二匹の蛇は何を唄う

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nagasare

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二匹の蛇は何を唄う

「てんめえええええええッッ!!」

荒野に海堂の叫びが木霊する。この叫びは先ほど逝ったモグラへの鎮魂の叫びだ。
この島に来てから始めて出合ったモグラ。多少形は変わっていたが、それでも気心はそれなりに通じ合っていた。
それに、先ほど聞かされた仮面ライダーへの尊敬の念。ある種の、テレビに映るヒーローに憧れる様なものだった。
自分も少しだけ、ほんの少しだけ、会って見たいと思った。会って一言、褒めてやりたかった。
そして――――思いのほか、とても早く出会えた。出会えたのに殺された、よりにもよってその「仮面ライダー」にだ。
相手の棘が頬を掠るが、不思議と痛くはない。いや、むしろ痛みを感じない……心は、もっと、痛いから。
「ケケケーッ!!」
目の前にいるこの獣……こいつがモグラの言っていたヒーロー、「仮面ライダー」なのか?

嘆き苦しむ人の元に駆けつけ、

どんな悪にも消して屈したりせず、

最後には必ず助け出してくれる、ヒーロー。

――――嘘だ。

今目の前にいるの奴は、ヒーローは、自分を慕ってくれる奴を引き裂いたりなんかはしないはずだ。
こんな惨い事をしたなら、最早ヒーローでもなんでもない。それはもう、人を殺すオルフェノクと同じだ。
そんな奴をただただ信じて、憧れて、モグラは殺されたのか――――ふざけるな。こんな理不尽な事があってたまるか。え、腐れ神様よォッ!!

「ッアアアァァァアァァアアア!!」

激情に身を任せて叫び、濁った白のような体色と同じ色の剣を構え、突進する。
切っ先がアマゾンの喉笛を襲う、だが左腕の棘で阻まれ、さらにはベルトから取り出された何かで弾かれてしまった。
「ケケーッ!」
それは手斧にも、ロープにも、鋸にもなるアマゾンの武器。コンドラーだ。
武器が交差するたびに、放たれる火花が顔を照らすが、互いのその仮面に隠された表情は読み取れず。
夜も明け朝日が差し込む中、二人の戦いを見ているのはただ一人の男、歌舞鬼。彼は徐に携帯を取り出して、大声で二人に話しかける。

「おーい、そろそろ放送とやらの時間だけど聞かないのかー?」
「ッルセェ!!」
怒声と共にスネークオルフェノクの斬撃が地面を抉る。すぐさま飛んで回避したからいいものの、あと少し遅ければ八つ裂きにされかねなかった。
ヘイヘイそうですか、と愚痴をこぼしながら携帯の電源を入れ、二人に向かって聞こえるようにする。
ちょうど放送のタイミングだったのか、画面からは映像と共にスマートレディの声が流れてきた。

――――ハァ~イ。参加者のみなさん、おはようございます。よく眠れましたか?

いけ好かない声だ、と今更ばかりに歌舞鬼は思う。実際、目が覚めてからは歩き続けで一睡もしていない。
目の前の蛇――――男が変化した魔化魍が反応を示した辺り、何かしらの関係はあるのだろうか。歌舞鬼の考えを他所に放送は淡々と進められていく。

……九人、多いようで少ないような数。とりあえずヒビキの名が呼ばれていないことに安堵する。
尤も、ここに居るヒビキは「彼の知る」ヒビキではないため、放送されたところで彼が分かるかは怪しいが。
最後に呼ばれたモグラ獣人という名前、それが今目の前に転がっている首の名前だろう。あの蛇もそう呼んでいた。
ただ……一つ引っかかるのはそのモグラの言動だ。あの反応は確実にアマゾンを知っていた、が当のアマゾンの方は全くその様な素振りを見せず、結果はこの様だ。

「ハア、仕方ねぇな。」
取りあえずは二人を止めなくては。まだ立ち位置を決めていないとはいえ、無駄な争いは体力を消耗するだけだ。
懐から取り出したのは、黒い鬼の顔が刻まれた奇妙な音叉。腕に軽く弾かせ、美しい音色が響き渡る。

キィィィ――――――ッイン!

一際高い音と共に、歌舞鬼の体を紫の篝火が包み込む。何処からともなく降り注ぐ桜の花びらが、見事なまでの舞を見せる。
メラメラと、一枚一枚が炎となって燃え上がり、太陽の光にも負けないほどに輝きを増していく。

「――――ハァッ!!」

炎を払うように腕を振り下ろし、中から現れたのは色こそアマゾンと同じ赤と緑の二色だが、姿は全く違う異形。
降り注ぐ桜吹雪は、純粋な信念の証。左右で色と長さの違う角は、人ならざる「鬼」の証明。
人を捨て、世を捨て、醜き大人を見限った戦士――――――戦国の世に駆ける歌舞伎役者、仮面ライダー歌舞鬼。

「さぁて、止めにいく……ガッ!?」
音叉剣を構え、いざ行こうとした時、首元に違和感と苦痛が同時に押し寄せてくる。首輪の所為かと考えたが、直後にそれが違うと悟る。
振り返った時に見たのだ、自分の首元にまきつく黒い鞭と、それを操る――――もう一人の蛇を。


「……ん?」
「あ、起きた? 」
廃墟の中で目を覚ました三田村が最初に見たのは、自分とそう変わらない少年の姿だった。
痛む頭で時計を見ると、既に針は六時を回っていた。
「あ、放送の内容ならメモしておきましたよ。」
そういって少年は紙切れを差し出してきた。記された名前は死亡者、場所は今後の禁止エリアらしい。
その中に一文字隼人の名を見つけた時、一瞬心が歪むような感覚を覚えた。自分の中では仇も同然だというのに。
「あの……もしかしてお知り合い、が?」
「……いや、別に。」
おずおずと聞いてくる少年に対し、晴彦は素っ気無く返した。どうせ、いつかは殺さなくてはならないのだから。

「君、名前は?」
「えっと、桐矢京介です。」
「そう、僕は三田村晴彦だ。」

京介と名乗ったその少年は、まるでどこか怯えているかのように感じられた。
「京介……だっけ、どうして僕を助けたんだ? もし僕が人を殺すような奴だったらどうするんだよ。」
まず最初に浮かんだ疑問を投げかける。間に『もし』と入れた理由は、三田村自身にも分からなかった。
「いや……」
顔を俯けた京介が少し口篭るが、その後すぐに答えを話し始めた。

「……例え人を殺すような奴でも、見捨てていったら、多分俺後悔すると思うんです。
 俺、正直今もちょっと怖いです。けど……逃げたら、たぶん父さんに顔向けできなくなるから。」

恐怖。実にありふれた感情だと思う。この言い方から察するに、父親は勇敢な人間だったのだろう。
それに比べて、自分はどうだろうか。愛した人のために他人を踏み台にしようとする、自分の行動に、思わず反吐が出そうになる。

――――ハァッ!!

突如、男の声が響き渡る。二人は視線だけで意思疎通し、外へ出て声のした方向へと走り出す。
少し走っただけで京介は疲れていたが、割と近場だったのが幸いした。
目の前で繰り広げられているのは、斑色の怪人と灰色の怪人が争っている姿。そして――――
「――――鬼ッ!?」
そう、そこには京介の世界に居た、鬼が存在していた。
鬼は人のために魔化魍と戦う戦士たち。合流すれば、きっと保護してくれるだろう。そんな甘い考えが過ぎったその時。

「な……三田村さ……」
首筋に鋭い痛みが走ったかと思うと、体中から力が抜けていく――――京介の視界が閉じる前に映したのは、黒い蛇のような怪人だった。


音叉剣で鞭を斬ろうとするが、その前に首から手元へと伸縮し一気に間合いを詰められる。
歌舞鬼の目が見開かれる前に拳を握り、手元に漆黒の気を収束、すぐさま開放。
「……グァッ!」
全く想定外の出来事に戸惑う暇もなく、歌舞鬼はコブラのアッパーを諸に食らい、宙へと舞うのだった。
襲撃者の存在に気づいたアマゾンはスネークオルフェノクを無視して跳躍し、鋭い爪とコンドラーを構えてスネークに飛び掛った。
コンドラーのロープ部分に鞭が絡みつくも、追撃のひれカッターがコブラの仮面を襲う。しかし、ここで邪魔が入る。

「さぁぁぁぁせぇぇぇぇるぅぅぅぅかぁぁぁぁぁぁぁッッ!!」

スネークオルフェノクが遅れて入り、アマゾンを引き剥がしてジャイアントスウィングの要領で投げ飛ばす。
吹き飛ばされるも、そこは野生の申し子。素早い反応と身のこなしで即座に受身を取り、二人を睨み付ける。
「どうして助けた?」
「勘違いすんな。俺はあいつが許せねぇだけだ。」
問いに対する海堂の返答は、あまりにも冷たい物だった。人柄を多少知っている者が居たなら、その違和感に気づいただろう。
モグラの死に直面した海堂は、本人も与り知らぬところで激高していた。
恐らく、元の世界に居た時にモグラと出会い、この結末を迎えても同様の反応をしていただろう。だが今回ばかりは勝手が違った。
憧れていた仮面ライダーに殺された。この事実が海堂に更なる怒りを上乗せしていたのだ。

「あー、痛え……。」
遅まきながら立ち上がった歌舞鬼も状況の異様さを掴んだが、何故か――――笑みを浮かべていた。
その笑みが何を意味するのか、実際のところ誰にも分からない。もしかすると、仮面が笑みを浮かべているように見えただけかもしれなかった。
次の瞬間、四者が音もなく、全く同時に空中へと飛び、それぞれの武器を構えて激突する。
スネークオルフェノクの剣を歌舞鬼の音叉剣が受けとめ、アマゾンのコンドラーをコブラの鞭が捕まえた。

「アマゾン! その黒い奴は任せた、俺はこっちを引き受ける!」
「ケケケーッ!」
その声を合図に、アマゾンとコブラが地を駆け、組み合いながら猛スピードで走っていく。
「待っ、勝手に決めてんじゃねぇ!」
スネークオルフェノクが追いかけようとするが、歌舞鬼の音叉剣がそれを遮り、両者の視線が交差した。
「行くんなら、まずは俺を倒してからにしな。」
――――そして戦いは、両方が一対一の形へ戻った。

鈍い金属音がし、二人の持つ武器が接触。互いの顔に火花を散らして鬩ぎあう。
「ウラァッ!」
その時スネークオルフェノクの膝蹴りが炸裂した。鍔迫り合いに気が向かっていたため歌舞鬼の下半身はがら空きになっていたのだ。
音叉剣も弾き飛ばされ、思わずひるむ歌舞鬼を尻目に、スネークオルフェノクは剣を振り上げる。その剣はまっすぐ歌舞鬼の体を――――

「……かかったな!」
「!?」
――――斬らなかった。歌舞鬼が不敵な笑いと共に、何かを眼前へと展開する……それは、傘だった。

「なっ!?」
切っ先が唐傘によって阻まれ、スネークオルフェノクの顔が驚愕に染まるが、視界を遮った歌舞鬼には届かなかった。
傘を挟んだ向こうでは、歌舞鬼が右手で音叉剣を構え、腕を目いっぱい引き――――一瞬の後、傘の前へと突き出した。
「ガァッ……」

この傘はヒビキと戦ったときに使用した戦法。ヒビキ相手ならともかく、他の奴ならまだいける筈だと踏んだのだ。
腹部に痛みが走り、崩れ落ちるスネークオルフェノク。その隙に歌舞鬼はベルトの音撃鼓を取り外し、叩きつける。
警戒されるよりも早くつまみを調節し、大きさを拡大してターンテーブル並みの巨大な「太鼓」が出現した。
マウントポジションを取った歌舞鬼がベルトから緑色の音撃棒を取り外す。輪を指に引っ掛けて一回転させ、叫ぶ。

「音撃打、業火絢爛ッ!!」

ドンドン、と。まるで太鼓を叩いて演奏するように、音と共に鼓動を叩き込む。
それもただの音でなく、清めの音だ。その響きは確実にスネークオルフェノクに牙を向き、その体を蝕んでいく。
太鼓での演奏を終え、最後に締めるべく二本を同時に掲げる。そして、止めを刺そうと音撃棒を振り下ろした。

「舐めんじゃ、ねぇぇえぇぇええぇ!!」
突如、それまで虫の息だったスネークオルフェノクが、無理やり音撃鼓を引き剥がして脱出する。
当然止めの音撃は空回りし、歌舞鬼が呆気に取られている間に二本の剣がその頭を切り落とさんと襲い掛かる。
「貰ったッ!」
「……拙い!」
手元には音叉剣も無く、瞬間的にそばにあった物を掴み、盾の替わりとして手前に突き出す。斬った感覚と、斬られた感覚が双方に訪れる。

――――もしも、二人が「それ」の正体に気づいていたのなら、後の悲劇は起こらなかっただろう。

「……ッ……!!」

ひらり、と一枚。首輪から――――青い薔薇の花びらが零れ落ち、地に付く前に二つに千切れた。
一瞬にも永劫にも感じられる静寂。やがてそれを破るかのように海堂の叫びがあたりに木霊する。
「モグラアアアアアアアアッッ!!」
叫びに呼応するが如く、モグラ獣人の体が崩れ落ちる。海堂が抱きかかえたその体は、驚くほどに軽かった。
体を斬られ血が抜けていたのもあるが……原因はもう一つ。モグラ獣人の体が、海堂の腕の中で崩れ去っていく。

「何で……何で何もしてないのに崩れちまうんだよッ!」
いつの間にか変身を解き、歌舞鬼が居るのにも拘らず涙を流す。海堂の悲痛な声は、モグラ獣人の「残り物」と共に風に吸い込まれていった。
「あ……あぁ……」
急いで灰を捕まえようとするが、その指は空しく宙を切るだけ。全身から力が抜け、その場に座り込んだまま動かなくなった。
「……チッ」

戦闘意欲が失せた事を悟り、軽くしたうちを打ちつつ歌舞鬼は海堂を残して駆け出していった――――。


一方、アマゾンとコブラの戦いも熾烈を極めていた。
鞭が撓り、アマゾンの首を絡めとったと思えば、力を込める前に駆け出し振り上げたアームカッターがコブラの胸板を切り裂く。
対するコブラは切り裂かれた事には目もくれず、体勢を低くして漆黒の拳を打ち出す。吹き飛ぶアマゾンを再び鞭で引き戻し、頭部に回し蹴りを打ち込んだ。
だがアマゾンは何でもないと言った風で足を掴み、鋭い牙でその足を貫いた。マスクの中で三田村は苦悶の表情を浮かべるが、構っていられない。

黒い気を左の拳に集め、右足ごとアマゾンの額へと殴りつける。苦しむアマゾンに続けて拳のラッシュを浴びせた。
しかしここで先ほどの胸や足の傷から火花が飛び散る、傷ついた体に負荷がかかりすぎたのだ。その隙にアマゾンは抜け出し、コンドラーを展開させる。
ロープを街頭に引っ掛け、まるでジャングルの蔦の様に移動、コブラを撹乱させる。鞭を伸ばすも、あまりの動きについていけない。
アマゾンは、コブラをゲドンの怪人と認識していた。だからこそ容赦はせず、全力で倒しにかかる。
それに対し、戦法も行動も、全くと言っていいほど違うのに――――コブラは、アマゾンにかつて自分と戦ったホッパーを重ねていた。

――――と、ここまで見ればコブラのほうが多少優勢に見えるが、実際は五分五分だった。
確かにアマゾンはスネークオルフェノクとの戦いで多少疲労が残っているが、それは北崎と戦ったコブラも同じ。
つまり、ここで勝敗を左右するのは個々の戦闘センス。コブラの幸運はアマゾンがまだそれほど戦闘経験を積んでいない時期から呼ばれたことだった。
故に、この戦いはどちらが勝ってもおかしくは無かったのだ。

「ガウーッ!」
コンドラーを元の形に戻し、飛び降りたアマゾンの爪がコブラの装甲を貫き脇腹へと突き刺さる。痛みを感じる暇も無く引き抜かれ、大地を蹴って跳躍。
空中で一回転を加え、左腕を天高く振り上げる。腕に嵌っているギギの腕輪が怪しく輝き、アームカッターの先にエネルギーが集中していく。

「ケケケ――――ッッ!!」

元から持っている切れ味、空中から落下する際の重力加速、そしてギギの腕輪から発せられる超古代エネルギー。そしてその三つを纏め上げるアマゾンの野生の勘。
それらすべてが折り重なり、いつかの未来で「大切断」と呼ばれるその技は、まっすぐにコブラの体を切り裂いた。
「グゥァッ……」
とっさに飛び退いたものの、右肩から左足にかけて深い傷を負ってしまった。だんだん意識が遠のき、視界が真っ暗になって――――

――――赤い糸で繋がってたりして、私たち。

「……美代子、さんッ!」
今はそばに居ない、愛する人の声がオーバーラップする。そうだ、自分はこんなところで倒れてなど居られない。
震える体に文字通り鞭を打ち、拳を握り締める。着地したてでまだ足元がおぼついているアマゾンを押し倒し、白いマフラーをつかみ出す。
一瞬、アマゾンの赤い瞳に自分の姿が写った。無機質な仮面に覆われた、別の自分の姿が。
開いている右手に有りっ丈の黒い気を込めて、構える。そして、一瞬の迷いも無く振り下ろした。



「……ガウ?」
しかし、その拳がアマゾンに届くことは無かった。不思議に思ったアマゾンが軽く手を触れてみると、その体はいとも簡単に倒れた。
連続戦闘による疲労、改造人間としても見過ごせないほどの傷。改造された時につけられた自己防衛機能が、三田村の肉体を気絶へと追い込んだのだった。


遅れて歌舞鬼がやってきた時には、もうすべてが終わっていた。
変身が解けたアマゾンの傍には、あの仮面をつけた、貧弱な青年が転がっている。先ほどと比べると、別人ではないかと疑うほどに違いすぎた。
貧弱さではここへ来る途中で拾った少年と、いい勝負かもしれない。取りあえず二人を横たわらせ、生死を確認する。

――――やっぱり、子供は嫌いになれない。

アマゾンのデイパックを漁りつつ、歌舞鬼は人知れずそんなことを考えていた。

ステータス表


【朝】【F-6エリア】

【山本大介@仮面ライダーアマゾン】
【1日目 現時刻:朝】
【現在地:F-6エリア】
[時間軸]:アマゾン本編1話終了後
[状態]:健康、2時間変身不可(アマゾン)
[装備]:ギギの腕輪、コンドラー
[道具]:治療用の植物、ルール説明の紙芝居、不明支給品x1(歌舞鬼確認済み)、基本支給品
[思考・状況]
1:……ガウ?
[備考]
※1:言葉は人と会話をしていけば自然と覚えます。
※2:コンドラーはナイフやロープ代わりになります。
※3:ギギの腕輪を奪われるとアマゾンは死にます。
※4:第一回放送をまるで聞いていません。

【桐矢京介@仮面ライダー響鬼】
【1日目 現時刻:朝】
【現在地:F-6エリア】
[時間軸]36話、あきらに声を掛けた帰り
[状態]:疲労大、軽い擦り傷、空腹、気絶中。
[装備]:なし
[道具]:基本支給品(食料紛失) ラウズカード(スペードの10、クラブの10)
[思考・状況]
基本行動方針:生き残る
1:三田村と行動する。
2:激しい恐怖(特にダグバ・ゾルダに対して)
3:響鬼が助けてくれることへの僅かな期待
※自分を助けてくれた男性(水城)の生存の可能性は低いと予想
※食料は移動中に紛失しました。

【三田村晴彦@仮面ライダー THE FIRST】
【1日目 現時刻:朝】
【現在地:F-6エリア】
[時間軸]:原作での死亡直前から
[状態]:中程度の疲労、胸に強い痛み、気絶、2時間変身不可(コブラ)
[装備]:特殊マスク、鞭
[道具]:基本支給品・不明支給品×1
[思考・状況]
基本行動方針:彼女を救いたい。
1:望みを叶える為にも、バトルロワイヤルに生き残るしかない。
2:いざとなれば迷わない……?
[備考]
※廃墟内に支給品(基本支給品・不明支給品×1)が桐矢のデイパックと隣り合わせに置いてあります。

【歌舞鬼@劇場版仮面ライダー響鬼】
【1日目 現時刻:朝】
【現在地:F-6エリア】
[時間軸]:響鬼との一騎打ちに破れヒトツミに食われた後
[状態]:健康、2時間変身不可(歌舞鬼)
[装備]:変身音叉・音角、音撃棒・烈翠
[道具]:基本支給品(ペットボトル1本捨て)、歌舞鬼専用地図、音撃三角・烈節@響鬼
[思考・状況]
0:子供……か。
1:アマゾンと行動を共にする……今のところは
2:モモタロスがここまで来たら…戦闘か、共闘か。来ないでほしいものだが。
3:響鬼に会ったらその時は…
[備考]
※1:歌舞鬼専用地図はアルファベットの部分が歌舞鬼にもわかるよう当て字の漢字が使われているだけです
※2:モモタロスに同情の念は抱いていません。虚をついて水容器の毒味をさせたぐらいにしか思ってません。
   また、名前を聞いていないので死んだことも知りません。


誰もいなくなった場所で、一人海堂は座り込んでいた。
モグラの仇を討てなかったこと。自らモグラの遺体を切り刻み、灰にしてしまったこと。
さまざまな激情が体の中を駆け巡り、それらはやがて「仮面ライダー」への怒りに昇華されて行く。
赤と緑色をした、二人のライダー。顔は既に覚えた、次にあった時はもう情けはかけず、容赦もしない。
だから――――今は、墓を作ってやることしか出来ない。遺灰を寄せ集め、ガーベラの種をまいて水をかける。
全部が終わったら、改めて償いをする。だから、今は我慢していてくれ。
天を仰ぎ、仮面ライダーや人の命を奪う怪人、そしてこんなふざけた場を用意したスマートブレインへの怒りが沸き立つ。

「俺様はもう屈しねえっ! こんな殺し合いになんか負けねえし、スマートブレインだってぶっ潰してやる!」

力の限り叫び、最後に一番大事な思いをぶちまける。

「これが! お前らの言う正義なのか!? 俺はもうお前らを絶対にゆるさねえ、だから覚悟しとけ――――」

一度だけ呼吸を整え、憎き者どもの名前を、正義を騙り、友を奪った外道達の名を叫ぶ。

「――――ライダァァァァァァ――――ッッ!!」

ステータス表


【F-5エリア】【朝】

【海堂直也@仮面ライダー555】
【1日目 現時刻:朝】
【現在地:F-5エリア】
[時間軸]: 34話前後
[状態] :健康。激しい怒り、2時間変身不可(スネークオルフェノク)
[装備] :なし
[道具]:基本支給品、ゼロノスカード(赤)×3、ディスクアニマル(ニビイロヘビ)、戦国時代のディスクアニマル(イワベニシシ)
[思考・状況]
1:「仮面ライダー」を許さない。
2:赤と緑のライダー(アマゾン、歌舞鬼)の危険性を伝える。
3:まだ対主催。
※ 澤田の顔はわかりますが名前は知りません。また、真魚の顔は見ていません。
※ モグラ獣人の墓にはガーベラの種が植えられています。
※ 第一回放送は知っている名前がモグラのみ、ということしか頭に入っていません。


052:イプソ・ファクト(後編) 投下順 054:知略と決意のとき
052:イプソ・ファクト(後編) 時系列順 054:知略と決意のとき
030:決断の刻は目の前に 桐矢京介 062:泣く少年
030:決断の刻は目の前に 三田村晴彦 062:泣く少年
041:正義のためなら鬼となる 海堂直也 065:終わるのは遊び、始まるのは戦い(前編)
041:正義のためなら鬼となる 山本大介 062:泣く少年
041:正義のためなら鬼となる 歌舞鬼 062:泣く少年

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