【レス抽出】対象スレ: 女騎士「傷(ry」ID:PjXU4hF30
93 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/03/23(日) 21:36:13.73 ID:PjXU4hF30王子「この俺によく仕えていられるな。女騎士」女騎士「?」王子「第六王子。その上側室の子だ。王位継承は夢のまた夢。こんな奴に仕えていても出世は見込めない。」女騎士「出世なんて関係ありません。王子の母上様は私の命の恩人です。それに……(お慕いしているから)」王子「それになんだ?」女騎士「いえっ!そのっ!王子は城下で怠惰公と笑われているのですよ!これでは暇を頂いても、仕えていた私まで馬鹿にされます!王子が更正されるまで嫌でも仕えなければいけません!」 王子「フン、俺も部下が女一人で情けないわ。お前に与えた騎士称号は、王族の体を取り繕うための称号と知れ。」女騎士「……(クスン)」
96 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/03/23(日) 21:48:08.84 ID:PjXU4hF30女騎士「王子。街に出るのなら私もお供を。し、私服にて控えております。どうですか、このスカー……」王子「いつ何時危険が迫るかわからん。鎧を着て武装しておれ」女騎士「……(クスン)」
102 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/03/23(日) 22:14:26.13 ID:PjXU4hF30女騎士「お、お見苦しいものをお見せしました!水浴びをしていたものでっ」王子「いや、すまない。いるとは思わなくてな」女騎士「傷だらけで醜い身体でしょう・・・?」王子「その傷の数だけ俺の命を救ったのだ。醜いわけがない」女騎士「お、王子が危険なことばかりやるからですよ。でも、私はどこまでも…」王子「褒めてやったのに嫌味か。世辞はやめた。まるで傭兵のような体だ」女騎士「……クスン」
112 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/03/23(日) 22:47:33.69 ID:PjXU4hF30王子「隣国の姫に会ったが、お前より美しかったな」女騎士「そ、そーでございますか。それは良かったですね」王子「お前よりやさしく、お前よりおしとやかだったぞ」女騎士「騎士には美しさもやさしさも必要ありませんから。話はそれだけですか?でしたら私は鍛錬に…」王子「しかし、高嶺の花だな。側室の子にあのような美姫と婚姻はあるまい。俺にはお前くらいがちょうどいい」女騎士「だいたい、いっつも王子は用がないのに呼び出して……あう?」王子「……ほう、俺との会話をそのように思っていたのか。」女騎士「あの、いま、その、それは違くて、それより今なんて!」王子「お前くらいに口うるさい者なら、戦場で捨て駒にするのにちょうどいいと言ったのだ。馬鹿者め」女騎士「クスン」
117 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/03/23(日) 23:01:42.92 ID:PjXU4hF30>>116そのシチュ良いな
122 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/03/23(日) 23:10:07.28 ID:PjXU4hF30王子「父上より盗賊団の征伐を命じられた。王族がやるような仕事ではない。その上、貸し与えられた兵は100に満たん」女騎士「何を弱気になっているんですか。これは王子の発言力を高めるチャンスですよ。」王子「だから嫌なのだ。こういう事になるとお前のうるさい口が、いつも以上に止まらなくなるからな」女騎士「ええ、もちろんですよ!王子にやる気を出して貰うために、私が頑張らないといけませんから!」王子「そうだ!お前は置いていこう。うん、それでいいな」女騎士「クスン」
125 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/03/23(日) 23:24:34.63 ID:PjXU4hF30女騎士「王子は無事だろうか……ああ、やっぱり無理言ってでもついて行けば」
王子「帰ったぞ女騎士」女騎士「王子!ご無事で!……後ろの方は?」王子「いや、敵に囲まれてな。その時助けてくれたのが彼女だ」女戦士「王子の好意で仕官することになった。よろしくな、女騎士」王子「勇敢な女性だ。その上美しいと来た」女戦士「お、おい!そんなに褒めんなよな。あ、やっぱ敬語使った方が良いよな?」王子「そんなことはどうでもいい。それより向こうで話そうじゃないか」
女騎士「……あれ?」
131 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/03/23(日) 23:54:07.61 ID:PjXU4hF30女騎士「ち、近頃王子は用がないと私を呼びませんね……」王子「なんだ、呼び出されるのは嫌なんじゃなかったのか?」女騎士「そ、そういうわけではありませんけど、女戦士さんとはよく会話してらっしゃるというか」王子「あれは話が上手いからな、お前も面白い話はないのか?」女騎士「私は城育ちですし、小さな頃から鍛錬ばかりで、そんな事は何も……」王子「だったらいい。」女騎士「つまらない部下で申し訳ありません……」王子「あのな、別にお前を軽視しているわけじゃない。結局、女戦士には騎士称号を与えなかった」女騎士「その、それはどういう」王子「お前はそれほど強いわけでも、面白い話が出来るわけでもない。その上うるさい」女騎士「……」王子「だからお前は、いるだけでいい。ずっとここにいろ。」女騎士「お、おお、おう、お、王子!」王子「なんだよ」女騎士「いいい、い、一生お仕えしますぅ!!!!」王子「うるさい」
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