お待たせしましたぁ!って、誰が待っとるんじゃい......って、まぁまぁ...
 SANSUI AU-6900の修理編です。今回は現状で100%完了という訳ではないのですが、とりあえず80%のご報告です....の、はずでしたが....
 本日(07152008)めでたく、100%修理完了で、エージングに移行しました....辛島美登里さんの曲が淡く響いております.....最後の方に言い訳書いておきます....^^;;


ヤフオクでの購入状態......
電源を入れ確認したところ動作不安定です。
※両ch共にパチパチノイズが出ます。
......とのことでジャンクとして購入しました。

7/3/2008にブツを受け取りました。まずは初期状態確認....
 メインアンプ 右側に強いノイズ(バチバチ言い過ぎ...テストスピーカー割れそう)、DCリーク?と思われます。また、リレ−不安定でガチガチ言っています(これは結構....本気で...嫌....下手うてば終段死ぬ.....)。
 プリメイン切り離しての確認を行いました(この機種は背面スイッチで切り離しができます)。
 以前に修理したAU-555へプリの出力を入れてみますが、右側出力が全くありません。左側出力はOKでした。今回は回路図が無いため片側だけでも生きていてくれると大変助かります(笑)

 とりあえず割ってみます。正確な重量はわかりませんが10kg以上はあるでしょうか、馬鹿みたいにでかいトランスとコンデンサが目につきます。いつもの作業テーブルは傷だらけ....嫁からのクレームものです...


 また、汚れが固着状態でゲンナリです。上蓋、底蓋は簡単に取れるので、メイン、サブと思われる基板確認は容易にできます....が、取り外しは厄介そうです。終段トランジスタもまじかに確認できますが、シリコングリスが完全に飛んでいる様子が一目瞭然です。
 また、このアンプはパワートランジスタがメイン基板に直づけです。さらに、RCAジャックまでもプリ基板に直づけです。これらがそれぞれ筐体の一部になっています...バラしにくい...投げ出したくなりました...OrZ....
 まず、メイン部をバラす事から始めます。プリ、メイン各部コネクタにマジックでナンバリングを行います。
 最終的にわかった、この機体の効率的なバラし順は、
1:放熱板
2:各種コネクタ外しにより、メインアンプ
3:RCAコネクタ周りのネジ(SPは緩めちゃだめ)
4:プリアンプのGND配線の取り外し(無理せず慎重に...)
5:フィルタとのハンダ付けを外して、ようやくプリアンプ
の順が正しいと思われます。
 特に、3と4が当初わからなかったため短いGNDケーブルでつながれたプリアンプ上のパターンをラインごと引きちぎってしまいました..OrZ....。また、GNDケーブルも複数のポイントから引き回されており、非常にバラしにくい機体である事を痛感しました。


 バラしていく中でわかったのですが、メイン部に電源回路の一部が乗っており、ここからプリへ電源を供給している様子。しかも、接続ケーブルがあまり長くない(良くても長さギリギリのコネクタ、ほとんどハンダ直づけ....)等、非常に整備性に問題があるアンプであり、半バラの状態で動作テストを行う事は難しく、仮組の動作テストが必須であるものの、一度でも仮組したらバラしたくない類いのものでした....OrZ...。
 以上のような理由ならびに回路図も無い事から、まずは不確定要素の一掃のためにプリ、メイン基板のケミコン関連の全一気交換を行うこととしました(交換総数ケミコン40個、セラコン5個、総額約3,000円相当...え?安いって...オリジナルを尊重してフツーのケミコンですともさ、MUSEなんて使えるわきゃないでしょーがよぉ....(涙))。


 このときに、特にメイン基板のハンダのやせが顕著である事からハンダの追加を行いました。追加前後の画像で状態がわかると思います。


 また、念のために、全てのメインの終段パワートランジスタは一度取り外し、簡易動作チェックならびにシリコングリス塗布を行いました。とりあえずはご存命のようで....劣化は何ともですが...


 また、プリ基板のロータリースイッチの洗浄、ボリュームの洗浄、リレーの洗浄も行いました...ほとんど、本気で全バラです.....さらに小信号トランジスタ8個も念のため交換...


 さらにフィルタ回路のチェックを行い、完全に死んでいた小信号トランジスタ4個を相当品に交換しました....結構、しんどい作業です....
 結果として、プリ部はAU-555経由でノイズの無い正常な出力を得る事ができました。
 いよいよ、メイン部とプリ部を接続してのテストです.....時々、ノイズ(突発的にパチっ!と言う、どきっ!!とする音、スピーカーにもあまりよくない...)が出ます。
 これは右側メインの終段前トランジスタの劣化によるものと考えられ(プリの入力が無くてもバチバチ言いますしぃ....)、特にA728あたりが怪しい(....足真っ黒.....互換品が手元に無い....やっぱり、Dualトランジスタは大変...?)と考えているのですが、1時間くらい動かして1回程度の出現率なので(心臓には悪いですが....)、今すぐの問題では無いとして(笑)しばらく放置(近日中に修正予定)です。
(念願のCA-1000にかかりたいだけという噂もありますが...)
 これはN氏が回路図の入手に奔走していただいているので、その結果待ちという事で...
....なんて書いておりましたが、たまたま嫁にこの怖げな音を聞かれてしまいました。しかも、『CA始めたら、ずっとやらないんじゃないの...』..うーん、きついお言葉、当たってるかもしれない...と、言う事で当たりを付けていたトランジスタを両チャンネルともに交換しました。
 物は当たりを付けていたA798と言うペアのトランジスタ(1個の筐体に足5本、エミッタ共通の2個入りってシロモノ)で、私は最近はあまり見た事がありません(熱結合のために張り合わせなんてのはありますが...)。同規格の代替品を探すのは多分無理なので、A1015を同等になるように2個組み合わせました。
 結果、バッツン消えました....ほら、怖くない(..島本須美さんの声で......笑)


 音については、AU-555に比べるまでもなく(555、ごめんよぉ...決して悪くはないんだよぉ...)、厚みがあります。いい感じですね。うちの娘でさえ、聞き比べて音の違いを感じておりました...
 これはとりあえずキープですね....AU-9500シリーズなんて言う、このシリーズ上位の、ヤフオクでも高価なものがあるような...聞いてみたい(開けてみたい??)衝動にかられます..
 どうしてもというのであればお譲りしますが....現状なら2万くらいは欲しいです.....とりあえず、メールくださいませ。もし、AU-9500や9900シリーズが入手できたら、安易に手放すでしょう(笑)....アンプが増えはじめて、下の娘からお叱り受けている身分ですし...はははっ....