16016

写真
H27.7.19
復元想像図 NO IMAGES
奉納年 明治15年(1882)9月
掲額者 (関流)米嶋治作門人米嶋敬忠 外3
緒元 横 80.5cm × 縦 51cm
問題数 5
奉納先住所 富山県富山市新庄町102
奉納先名称 全福寺
別保管住所
別保管名称
文化財指定
拝観時注意事項 幼稚園内にある庫裏でお願いする。
なお、御本尊の写真撮影は不可。

奉 関流算術 米嶋治作門人
間1 今有如圖球内容日月球其官罅隙環容逐球外球三十寸日球徑一十寸
月球徑六寸甲球徑五寸間逐球徑幾何
答1 答曰仍左術逐球徑
術1 術曰置外徑以日月甲徑除之名日月甲率相併内减一個餘名天加甲率半
而名地加一個自之减二率相乘三位乃變盡咊餘三之平方開之以减地餘
爲乙率加天内减甲率餘爲丙率加天内减乙率餘爲丁率加天内减丙率餘爲戊率
逐如此各求率巳率以下必環源故不及求之以除外徑得其球徑合間
.
味→咊
.
.
間2 今有如圖矮之圓内甲球上下二個相切而乙球亦上下相切而甲球二個
相切之比子連環外積三十八歩間甲球徑幾何  米嶋 敬忠
答2 答曰仍左術得甲球徑
術2 術曰二億八千九百一十万四千八十個置平方開之得数内减一万六千九百
九十四余球積法乘而得数是以除外積八ヶ令令九六五余之方開之得甲球
徑合間
間3 今有如圖梭内隔斜容甲乙丙圓梭長五万四千六百七十八寸梭平二万二千七百八十二寸八分乙円徑
五千七百六十七寸八分間内圓徑幾何  入江 庄助
圓→円(1ヶ所のみ)
.
答3 答曰仍左術得丙圓徑
術3 術曰別球梭面以長除乙徑名東乘面位而以减平餘名西平東相乘以
减位面餘以除西名南内减東餘半而名北東南咊乘面以减平餘自之
内减長北相乘冪餘平方開之内减平因北餘名天以除西因南加一個名北
西天相乘以長除之以减長因南餘以北除之得合丙円徑門
.
咊=口の下にレを加えた字
.
.
間4 今有如圖句殳只云不知爲句乎爲殳乎者之数若干又云不知爲
長弦乎爲短弦乎者之数若干問弦若干  五夲與左エ門
答4 答曰仍左術得弦
術4 術曰立一個爲弦自之内减只云幕餘乘只云幕寄左列弦内减
殳减又云余乘又云與弦冪與寄左相消得平方式之方開之
得合弦問
間5 今有如圖句殳内方面容只云甲積五十四歩乙積九十六歩問
句殳各若干  日俣幸次郎
答5 答曰仍左術得句殳
術5 術曰列甲積乙積相乘而得数平方開之得数倍之而平方開之
名天半之而以除甲積得数天加之得合句殳問
1601005.pdf
納 明治十五年九月 敬白

額文は実物によっている。(「とやまの算額」を参考としたが、注の「→」のとおり補正している。)
実物は「問」の字が「間」「門」「問」とばらついている。
その他「冪」が「幕」、「鉤」の略字として「句」、「殳」は「々の下に又」、「左」は「エの代わりにヒ」となっている。
「とやまの算額」で「數」としている字は、新字の「数」であった。逆に、「減」は旧字の「减」であった。

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最終更新:2018年06月03日 08:36