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CA-1000 ヤマハ」(2008/07/28 (月) 00:37:55) の最新版変更点

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//&ref(ファイルのURL) YAMAHA CA-1000 修理  ついに憧れの一品YAMAHA CA-1000を入手しました。一度は聞いてみたかった音の一つ、ジャンクの癖に高価...私の予算を遥かにオーバしての購入です。ヤフオクでの個人放出品でした。前のオーナーのコメントは.... ----  1975年に購入して愛用していたアンプです。久しぶりに持ち出し電源を入れたところ、MCアンプのL側が動作しません、更にチューナ、AUX入力等、プリアンプ L側の音も出ません。直接メインアンプに信号入力したところ、アンプがA級モードは問題ありませんが、B級モードの時、少し音が歪みます。少なくても2箇所以上不具合があります。ジャンク品扱いとします。 ---- &ref(http://www8.atwiki.jp/ryofox?cmd=upload&act=open&pageid=29&file=DSCN2207small.jpg)  ほんとに二カ所だな....と思いつつ、早速状況確認....とりあえず電源投入OK,リレー遅延ならびにON良好です。  CD出力をAUXへ入れ込みモニタ開始します。左側よりスピーカー出力確認しました。プリ出力をクロスして使用するが左側より音声出力のみ、よって、プリは両チャネルともに生きていると判断しました。修理対象はメインアンプになりました。  しかしながらメインアンプは左側もA級では動作するものの、Normal(B級)では動作せず(少し歪むなんてとんでもない、音が出なくなる)の状態でした。 &ref(http://www8.atwiki.jp/ryofox?cmd=upload&act=open&pageid=29&file=DSCN2211small.jpg)  早速開腹、ひっくり返して止めネジを外し、木枠から脱皮させるように本体を取り出します(みの虫かこいつは....)。各種つまみは高級感があります。さすが当時の10万円.... &ref(http://www8.atwiki.jp/ryofox?cmd=upload&act=open&pageid=29&file=DSCN2212small.jpg)  念のためにプリの上蓋を開けると...、あろうことか、パターンが焼けていました......修理跡です.....その上を抵抗が空中配線...やられた...誰かの手が入っている....しかも、ドヘタ...一気にやる気喪失しました....ここで、プリが死んでいたらそのままヤフオクに出し戻すところでした.......心を落ち着けて、清掃作業を始めます。 &ref(http://www8.atwiki.jp/ryofox?cmd=upload&act=open&pageid=29&file=DSCN2213small.jpg)  筐体表面やパネルは非常に汚い状態でした。ひとまずメインのファイナルトランジスタの生否確認を行います。シリコングリスが完全に飛んでいます。左右の組み替えを行い、ファイナルがご存命である事を確認しました。  メインアンプ基板の電圧を測定し、左右ともにA級の場合は電圧がかかっている事を確認しました..が、A,B切り替えがうまく言っていない様子....この日は、小信号トランジスタを交換A572, 561->A1015, C458,734->1815へ交換してみましたが、音は出力されませんでした。ケミコンの交換待ちです。 &ref(http://www8.atwiki.jp/ryofox?cmd=upload&act=open&pageid=29&file=DSCN2236small.jpg)  B電源部とリレー部は同じ基板上に搭載されています。C10615、A671Sはパワートランジスタですが、放熱版が小さく効果が低いと考えらます。他の人の修理記事からも放熱対策が重要と考え、小型の放熱板に変更しました。左側の宙に浮いたショボイアルミ板がオリジナルの放熱版です。  また、リレー部は正常動作をしていますが、念のためC458,A572はC1815,A1015に交換しました。 &ref(http://www8.atwiki.jp/ryofox?cmd=upload&act=open&pageid=29&file=DSCN2237small.jpg)  次いでA,B級動作の要の部分を開けてみます。片方のマイクロスイッチが完全に作動していない事を確認しました。中の状態を確認します。 &ref(http://www8.atwiki.jp/ryofox?cmd=upload&act=open&pageid=29&file=DSCN2240small.jpg) &ref(http://www8.atwiki.jp/ryofox?cmd=upload&act=open&pageid=29&file=DSCN2241small.jpg)  恐ろしい事に接点が黒こげで、内部で接点が折れかかっていました...このまま使用したと思うとぞっとします.....マイクロスイッチが焼けて動作していない事を確認した上で、切り替えスイッチは接点分解洗浄しました。後はマイクロスイッチ待ちです。 ---- &ref(http://www8.atwiki.jp/ryofox?cmd=upload&act=open&pageid=29&file=DSCN2243small.jpg)  ようやく部品の買い出しができました。メインアンプ用バイポーラコンデンサならびにケミコンを全て交換し、半固定抵抗交換でバイアス関係が安定しました(1個の半固定抵抗は交換中首がもげました...ボロボロです...)  恐怖のマイクロスイッチも上位定格のものに両チャネル交換完了しました...これでいいはず...ワクワク.....が相変わらず右側からめぐみさんの声が出ません(相変わらずテストディスクは林原めぐみ....)。  この段階でメインアンプに直で音を入れると左右無事に出力されますが、プリアンプを通すとNG(おやぁ、&u(){プリは無事だったはず}...しばし悩む。現実を素直に認めて対処しなさい.....By、エバん家のリッちゃん)  もしかして...リアパネルのメインーサブ接続切り替えスイッチが具合悪そうなので分解掃除してみますが状況は改善されません。  そこで本気モード突入(笑)....オシロを使用して音声信号を追いかけてみます。AUX Lineからヘッドアンプ抜けたところまで、まず確認。ついで、メインとバランスボリュームを念のために洗浄し、無事に信号が通過している事を確認します。さらに、高音−低音調整部も無事にパスしている事を確認...うーみゅ...  最終的にはフィルター段に障害が発生した模様....うーん、修理中に障害が追加されたか....それとも、ボケた頭の初期見落としか.......中核となるトランジスタC1345はその筋の方には好評の石ですが、何せヘタレ石です(経年変化に弱い...)。どうせ、音はファイナルに決定権があります。C1815よりはましでしょう....C3113へ交換です。また、C734はC1815へ両チャネルともに交換(R側は全て足真っ黒....)しました。ケミコンは残念ながらそのまま(プリ系が死んでいた事は当初想定外のため、パーツを買い込んでいなかった)です。 &ref(http://www8.atwiki.jp/ryofox?cmd=upload&act=open&pageid=29&file=DSCN2247small.jpg)  結果的には右メインはほぼ完璧、左はそのまま、プリはフィルター段トランジスタのみ新品交換でした。  音的には明るい、ポップな印象を受けます。パワーもありますね。現在エージング中ですが、最終的にはヤフオクに出そうと思います....あ、気に入らないわけではなく、資本捻出のためです。  希望価格は1.5-2万前後希望ですね.....売れるとよいな.....いい音だと思いますが、私はSANSUIが好きかな.....もう少し、聴き込んでみます。  A級はB級より音に厚みが出ている雰囲気を実感できます...が、熱くなります(消費電力も上がっているんだろうな....)。回路への負荷を考えると、B級動作が吉ですね。全ての入力端子は正常機能しています。Loudnessコントロール次第で面白い音を醸し出しますね。  ....追加...少しまともなスピーカーで、ある程度のパワーを叩き込んで.....中島みゆき様の曲を聴いてみました.......いい.....ピュアサウンド.....これは聴き込むほどに、パワー入れ込むほどに癖を呼び込む音かも....古いサンスイはジャズ、CAはニューミュージック系?、音楽のジャンルを選ぶような音抜けの相違が、明らかに感じられます。あと、CAはパワーを入れ込むほどに音層が厚くなるみたいに思えます....  ファイナル換えて遊んでいる方もおられますが、なんだか、気持ちがわかります....キープしたい一品?になりそう.....  いつものごとく...欲しい方、メールください(右上の、管理者にお問い合わせ、からどうぞ。お待ちしております)。左メインが死んだ場合も修理対応しますよ(笑)...あ、送料と修理費用は請求しますが....  ちなみに近日中にヤフオクに出品予定です。なぜって...もう1台キープ用のジャンクCAを手に入れたのさぁ(笑)
//&ref(ファイルのURL) YAMAHA CA-1000 修理  ついに憧れの一品YAMAHA CA-1000を入手しました。一度は聞いてみたかった音の一つ、ジャンクの癖に高価...私の予算を遥かにオーバしての購入です。ヤフオクでの個人放出品でした。前のオーナーのコメントは.... ----  1975年に購入して愛用していたアンプです。久しぶりに持ち出し電源を入れたところ、MCアンプのL側が動作しません、更にチューナ、AUX入力等、プリアンプ L側の音も出ません。直接メインアンプに信号入力したところ、アンプがA級モードは問題ありませんが、B級モードの時、少し音が歪みます。少なくても2箇所以上不具合があります。ジャンク品扱いとします。 ---- &ref(http://www8.atwiki.jp/ryofox?cmd=upload&act=open&pageid=29&file=DSCN2207small.jpg)  ほんとに二カ所だな....と思いつつ、早速状況確認....とりあえず電源投入OK,リレー遅延ならびにON良好です。  CD出力をAUXへ入れ込みモニタ開始します。左側よりスピーカー出力確認しました。プリ出力をクロスして使用するが左側より音声出力のみ、よって、プリは両チャネルともに生きていると判断しました。修理対象はメインアンプになりました。  しかしながらメインアンプは左側もA級では動作するものの、Normal(B級)では動作せず(少し歪むなんてとんでもない、音が出なくなる)の状態でした。 &ref(http://www8.atwiki.jp/ryofox?cmd=upload&act=open&pageid=29&file=DSCN2211small.jpg)  早速開腹、ひっくり返して止めネジを外し、木枠から脱皮させるように本体を取り出します(みの虫かこいつは....)。各種つまみは高級感があります。さすが当時の10万円.... &ref(http://www8.atwiki.jp/ryofox?cmd=upload&act=open&pageid=29&file=DSCN2212small.jpg)  念のためにプリの上蓋を開けると...、あろうことか、パターンが焼けていました......修理跡です.....その上を抵抗が空中配線...やられた...誰かの手が入っている....しかも、ドヘタ...一気にやる気喪失しました....ここで、プリが死んでいたらそのままヤフオクに出し戻すところでした.......心を落ち着けて、清掃作業を始めます。 &ref(http://www8.atwiki.jp/ryofox?cmd=upload&act=open&pageid=29&file=DSCN2213small.jpg)  筐体表面やパネルは非常に汚い状態でした。ひとまずメインのファイナルトランジスタの生否確認を行います。シリコングリスが完全に飛んでいます。左右の組み替えを行い、ファイナルがご存命である事を確認しました。  メインアンプ基板の電圧を測定し、左右ともにA級の場合は電圧がかかっている事を確認しました..が、A,B切り替えがうまく言っていない様子....この日は、小信号トランジスタを交換A572, 561->A1015, C458,734->1815へ交換してみましたが、音は出力されませんでした。ケミコンの交換待ちです。 &ref(http://www8.atwiki.jp/ryofox?cmd=upload&act=open&pageid=29&file=DSCN2236small.jpg)  B電源部とリレー部は同じ基板上に搭載されています。C10615、A671Sはパワートランジスタですが、放熱版が小さく効果が低いと考えらます。他の人の修理記事からも放熱対策が重要と考え、小型の放熱板に変更しました。左側の宙に浮いたショボイアルミ板がオリジナルの放熱版です。  また、リレー部は正常動作をしていますが、念のためC458,A572はC1815,A1015に交換しました。 &ref(http://www8.atwiki.jp/ryofox?cmd=upload&act=open&pageid=29&file=DSCN2237small.jpg)  次いでA,B級動作の要の部分を開けてみます。片方のマイクロスイッチが完全に作動していない事を確認しました。中の状態を確認します。 &ref(http://www8.atwiki.jp/ryofox?cmd=upload&act=open&pageid=29&file=DSCN2240small.jpg) &ref(http://www8.atwiki.jp/ryofox?cmd=upload&act=open&pageid=29&file=DSCN2241small.jpg)  恐ろしい事に接点が黒こげで、内部で接点が折れかかっていました...このまま使用したと思うとぞっとします.....マイクロスイッチが焼けて動作していない事を確認した上で、切り替えスイッチは接点分解洗浄しました。後はマイクロスイッチ待ちです。 ---- &ref(http://www8.atwiki.jp/ryofox?cmd=upload&act=open&pageid=29&file=DSCN2243small.jpg)  ようやく部品の買い出しができました。メインアンプ用バイポーラコンデンサならびにケミコンを全て交換し、半固定抵抗交換でバイアス関係が安定しました(1個の半固定抵抗は交換中首がもげました...ボロボロです...)  恐怖のマイクロスイッチも上位定格のものに両チャネル交換完了しました...これでいいはず...ワクワク.....が相変わらず右側からめぐみさんの声が出ません(相変わらずテストディスクは林原めぐみ....)。  この段階でメインアンプに直で音を入れると左右無事に出力されますが、プリアンプを通すとNG(おやぁ、&u(){プリは無事だったはず}...しばし悩む。現実を素直に認めて対処しなさい.....By、エバん家のリッちゃん)  もしかして...リアパネルのメインーサブ接続切り替えスイッチが具合悪そうなので分解掃除してみますが状況は改善されません。  そこで本気モード突入(笑)....オシロを使用して音声信号を追いかけてみます。AUX Lineからヘッドアンプ抜けたところまで、まず確認。ついで、メインとバランスボリュームを念のために洗浄し、無事に信号が通過している事を確認します。さらに、高音−低音調整部も無事にパスしている事を確認...うーみゅ...  最終的にはフィルター段に障害が発生した模様....うーん、修理中に障害が追加されたか....それとも、ボケた頭の初期見落としか.......中核となるトランジスタC1345はその筋の方には好評の石ですが、何せヘタレ石です(経年変化に弱い...)。どうせ、音はファイナルに決定権があります。C1815よりはましでしょう....C3113へ交換です。また、C734はC1815へ両チャネルともに交換(R側は全て足真っ黒....)しました。ケミコンは残念ながらそのまま(プリ系が死んでいた事は当初想定外のため、パーツを買い込んでいなかった)です。 &ref(http://www8.atwiki.jp/ryofox?cmd=upload&act=open&pageid=29&file=DSCN2247small.jpg)  結果的には右メインはほぼ完璧、左はそのまま、プリはフィルター段トランジスタのみ新品交換でした。  音的には明るい、ポップな印象を受けます。パワーもありますね。現在エージング中ですが、最終的にはヤフオクに出そうと思います....あ、気に入らないわけではなく、資本捻出のためです。  希望価格は1.5-2.5万前後希望ですね.....売れるとよいな.....いい音だと思いますが、私はSANSUIが好きかな.....もう少し、聴き込んでみます。  A級はB級より音に厚みが出ている雰囲気を実感できます...が、熱くなります(消費電力も上がっているんだろうな....)。回路への負荷を考えると、B級動作が吉ですね。全ての入力端子は正常機能しています。Loudnessコントロール次第で面白い音を醸し出しますね。  ....追加...少しまともなスピーカーで、ある程度のパワーを叩き込んで.....中島みゆき様の曲を聴いてみました.......いい.....ピュアサウンド.....これは聴き込むほどに、パワー入れ込むほどに癖を呼び込む音かも....古いサンスイはジャズ、CAはニューミュージック系?、音楽のジャンルを選ぶような音抜けの相違が、明らかに感じられます。あと、CAはパワーを入れ込むほどに音層が厚くなるみたいに思えます....  ファイナル換えて遊んでいる方もおられますが、なんだか、気持ちがわかります....キープしたい一品?になりそう.....  いつものごとく...欲しい方、メールください(右上の、管理者にお問い合わせ、からどうぞ。お待ちしております)。左メインが死んだ場合も修理対応しますよ(笑)...あ、送料と修理費用は請求しますが....  ちなみに近日中にヤフオクに出品予定です。なぜって...もう1台キープ用のジャンクCAを手に入れたのさぁ(笑)

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