| 写真 | NO IMAGES |
| 復元想像図 | NO IMAGES |
| 奉納年 | 元文6年(1741)2月 |
| 掲額者 | 岩崎清右エ門秋房 |
| 緒元 | 縦64cm ×横240cm |
| 問題数 | 3 |
| 奉納先住所 | 岩手県胆沢郡金ヶ崎町達小路（不詳） |
| 奉納先名称 | 八幡神社（不動尊） |
| 別保管住所 | 岩手県一関市厳美町沖野々215 |
| 別保管名称 | 一関市博物館 |
| 文化財指定 | 岩手県指定文化財(昭和55年8月5日指定） |
| 拝観時注意事項 | 常設展示はされていない。 |
| 図 | 額文 | 注 | 現代文等 | |
| 問1 |  |
今有大平方之内如図空先云外余之寸平方積与大方三乗巾二和而六万五 千五百八十歩令一分八厘五毛只云大中小方面寸円径寸釣股之釣寸三角 面寸各六和而五尺一寸又云従円径而中方面者短一寸従中方面而小方面 者短同従小方面而釣者短同従釣而短同従釣而三角面者短同別云釣股之 差二寸問各幾何 |
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| 答1 | 答曰得小方面七寸 乃円積率七分九厘三角積率四分三厘 | |||
| 術1 | (算木による計算式) | 術曰立天元一為小方面加入又云数為中方面加入又云数為円径列小方面 内減又云数止余為釣内減又云数止余為三角面列釣加入別云数為股列只 云数内減円径中小方釣三角面五各和止余為大方面自之以減先云数之内 止余為外積而(二段)列円径自之以円積率相乗之而(三段)列中方面自之而(一段)列小 方面自之而(二段)列釣干股相乗之(一段)列三角面自之以三角積率相乗之而(二段)各 六和而寄左列大方面自乗之而倍之与寄左相消得開方式三乗方開之得商 小方面推前術得各合問 |
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| 問2 |  |
今有如図之大中小之平方各一箇只云外余之寸平積与小方三乗巾三和而 四千二百四十歩令三分六厘又云釣股和加入円径共一尺八寸別云矢各三 寸釣股之差二寸毎方之差一寸問名幾何 |
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| 答2 | 答云得中方面九寸 乃円積率七分九厘 | |||
| 術2 | (算木による計算式) | 術曰立天元一為中方面加入毎方之差為大方面減毎方之差(二段)止余為小方 面列大方面内減矢(二段)止余為円径以減又云数之内止余為釣股和自之内減 釣股之差巾止余為八段之釣股積寄左列円径自之以円積率相乗之而(八段)列 只云数而(八段)列寄左於数(一段)各三和而再寄大方巾中方巾小方三乗巾右三位 相併得数就分八之与再寄相消得開方式三乗方之飜法開之得商中方面推 前術得合問 |
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| 問3 |  |
今有円田釣股田一箇積和而三十六歩六分四厘只云円径者不及釣股之股 事四寸別云釣股之差二寸問各幾何 |
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| 答3 | 答云得弦一尺 乃円積率七分九厘 | |||
| 術3 | (算木による計算式) | 術曰立天元一為弦自之内減別云数巾止余為四之釣股積(寄甲位)以減積和 (四段)之内止余為四段之円積(寄乙位)因円積率八段之只云数与因円積率四段 之甲位右二位相併内減因円積率八段之只云数巾与二段之乙位右二位相 併止余自乗之得数与円積率相乗而四之寄左因円積率十六段之只云数之 内減因円積率八段之別云数止余自之得数与乙位相乗之与寄相消得開方 式三乗方開之得商弦推前術得各合問 |
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| 夫数の法を得ることや深く其術たる事や広し予四十余歳にして偶青木 氏長由と云う人を得てこれを師となす然といえども長由寓する処遠に して学事稀なり、右長由之門人の今野氏能得に命して予に此算を教示 し給う予不敏なりといへとも能得の補助によりて幾百に亘る天元術正 負式において少しく問答を発する事有に似たり然して長由七旬踰たり 予に術少しといへとも昔日誓約する処の文を返酬し給ん事を請ふ長由 の曰敢而汝にかくす事なしと言うて則誓文を賜う因て術貶少なれとも 余も閲を得たりとなして漫に問答を設て敢て奉神前に者也 |
. . . . . . 貶 . |
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| 時元文六辛酉歳二月望月 | ||||
| 金崎舘下生 岩崎清右衛門秋房謹誌 |
