夢路

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夢路



雲間から零れる僅かな陽光が、濡れた緑を輝かせている。
むき出しの赤土には水が溜まり、踏み出した足がずるりと滑った。

「ッ! ………」

歯を食いしばり、ヒビキは体を硬くして姿勢を保持する。
斜面が多く、舗装されてもいない山林道はぬかるみ、重なる枯葉や小石で滑りやすくなっている。
いかに山歩きに慣れ、鍛えられた肉体を持つヒビキでも到底歩きやすいと言えるものではない。
意識のない人間二人を抱えていては尚更だ。
ヒビキは二人の傷を悪化させないよう細心の注意を払っているにも関わらず、何度となく足を取られてよろめいた。

肩に触れた手塚の体はひどく冷たい。
耳元に聞こえる、浅く小さい息遣いが辛うじて命がある事をヒビキに伝えていた。
急ごしらえの止血帯が緩んだのか、着替えたばかりのヒビキの服にも、ぐっしょりと赤い血が染みている。
志村の顔も紙のように白く、先の戦闘で受けたダメージの大きさを物語っていた。

一刻も早く、本格的な治療を施さなければ危険だ。
だが、雨上がりの山道。道路は禁止エリアに分断されており、迂回しなければ病院へはたどり着けない。
泥交じりの、汗とも雨の雫とも知れないものが額を伝う。

濡れた体は吹き抜ける風によって冷やされ、戦いで消耗したヒビキの体力を容赦なく奪ってゆく。
担いだ二人の体が重い。
だが、立ち止まる訳には行かない。寒さに痺れるような感覚のする足に力をぐっと込め、さらに一歩を踏み出した。

その時、不意にヒビキの前に何か小さなものが降り立った。驚いて足元を見る。
担いでいた手塚の体に乗っていた、紫のサソリだった。
何事かと思いながらも、一歩ヒビキが前進する。
サソリも同じくチャカチャカと前に進むと、ヒビキの方を振り返っては小さな鋏と尻尾を振っている。
その姿はまるで道教えのようで。

「そうか……励ましてくれてるんだな、お前」

手塚を新たな姿に変身させた、機械とも生き物ともつかないそれ。
それでもヒビキには解った。こいつは手塚を助けたくて、一生懸命なのだ。あの時も、今も。

「大丈夫だ……絶対、助ける。―――手塚も、志村も!」

力強く告げると、二人の命と決意をその肩に乗せ、一歩ずつ、一歩ずつ、ヒビキは進む。
サソリも一緒に、振り返り振り返り、雨上がりの山道を進んでゆく。
そのまま少し歩いた所で、急にサソリの動きが早くなった。急かすように、鋏を振りたてている。
そうして、ヒビキとサソリ―――サソードゼクターは、山小屋を見つけたのだった。


※※※


ヒビキは迷ったが、この小屋で改めて二人の手当てを行う事に決めた。
一刻を争う事態ではあるが、このまま二人の体に負担を掛けながら下山するのはリスクが大きすぎる。
まずは失血や雨風によって失われた体温を取り戻し、
移動するための体力を―――怪我をした二人はもちろん、ヒビキもだ―――回復させた方が良いと判断したのだ。

入ってみると、小屋はこの島にある他の施設と同じく無人だった。
トレッキングコースの休憩所として作られたらしく、軒先にはそう古くもなさそうな、ささやかなみやげ物などが並べられている。
宿泊施設ではないようだったが、奥には畳の敷かれた休憩スペースがあり、ヒビキはそこに二人をそっと寝かせた。

部屋の隅に据えられた石油ストーブに火を入れると、小屋中をあさり、ありったけの衣類や毛布をかき集める。
二人の怪我は、応急手当の心得があるとはいえ素人であるヒビキがどうにかできるようなものではなかった。
それでも、包帯を巻き直したり、傷口に当てた布を清潔なガーゼと取り替えたり、自分に出来る治療を施していく。

志村の怪我を見たとき、ヒビキはふと違和感を覚えた。
焼け焦げて黒く見える腹部は凄惨の一言に尽きるが、その程度が前見た時より軽いような気がしたのだ。

(まさか……な)

あの時は気が動転していて、思ったより酷い怪我に見えたのかもしれないと、そう思い直す。
血らしきものが目視できないのも、火傷なのであまり目立たないだけだろうと判断する。
実はそれは、制限下に置かれてもなお僅かに常人を上回るアンデッドの回復能力によるものだった。
これだけのダメージを受けながらも生きていられる事自体がその証でもあるのだが、ヒビキには知るよしもない。
そうこうしているうちに部屋が暖まると、二人の呼吸が若干安らかになったような気がした。

ヒビキは傍らに座り込み、二人の体力が少しでも回復する事を祈りつつ、自らも体を休める。
サソードゼクターはやはり心配なのか、手塚の枕元をうろうろと歩き回っていた。

その様子を見ながら、ヒビキは先ほどの戦いの事を思い出す。
何故あの時、装甲響鬼に変身することが出来なかったのだろうか。
そういえば、少し前にも変身しようとしたが何も起こらなかった事がある。その事と関係あるのだろうか。
試しに、音叉を鳴らし、精神を集中させる―――清らかな音が辺りに響くが、それだけだった。
やはり鬼の力を制限する何かが、自分に科せられているのかも知れない。
思い当たる事といえば、時間だ。あの時はバイクに乗った怪人と戦ったすぐ後に変身しようとした。
短時間に連続して変身する事を制限されているのではないかと、ヒビキは思う。
だとしたら、装甲響鬼にも、なれる時間が決まっているのかもしれない。
そこまで考えて、楽観的過ぎるかなと苦笑を浮かべつつ、ヒビキはデイパックからアームドセイバーを取り出した。

(―――それと)

もう一つ起こった、不思議な事。
自分の名が刻まれた、錆びた短剣を手にした時に沸き上がってきた、懐かしい記憶は一体何だったのだろう。
ストーブのほのかな明かりに照らされる、銀と赤の刀身を目の前に翳す。
じっと見つめていると、脳裏に少年の顔が浮かんだ。
ヒビキの知るアームドセイバーは、吉野の開発局長である小暮が作ったものだ。
だが、今この手にあるそれは、猛士が――そう、あの少年は猛士と言うのだ――作ってくれたものだと、なんとなく思った。
彼が誰なのかは解らない、どれだけ記憶を辿っても。しかしヒビキは、確かに彼を知っている。
そして、彼が何を言いたかったのかも。

「人を守る……これを使って。 ………そうだろ?猛士……」

決意を口にすると、記憶の中の猛士がまた、微笑んでくれたような気がした。


※※※


夢を見た。

目の前には黄金の鎧をまとった騎士。
響く電子音声、中空に蒼く浮かんでいるのは地獄に住むという獣の紋章だ。
ひらめく切っ先がそれを絡め取り、刀身に力を宿らせる。
一閃。
サソードは為すすべもなく胸を切り裂かれ、地面に倒れ伏した。

泥水を跳ね上げながら、スローモーションで倒れる自分を、手塚はどこからかぼんやりと眺めていた。
グレイブの変身を解いたダグバが、白い服を手塚の血で赤く染めながら、邪気のない笑顔を浮かべている。

現実感のないまま、手塚は倒れた自分を見下ろし―――凍りついた。
赤いジャケットは何時の間にか鮮やかなスカイブルーのジャンパーに変わり、血が斑模様を作っている。
明るい茶色の長髪が、血の気の失せた頬に張り付き、見開かれた目は虚ろで、既に光はない。

―――城戸。

思わず駆け寄り、抱き起こす。膝を突いた地面にどす黒く血が広がっている。
だらりと、力の抜けた四肢が重たかった。
亡骸の重さが一瞬にして手塚の記憶を呼び覚ます。
一文字に、自分に未来を託して果てた、本郷猛。親友である斉藤雄一。その最後の姿を。
おびただしく流れる血が手を濡らす。指先が酷く冷たく感じて、手塚は体を震わせた。

―――雄一……本郷……城戸……っ!!

手塚は慟哭する。

俺は。

―――俺はまた、運命を変えることが出来なかった。

ゆらり、と視界の端のダグバが動いた。
ダグバ―――いや、その姿は涙に霞んだ目には定かでない。
人なのか、ライダーなのか、それとも怪物なのか、手塚にはわからなかった。
ただ殺人者は、白い体を血に染めて笑っていた。
死の運命そのものが、自分を嘲笑しているように手塚は思った。
殺人者の姿が死神に変わる―――手に握られた大鎌には、真っ赤な血糊が一筋、伝っていた。


※※※


「―――ゥグッ!」
「手塚!?」

不意に上がった苦痛の呻きに、ヒビキが弾かれたように振り向く。
胸を押さえ、激しく息を荒げる手塚を覗き込み、声を掛ける。

「手塚、気が付いたのか!」
「ヒ……ビキ、さん……俺は……」

掠れた声で呟き、起き上がろうとする手塚を押し留め、ヒビキは言う。

「酷い怪我だから、動かないほうがいい。本当はすぐ病院に行かなきゃいけないんだが……」
「……じゃあ……あいつは……」
「倒す事が出来なかった。 ……すまん」

申し訳無さそうに告げるヒビキの向こうに、手塚は横たわっている志村を見つけた。
その目線に気付いたのか、苦々しい顔をしてヒビキは続ける。

「……どっちかっていうと、見逃されたって感じかな。止めも刺さずに、あいつは立ち去った」
「そう……か…」

手塚は先ほどまで見ていた夢の内容を思い出し、力の入らない拳を握り締めた。
本郷を殺した、ダグバの圧倒的な力。戦いを楽しむ残虐性。
放って置けば、確実に城戸の身に危険を及ぼす存在。
本郷の想いを受け止めながら、倒すことが出来なかった事が口惜しい。

ふと、何か硬いものがぶつかるような小さな音が耳に入り、それが聞こえる方向へ僅かに顔を向けた。
霞んだ目に、メタリックパープルのサソリが映る。サソードゼクターが心配そうに寄り添っていた。

「こいつのおかげで助かった」

自分を励ましてくれた事や、道案内をしてくれた事。
ねぎらいの気持ちを込めて、ヒビキが撫でてやろうと手をかざすと、怒ったように鋏を振り上げて威嚇する。
手塚は朦朧としながらも、ほのかに笑みを浮かべて、サソードゼクターに言った。

「ありがとう……」

その時、志村の口からも呻きが上がった。
ヒビキが駆け寄り様子を伺うと、薄く目を開いて、ここは、と小さく尋ねる。
経緯を説明すると、志村は助かった事への安堵と、ダグバを逃した事への落胆の溜息を漏らした。

「ヒビキさんが……ここまで、運んでくださったんですね……ありがとう、ございます」

額に油汗を浮かべ、苦痛に顔を歪めながらも、切れ切れに礼を述べる志村の傍らにヒビキが屈み込む。

「いや…お礼を言うのは、こっちの方さ」

何故だかきょとんとした表情を見せる志村に、懐から取り出したハートのKのカードを見せた。
途端、はっと目を見開き、カードとヒビキの顔を交互に見つめる。

「相手の戦力を削ぐために、このカードを奪ってくれたんだろ? ひどい怪我をしていたのに……ありがとうな」

泥がついたままのカードを袖で拭うと、何で出来ているのか分からないが、それだけで鮮やかな模様が浮かび上がった。
ヒビキはそのカードを志村の手にそっと握らせる。

「カードの効果、志村は知っているんだろ?」

ダグバが持っていたカード。
グレイブに変身しても扱える事から、志村がこのカードの効果を知っているとヒビキが思うのも無理はなかった。

「ええ……これを使われていたら……危ない所でした……」

頷き、言いながらも志村の表情は暗い。顔を背け、声を震わせる。

「でも……僕が、もっと強ければ、ヒビキさんや……手塚さんを傷つけずに済んだのに……」
「そんな事……」
「……一番最初の放送で、殺された禍木と夏美は、僕の仲間だったんです」

志村の告白に、ヒビキと手塚は言葉を失う。
思えば、志村の持っていたグレイブは二人の纏う鎧によく似ていた。
圧倒的な数の刺客に蹂躙され倒れる戦士の姿と、舞い散る灰。
二人の脳裏にまざまざと、残酷な光景が蘇る。

「僕たちは……人を守るために仮面ライダーになった……
 二人が殺されて、城戸さんたちと出会って……この戦いを止めると誓ったのに……今の僕はライダーにもなれない……!」

カードを折れんばかりに握り締め、無力な自分への憤りも露わに言う。
そんな志村の様子を沈黙して見守っていた二人のうち、先に口を開いたのは手塚だった。

「ヒビキさん……荷物を取ってくれないか……」

ヒビキは言われるままに、部屋の隅に置いてあったデイパックを取る。

「……志村、俺の持っているカードデッキを……使ってくれ」
「……手塚……さん……」

ヒビキが差し出した、鮮やかな赤紫の下地にエイを模した金の浮き彫りが施されたデッキを見て、志村が呟く。
本当にいいのか、と言いたげな眼差しで、手塚を見つめる。
手塚はヒビキを挟んで志村の目を見つめ返し、弱弱しく掠れた、だが確固たる意思を持った声で告げた。

「あんたはライダーでいたいんだろう……皆を守るために。俺は城戸を……運命を守るために戦う」

手塚は顔の側にじっとしていたサソードゼクターを見る。
サソードゼクターは緑の瞳を輝かせて、手塚に従うと言っているかのようだった。
志村は震える手を伸ばし、ヒビキからデッキを受け取った。硬い指ざわりのそれを掌に収めると、唇を噛み締める。

「ありがとう……ございます、きっと……守ってみせます……皆を……城戸さんを」

感極まったように、涙声で返す志村を見て、ヒビキは微笑んだ。

どうやら本格的に雨雲は去ったらしく、店先から明るい光が差し込んでいる。
二人の意識が戻ったとは言え、移動に耐えうる体力はまだ戻っていない。
病院など設備の整った場所で、きちんとした治療を受けなければ危険な状況なのは変わりないのだ。
暖かくした部屋で、手塚と志村は横になったまま、ヒビキは壁にもたれて軽く目を閉じて、体を休めている。

放送の時刻までは、あとわずかだった。


※※※


夢を見た。

高さも奥行きも定かでない真白な空間に『彼』はいた。
その時『彼』はかたちもなく、『彼』という意識だけがそこに在った。

『彼』の前に佇んでいるのは奇妙な造形物だ。
黒曜石で出来た石版のような姿は一見無機質だが、滑らかな表面は刻一刻と色を変えている。
それがまるで生物の息遣いか、はたまた宇宙の営みを溶かし込んだかのように思わせた。
全ての生物の、ただ一つの強い願いが生み出した、バトルファイトというシステム。
目の前にある石版は、それを統べるものの声を届けるためにこの世に具現化したものだと『彼』には解った。
統制者は石版を通して『彼』に語りかける。

全てのバトルファイトの参加者は平等でなければならない―――と。

『彼』は頷く。
足元には影が落ちており、『彼』は自分が体を与えられた事に気付いた。
四年前のバトルファイトの勝利者は、誰もいない。
元よりこれは統制者の意志によって開催された物ではなく、参加者の一人であったはずの『人間』の介入で始まったものであった。
開放されたアンデッド同士の戦いではなく、人間の生み出した『仮面ライダー』なる者によってのみ封印され、
最終的にはジョーカーを含むすべてのアンデッドは封印された。
イレギュラーだらけのこの結末に統制者が納得するはずもなく、そして『彼』が生み出されたのだ。
石版の色が妖しく揺らめく。さながら『彼』を促すように。

『彼』に与えられた使命。
今は人間の手の内にあるカテゴリーキングのカードを取り戻し、バトルファイトの正規の勝者に与えられる『絶対的な最強の力』を得る事。
呼び出された邪神はその力で全てを焼き滅ぼし―――現在の生態系はリセットされるだろう。

促されるまま『彼』は一歩を踏み出して、ふと足元の影を見る。
その姿は黒い体をアンデッドの血で緑に染めたおぞましき53番目の存在、ジョーカーによく似ていた。
バトルファイトにおける破壊の化身、死神とも呼ばれるジョーカーと対を成す、白い体をヒトの血で赤く染めた亜種。

影が蠢く。
無数の飢えた瞳が『彼』に破壊をねだる。
世界の終末をもたらすべく、統制者に送り込まれた使者。

―――アルビノジョーカー。それが『彼』だった。


※※※


つかのまの眠りから醒めて、志村は指先に触れるデッキの感覚を確かめる。
思った通りだ。
志村はかすかに口角を吊り上げる―――傍目には苦痛に顔を歪めているように見えただろうが。

食えない奴と思っていたヒビキがまさか、キングのカードを奪った事をああも都合よく解釈してくれるとは。
咄嗟にカードの効果をでっち上げたが、思わず笑い出しそうになり顔を背けてしまった。
その後も、『仲間』だの『守る』だの、そんな単語を並べるだけで手塚はあっさりライアのデッキを譲ってくれた。
どうやら城戸というお人よしに酷く肩入れしているようだが、全くもって理解できない。
バトルファイトにしても、このゲームにしても、勝者は一人と決まっている。
そんな状況で他人を気にかけても、何もならないだろうに。

だが。
利用するとなれば、話は別だ。
一度仲間意識を持たせれば、多少の綻びは何もしなくてもあちらが勝手に繕ってくれる。
戦闘時に危険な状況に陥ったとしても、この様子なら率先して庇う位の事はしてくれるだろう。
自分の正体に関しても、一文字の知る黄金の鎧を纏うライダーは既に自分ではない。
今グレイブバックルを持っているのは『白い怪物』ことダグバだ。

ダグバの事を思うと、腹部の火傷と首の痣が一際痛んだ。額にじわりと汗が滲む。
あそこでダグバを侮ったのは失策だった。あんな力を持つ参加者がいたとは。
最初もそうだった、相手の実力を軽視しては辛酸を舐めさせられた。
悔やみつつも、志村の笑みは消えない。

(これからは、そうはいかない)

新たな力であるライアのデッキを使って、うまく立ち回る。
信頼を得た事で、ヒビキと手塚、この二人の命は握ったも同然だ。
ダグバにも、せいぜい邪魔な他の参加者を殺してもらおう―――ああいった話の通じない相手にかかずらう事はない。

統制者は言った。
全てのバトルファイトの参加者は平等でなければならないと。

ならば、それを理解している自分の勝利は確実のものだ。
何れ好機は訪れる―――これがその始まりであると志村は確信する。
志村はデッキと、ハートのKのカードのふちをもう一度指でなぞり、静かに目を閉じた。

状態表


【日高仁志(響鬼)@仮面ライダー響鬼】
【1日目 現時刻:昼】
【現在地:D-5 山道沿いの休憩所】
[時間軸]:最終回前
[状態]:全身に疲労、顔面に傷、腹部に中度の火傷、背中にダメージ、一時間変身不可(響鬼)、強い決意。
[装備]:変身音叉・音角@仮面ライダー響鬼、音撃増幅剣・装甲声刃@仮面ライダー響鬼
[道具]:基本支給品一式(着替え1着と元の服を含む)、野点篭(きびだんご1箱つき)
    釘数本、折れた音撃棒×2、不明支給品×1(確認済)
【思考・状況】
基本行動方針:出来るだけ多くの仲間を守って脱出
1:志村、手塚の治療の為、移動するための体力を回復し、病院を目指す。
2:ダグバは放置できない。
3:別行動中の仲間に対する心配。
4:もっと仲間を増やす。
5:手塚と志村は信頼。志村を信頼したから一文字を疑うというわけでは無い。

[備考]
※猛士の剣は音撃増幅剣・装甲声刃に変化しました。
※装甲響鬼に変身するには響鬼紅の制限が解除されないとできません(クウガ、ギルスと同じ制限)。
※折れた音撃棒は木を使えば多少品質が落ちますが修理が可能です。
※手塚から一文字(R)と志村に瓜二つな敵が闘っていたという話を聞き、半信半疑です。

【手塚海之@仮面ライダー龍騎】
【一日目 現時刻:昼】
【現在地:D-5 山道沿いの休憩所】
[時間軸]:死亡直後
[状態]:胸に一文字の大きな傷、右上腕部に斬撃による傷(応急手当済)。全身に疲労とダメージ。若干動揺。強い決意。
    一時間変身不可(ライア、サソード)
[装備]:無し
[道具]:基本支給品、マシンガンブレード@仮面ライダーカブト、サソードヤイバー@仮面ライダーカブト、強化マスク
【思考・状況】
基本行動方針:運命を変えないように何としても城戸を守り抜く。
1:治療の為、移動するための体力を回復し、病院を目指す。
2:志村、ヒビキと共に城戸と合流、城戸の力となる。
3:自分にそっくりな男、一文字(R)への興味。出来れば本郷(R)の死を伝える。
4:夢の内容に動揺。

[備考]
※城戸が自分と同じ時間軸から連れてこられたと思っている為、城戸が死ぬ事は運命を変えられなかったことに相当すると考えています。
※サソードゼクターに選ばれ、仮面ライダーサソードへと変身できます。 但し、キャストオフ、クロックアップの方法を知りません。
※本郷の言葉から一文字隼人、風見志郎、ハナ、志村純一、クウガ、ダグバの事を知りました。
※携帯にデータが残っていたため、死亡者と禁止エリアについては知っています。参加者の蘇生に関しては知りません。
※志村から一文字(R)と志村に瓜二つな敵が闘っていたという話を聞き、信じています。
※傷には応急手当が施されましたが、依然きちんとした治療を受けなければ危険な状態です。
※ライアのデッキを志村に貸しました。

【志村純一@仮面ライダー剣・Missing Ace】
【1日目 現時刻:昼】
【現在地:D-5 山道沿いの休憩所】
[時間軸]:剣崎たちに出会う前
[状態]:腹部に重度の火傷(応急手当済)、首に絞められた跡、全身に疲労とダメージ。一時間変身不可(グレイブ)
[装備]:無し
[道具]:支給品一式、ラウズカード(クラブのK、ハートのK)@仮面ライダー剣、蓮華のワイヤー内蔵型指輪@仮面ライダーカブト、
    ライアのカードデッキ@仮面ライダー龍騎
【思考・状況】
基本行動方針:人間を装い優勝する。
1:志村、手塚の治療の為、移動するための体力を回復し、病院を目指す。
2:もう慢心しない。ダグバなどの強敵とは戦わず泳がせる。
3:ヒビキ、手塚を利用する。一文字とは合流させたくない。
4:誰にも悟られず、かつ安全な状況でならジョーカー化して参加者を殺害。
5:橘チーフを始め、他の参加者の戦力を見極めて利用する。自分の身が危なくなれば彼らを見捨てる。
6:『14』の力復活のために、カテゴリーKのラウズカードを集める。
7:『白い怪物と剣崎一真は共に殺し合いに乗り、尚且つ組んでいる』『桜井侑斗は危険人物』という情報を流す。

[備考]
※志村は橘から『仮面ライダーブレイド』の存在は聞いていますが、ライダーシステム資格者が『剣崎一真』という事は知りません。
ですが、志村は此処に連れてこられる前に独自に調査を行い、剣崎一真がブレイドであるいう事、彼の顔なども知っています。
※城戸、本郷(R)に『白い怪物と剣崎一真は共に殺し合いに乗り、尚且つ組んでいる』『桜井侑斗は危険人物』と話しました。
※手塚に一文字(R)と闘っていたのは自分ではなく自分に瓜二つな男だと話しました。
※傷には応急手当が施されましたが、依然きちんとした治療を受けなければ危険な状態です。
※ライアのデッキを借り受けました。


083:EGO(後編) 投下順 085:真実を追い求めて
083:EGO(後編) 時系列順 085:真実を追い求めて
071:希望と絶望と偽りの顔 日高仁志 089:それぞれの思考
071:希望と絶望と偽りの顔 志村純一 089:それぞれの思考
071:希望と絶望と偽りの顔 手塚海之 089:それぞれの思考

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