ZMGdk44b0氏のSSが気に入ったからとりあえずあげてみるテスト


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412 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/03/14(金) 04:56:45.68 ID:ZMGdk44b0
女騎士「傷だらけで醜い身体だろう……?」

男「……」

女騎士「貴様は──私に傷を付けられるかな?」

男「来るか……!」


 みたいなのを思いついたのは俺だけじゃないはず

420 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/03/14(金) 05:05:58.73 ID:ZMGdk44b0
女騎士「……? なんだ? 私の身体など見ても、面白くはないだろう?」

男「ん、いや、驚いた」

女騎士「何がだ? 軽装を無用心と心配してくれているのか?」

男「違う。思ったより生傷だらけだと思ってな」

女騎士「私は無敵の超人じゃあないよ。女の細腕一つなど、たかが知れている」

男「女の細腕一つだけじゃ、そうそう百戦錬磨の騎士様にゃなれんだろ。間違いなく天稟があるよ」

女騎士「ふん、おだてても何も出ないぞ。馬鹿をやってないで早く寝ろ。明日も早い」

男「あんたは寝ないのか? 嫁入り前が一人酒とは、親が泣くぞ」

女騎士「生憎と、傷だらけのこの身体を愛してくれる男が居なくてな」

男「国に愛されてはいるだろう。みながアンタを英雄と呼ぶ」

女騎士「所詮偶像だ。そのために私が今の地位に居るようなものだ……」

男「愚痴なら付き合うぞ」

女騎士「……馬鹿め」

426 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/03/14(金) 05:16:31.13 ID:ZMGdk44b0
女騎士「大丈夫か!?」

男「わめくな。病人は俺一人じゃないんだ」

女騎士「……すまん」

男「おいおい、たかだか傭兵風情に、何あらたまってんだ」

女騎士「挟撃に気付けなかった私の手落ちだ。許してくれとは言えないが……」

男「そういうのは死んでいった奴等に言ってくれ。俺は幸いにも五体満足で戻ってこれたしな。ちょいと、まだ起きるのは辛いが」

女騎士「私の隊がなんとか切り抜けられたのも、お前が後ろで傭兵達を束ねていてくれたお陰だ。礼を言う」

男「あんたもよく気付いてくれた。タイミングよく紡錘陣形で突破してくれなかったら、俺たちの逃げ道が無くなってたしな」

女騎士「……すまん、少し泣く」

男「ちょ、待て……まったく。指揮が下がるぞ」

女騎士「すまん……こう言っては死んだ連中に悪いが……お前が生きていてよかった」

男「……まったく、あんたはずるい奴だよ」

433 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/03/14(金) 05:28:38.00 ID:ZMGdk44b0
男「雨か……湿地に雨とは、おあつらえ向きだな」

女騎士「……敗走は楽しいか?」

男「おいおい、そういうこと言うと、他の連中がやる気無くすぞ」

女騎士「はじめから勝てる戦ではなかった。我々が本国に戻れたとしても、我が国は帝国の属国となるだろう」

男「俺は傭兵なんでな。金は前払いで貰った。あとはあんた等貴族をお国に帰して、さよならだ」

女騎士「帰れればな」

男「俺は帰るよ。運良く生きてたしな」

女騎士「そうか。なら、私も帰れるわけだ……」

男「相変わらず、英雄サマは兵を鼓舞する術を心得ておられる」

女騎士「本音さ。ところで……この仕事が終わったら、お前はどうする?」

男「また戦地に……ってところだろうが。どうかな。金も入ったし、久々にのんびり旅に出てみるのもいいかもしれん」

女騎士「そうか……実に楽しそうだ。生きられれば、だが?」

男「生きられる。何せ、俺たちには幸運の女神がついてるからな」

女騎士「……言ってくれる。これは、楽に死ねんな」

438 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/03/14(金) 05:41:08.62 ID:ZMGdk44b0
男「さて……と、いよいよこの国ともおさらばか……終始劣勢の最悪な戦だったが、国としての面子は保ったか……まったくあのお嬢さんもつくづく英雄だな」

女騎士「悪いが、その肩書きは好きじゃない」

男「お、国の英雄様がわざわざお見送りか。俺は果報者だな……いやまて、何だその格好は」

女騎士「伯母上から暇を頂いてな。晴れて騎士職を罷免になった」

男「笑顔で言う事か!? あんた、それがどういうことかわかってるのか?」

女騎士「ここで偶像の英雄を続けていても、帝国の圧力に傀儡と化すか、それとも見せしめに殺されるか……いずれも道具にされる運命だ」

男「それが仕事じゃなかったか?」

女騎士「……お前を見ていて、別の生き方をやってみたくなった。いい加減、持て囃されるのには疲れたよ」

男「へぇ、あんたがねぇ。それで、どうする? 自由騎士でもやって、諸国を巡るとか?」

女騎士「そうだな……ときに、その馬車は、何人乗りだ?」

男「……一人くらいなら、まだ余裕で乗れるな」

女騎士「覚悟はいいか?」

男「楽しくなりそうだ」

女騎士「言うと思ったよ」


 おすまい

545 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/03/14(金) 15:58:51.97 ID:ZMGdk44b0
女騎士「鍛え抜かれた殿方の身体は雄々しく美しいものだが・・・…私は、日に日に不恰好になっていくな」

男「いや、そんなこと言いに湯女の真似事しにきたのか?」

女騎士「お前が先に入っていたのが悪い。もとよりここは天然の温泉だろう。男湯もなにもない」

男「貴族の嬢ちゃんなんだから、少しはつつしみを持てよ、まったく……目のやり場に困る」

女騎士「ほかの貴族の娘に比べれば、私など貧相なものだ。それに、こういった手合いは慣れたものだろう?」

男「……それとこれとは違う。そこまで神経太くないぞ。それとも、そんなだから身体中に傷作ってるのか?」

女騎士「女として誰かの妻になることなど、考えた事もない。この身体はそのようにできていない。筋肉と槍傷ばかりが増えていくのは未熟だからだ」

男「……愚痴なら聞くが、もうそろそろ背中はいい。あんたにこんな事をさせるのは気が引けるし、俺も男だしな」

女騎士「す、すまん。前のほうも磨いたほうがいいか?」

男「お前は襲われたいのか? 下衆に花を散らすのは、若気の至りつってもやりきれん。それと、あんたは自分を知らなさ過ぎるだろ」

女騎士「? 言っている意味がよく解らんが……もう上がるのか? 湯冷めするぞ」

男「そういう、妙に鈍いところは何とかしてくれ。横着してると、親を泣かせることになる」

女騎士「だから、なんのことだ!?」

551 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/03/14(金) 16:22:14.22 ID:ZMGdk44b0
 がきん

男「うおっと……前々から思ってたが、あんたの剣は、なんつーか貴族の剣技とは少し違うな」

女騎士「む、そうか? 基本的には変わらないはずだが、私なりに前線を張れるよう研究は欠かしていない」からな。型から外れているものもある」

男「いや、そういう問題じゃないと思うけどな……だいたい、その細っこい身体と長剣で、どうして両手持ちの大剣を仰け反らせることができるんだ?」

女騎士「そうしないと、隙ができないだろう。多数を相手にしていれば、相手を一撃で倒す事を念頭に入れるはずだ。敵が使い手なら、まず隙を作り出さねばならない」

男「ちょ、まて……うおっ!? 怪力の自覚は無いのか? 突きで鎧の隙間を狙うのはまだいいが、軽鎧を肩から叩き切るのはおかしいとは思わないのか?」

女騎士「最初は苦労したが、刀匠がいい腕をしているお陰かな。こんな刃潰しの剣ではできないだろうな」

男「っく! まったく、お手上げだな。まるで敵いそうもない」

女騎士「何を言う。実戦ならば、二度ほど、殺されていた。お前とは戦場で対峙したくはないな」

男「そりゃこっちの台詞だ。女と思ってなめてかかる奴はかわいそうだな」

女騎士「捕まえれば、慰み者だからな。戦場でそういうものは貴重なのだろう」

男「……そうならんように強くなるのか?」

女騎士「まさか。国民のためにこの身を振るえるならば、剣にも娼婦にもなろう」

男「そうかい。まあ、どっちも似合いの仕事とは思わんがな」

女騎士「……ふふ、かもしれん」

644 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/03/14(金) 21:34:57.94 ID:ZMGdk44b0
 なるほど、今風のテイストを加えればいいのだな。ふむ

女密偵「やっほ、今帰ったよ」

女騎士「またお前は、人の部屋に勝手に忍び込んで……」

女密偵「固いこといわないの。とりあえずお仕事の報告は早いほうがいいかと思ってさ」

女騎士「それで、隣国の様子はどうだった?」

女密偵「酷いモンだったよ。一応、流れ者装って潜ってみたけど、あたしのほうがよっぽど裕福に見えただろうね」

女騎士「……原因はやはり?」

女密偵「地方領主のおっさんが、かなり個人的に使い込んでるみたいね。そのシワ寄せが領民にって、ありがちなケース」

女騎士「散財か。何にそれほど入れ込んでいるんだ?」

女密偵「聞かない方がいいかもよ。あたしも危ない薬嗅がされて、危うく監禁されるところだったし」

女騎士「……大丈夫なのか?」

女密偵「そういうときのために、毒に強くなるよう鍛えてる。だから、薬で無理矢理籠絡しようったって無駄なの」

女騎士「そうか……怪我が無くてなによりだ」

女密偵「あはは、こらこら、騎士様が薄汚れた格好の密偵に抱きつくんじゃないよ」


 こうですか、わかりません><

651 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/03/14(金) 21:49:13.68 ID:ZMGdk44b0
女密偵「よっと……生きてる?」

女騎士「う……お、お前か……」

女密偵「まったくもう、一人で忍び込もうなんて、何考えてるのさ?」

女騎士「すまん、どうしてもな」

女密偵「あたしの技量がそんなに信頼で気ないのかね、と。縄は切ったから気付かれないうちに逃げるよ」

女騎士「う、む……お前を行かせたくはなかった……くっ」

女密偵「ちょっと、大丈夫? 何か薬使われた?」

女騎士「身体が、妙だ……思うように動かない」

女密偵「弛緩剤に似てるけど、強い薬じゃないな。しばらくはボーっとするけど、これ飲み込んで早く肩掴まって」

女騎士「気つけか……すまん」

女密偵「いいから、まったく……もう二度としないでよね」

女騎士「ん……お前、なんだか、いい匂いがするな……」

女密偵「はぁ? ちょっと、マジで危ないの飲まされたんじゃないの? 顔が赤いし、コレってまるで……て、コラ、お尻を触るな」

女騎士「む、すまん……なんか、気持ちよくって」

女密偵「あ~もう……」