワポケ「でーい!」

パワポケはメガトンハンマーで攻撃!

パッキィーン!

一撃必殺!

アントリオン撃破

アントリオン戦後 BGM:なし

パワポケ「魔物の巣か...まいったな...」
るりか「困りましたね...戻って坂を登るところからやり直しですね...」

しばらくして...

BGM:ん?(ファイナルファンタジーV) 原曲

リコ「もうこんなこと、しない?」
パワポケ「ロープだ! これで途中から登山を再開できる。」
リコ「罪を認めるの? ふふ... 早く上がって来てよ!」

パワポケとるりかはロープを登り、上へ戻る。

パワポケ「リコ!!」
リコ「あたしをおいてきぼりにするなんて、どっちが言いだしたのよ!
ま・さ・か...あたしを差しおいて、るりかと一緒にぃ~?」
パワポケ「い、いえ...、来て下さって結構です。」

パワポケ「でもどうして...?」
リコ「あたし、どうしてもパワポケと一緒にいたかったから。」

突然るりかが痛がる。

るりか「痛い!」
パワポケ「るりか、どうした?」
るりか「大丈夫です。ちょっと、とげが刺さって...」

リコが加わった!

パワポケとるりかとリコは徒歩でマスタータワーに向かう。

マスタータワー

マリオ「よく来てくれたね。俺たちがどうしてこの世界に来たのかを伝えるためなんだ。」

BGM:離愁 原曲

パワポケ「マリオさんたちはどうして俺たちの世界に...?」
マリオ「君たちの世界にやってきた闇を倒すためだよ。
7年前、この世界にやってきたクリスタラーは「無」を操る力を持っていた。
パワポケ「「無」...?」
マリオ「戦いは長い間続いた...俺たちは伝説の12の武器でクリスタラーを倒した...
しかし、クリスタラーが作り出した「無」を消すことはできなかった。
俺たちは最後の手段をとった... この世界の住人たちの心を励まして正の方向へと動かしたんだ。
人々が悪の心と戦える力を持っていれば、「無」、すなわち闇を打ち払うことができる。
そしてもう1つの世界の狭間... 「次元の狭間」に「無」を封じたんだ。」

パワポケ「ギャスビゴー帝王の言っていたことは本当だったのか...
俺たち地球人をハタ人間に変えて、『地球を国境も法律もない完全な悪の世界に作りかえる』...」
マリオ「そして、この星のクリスタルも失われた...」
パワポケ「風はもう、戻ってこない...」
マリオ「土や水の恵みも、そして火の力も、もう戻ってはこない...」

そして突然るりかが痛がる。

パワポケ「?」
るりか「痛いっ...! とげが...」

BGM:宇宙の帝王 ギャスビゴー帝王

ギャスビゴー帝王、復活

パワポケ「ギャスビゴー帝王!」
ギャスビゴー帝王「クックックッ...小サナトゲニ身ヲカエ、コノトキヲマッテイタノダ...
私ノ本当ノ目的ハ、次元ノハザマニ封ジラレタ「無」ノ力ヲ手ニ入レルコト...」
パワポケ「なにっ!」
ギャスビゴー帝王「ソノタメニ、地球人類ヲはた人間ニ変エ、
ワールド・オブ・ダーク計画ヲオコナッタ... クックックッ...」

(ゴゴゴゴゴ...)

「無」がパライソタウンの中央公園を飲み込む。

マリオ「次元の狭間が、この世界に現われようとしている!」
パワポケ「あの中に「無」の力が?」
ギャスビゴー帝王「オオ! アレコソ私ノモトメルモノ!
今コソ、最強ノ力、「無」ノ力ヲ手ニスルトキダ!!」

パワポケ「そうはさせないぞ! ギャスビゴー帝王!」

ギャスビゴー帝王「エレクトリカルビーム!!」
パワポケ・るりか・リコ「うわあっ!!」

パワポケとるりかとリコ、吹っ飛ばされる。

るりか「パライソタウンの中央公園が...」
リコ「夏菜! フッキー! ユイ! アカネ!」

パライソタウンの中央公園

公園内に大量の隕石が落下してくる

(ドガーーーン!! ドガーーーン!!)

「わあーーー!!!」
夏菜「逃げよう、青野!」
青野「ああ!」

白瀬「!! これは...!!」

白瀬は急いで灰原学園に戻る。

(ゴゴゴゴゴ...)

パライソタウンの中央公園、「無」に飲み込まれる。

ギャスビゴー帝王「スバラシイ! 見ヨ! アノ「無」ノ力ヲ。
全テヲノミコム、最強ノ力ヲ。モウスグワタシノテニ!」

リコ「夏菜...フッキー...青野...ユイ...アカネ... くォおのォォッ!」

リコはライトサーベルを手にギャスビゴー帝王に跳びかかる。

ギャスビゴー帝王「バカメ!」

リコ「キャアッ!!」
パワポケ「リコ!!」

パワポケ「大丈夫か! リコ!」
リコ「うん...大丈夫、だよ...」

ギャスビゴー帝王「エレクトリカルビーム!」
パワポケ・るりか・リコ「わあーーーっ!」

ギャスビゴー帝王「オロカナ地球人ドモメ...クックックッ...... トドメダ! シネイ!!」

(ドンッ!)

ギャスビゴー帝王「グワッ!」

ギャスビゴー帝王「異世界ノ人類メェェ!」

(バキッ! ボコッ! ドカッ!)

ギャスビゴー帝王「ナカナカヤルナ!」
マリオ「パワポケたちの住む世界も俺たちの世界もお前の好きにはさせない!」
ギャスビゴー帝王「ハッハッハッ! 強ガルノモ今ノウチダ。」

(ゴゴゴゴゴ......)

ギャスビゴー帝王「ハアアァァァァァ!!!」

(ドッカーーーーーーン!!)

みんな「わあーーーーーーーっ!!!」

パワポケ・るりか・リコ・マリオたちは大きく吹っ飛ばされてしまった!

ギャスビゴー帝王「オロカナ地球人ドモメ... クックックッ......」

BGM:なし

パワポケ達が飛ばされた先はエジプトだった。

マリオ「あいたた...ギャスビゴー帝王めっ! 奴が「無」の力を手に入れる前になんとかしないと...
とりあえず町に行って話をしよう。」

パワポケ「ここはいったい...? なんだか暑っぽいな...んっ...? 町だ!」
マリオ「よし、そこで話をしよう! このままここにいるとひからびてしまう。」

BGM:暁の戦士 原曲

エジプトの町

マリオ「作戦会議だ! この世界に強大な悪の心が再びよみがえった。
そして、次元の狭間に封じた「無」の力がよみがえろうとしている!」
パワポケ「次元の狭間に急ごう!!」
マリオ「いや! 次元の狭間には、7年前「無」とともに、数々のモンスターをも封じたんだ。
その力は、強大だ。今の君たちでは、勝ち目はない......」
パワポケ「じゃあ、どうすれば?」
マリオ「7年前にクリスタラーを倒した、伝説の12の武器の封印を解くんだ!」
パワポケ「12の武器?」
マリオ「そう、そのためには...封印の本がここに!
伝説どおりなら...本が、道を示してくれるはずだけど...」

BGM:封印の書 原曲

パワポケ「本が!?」
マリオ「無の力よみがえりし時 封印の本は、光の戦士にかたりかけん...」

(本が、かたりだした...)

クリスタラーと戦いし、われらの12の武器を玉星の城に封印する... 封印を解くカギ...4つの石板。

1つは、過去の魂とともに土に守られ

1つは、島の神殿の中に風に守られ

1つは、海の底より深い場所に炎に守られ

1つは、打たれる水の裏側に水に守られん

われらのしもべを封印する... 封印をとくカギ...4つの石板。

石板を動かす時、われらのしもべも復活する...

白と黒、究極の魔法...

時空魔法、メテオ...

海王リバイアサン...

そして、伝説の魔獣ギガクッパ...

この本を扉にささげよ さすれば、封印への道は開かれん...

BGM:暁の戦士(原曲)

マリオ「ギャスビゴー帝王が「無」の力を手に入れる前に、伝説12の武器の封印を解くんだ!! 頼むぞ!!」

マリオ「まずは、第1の石板... 過去の魂とともに土に守られし場所...
流砂の砂漠のピラミッドだ! パワポケ! 石川梨子! 南雲瑠璃花!! 頼むぞ!
世界の命運は君たちに、かかっている!!」

パワポケ・るりか・リコ「はいっ!!」

こうして、パワポケたちの冒険は再び始まったのだった...

続く

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最終更新:2019年08月03日 09:46