牙と知恵 Devil-Action

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牙と知恵 Devil-Action


牙王は、イカデビルとホッパー2号を悠然と眺めている。
今にもその牙を突き立てんとするばかりに、牙王はマスクの下で不適に笑った。
「……どっちから食われたい?俺は、両方でもいいぜ…1人ずつなんて面倒だからな。」
いかにもやる気の無さそうな素振り。それでいて、凄まじい殺気。
矛盾するようだが、この男からはその両方が感じられた。
一文字=ホッパー2号はこの男は、只者ではないと感じた。
しかも、相手はこの男だけじゃない。自分を改造した筈の老紳士が目の前にいる。
それが今はワケの分からない化け物…いや、恐らく改造人間に変身している。
(とてもじゃないが、三つ巴はキツいな…)
一文字はマスクの下で小さく溜息を吐くと、この状況をどう打開するか思案していた。

「ウハハハハハハ!!!貴様ら、このワシが十面鬼ゴルゴス様だ!!
殺し合いだろうが何だろうが、このオレには関係ない!!」

今度は何だ!?と一文字は、後ろを振り向く。
そこにいたのは、巨大な岩。いや、見上げれば分かった。
その岩には、人間ではない何かが生えていた。
奴の名は、十面鬼ゴルゴス。仮面ライダーアマゾンの宿敵である。
この悪鬼の如き異形の目的は2つ。宿敵仮面ライダーアマゾンの抹殺。
そしてアマゾンが持つ、ギギの腕輪を奪う事である。

この殺気立った雰囲気に突然現れた不気味な怪物。
牙王とイカデビルも固まったまま動かない。

『ショッカーの改造人間ではないな…なんだ貴様は!!
…これは。変身が解けただと…?どういうことだ!?』

イカデビルが地から響くような低い声で叫ぶ。
牙王はその様子を静観するが如く、ただ見ているだけだった
突然変身が解除されてしまった様子に、驚いてはいるだろうが
それを表情に出す事はない。むしろこの状況さえ楽しんでいるかのようだ。
気が付くと、イカデビル・一文字の2人は変身した筈の姿が元に戻ってしまっていた。両者とも、何故自分の変身が解けたのか理解できない。
本来ならば、有り得るはずのない状況にただ困惑するしかないのが現実だ。

(おいおい、今度は4つ巴か?冗談じゃないぜ…まったく。)

一文字は、2人の注目が謎の怪物に向かっている間に脱出を決心した。
どう考えてもこいつ等3人を相手に戦うのは分が悪過ぎる。
変身すら解けてしまった。他の連中は何故かは知らないが、俺の場合は心当たりならある。可能性があるとするならば――突然、一文字の体に異変が起こる。
そう、また”いつも”のやつだ。激しい痛みと、湧き上がる血管。逆流する血液が、
全身を締め上げていく。まるで死に向かうような、それでいてまだ死ねない痛み。

「くっ……冗談じゃないぜ。まったく…こんな時だってのに…」
(俺の体がリジェクション――拒否反応――に耐えれなくなっている可能性がある。
そのせいで、変身が長続きしないのか?…それとも。他の奴らにも同じ事が起こった。副作用ってだけでも無さそうだな。)
一旦、戦線から抜けて立て直すのが先決だ。
今のままでは状況さえ完全に掴めてはいない。反撃するとするならば、まずはここから
脱出する事から始めなければならないだろう。
俺はこの状況ではとてつもじゃないが…だが、あいつなら。
(本郷。お前なら…こんな状況でも、戦うんだろうな。お前みたいな馬鹿に…俺は
成り切れないぜ。)

一文字は、かつての戦いを思い返し共に戦った「友」に想いを馳せた。
同時に、自分らしくもなく本郷の事を心配していた。
あいつなら、いつ他人の為に命を投げ出すか分からない。
(とてつもなく、馬鹿な奴だ。あすかを守ると約束したんだろ、本郷。死んだら承知しないぜ…!!)

紅いバイクを急回転させ、アスファルトの地面をタイヤが抉る。
地面から白い霧のような粉塵が舞い上がり、それは牙王達の視界を奪っていく。
視界が晴れた後、既に一文字隼人の姿はそこにはなかった。
「悪いが、男とイチャつく趣味はないんでね。」
そう呟きながら、一文字はバイクのスロットルを全開にしギアを上げていく。
ライダーは走る――今はただ痛みを耐え、唯一の友を想うが故に。


牙王、死神博士、ゴルゴスの3人は市街地で立ったまま睨み合いを続けていた。
変身が突然解除された謎。首輪と主催者の言葉。
全てが3人の頭の中で渦のように回る。答えは、出そうにもない。
『興が削がれた、という顔をしているな…。お前も仮面ライダーならば、何故正義とやらの為に戦わん。奴を助けることも出来たはずだ。あの、仮面ライダー2号の偽者をな。』
沈黙を破ったのは、老紳士風の男・死神博士だった。牙王へ向かい、言葉を投げかける。
「どいつもこいつも…下らん。俺は、仮面ライダーがどうだなんて知ったこっちゃない。食いたい時に、食うだけだ。お前も、そこにいる赤いダルマもな。」
ダルマ、と呼ばれた瞬間に赤い鬼・ゴルゴスは牙王に突っかかった。
「ダルマとは何だ!!貴様の血から吸ってもいいんだがな…!!」
ゴルゴスの剣幕を、左手であしらいながら牙王は右手に掴んでいる肉を食らう。
と、何かを閃いたように死神博士は牙王とゴルゴスに提案をする。

『フフ…血の気の多い怪物に”食えない”男か。どうだ、仮面ライダーとそこの改造人間。……私と組む気は無いか?』

2人は首を横に振る。お互い、相手を皆殺しにすると決めているのだ。
組む必要性などない筈なのだから。
だが、その反応は当然とばかりに死神博士は言葉を続ける。

『確かに、我々は敵同士だ。だが、よく考えてみろ。
我々の共通の敵もいる。それは、この殺し合いを主催した連中。
我々が我々の目的を成し得る為には、奴らに管理されているという状況は好ましくない。何があろうと、奴らの手に平の上にいるというわけだからな。
そして、先程の変身解除。何かしらの要因が、我々の体に影響を及ぼしていると考えていいだろう。これもまた、奴らが仕掛けた何らかの”策”かもしれん』

その言葉が示す通り、先程まで変身していた牙王の体も変身が解除されてしまっていた。
(こいつの言葉、全部がハッタリってわけでもなさそうだが…)
牙王は食い尽くした肉の骨を死神博士へ向け投げ付けた。

「…で、お前に何が出来る?くだらん説明はもういい…退屈だ。」

死神博士は自信と狂気に満ちた笑顔を2人に見せ、語り始めた。
自分が行ってきた実験の数々。ショッカーとしての偉業を。

『この私ならば、お前達の首に巻き付いた忌々しい物を取り除く事も出来るだろう。
研究施設と、首輪のサンプルさえ手に入れればな。その為にも、単独で動くよりも
複数で動くほうが…生き残る確立は高い。どうだ?悪い話ではない…私と組め。
お前達の”牙”と”力”。そして、私の頭脳…これに敵う奴らがいるか?
これは、その契約料代わりだ。受け取るがいい…』

牙王は死神博士が差し出した黒色のカードケースとマニュアルらしき書物を受け取る。
どうやら、自らの支給品をこの俺に差し出すという事らしい。
マニュアルを捲りながら、内容を確認する。
これも相手を”食う”為の道具のようだ。
牙王は、ケースを懐にしまうと死神の提案に答える事にした。

「おもしれぇじゃねぇか。なぁ?赤いの。
神の路線もいいが…俺がゲームマスターを蹴落として神に代わる…そいつもおもしれぇ。」
ゴルゴスも小さく頷く。いずれにせよ、アマゾンを殺し腕輪を奪う為には
多数でかかった方が手っ取り早い。腕輪さえ手に入れれば、それでいいのだ。


十面鬼ゴルゴスは、宿敵アマゾンを今にもその手に掛けんとする時に
謎の場所へと連れて来られた。
もうすぐで、念願の”腕輪”を得られるというその時に。
ゴルゴスの怒りは、限界をとうに超えていた。誰でもいい、殺したい。
だが、ここにいた老人は面白い話を自分にした。
殺したい程の怒りを冷まさせる、饒舌な語り口。
首輪の謎と、制限された力の意味を自分も知りたい。
こんな物に縛られるのは、自分にとっては耐え難き屈辱に他ならないからだ。
この老人は言った。あくまで主催者である奴らの、思い通りにはさせるなと。
その部分だけは同意出来る。ゲドンの首領としての目的を阻まれた以上、報復は必ずやってやる。そして、必ず仮面ライダーアマゾンを殺す。
巨大な悪鬼は、宿敵の顔を思い浮かべ舌なめずりをした。


牙王が不適な笑みを浮かべで死神博士を見る。
(貴様が何を考えて、俺と組むのかなんてどうでもいい。
だが…いずれは、お前らも食ってやる。
それもメインディッシュでな。)

死神博士もそれに負けない顔で、ニタリと笑った。
(これでいい…首輪の解析を終えれば、お前達は用済みだ。せいぜい、狂人同士で潰し合うがいい。
全ては偉大なるショッカーの為に…貴様らの命も、この殺し合いさえも利用させて貰うとしようか。
いずれにせよ、もし裏切るというのならば奴ら同士で潰し合わせればいい。
血の気の多い輩を焚きつければ、それも容易いだろう。)
死神は、もう1つの支給品にあった巨大な鎌を見て心の中で2人を小さく嘲笑った。
(裏切り者を、ショッカーは決して許さない…)

――悪いやつらの笑顔は、とてつもなく怖い。


【死神博士@仮面ライダー(初代)】
【1日目 現時刻:黎明】
【現在地:市街地G-4】
[時間軸]:一号に勝利後。
[状態]:若干疲労、擦り傷程度の傷多数、2時間変身不可 
[装備]:鞭
[道具]:基本支給品(ランダム支給品の2つは牙王に譲渡)、支給品(デスイマジンの鎌@仮面ライダー電王)
[思考・状況]
基本行動方針:打倒本郷、及び一文字。この殺し合いをショッカーの実験場と化す。
1:牙王、ゴルゴスを利用して戦いを有利に進める。
2:もし牙王が裏切った場合は、ゴルゴスを焚きつけて潰し合わせる。
3:仮面ライダーを倒す。
4:ゾル大佐?そいつは後回しでいい!
5:首輪を外す方法を研究する。その為にも研究施設へ向かう。
※一文字隼人(R)の事を一文字隼人(O)だとは信じていません。
※流れ星は一戦闘に六発まで使用可、威力はバイクがあれば割と余裕に回避できる程度。
 尚、キック殺しは問題なく使えます。
※変身解除の原因が、何らかの抑止力からではないかと推測しています。

【牙王@仮面ライダー電王】
【1日目 現時刻:黎明】
【現在地:市街地G-4】
[時間軸]:最終決戦前。
[状態]:健康、2時間変身不可(ガオウ)
[装備]:ガオウベルト
[道具]:マスターパス、基本支給品、ランダム支給品(内容不明)、リュウガのデッキ、デッキの使用マニュアル
[思考・状況]
基本行動方針:全て喰らい尽くした上で優勝
1:おもしろいじゃねえか。
2:クソジジイと赤いダルマは俺の手下だ。
3:煩わしい首輪を外させる。用が済んだら、2人を食う。
4:ガオウライナーを取り戻して村上も喰う。
※会場のどこかに時の列車(予想ではガオウライナー)が隠されていると推測しています。

【十面鬼ゴルゴス@仮面ライダーアマゾン】
【1日目 現時刻:黎明】
【現在地:市街地G-4】
[時間軸]:本編13話前後
[状態]:健康
[装備]:ガガの腕輪
[道具]:基本支給品、ランダム支給品(不明)
[思考・状況]
基本行動方針:打倒仮面ライダーアマゾン、主催者への報復
1:この2人(死神、牙王)を利用する。
2:アマゾンを見つけ次第殺す。腕輪を奪う。

【一文字隼人@仮面ライダーTHE FIRST】
【1日目 現時刻:黎明】
【現在地:市街地G-4から移動中】
[時間軸]:FIRST終了後。
[状態]:左腕に強い衝撃、リジェクションによる負荷と苦しみ。
    2時間変身不可、カブトエクステンダー起動中。
[装備]:特殊マスク、カブトエクステンダー@仮面ライダーカブト
[道具]:基本支給品、猛士の刀@仮面ライダー響鬼と7人の戦鬼
[思考・状況]
行動方針:バトルロワイアルからの脱出
1:ひとまず戦闘から離れ、傷を癒す。
2:出来る限り、戦闘は避け状況を把握する。
3:本郷、及びあすかとの合流。
4:俺や本郷と同じ名前……偽者か、それとも?
5:余裕があれば首輪を回収に行く。
[備考]
※死神博士の事を自分を改造した老紳士だと思っています。
※FIRST終了後の参戦のため、風見志郎の存在を知りません。
※カブトエクステンダーはキャストオフできないため武装のほとんどを使えません。
 今の所、『カブトの資格者』のみがキャストオフできます。
※変身解除の原因が、自身のリジェクション(改造手術による後遺症)によるものだと考えています。
※猛士の剣は現在誰が持っても切れ味の悪いただの剣ですが、
 本来の持ち主である日高の手に渡れば、あるいは――――?
※首輪について:
 金属製のフレームに吸音用の穴と紅いダイオードが一つ。詳細不明。
 さほど重くなく、表面にはスマートブレインのロゴがプリントされている。 
 無理に外そうとしたり禁止エリアに入ると起動、装着者は灰になる。


024:桃の木坂分岐点 投下順 026:切り札の在処は
024:桃の木坂分岐点 時系列順 026:切り札の在処は
014:我想フ――――、 死神博士 038:蜂の乱心!!
014:我想フ――――、 牙王 038:蜂の乱心!!
014:我想フ――――、 一文字隼人(リメイク) 040:Riders Fight!(前編)
十面鬼ゴルゴス 038:蜂の乱心!!
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