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イプソ・ファクト(後編)」(2009/07/02 (木) 20:22:44) の最新版変更点

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*イプソ・ファクト(後編)  風見志郎は、屋根のついたバス停のベンチで放送を聞いた。放送が終わるとすぐに携帯を閉じ、デイパックにしまい込む。その仕草に感傷は見られなかった。  少し考えて立ち上がり、バスの路線図に目をやる。駅の場所を確かめるためだ。  わざわざ誘いを聞かされたのだ。早速列車を利用しようと思うものがいるだろう。移動手段を持つ人間が少ない以上、明確な目的地がある場合は列車を使わざるを得ないという現実もある。  参加者同士が分断され、連絡手段も持たない現状では、数多くの参加者が一斉に特定の駅に集まることは考えにくい。ならば現れた順に各個撃破すればいい。彼にはその力があるし、そうせねばならない理由もあった。  勝利を得て、たった一人のかけがえのない妹に新たな生を与えること。僅かな希望に念を押すような言葉もまた、先ほどの放送にはあったのだ。  あとは何人死んだかだけが重要だった。誰が死んだ、などと言う情報は彼に取ってはさほど意味がない――――ただ一人、葦原涼の名が挙がらなかったことには驚いたが。  安堵と言ってもいい感情が湧いて来たことに、我ながら疑念を感じる。  彼は改めてポケットからピンクの時計を取り出した。  上品なつくりの文字盤に重なる針はもう動かない。  二人の間で止まってしまった時を、ちはるの失われた未来を、再び繋ぐことができるのなら鬼にでもなろう。どれほど罪深くても、それが自分の心が求める戦いなのだから。  来る宛のないバスは、この場所を経由して研究所ともう一つの駅を繋いでいたらしい。地図と放送の限りでは、東方にある連絡駅がそれだろう。おそらくその駅が、最も大きな「狩り場」になる。  再び戦えるようになるまでの時間稼ぎもかね、彼は一旦バイクを駆って西へと向かった。線路沿いに駅を確認しながら進み、工場脇のガソリンスタンドで一旦ガソリンを補給する。  工場の敷地を鉄条網に絡んだビニール紐が風に煽られ、所在なげに揺れている。寂れた敷地に佇む工場の搬出口は閉ざされ、非常灯の黄ばんだ光が朝の日差しに抗うように弱々しく窓に張り付いていた。  途中で30分発のジャンクション行きに追いつく。確認したところ、人が乗っている気配はない。そこで風見はあえて列車を追い抜かず、並走することを選んだ。  電車と一緒ならばエンジン音も多少はカバーされるし、自分の気づかない所に人目があっても列車に気を取られる可能性が高い。  四両編成の車輛は空き地の多い郊外を静かに駆け抜けてゆく。店の増えて来た辺りで、風見は一旦道ばたの時計を確認した。そろそろ前回の変身から二時間たつ。これでまた安心して戦えるようになったということだ。  ジャンクション駅が見えて来た辺りから、線路が交錯していて並走は難しくなった。見通しの良さを考え、やや上り坂になっている道を選ぶ。  絡まった糸のように迷走する線路の上を、ゆっくりとホームに滑り込んで行く列車。底には既に人影があった。窓枠に遮られてわかりにくいが、ホームに一人、階段際に一人か二人。互いに向かい合っていて、まだこちらには気づいていない。  とはいえ、物陰に人がいることも考えられる。  陽動をしておくのが無難だろう。  風見は自分の荷物からあるものを取り出すと、もう片方の手に携帯を持って素早く何かを打ち込み、人のいるホームの屋根に向かって放り投げた。  支給品の中にあった最新式の爆薬。彼は知らなかったが、試験的に合成されただけでコストを理由に量産されていないタイプの爆弾だった。そんなものを支給できるというだけで、このゲームを主催する会社の素性に疑いを抱くものもいるだろう。  別の列車が隣のホームに滑り込んで来るのを見て、風見は指に力を込めた。  シグナルを受信した爆薬が、ホームの屋根を吹き飛ばす。  爆風を遠くに感じながら、風見志郎は自分の心を覆い尽くす仮面を手に取った。           *  静かに駅へと滑り込む列車。車窓に映った光景に、本郷は思わず立ち上がった。  隣のホームの屋根が吹き飛び、一部が完全にホーム上に崩落している。自然に起きた事故ではないことは、わずかな閃光から明白だった。  ゆっくりと速度を落とす列車の窓から、何か黒いものが瓦礫の側に倒れ込むのが見える。彼は列車が止まるのももどかしく、窓を開けてホームへと飛び降りた。  身を起こし、向うのホームに駆け寄る彼の前で、別の影がホームに姿を現す。  足先で確認よろしく黒いものをつついたその人物は、彼の足音に気づいたのか鋭い動きで振り向く。 「……お前は!?」  赤い仮面に光る深緑の目。銀の胸甲を朝陽に輝かせるその姿は紛れもなく仮面ライダーだ。それも、ただの仮面ライダーではない。  もしも、自分が新たな仮面ライダーを作ることになっていたら。そんな考えの元に思い描いたものと寸分違いのない姿がそこにあった。  悪夢か、それとも希望か。その姿に、一瞬本郷は考えを惑わされた。  むろん本郷は、きたるべき未来が訪れていれば実際に彼が目の前の男とよく似た仮面ライダーを作ることになっていたとは知るべくもない。そして皮肉なことに、ここにいる風見志郎は彼を敬愛し、結果として彼と一文字によって命を救われた男ではなかった。  誤解ですらない一瞬の困惑は、すぐに痛みに取って代わられた。  本郷の背から、自然にはない素材がが覗いている。  赤く煌めく刃の先からは鮮血が滴り、コンクリートの床が少しずつ染みで汚れてゆく。  変身した仮面ライダーの全力でデンガッシャーを突き刺されたのだ。いかに改造人間とはいえ無事で済むはずがなかった。  それでも本郷は力を振り絞り、目の前の男の仮面に手をかける。 「君は……仮面ライダーじゃないのか!」  その言葉は疑問ではなく叱責だった。己の心を持つならば、誇りを持つならば、何のために戦うべきかを糾す言葉だ。皮肉なことに、それはつい先刻風見を救おうとした男が投げかけた言葉に似ている。  ――――まだ、お前は仮面ライダーじゃない。  本郷の最後の力が風見から仮面をはぎ取り、端正だが感情に欠ける顔を朝陽の元に晒す。風見はそれを厭いもせず、握った剣に力を込めた。  彼は仮面ライダーではない。ただ、己の心を仮面の下に隠している戦士にすぎない。  仮面ライダーになろうとすら思わない――――それが、ちはるを見捨てることになるのであれば。  自らが手にかけた男の名を知っていれば、あるいはその変身した姿を見ていれば、風見はもっと動揺していたかも知れない。本郷が彼が作った本物のV3を知っていれば、また違った結末もあり得ただろうか。  だが残されたのは「一人の男が別の見知らぬ男を殺した」という現実、ただそれだけだった。          *   *   *  血塗られた剣を抜き、風見志郎は改めて高架を仰ぐ。  ホームに降り立った直後、聞こえた足音は階段の向うへと去ってゆくものと、隣のホームから駈けて来るものとの二つ。  目の前の男への対処を優先したが、もし去って行った方にも戦闘力がないのならば潰しておきたい。もしくは奇襲を避けるため、完全に相手が退避したかどうかを確かめる必要もある。  階段を上がる途中の古いポスターで血糊を拭う。にこやかに健康茶をアピールする女性の顔が、赤茶けた汚れで塗りつぶされた。  足音を潜めて改札口の外に踏み出し、息を整えて辺りを見回す。  物音がしないせいで誰もいないのかと考え、数歩進んだ時、視界の端で何かが動いた。          *  深い吐息の音が耳をつき、澤田は弾かれるように立ち上がった。耳からイヤホンが外れ、高音のアルペジオが虚しく地面を打つ。  改札口に立つ若い男。それが彼が聞きつけた吐息の主だった。その手に握られた奇妙な形の剣は、鈍い赤に輝いている。  その姿に殺意を感じ、彼は身構えた。背後で真魚が恐怖に怯えているのが、その息づかいでわかる。  しばらくは戦う手段を封じられている以上、さっさとこの場を離れておくべきだったのだ。列車が新たな参加者を連れて来る可能性、そして列車を目的に集まって来る参加者がいる可能性を考えれば、駅前などと言う目につきやすい場所にとどまるのは明らかに間違いだった。  わかっているのに出来なかったのは、真魚の様子が心配だったからだ。いまだ感情に流されている自分が嫌になる。  ――――違う。彼女を守るのはあくまで自分のためだ。自分が感情にとらわれていないことを証明するためだ。  彼は少女を守るように大きく腕を広げた。             *  怯える少女を守ろうとでもいうように大きく腕を広げる少年。その様子で、風見は二つの推測を立てる。  一つ、あの少女には戦闘力がない。  二つ、あの少年は今は戦えない。  爆発の後ホームから退避したのは身の安全のためだったのだろう。  一方、自分にはもう一つ変身手段がある。そして武器も……。 「銃を貸して」  少年が叫ぶ。 「え……?」 「銃だよ!」  震える手でリボルバーを差し出す少女を見て、風見は生身で戦うという選択肢を捨てた。相手がただの青少年に過ぎないにしろ、まぐれ当たりと言うこともある。まだ四十人以上の敵を倒さねばならないのだ、危険は冒したくない。  彼はデンガッシャーを足下に落とした。緩んだ手にホッパーゼクターが飛び込んで来る。           *  相手がゼクターを握りしめるのを見て、澤田の身体が緊張する。変身されれば銃だけではまず対抗出来ない。かといって、いまさら逃げ隠れする手段もない。  それでも、僅かな可能性を信じて、かれは手に触れたものを掴んだ。  ――――銃じゃない。  銃にしては丸く滑らかな感触。そしてなにより軽い。はっと視線をずらすと、手の中には何か黒い物体が収まっていた。その形は真夜中に彼の目の前で灰になった男が操っていた虫に似ている。  人としての命を失った悲嘆か、過去の自分への憎しみか、それとも少女への歪んだ愛情か。ダークカブトゼクターが彼を選んだ理由は誰にもわからない。知りたいと思うものもいないだろう。今ここで意味があるのは、それが自ら望んで澤田の手に収まったという事実のみ。  そしてそれがどう言う意味か――――察しがつかないほど、少年も愚鈍ではなかった。  素早く荷物からベルトを取り出し、身につける。 「変身」  二台のゼクターは当然のようにベルトに収まると、ほぼ同時に発せられた二つの声をそれぞれに復唱した。           *  ホッパーの鋭い前蹴りを片腕で受け止めたダークカブトが、クナイガンを手に斬り掛かる。ホッパーは洗練された身のこなしで後ずさると、一歩深く踏み込んで宙へと舞う。  澤田はベンチの側に立ち尽くす真魚に駆け寄り、彼女を抱えて跳躍した。背後で甲高い破裂音が響き、ホッパーの蹴りを受け止めたベンチがタイル張りの壁ごと砕け散る。  ロータリーの中央に少女を下ろすと、ダークカブトは二車線越しにホッパーとにらみ合った。  ベルトに手をかけ、「キャストオフ」と呟く。  砕け散る灰色の破片を、ホッパーは素早く交わした。  それはともに一人の少女を守るための戦いであり、少女に救われるための戦いだった。許されざると知るが故にその足は退くことを拒み、赦しを望むが故にその拳にためらいはない。  同じシステムを使った先ほどの青いライダーを真似て、ダークカブトがゆっくりと腰に手を延ばす。ホッパーもまたそれを真似る。  クロックアップの宣言とともに、二人の戦士の姿は少女の視界から消えた。  プリムラの花時計の上に座り込んだまま、真魚は風が唸りをあげて相争うのをぼんやりと見守った。  自分が守られている、そのことだけは確かに感じる。どれほど恐くても、どれほど心細くても、守ってくれる人がいるのならば自分はここにいるべきなのだろう。  その人が帰る場所を守るために。  吹き抜ける風が少女の腕を取り、抱き上げる。真魚はその手を信じて身を任せた。           *   *   *  彼は力を込めて、目の前を覆う金属製の板を跳ね上げた。  ベンチの背と落ちて来た瓦礫の隙間に押し込まれ、辛うじて重症を負わずには済んだものの、衝撃を受けた身体は鈍く痛む。  それでも瓦礫を押しのけてどうにか這い出した加賀美の手を、誰かが掴んだ。 「加賀美……」  囁くように自分を呼ぶ声に、彼は驚いて顔を上げる。 「侑斗を、よろしく」 「デネブ?……おい、デネブ!デネブゥゥゥゥゥゥ!!!!」  ホームに倒れたままの身体ににじり寄り、激しく揺さぶる。だがそれはもう答えない。  幾度となく名前を呼び続ける加賀美の背後で、不意に足音が響く。  加賀美は振り向き、掠れた声で呼んだ。 「風間……ッ!」           *  二人組を取り逃がし変身を解いた風見志郎は、立ち去ろうとして駅の方から聞こえて来た叫び声に足を止めた。  見逃したつもりはなかったが、何処かにまだ隠れていた人間がいたのだろうか。確認のために階段を下りる。  先ほど屋根を爆破したホームで、青年が足下の死体を揺さぶっている。線路上に倒れたままのもう一人には気づいていないようだ。  背後で足を止めると、青年は振り返って目を見開いた。 「風間……ッ!」  聞き間違いかと眉をひそめ、言い間違いかと肩をすくめる。が、どうやら見間違いではなかったらしい。 「良かった……逢えて、良かった……。けど、お前が、あと少し早ければ……」  立ち上がった青年に手を強く握りしめられ、風見は思わずそれを振り払いそうになった。  ――――なぜ、皆自分を知ったような口を聞く?なぜ、この苦しみを理解しているような顔をする?  怒り、苛立ち、嫌悪に近い感情が胸にわき上がる。それが世界と自分自身、どちらに向けられているのか、今の彼には判断がつかなかった。 **ステータス表 【時刻:一日目・朝】【現在地:D-9から移動中】 【澤田亜希@仮面ライダー555】 [時間軸]:34話・真理再生前 [状態]:中程度の疲労。体の各部に打撲。     ダークカブトに変身中。カイザ、スパイダーオルフェノクに1時間変身不能 [装備]:カイザギア(全装備付属) [道具]:基本支給品、通話発信可能な携帯電話、不明支給品×3(本人確認済み)    ライダーベルト+ダークカブトゼクター、ディスクアニマル(アカネタカ)    iPod(動画再生機能付き) ファイズアクセル [思考・状況] 基本行動方針:参加者を皆殺しにして自分が完全なオルフェノクであることを証明する。 1:風谷真魚を守る。あくまで、最後に自分の手で殺すために。 2:他の参加者を殺す。 3:なるべくオルフェノク態で戦う事を避ける。そのために一つでも多く変身装備が欲しい。 [備考] ※ダークカブトに資格者として認められました。ベルトはカブトのものを流用しています。 ※能力制限等のルールについて、あらかじめ大まかに知らされています。 ※澤田の携帯電話は特別仕様のため、通話の発信機能が生きています。  現在の所、通話可能な相手は主催者(村上社長・スマートレディ)のみです 【風谷真魚@仮面ライダーアギト】 [時間軸]:31話・サイコキネシス発現後 [状態]:健康。激しく動揺。強い自己嫌悪。 [装備]:コルトパイソンA@クウガ(装弾数6/6、マグナム用神経断裂弾) [道具]:基本支給品一式x2(真魚・天道)     不明支給品(本人確認済み)、首輪(天道)     特殊効果弾セット(マグナム用神経断裂弾54、ライフル用神経断裂弾20、     ランチャー用非殺傷ゴム弾5、ランチャー用催涙弾5、ランチャー用発煙弾5、ランチャー用対バリケード弾5) [思考・状況] 1:澤田についていく。離れたくない。 2:自分の能力と支給品の銃を嫌悪。 3:怪物だらけのこの世界に対する恐怖。 4:帰りたい。でも、どこに帰ればいい……? [備考] ※制限もしくは心理的な理由で超能力が不完全にしか発揮できません。  現状では、サイコメトリーで読めるのは断片的なイメージだけです。 ※以下のように事実を誤解しています。 ・サイコメトリーで見えた灰色のモンスターの正体は天道=カブト。 ・灰色の怪物(海堂)と赤い怪物(モグラ)は殺し合いに乗っている。 ・青いライダー(ガタック・ライダーフォーム)に変身して自分を守ったのは澤田。 ・加賀美(名前は知らない)は自分がサイコキネシスで殺した。 ※共通事項※ 澤田がダークカブトに変身し、真魚を連れて移動中です。行き先は次の書き手さんにお任せします。 【加賀美新@仮面ライダーカブト】 【1日目 早朝】 【現在地:D-9 駅のホーム】 [時間軸]:34話終了後辺り [状態]:激しい疲労と痛み。脇腹に刺し傷。頭部に打撲、肩に裂傷。    強い怒りと悲しみ。ガタックに1時間変身不能。 [装備]:ガタックゼクター、ライダーベルト(ガタック) [道具]:基本支給品一式 ラウズカード(ダイヤQ、クラブ6、ハート6)不明支給品(確認済み)2個。 [思考・状況] 1:風間大介(実際には風見志郎)を連れ、他の仲間、特に桜井侑斗と合流する。 2:危険人物である澤田と真魚(名前は知りません)を倒す。 [備考] ※デネブが森林内で勝手に集めた食材がデイパックに入っています。新鮮です。 ※首輪の制限について知りません。 ※友好的であろう人物と要注意人物について、以下の見解と対策を立てています 味方:桜井侑斗(優先的に合流) 友好的:風間大介、影山瞬、モモタロス、ハナ(可能な限り速やかに合流) 要注意:牙王、澤田、真魚(警戒) 【風見志郎@仮面ライダーTHE NEXT】 【1日目 早朝】 【現在地:D-9 駅のホーム】 【時間軸:】THE NEXT中盤・CHIHARU失踪の真実を知った直後 【状態】: やや疲労、全身打撲、大。両腕、腹部にダメージ大。V3、キックホッパーに2時間変身不可 【装備】:ジャングラー 、ホッパーゼクター+ゼクトバックルB、デンガッシャー 【道具】:不明支給品(未確認)0~3。基本支給品×2セット、ピンクの腕時計、FOX-7+起爆装置(残り4) 【思考・状況】 1:殺し合いに勝ち残り、優勝してちはるに普通の生を送らせる。 2:ショッカーに対する忠誠心への揺らぎ。 3:葦原涼が死んでいなかったことに驚きと僅かな安堵。 【備考】 ※モモタロスの死を受け止め、何か複雑な心境です。 ※ホッパーゼクターを扱えます。 ※FOX-7は基本的に、起爆装置を使った時にのみ爆発します。爆発の規模は使った量に比例します。  起爆装置は全携帯が内蔵している専用アプリに起爆装置のコードを打ち込んで操作するもの。  スイッチ式と時限式の両方の使い方ができます。 【風のエル@仮面ライダーアギト】 【1日目 朝】 【現在地:G-6 市街地・下水道】 [時間軸]:48話 [状態]:頭部にダメージ。全身に大程度の負傷・行動原理に異常発生。1時間能力発揮不可。 [装備]:パーフェクトゼクター [道具]:なし [思考・状況] 基本行動方針:優勝して帰る。 帰還した暁には、主に未知の力を報告。 1:「仲間」を持つ「強き者」を狙う。 2:人を殺すことに、快楽を覚えた。 3:アギトの力、及びそれに似た力を持つ者との戦闘は避ける。 [備考] ※デネブの放送、および第一回放送を聞いていません。 ※首輪の制限時間について考え始めました。 &color(red){【デネブ@仮面ライダー電王 死亡】} &color(red){【本郷猛@仮面ライダー(初代) 死亡】} &color(red){【残り 42人】} ※風のエルの基本支給品と不明支給品1つがG-6エリアのどこかに落ちています。 ※グレネードランチャー(ARWEN 37)がF-6エリアの線路の近くに落ちています。  残り弾数は4/5(発煙弾)です。 ※南北線の列車の中に、基本支給品2セット(本郷猛(O)・一文字隼人(O))  ならびにラウズアブゾーバー、V3ホッパー、一文字(O)の首輪(ひび有り)が残されています。 ※デネブのデイパック(基本支給品と新鮮な山菜入り)が駅前の壊れたベンチの側に残されています。 ※ジャンクション駅とショッピングセンターの間には、最低1つの駅があるようです。 ---- |052:[[イプソ・ファクト(前編)]]|投下順|053:[[二匹の蛇は何を唄う]]| |052:[[イプソ・ファクト(前編)]]|時系列順|053:[[二匹の蛇は何を唄う]]| |052:[[イプソ・ファクト(前編)]]|&color(red){デネブ}|| |052:[[イプソ・ファクト(前編)]]|[[加賀美新]]|064:[[果てなき願い]]| |052:[[イプソ・ファクト(前編)]]|[[澤田亜希]]|058:[[混沌]]| |052:[[イプソ・ファクト(前編)]]|[[風谷真魚]]|058:[[混沌]]| |052:[[イプソ・ファクト(前編)]]|[[風のエル]]|070:[[裏切りはすぐ傍に]]| |052:[[イプソ・ファクト(前編)]]|&color(red){本郷猛}|| |052:[[イプソ・ファクト(前編)]]|[[風見志郎]]|064:[[果てなき願い]]|
*イプソ・ファクト(後編)  風見志郎は、屋根のついたバス停のベンチで放送を聞いた。放送が終わるとすぐに携帯を閉じ、デイパックにしまい込む。その仕草に感傷は見られなかった。  少し考えて立ち上がり、バスの路線図に目をやる。駅の場所を確かめるためだ。  わざわざ誘いを聞かされたのだ。早速列車を利用しようと思うものがいるだろう。移動手段を持つ人間が少ない以上、明確な目的地がある場合は列車を使わざるを得ないという現実もある。  参加者同士が分断され、連絡手段も持たない現状では、数多くの参加者が一斉に特定の駅に集まることは考えにくい。ならば現れた順に各個撃破すればいい。彼にはその力があるし、そうせねばならない理由もあった。  勝利を得て、たった一人のかけがえのない妹に新たな生を与えること。僅かな希望に念を押すような言葉もまた、先ほどの放送にはあったのだ。  あとは何人死んだかだけが重要だった。誰が死んだ、などと言う情報は彼に取ってはさほど意味がない――――ただ一人、葦原涼の名が挙がらなかったことには驚いたが。  安堵と言ってもいい感情が湧いて来たことに、我ながら疑念を感じる。  彼は改めてポケットからピンクの時計を取り出した。  上品なつくりの文字盤に重なる針はもう動かない。  二人の間で止まってしまった時を、ちはるの失われた未来を、再び繋ぐことができるのなら鬼にでもなろう。どれほど罪深くても、それが自分の心が求める戦いなのだから。  来る宛のないバスは、この場所を経由して研究所ともう一つの駅を繋いでいたらしい。地図と放送の限りでは、東方にある連絡駅がそれだろう。おそらくその駅が、最も大きな「狩り場」になる。  再び戦えるようになるまでの時間稼ぎもかね、彼は一旦バイクを駆って西へと向かった。線路沿いに駅を確認しながら進み、工場脇のガソリンスタンドで一旦ガソリンを補給する。  工場の敷地を鉄条網に絡んだビニール紐が風に煽られ、所在なげに揺れている。寂れた敷地に佇む工場の搬出口は閉ざされ、非常灯の黄ばんだ光が朝の日差しに抗うように弱々しく窓に張り付いていた。  途中で30分発のジャンクション行きに追いつく。確認したところ、人が乗っている気配はない。そこで風見はあえて列車を追い抜かず、並走することを選んだ。  電車と一緒ならばエンジン音も多少はカバーされるし、自分の気づかない所に人目があっても列車に気を取られる可能性が高い。  四両編成の車輛は空き地の多い郊外を静かに駆け抜けてゆく。店の増えて来た辺りで、風見は一旦道ばたの時計を確認した。そろそろ前回の変身から二時間たつ。これでまた安心して戦えるようになったということだ。  ジャンクション駅が見えて来た辺りから、線路が交錯していて並走は難しくなった。見通しの良さを考え、やや上り坂になっている道を選ぶ。  絡まった糸のように迷走する線路の上を、ゆっくりとホームに滑り込んで行く列車。底には既に人影があった。窓枠に遮られてわかりにくいが、ホームに一人、階段際に一人か二人。互いに向かい合っていて、まだこちらには気づいていない。  とはいえ、物陰に人がいることも考えられる。  陽動をしておくのが無難だろう。  風見は自分の荷物からあるものを取り出すと、もう片方の手に携帯を持って素早く何かを打ち込み、人のいるホームの屋根に向かって放り投げた。  支給品の中にあった最新式の爆薬。彼は知らなかったが、試験的に合成されただけでコストを理由に量産されていないタイプの爆弾だった。そんなものを支給できるというだけで、このゲームを主催する会社の素性に疑いを抱くものもいるだろう。  別の列車が隣のホームに滑り込んで来るのを見て、風見は指に力を込めた。  シグナルを受信した爆薬が、ホームの屋根を吹き飛ばす。  爆風を遠くに感じながら、風見志郎は自分の心を覆い尽くす仮面を手に取った。           *  静かに駅へと滑り込む列車。車窓に映った光景に、本郷は思わず立ち上がった。  隣のホームの屋根が吹き飛び、一部が完全にホーム上に崩落している。自然に起きた事故ではないことは、わずかな閃光から明白だった。  ゆっくりと速度を落とす列車の窓から、何か黒いものが瓦礫の側に倒れ込むのが見える。彼は列車が止まるのももどかしく、窓を開けてホームへと飛び降りた。  身を起こし、向うのホームに駆け寄る彼の前で、別の影がホームに姿を現す。  足先で確認よろしく黒いものをつついたその人物は、彼の足音に気づいたのか鋭い動きで振り向く。 「……お前は!?」  赤い仮面に光る深緑の目。銀の胸甲を朝陽に輝かせるその姿は紛れもなく仮面ライダーだ。それも、ただの仮面ライダーではない。  もしも、自分が新たな仮面ライダーを作ることになっていたら。そんな考えの元に思い描いたものと寸分違いのない姿がそこにあった。  悪夢か、それとも希望か。その姿に、一瞬本郷は考えを惑わされた。  むろん本郷は、きたるべき未来が訪れていれば実際に彼が目の前の男とよく似た仮面ライダーを作ることになっていたとは知るべくもない。そして皮肉なことに、ここにいる風見志郎は彼を敬愛し、結果として彼と一文字によって命を救われた男ではなかった。  誤解ですらない一瞬の困惑は、すぐに痛みに取って代わられた。  本郷の背から、自然にはない素材がが覗いている。  赤く煌めく刃の先からは鮮血が滴り、コンクリートの床が少しずつ染みで汚れてゆく。  変身した仮面ライダーの全力でデンガッシャーを突き刺されたのだ。いかに改造人間とはいえ無事で済むはずがなかった。  それでも本郷は力を振り絞り、目の前の男の仮面に手をかける。 「君は……仮面ライダーじゃないのか!」  その言葉は疑問ではなく叱責だった。己の心を持つならば、誇りを持つならば、何のために戦うべきかを糾す言葉だ。皮肉なことに、それはつい先刻風見を救おうとした男が投げかけた言葉に似ている。  ――――まだ、お前は仮面ライダーじゃない。  本郷の最後の力が風見から仮面をはぎ取り、端正だが感情に欠ける顔を朝陽の元に晒す。風見はそれを厭いもせず、握った剣に力を込めた。  彼は仮面ライダーではない。ただ、己の心を仮面の下に隠している戦士にすぎない。  仮面ライダーになろうとすら思わない――――それが、ちはるを見捨てることになるのであれば。  自らが手にかけた男の名を知っていれば、あるいはその変身した姿を見ていれば、風見はもっと動揺していたかも知れない。本郷が彼が作った本物のV3を知っていれば、また違った結末もあり得ただろうか。  だが残されたのは「一人の男が別の見知らぬ男を殺した」という現実、ただそれだけだった。          *   *   *  血塗られた剣を抜き、風見志郎は改めて高架を仰ぐ。  ホームに降り立った直後、聞こえた足音は階段の向うへと去ってゆくものと、隣のホームから駈けて来るものとの二つ。  目の前の男への対処を優先したが、もし去って行った方にも戦闘力がないのならば潰しておきたい。もしくは奇襲を避けるため、完全に相手が退避したかどうかを確かめる必要もある。  階段を上がる途中の古いポスターで血糊を拭う。にこやかに健康茶をアピールする女性の顔が、赤茶けた汚れで塗りつぶされた。  足音を潜めて改札口の外に踏み出し、息を整えて辺りを見回す。  物音がしないせいで誰もいないのかと考え、数歩進んだ時、視界の端で何かが動いた。          *  深い吐息の音が耳をつき、澤田は弾かれるように立ち上がった。耳からイヤホンが外れ、高音のアルペジオが虚しく地面を打つ。  改札口に立つ若い男。それが彼が聞きつけた吐息の主だった。その手に握られた奇妙な形の剣は、鈍い赤に輝いている。  その姿に殺意を感じ、彼は身構えた。背後で真魚が恐怖に怯えているのが、その息づかいでわかる。  しばらくは戦う手段を封じられている以上、さっさとこの場を離れておくべきだったのだ。列車が新たな参加者を連れて来る可能性、そして列車を目的に集まって来る参加者がいる可能性を考えれば、駅前などと言う目につきやすい場所にとどまるのは明らかに間違いだった。  わかっているのに出来なかったのは、真魚の様子が心配だったからだ。いまだ感情に流されている自分が嫌になる。  ――――違う。彼女を守るのはあくまで自分のためだ。自分が感情にとらわれていないことを証明するためだ。  彼は少女を守るように大きく腕を広げた。             *  怯える少女を守ろうとでもいうように大きく腕を広げる少年。その様子で、風見は二つの推測を立てる。  一つ、あの少女には戦闘力がない。  二つ、あの少年は今は戦えない。  爆発の後ホームから退避したのは身の安全のためだったのだろう。  一方、自分にはもう一つ変身手段がある。そして武器も……。 「銃を貸して」  少年が叫ぶ。 「え……?」 「銃だよ!」  震える手でリボルバーを差し出す少女を見て、風見は生身で戦うという選択肢を捨てた。相手がただの青少年に過ぎないにしろ、まぐれ当たりと言うこともある。まだ四十人以上の敵を倒さねばならないのだ、危険は冒したくない。  彼はデンガッシャーを足下に落とした。緩んだ手にホッパーゼクターが飛び込んで来る。           *  相手がゼクターを握りしめるのを見て、澤田の身体が緊張する。変身されれば銃だけではまず対抗出来ない。かといって、いまさら逃げ隠れする手段もない。  それでも、僅かな可能性を信じて、かれは手に触れたものを掴んだ。  ――――銃じゃない。  銃にしては丸く滑らかな感触。そしてなにより軽い。はっと視線をずらすと、手の中には何か黒い物体が収まっていた。その形は真夜中に彼の目の前で灰になった男が操っていた虫に似ている。  人としての命を失った悲嘆か、過去の自分への憎しみか、それとも少女への歪んだ愛情か。ダークカブトゼクターが彼を選んだ理由は誰にもわからない。知りたいと思うものもいないだろう。今ここで意味があるのは、それが自ら望んで澤田の手に収まったという事実のみ。  そしてそれがどう言う意味か――――察しがつかないほど、少年も愚鈍ではなかった。  素早く荷物からベルトを取り出し、身につける。 「変身」  二台のゼクターは当然のようにベルトに収まると、ほぼ同時に発せられた二つの声をそれぞれに復唱した。           *  ホッパーの鋭い前蹴りを片腕で受け止めたダークカブトが、クナイガンを手に斬り掛かる。ホッパーは洗練された身のこなしで後ずさると、一歩深く踏み込んで宙へと舞う。  澤田はベンチの側に立ち尽くす真魚に駆け寄り、彼女を抱えて跳躍した。背後で甲高い破裂音が響き、ホッパーの蹴りを受け止めたベンチがタイル張りの壁ごと砕け散る。  ロータリーの中央に少女を下ろすと、ダークカブトは二車線越しにホッパーとにらみ合った。  ベルトに手をかけ、「キャストオフ」と呟く。  砕け散る灰色の破片を、ホッパーは素早く交わした。  それはともに一人の少女を守るための戦いであり、少女に救われるための戦いだった。許されざると知るが故にその足は退くことを拒み、赦しを望むが故にその拳にためらいはない。  同じシステムを使った先ほどの青いライダーを真似て、ダークカブトがゆっくりと腰に手を延ばす。ホッパーもまたそれを真似る。  クロックアップの宣言とともに、二人の戦士の姿は少女の視界から消えた。  プリムラの花時計の上に座り込んだまま、真魚は風が唸りをあげて相争うのをぼんやりと見守った。  自分が守られている、そのことだけは確かに感じる。どれほど恐くても、どれほど心細くても、守ってくれる人がいるのならば自分はここにいるべきなのだろう。  その人が帰る場所を守るために。  吹き抜ける風が少女の腕を取り、抱き上げる。真魚はその手を信じて身を任せた。           *   *   *  彼は力を込めて、目の前を覆う金属製の板を跳ね上げた。  ベンチの背と落ちて来た瓦礫の隙間に押し込まれ、辛うじて重症を負わずには済んだものの、衝撃を受けた身体は鈍く痛む。  それでも瓦礫を押しのけてどうにか這い出した加賀美の手を、誰かが掴んだ。 「加賀美……」  囁くように自分を呼ぶ声に、彼は驚いて顔を上げる。 「侑斗を、よろしく」 「デネブ?……おい、デネブ!デネブゥゥゥゥゥゥ!!!!」  ホームに倒れたままの身体ににじり寄り、激しく揺さぶる。だがそれはもう答えない。  幾度となく名前を呼び続ける加賀美の背後で、不意に足音が響く。  加賀美は振り向き、掠れた声で呼んだ。 「風間……ッ!」           *  二人組を取り逃がし変身を解いた風見志郎は、立ち去ろうとして駅の方から聞こえて来た叫び声に足を止めた。  見逃したつもりはなかったが、何処かにまだ隠れていた人間がいたのだろうか。確認のために階段を下りる。  先ほど屋根を爆破したホームで、青年が足下の死体を揺さぶっている。線路上に倒れたままのもう一人には気づいていないようだ。  背後で足を止めると、青年は振り返って目を見開いた。 「風間……ッ!」  聞き間違いかと眉をひそめ、言い間違いかと肩をすくめる。が、どうやら見間違いではなかったらしい。 「良かった……逢えて、良かった……。けど、お前が、あと少し早ければ……」  立ち上がった青年に手を強く握りしめられ、風見は思わずそれを振り払いそうになった。  ――――なぜ、皆自分を知ったような口を聞く?なぜ、この苦しみを理解しているような顔をする?  怒り、苛立ち、嫌悪に近い感情が胸にわき上がる。それが世界と自分自身、どちらに向けられているのか、今の彼には判断がつかなかった。 **ステータス表 【時刻:一日目・朝】【現在地:D-9から移動中】 【澤田亜希@仮面ライダー555】 [時間軸]:34話・真理再生前 [状態]:中程度の疲労。体の各部に打撲。     ダークカブトに変身中。カイザ、スパイダーオルフェノクに1時間変身不能 [装備]:カイザギア(全装備付属) [道具]:基本支給品、通話発信可能な携帯電話、不明支給品×3(本人確認済み)    ライダーベルト+ダークカブトゼクター、ディスクアニマル(アカネタカ)    iPod(動画再生機能付き) ファイズアクセル [思考・状況] 基本行動方針:参加者を皆殺しにして自分が完全なオルフェノクであることを証明する。 1:風谷真魚を守る。あくまで、最後に自分の手で殺すために。 2:他の参加者を殺す。 3:なるべくオルフェノク態で戦う事を避ける。そのために一つでも多く変身装備が欲しい。 [備考] ※ダークカブトに資格者として認められました。ベルトはカブトのものを流用しています。 ※能力制限等のルールについて、あらかじめ大まかに知らされています。 ※澤田の携帯電話は特別仕様のため、通話の発信機能が生きています。  現在の所、通話可能な相手は主催者(村上社長・スマートレディ)のみです 【風谷真魚@仮面ライダーアギト】 [時間軸]:31話・サイコキネシス発現後 [状態]:健康。激しく動揺。強い自己嫌悪。 [装備]:コルトパイソンA@クウガ(装弾数6/6、マグナム用神経断裂弾) [道具]:基本支給品一式x2(真魚・天道)     不明支給品(本人確認済み)、首輪(天道)     特殊効果弾セット(マグナム用神経断裂弾54、ライフル用神経断裂弾20、     ランチャー用非殺傷ゴム弾5、ランチャー用催涙弾5、ランチャー用発煙弾5、ランチャー用対バリケード弾5) [思考・状況] 1:澤田についていく。離れたくない。 2:自分の能力と支給品の銃を嫌悪。 3:怪物だらけのこの世界に対する恐怖。 4:帰りたい。でも、どこに帰ればいい……? [備考] ※制限もしくは心理的な理由で超能力が不完全にしか発揮できません。  現状では、サイコメトリーで読めるのは断片的なイメージだけです。 ※以下のように事実を誤解しています。 ・サイコメトリーで見えた灰色のモンスターの正体は天道=カブト。 ・灰色の怪物(海堂)と赤い怪物(モグラ)は殺し合いに乗っている。 ・青いライダー(ガタック・ライダーフォーム)に変身して自分を守ったのは澤田。 ・加賀美(名前は知らない)は自分がサイコキネシスで殺した。 ※共通事項※ 澤田がダークカブトに変身し、真魚を連れて移動中です。行き先は次の書き手さんにお任せします。 【加賀美新@仮面ライダーカブト】 【1日目 早朝】 【現在地:D-9 駅のホーム】 [時間軸]:34話終了後辺り [状態]:激しい疲労と痛み。脇腹に刺し傷。頭部に打撲、肩に裂傷。    強い怒りと悲しみ。ガタックに1時間変身不能。 [装備]:ガタックゼクター、ライダーベルト(ガタック) [道具]:基本支給品一式 ラウズカード(ダイヤQ、クラブ6、ハート6)不明支給品(確認済み)2個。 [思考・状況] 1:風間大介(実際には風見志郎)を連れ、他の仲間、特に桜井侑斗と合流する。 2:危険人物である澤田と真魚(名前は知りません)を倒す。 [備考] ※デネブが森林内で勝手に集めた食材がデイパックに入っています。新鮮です。 ※首輪の制限について知りません。 ※友好的であろう人物と要注意人物について、以下の見解と対策を立てています 味方:桜井侑斗(優先的に合流) 友好的:風間大介、影山瞬、モモタロス、ハナ(可能な限り速やかに合流) 要注意:牙王、澤田、真魚(警戒) 【風見志郎@仮面ライダーTHE NEXT】 【1日目 早朝】 【現在地:D-9 駅のホーム】 【時間軸:】THE NEXT中盤・CHIHARU失踪の真実を知った直後 【状態】: やや疲労、全身打撲、大。両腕、腹部にダメージ大。V3、キックホッパーに2時間変身不可 【装備】:ジャングラー 、ホッパーゼクター+ゼクトバックルB、デンガッシャー 【道具】:不明支給品(未確認)0~3。基本支給品×2セット、ピンクの腕時計、FOX-7+起爆装置(残り4) 【思考・状況】 1:殺し合いに勝ち残り、優勝してちはるに普通の生を送らせる。 2:ショッカーに対する忠誠心への揺らぎ。 3:葦原涼が死んでいなかったことに驚きと僅かな安堵。 【備考】 ※モモタロスの死を受け止め、何か複雑な心境です。 ※ホッパーゼクターを扱えます。 ※FOX-7は基本的に、起爆装置を使った時にのみ爆発します。爆発の規模は使った量に比例します。  起爆装置は全携帯が内蔵している専用アプリに起爆装置のコードを打ち込んで操作するもの。  スイッチ式と時限式の両方の使い方ができます。 【風のエル@仮面ライダーアギト】 【1日目 朝】 【現在地:G-6 市街地・下水道】 [時間軸]:48話 [状態]:頭部にダメージ。全身に大程度の負傷・行動原理に異常発生。1時間能力発揮不可。 [装備]:パーフェクトゼクター [道具]:なし [思考・状況] 基本行動方針:優勝して帰る。 帰還した暁には、主に未知の力を報告。 1:「仲間」を持つ「強き者」を狙う。 2:人を殺すことに、快楽を覚えた。 3:アギトの力、及びそれに似た力を持つ者との戦闘は避ける。 [備考] ※デネブの放送、および第一回放送を聞いていません。 ※首輪の制限時間について考え始めました。 &color(red){【デネブ@仮面ライダー電王 死亡】} &color(red){【本郷猛@仮面ライダー(初代) 死亡】} &color(red){【残り 41人】} ※風のエルの基本支給品と不明支給品1つがG-6エリアのどこかに落ちています。 ※グレネードランチャー(ARWEN 37)がF-6エリアの線路の近くに落ちています。  残り弾数は4/5(発煙弾)です。 ※南北線の列車の中に、基本支給品2セット(本郷猛(O)・一文字隼人(O))  ならびにラウズアブゾーバー、V3ホッパー、一文字(O)の首輪(ひび有り)が残されています。 ※デネブのデイパック(基本支給品と新鮮な山菜入り)が駅前の壊れたベンチの側に残されています。 ※ジャンクション駅とショッピングセンターの間には、最低1つの駅があるようです。 ---- |052:[[イプソ・ファクト(前編)]]|投下順|053:[[二匹の蛇は何を唄う]]| |052:[[イプソ・ファクト(前編)]]|時系列順|053:[[二匹の蛇は何を唄う]]| |052:[[イプソ・ファクト(前編)]]|&color(red){デネブ}|| |052:[[イプソ・ファクト(前編)]]|[[加賀美新]]|064:[[果てなき願い]]| |052:[[イプソ・ファクト(前編)]]|[[澤田亜希]]|058:[[混沌]]| |052:[[イプソ・ファクト(前編)]]|[[風谷真魚]]|058:[[混沌]]| |052:[[イプソ・ファクト(前編)]]|[[風のエル]]|070:[[裏切りはすぐ傍に]]| |052:[[イプソ・ファクト(前編)]]|&color(red){本郷猛}|| |052:[[イプソ・ファクト(前編)]]|[[風見志郎]]|064:[[果てなき願い]]|

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