ガイスト・ノイラ-ト


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「何の代償も無しに何かを得ようだなんて、そんな虫のいい話があるか?」
名前】 ガイスト(G e i s t)ノイラート(N e u r a t h)
性別】
年齢 27歳
身長 178㎝
体重 65㎏
好きな言葉 二兎追うものは一兎も得ず
嫌いな言葉 天は二物を与えない

【概要】
黒魔術に精通するノイラート家、その第一子でありノイラートの長男。現在は家督を追われ、ほぼ勘当されている。
産まれた当初から家を継ぐ事だけを第一として育てられ、様々な形の黒魔術(ここでは黒魔術に近い魔術と言う意味)を習得。
古来から伝わる黒魔術の儀式を行うために必要な工程を圧縮し、必要なときにすぐさま術式を発動させられる〝インスタント〟の魔術の改良に貢献した。

しかし彼の家に第二子が生まれ、魔術の習得を指せ始めた瞬間から状況は一変する。性別は女であり、彼にとっては妹と言える存在であった。
彼女は彼よりも才能があった。彼よりも速く魔術を扱え、彼よりも多くの魔術を覚え、彼よりも多くの魔力を内包していた。穿った言い方をすれば「天才」と表現できる。
魔術師の家系である彼の家は古い歴史を持ち、古来より伝わる魔術と言うのは近代の波にのまれて消えやすい。それを防ぐためには、当主となる人間が有能でなければならなかった。
圧倒的な才能、圧倒的な力、圧倒的な〝存在〟。全てにおいて彼は妹に対し劣っている。その事から、彼が家督を継ぐ事が無いという事を現当主である父から聞かされるのは必然であったのだろう。

初めからそれしか与えて来なかったのに、彼という人間を固定するうえで一番必要なアイデンティティを否定された。家を継ぐために他の全てを犠牲にして、それが普通であると言い聞かせ、実際に耐えてきたというのに。
〝結局は自分でなくてもいいんじゃないか〟。そう思ってしまったら、自らの手を止めることなどもう出来ない。ガイスト・ノイラート、21歳にして〝ノイラート家当主を代償〟とし、家を〝事実上の破門〟とされる。

【容姿】
明るい金髪をショートにし、双眸の瞳は赤。顔自体の彫は其処まで深いわけでは無いが、外国人として十分なほどの容姿を持つ。
筋肉質では無く、身体つきは平均的。魔術師であるがそれらしい服装をせず、体躯を包むのは飾り気のないスーツ。
腰の辺りに何か付けているのか、時たまガラスが軽くぶつかるような音を鳴らす。ポケットにはタバコとライターを常備。

【魔術】
〝近代式黒魔術〟 rank:C-
原初の一。遍く他者に害を為す事を目的とした〝黒魔術〟を起源に持つ。
古来から伝わる魔術を近代の術式に当て嵌め、時間を要する術式を即座に発動できるよう〝再解釈〟したもの。
彼はその中でも〝代償〟を贄として〝魔術〟を熾す〝代償魔術〟を最も得意としている。

〝代償魔術〟
他者に害を為す事を目的とした黒魔術の一項であり、〝悪魔喚起〟の法則に則って発動する魔術。
黒魔術の代表とされる〝悪魔との契約〟を〝再解釈〟し、悪魔を〝呼び出す〟手順に従ってその先に起こる〝願いの現実〟を先取りする。
簡単にいえば〝悪魔喚起の儀式を行い、悪魔を喚起する〟という過程を無視して、悪魔が起こすことのできる(とされている)現象を引き起こす魔術である。
勿論、悪魔喚起の儀式を通常通り行って、悪魔を〝喚起〟させる事も可能ではある。

本来、魔術に白か黒かなどの境界は無く、使用する人間の意識により分岐するのだが、この魔術は呪術に近い要素を内包しており
加えて彼自身が扱う魔術を〝黒〟魔術として確定させることによって魔術自体の攻撃性を高めているため、通常通りの〝黒魔術〟としての体裁は保てていない。

主な代償は特殊な儀式によって動物の血液に魂を溶かし、管という試験管をそのまま小さくしたような形状の物に詰めたを使用する。
ルールとして代償は〝生命またはそれに連なる存在でなくてはならない〟と言う制約が存在するため、即興で代償を用意することは不可能に近い。

【装備】
遍く害為す代償艇機(インサニアス・デッドコピー)
六連発の回転式拳銃を模した魔術霊装であり、弾倉の部分が加工されているため通常の弾丸を装填することができない。これ単体としての年季は古く、アンティークとも表現できる。
姿形などを模倣することにより、模倣した存在と同等の能力を得ることができるという〝類似の法則〟に基き、拳銃の持つ〝他者を殺す〟性質を意図的に霊装として再現したもの。
彼の使用する黒魔術の根幹は〝他者に害を為す〟ことで、魔術と霊装の同時作用によって魔術としての強度を補強する。いわば魔術としての効力を増大させる増幅装置であり、それ以上の役割を持たない。

弾倉の部分に前述した管を弾丸状に加工した物を装填し、他者に向けてその引き金を引くという動作を行う事で〝他者を傷付ける〟意思を確定させる。
それにより〝他者を傷付ける術式〟である黒魔術の強度の補強を為し、且つ魔術自体の〝完成度〟を底上げさせることができるため、通常の使用方法である〝管を破壊する〟よりも効率的な魔術の運用が可能である。
ただし制約として〝弾数制限〟が存在し、最大装弾数である六発を打ち切った場合、すでに消費された魔術媒体である管の交換を必要とする。
加えて、銃とは元々〝一人を殺害する〟為の武装であり、類似の法則による制限により、広範囲にわたる魔術の使用や対多人数との戦闘には適していない。

【備考】
ノイラート家。つまりは魔術師としての繋がりを絶たれており、穏健派、中立派、過激派そのどれもに〝属しない〟魔術師。
そのため、魔術師間の闘争などに拘らず行動することが可能。逆にいえば、あらゆる派閥の魔術師から狙われる可能性も存在している。

重度の「ギブ&テイカー」で、代償にはそれと同等の対価を支払うという彼の中の理念を第一に行動する。
〝他者を傷付けた者は傷付けられるべき〟という理由で不良を殺しかけたり、〝俺をムカつかせたから〟という理由だけで攻撃を仕掛けたりとかなり横暴な性格。
以前は生真面目な人間であった故に、その反動なのだろうと推測される。が、死にたがりではなく、何方かといえば死にたくない派。
もっと言えば〝自身を必要とされたい〟人間である。

【用語説明】
+ 黒魔術
+ 再解釈
+ 代償魔術
+ 代償としての〝死〟
+ 
+ インサニアス
+ ...
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「————俺はお前が大嫌いだ」