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ケータイ小説(rito) - (2008/06/15 (日) 02:38:54) のソース

**白いシャツ、左手(2008/05/07)
 ■ケータイ小説(笑) 以下、ブログより全文引用

 
 「バカ」 
 
 
 その一言が私を恋に落とした。 
 
 
 
 夏の日、男子と隣の席になりあんまり名前を知らなかったから入学式にもらった座席表でその人のことを調べてみた。 
 
 
 「田山くんって言うんだ」 
 
 
 
 次の日、初めて替わった席で授業を受ける。一番後ろの廊下側で端。 
 ちょうど体育祭が終わった直後だったかな? 
 勉強なんてやる気なし。もうすぐセミナー合宿が迫っていた。 
 友達がいない私にはあんまり嬉しくないことだった。 
 
 
 保健の授業が、確か7時間目にあったかな? 
 保健の授業が移動教室だった。 
 授業が終わり、教室に帰った。1番乗り。 
 
 
 ふぅ。と息をし、鞄の中に保健の教科書をいれた。 
 だんだんみんなが教室に入り出した。 
 田山くんも帰ってきた。 
 
 
 終わった、帰れると思ったらなんか違う。 
 前いた席に座っていた。保健の教科書は今日からここに座る男子の鞄の中に入れてしまった。 
 
 
 「う、わぁー!!」 
 あんまり響かない叫びだけど、横や前の席の人は聞こえていた。 
 急いで教科書を取りだし、自分の席に戻る。 
 
 
 
 田山くんがくすくすと笑い、見つめている。 
 小さい声だけど、 
 
 
 「バカ」 
 
 
 と言われた。 
 予想外だった。こんな私に向かって。クラスで地味に目立つけど対して話したくなるようなやつではないのに。 
 
 
 「あ、ははははは!」 
 対応ができずにただ笑うことしかできない私。 
 裾を出した、夏の制服が、痩せたっていうかすらっと見える体型のおかげでかっこよく見えた。 
 
 
 ☆ 
 すみません!! 
 ノンフィクションですこれ^^