16夏・終盤

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声優相撲2016年夏場所・13日目(2016年5月20日)

 

声優相撲夏場所13日目。
今日の結びまでの3番は、今場所の優勝争いに加わる
6人の力士がそれぞれ「直接対決」を迎えます。

この相撲に勝って、優勝争いを有利に進められるか、
或いは敗れて優勝争いから一歩後退するか。
およそ2時間後、注目の3番が待っています。

その楽しみな相撲を早くも待ちきれないといった感じで、
この時間帯からマス席の大半が埋まっている東京の声優国技館です。
多くの声優相撲ファンが、朝から当日券を求めて並び、
行列を作っている姿が、当たり前になってきています。

 

<十両優勝争いは大詰め>

東十10・藤村歩(8勝)押し出し ○西十05・三森すずこ(12勝)

十両の優勝争いは、今日の段階で決まっては居ませんが、
三森すずこが、やはり実力者、という所を見せています。
12勝1敗の単独トップ。

2敗力士はおらず、3敗力士が2人ですから、
野球で言う所の「マジック1」、明日にも優勝が決まる状況です。

今日の解説は、新アニメ「信長の忍び」でも共演予定の
たかはし智秋さんです。

竹縄(元幕内・たかはし智秋)
「そりゃあやっぱり
十両で取る力士じゃないですもん。
 早く幕内に復帰して、活躍して欲しいですよね。
 今日の相撲見ていると、一枚も二枚も上だなぁ~ってww」

東十01 大西沙織 5 寄り切り 東十05 木戸衣吹 9
西十07 白石涼子 7 寄り切り 西十01 井口裕香 8
東十02 赤崎千夏 10 押し出し 東十11 藤田咲 7
西十13 久保ユリカ 4 寄り切り 西十02 釘宮理恵 6
東十03 村川梨衣 8 寄り切り 西十04 豊崎愛生 5
東十08 大橋彩香 9 押し出し 西十03 伊藤かな恵 5
東十04 日高里菜 8 寄り切り 東十07 津田美波 5
東十10 藤村歩 8 押し出し 西十05 三森すずこ 12
東十09 内田彩 4 押し出し 西十06 明坂聡美 5
西十11 藤井ゆきよ 5 引き落とし 西十08 徳井青空 10
東十14 桑原由気 2 押し出し 西十09 小倉唯 4
東十13 牧野由依 8 押し出し 西十10 寿美菜子 3
東十12 阿澄佳奈 3 押し出し 西十14 橘田いずみ 7
西下00 幕下力士 - 押し出し 西十12 芹澤優 7

 

<各段優勝力士(13日目現在)>

放送席変わって、幕内中入りの休憩時間です。
今日は13日目ということで、幕下以下「各段」の
優勝力士が決まっていますので、ご紹介します。

取組間を利用して、インタビューをしていきたいと思います。
まずは各段優勝力士をまとめましたので、こちらをご覧下さい。

段位 番付 声優名 部屋名 出身地 生年 初土俵 キャラクター
幕内              
十両              
幕下 西下24 三上枝織 出羽海 青森県 1989年 2008年 ビッグオーダー(紅鈴)
三段目 西三49 鈴木愛奈 IAMエージェンシー 北海道 1995年 2014九 鬼斬(静御前)
序二段 東二18 原奈津子 クロコダイル 愛知県 1988年 2015秋 美少女遊戯ユニット クレーンゲール(みらい)
序ノ口 東口32 河村梨恵 ワイスプロダクション 千葉県   2005年 少年アシベ GO! GO! ゴマちゃん(アシベ)

 

幕下優勝インタビュー:三上枝織

放送席、放送席。
幕下優勝の「三上枝織」さんです。おめでとうございます。
三上
「はい、三上枝織でーす。お久しぶりです。」

例えば、「ゆるゆり」とかもあって、
以前から活躍されているので意外だったんですが、
初めての「各段優勝」だったんですね!
三上
「はーい、そうなんですー。
 
“(赤座)あかり”ちゃんとおんなじような感じですかねー」

今場所は、熱戦続きの幕下で、
元幕内という経験も活きましたか?
三上
「元幕内とか、そういうことは思ってないですけど、
 やっぱり幕下よりもシビアな戦いでしたから、
 その頃の経験がうまく活きているとは思います。」

今場所は「再生の炎(リバースファイア)」の「紅鈴」役
「ふらいんぐうぃっち」の「石渡なお」役など、
正攻法の相撲が目立った印象ですね。
三上
「自分に出来る相撲を、一番一番取っていくだけです。
 特に幕下は7番だけなので、大切に取るように心がけてます。」

「ふらいんぐうぃっち」が、地元青森の作品なので、
“方言指導”
も担当されているとか。
それだけでなく、最近は少しずつ後輩も増えてきて、
指導する立場になることも多いんじゃないですか?
三上
「そうですねー。私、ほら
昭和生まれ…なんですけど、
 若くてパワーのある子たちが最近また増えてきて、
 教えられることは稽古付けて教えるんですけど、
 教わることも多くて、日々勉強させてもらっています。」

青森県で生まれて、上京して今年が「10年目」
「ゆるゆり」から5年という節目の今年。
まずは関取復帰に向けて、幕下優勝は自信になりますね。
三上
「各段優勝まで、13日目で負けちゃうことが結構あったので、
 今場所勝てて優勝出来て、本当に嬉しいです!」

来場所は幕下上位まで番付を戻せると思います。
意気込みを最後に。
三上
「はい! 夏巡業を、関取で戻りたいです!
 
応援ばしてけろー!!

はい、幕下優勝の三上枝織さんでした。

 

さあ、今日の向正面解説は、
久しぶりに解説をお願いしています。
元小結・勝生真沙子の「君ヶ濱」親方です。
親方、よろしくお願いします!

君ヶ濱(元小結・勝生真沙子)
「はい、よろしくお願いしています。」

親方も、青森県八戸のご出身ということで、
同郷の後輩が、幕下優勝です。如何ですか?

君ヶ濱
「やっぱり地元の方言とかって言うのは、
 声優相撲においても“武器”ですからね。
 相撲所・青森の難しい方言で育った所を活かしていって欲しいですねー」

今ですと青森出身力士といえば、幕内上位の“山本希望”関ですが、
三上枝織関も青森を強く推していますし、
昔から難しい方言で培われた風土を持つ
青森出身力士の活躍を、これからも期待したいところですね。

 

三段目優勝インタビュー:鈴木愛奈

放送席、放送席。続いて、三段目優勝。
アイアムエージェンシーの“あいにゃ”こと、「鈴木愛奈」さんです。
鈴木愛
「はい! (ファンファーレ♪)
 ぱかーん! 愛奈ーっ。

 はいww “あいにゃ”こと鈴木愛奈でーす。」

競馬ファンの自分としては、
この自己紹介を全国の声優相撲ファンの方に
知ってもらえるのが嬉しいんですがww
まずは、三段目優勝おめでとうございます。

鈴木愛
「はい、ありがとうございます!」

初土俵が一昨年の“アカメが斬る!”
初のレギュラーキャラが、1年前の…
「城下町のダンデライオン」の「櫻田栞」役
末っ子…と言っても、六女ですがww

鈴木愛
「そうですねww 兄弟が多い作品でしたからww」

今場所は「鬼斬」で静御前役
そして「三者三葉」では、西山~でお馴染みの
「近藤亜紗子」役を演じていらっしゃいます。
鈴木愛
「ラジオも、アニメも、沢山ご縁を頂けて、
 稽古も充実しています、はい。」

アニメを見ることがお好きで、アニメソングがお好きで。
「アニソンシンガー」となるために上京されました。

シンガーとしてはやはり3年前、
「第7回全日本アニソングランプリ」で札幌予選を優勝、
全国大会でもベスト3という実績を引っさげてでした。
鈴木愛
「はい。シンガーも声優も目指して声優相撲の世界に入りました。」

北海道の千歳市のご出身で、
“民謡”で培った喉だとお伺いしました。
鈴木愛
「はいww民謡のトロフィーは沢山頂いてきましたけど、
 
声優相撲の賞状は初めてもらうので、
 もっともっと大きな賞を頂けるように、努力していきます!」

身近に居る「目標」となる力士はいらっしゃいますか?
鈴木愛
「えぇーっと、一緒にラジオをしている、
 M・A・O 関が、凄い活躍してるんで、
 お互い刺激を受けながらですね。はい。」

 ニューギングループ Presents M・A・Oと鈴木

そして何よりも!
名古屋場所、夏アニメでいよいよ、
「ラブライブ!サンシャイン!!」の放送がスタートします。

3年生で金髪が特徴的な「マリー」こと、
小原鞠莉(おはら・まり)役
を演じられています。
鈴木愛
Aqours のメンバーの中で、
 各段優勝 一番乗り出来たので、
 この調子で来場所も頑張りたいです!」

来週5月25日には、(←2016年6月8日発売予定でした。ラブライバーのスタッフから訂正)
“Guilty Kiss”の『Strawberry Trapper』が発売予定。
三段目付出力士も出てきますし、
名古屋場所も幕下でご活躍下さい。

三段目優勝、鈴木愛奈さんでした。

 

時津風(元横綱・能登麻美子)
「アカメって、つい最近の作品な気が、
 私なんかはしちゃうんですけどwww
 でも、そこから三段目優勝力士が生まれるのは嬉しいですね。」
「やっぱり民謡とか、昔から続く伝統芸能、
 
伊勢ヶ濱の奈々ちゃんなんかも演歌で鍛えてきたって話ですけど、
 そういう経験は決して無駄じゃないんだって分かりますよね。」

もっともっと、
幅広い才能、人材が声優相撲に揃ってくると良いですよね!

時津風
「もちろんそうです!
 声優を目指してなった方だけじゃなくてですね。
 何にせよ、
自信を持てる、一芸を持っているかどうかって、
 どの地位に居ても重要だと思います。」

 

序二段優勝インタビュー:原奈津子

2015年秋場所で「序ノ口」優勝を
果たして以来となる各段優勝です。
原奈津子さんです、おめでとうございます。


「こんにちはー、原奈津子でーす。」

去年序ノ口優勝の時は「JKめし!」でしたね。
今場所もミニアニメを中心に活躍されて、
序二段優勝となりました。如何ですか?

「今年に入って勝ち越せていなくて、
 今場所序二段に下がってしまったので、
 7連勝出来たのは本当に自信になりました。」

序ノ口優勝した力士が、
その後に各段優勝を果たす例というのが、
一昨年名古屋場所の「桑原由気」関以来。

連続優勝でなく、間をあけて序二段優勝を果たす、
という例は2009年の「三澤紗千香」さん、「内田彩」さん以来です。


「序ノ口優勝出来て、一気に三段目まで番付をあげましたけど、
 勝ち越せなかったのが悔しくて、
 稽古を頑張って、今場所は良い相撲が取れました!」

幕内経験者の「徳井青空」関に稽古を付けてもらってますね。

「関取と稽古付けてもらう経験って、
 本当に貴重なので、良い勉強をさせてもらってます。」

愛知県のご出身で、
設楽町(したらちょう)…、長野県と県境を接する、
北東側にある人口5000人の町ですが、
そこの観光大使を務められたり、角界に入る前から、
色んな活動をされてきているんですね。


「はい、そうなんですww
 だから、来場所は三段目に戻って相撲を取れるのが嬉しいです。」

来場所はご当所「名古屋場所」ですからね。
良い流れをつかめたんじゃないですか?

「今場所の勢い止めちゃわないように、
 地元の応援してくれる皆さんの期待に答えられるように、
 稽古をもっと頑張って、三段目で勝ち越ししてみたいです!」

愛知県出身、原奈津子さんでした。

 

さて、新理事として「名古屋場所担当部長」!
を務める、時津風親方、如何ですか?
時津風
「はいっ、今から緊張してますww
 でも、原さんに限らず、今場所優勝された皆さんは、
 
“地元”を背負っている印象がありますねー。」

そうですね。青森、北海道・千歳、そして愛知。
時津風
「大相撲もそうですけど、君ヶ濱親方も仰ってましたけど、
 地元を大切している方、素敵だと思います。」

アニメ作品だけでなく、声優さんを通じても、
「まちおこし」をしていって欲しいですよね。

 

<序ノ口優勝インタビュー:河村梨恵>

最後に、序ノ口優勝の「河村梨恵」さんです。
河村
「ありがとうございます!」

昨年、再出世を果たされて、
序ノ口に下がって今場所、初めての各段優勝です。
河村
「こんなに勝てたこと、一度も無かったんで、
 本当に良かったです、嬉しいです。」

やはり今期で言うと、
「少年アシベ GO! GO! ゴマちゃん」へのご出演。
“芦屋アシベ”役を演じていらっしゃいます。
河村
「はい、そうです。
 皆さんが知っている作品に出演出来て、本当に光栄です。」

何せ、良く知られる第1作では、
横綱・坂本千夏関、今の二所ノ関親方が演じられた役柄ですからね。

そして作品中では、
横綱・佐倉綾音関や、赤崎千夏関、
そしてナレーションとゴマちゃん役を務める、
「東山奈央」関とも稽古を積んで居らっしゃいます。

「皆さん、上位で活躍されてるんで…、
 まずは三段目を目指して頑張りたいです。」

以上、各段優勝力士インタビューでした。


 

<幕内前半この一番>

東前03・田村睦心(8勝)寄り切り ●西前12・内山夕実(8勝)

これまで、幕内で勝ち越せず、幕下にまで下がっていた、
「佐渡ヶ嶽部屋」の田村睦心。
自身最高位で迎えたこの夏場所、前頭3枚目で「勝ち越し」!

田村睦
「番付を見て、
『うわ絶対負け越す…』と思ってましたけど、
 格上とあまり戦わずに済んでいたので、
 何とか勝ち越すことが出来ました。」

前頭3枚目ながら、関脇も4人居て、上位対戦は少ない今場所。
田村睦
「でもやっぱり仮に三役になれたとしても、
 上位に勝てるようにならないと、
 一回で終わっちゃいますから。」

 と苦労人らしく、先を見据えた発言。しかし、

田村睦
「まあ、もうちょっと勝って、一回でも良いから、
 三役にはなってみたいですけどねww

 とインタビューの最後に本音を覗かせました。

では前半の結果です。

西前06 石上静香 5 押し出し 西前02 山本希望 3
東前03 田村睦心 8 寄り切り 西前12 内山夕実 8
西前08 小林ゆう 6 寄り切り 西前03 沼倉愛美 3
東前04 早見沙織 4 下手投げ 東前10 久野美咲 9
西前13 佐藤利奈 5 上手投げ 西前04 潘めぐみ 6
東前06 井上麻里奈 8 はたき込み 東前08 水瀬いのり 9
東前07 洲崎綾 4 押し出し 西前15 千菅春香 3
東前11 喜多村英梨 8 押し出し 西前14 小清水亜美 5
東前15 大原さやか 3 押し出し 西前11 高橋李依 6
東前12 高垣彩陽 8 寄り切り 東前14 大久保瑠美 7
東前13 加藤英美里 4 突き落とし 東十06 朝井彩加 8

 

<優勝争いを左右する3番その①>

東横綱2・茅野愛衣(10勝) 14-1  東前05・東山奈央(11勝)

過去15回戦って、1度しか勝てていない横綱が相手。
平幕唯一1敗で優勝争いに残っている「東山奈央」。

三役常連、実力者として今場所大活躍。
久しぶりの「平幕優勝」に向けて、
そして自身の初優勝に向けて!

現時点で星の差「2つ」の横綱。
過去の対戦ではリードしていますが、
今場所の勢いは警戒しなければ一気に持って行かれかねません!

時津風
「やっぱりスピード勝負、パワー勝負になると、
 今場所、奈央ちゃんも調子が良いから辛いですよね。
 
何とか組みとめて、冷静に相撲が取れれば…。
 そうさせてもらえるかどうかですよね。」

向正面から、勝生真沙子さん!
東山奈央は逆に言うと立ち合いからの踏み込みですよね?
君ヶ濱
「もちろんそうですね。
 立ち合い“だけ”というと語弊があるかもしれませんが、
 そこにまずは集中していけば、
 勝機を見いだせるんじゃないかな、って思います。」

土俵上では、真剣な表情を崩さない両者。
さあ、制限時間いっぱいを式守伊之助、告げました!

東に2敗の横綱・茅野愛衣!
西に1敗で優勝争い単独2番手から逆転での優勝を目指す
東山奈央、11勝1敗であります!

館内の歓声が一気に盛り上がった後、静まり返りました。
・・・立ち合いです。


立ち合い、踏み込んだ東山!!
茅野は廻しを取れません、突き飛ばされました。

横綱しかし立て直して再度頭を付けに行く!
下から押し上げて東山が突き放す!
再び横綱が前に今度は押して行く、押し返す!

東山は少し…、一歩下がりながら右に回りこむ!
横綱付いていけるか?東山が腕を引いて崩しに掛かります。

何度も崩されても残す横綱、
土俵を広く動く東山を追い求めて横綱!
しかし、サッと引いて東山の動き・・・

ああっっと!!
横綱、思わず手を付いてしまった。
東山の「はたき込み」が決まりました!

横綱、フラフラッとそのまま倒れこみました!
東山の額には汗が輝きましたこれで勝って1敗を守りました!

 

東横綱2・茅野愛衣(10勝3敗)はたき込み ○東前05・東山奈央(12勝1敗)

茅野愛衣は3敗となって優勝争いから脱落!
東山奈央は単独1敗を守りました!

時津風
「2人とも柔軟に相撲を取ってましたけど、
 組めない段階で、奈央ちゃんのペースですよね。
 
知らず知らずのうちに、相手に合わせちゃってましたね。

君ヶ濱さん!聞こえますか?
立ち合い踏み込めて居ましたね?

君ヶ濱
「はい。 それが大きかったと思います。
 一度突き放せたからこそ、うまく距離を取って相撲が取れた。
 立ち合いの踏み込みが大きかったのは間違いないです。」

現時点で全勝は大関・悠木碧。
1敗で東山奈央が追いかけます。

そして今、勝った東山奈央が、
横綱・佐倉綾音に水を付けて、館内を下がります!

 

<結び前:注目の相撲その②>

西大関・悠木碧(12勝)4-10 西横綱・佐倉綾音(10勝)

これが「15回目」の直接対決。
全勝の大関は、新大関で3回目の賜杯に向けて、
そして史上3度目の「5横綱」時代の実現に向けて!

13日目の土俵、後輩の横綱・佐倉綾音と対戦します。

無傷の「13連勝」なるか、大関・悠木碧が東!
西から意地を見せたい横綱・佐倉、10勝2敗!

 

西大関・悠木碧(12勝1敗)腰投げ ○西横綱・佐倉綾音(11勝2敗)

全勝の大関に、ついに13日目、
「土」が付きました!12勝1敗!!

全勝力士がこれで居なくなり、優勝争いは、
東山奈央と悠木碧が1敗で並んで「大混戦」です!

押し込まれた横綱、押し込んだ大関が
斜め後ろに回りこんだ所から、うまく体を回転させつつ、
廻しを掴み、大関の攻めが止まります。

その流れから、一本背負いのような形で腕を取り、
その腕が離れて大関が押し倒そうと体重をかけた所で…
逆転の投げが決まって、土俵際の鮮やか逆転劇!

< 「腰投げ」、腰投げで佐倉綾音の勝ち。

宇良が大相撲で決めた大技、
「腰投げ」の決まり手が告げられました!

時津風
もう笑っちゃいますねww
 この大一番で、一本背負いみたいな形で腕を手繰ったり、
 
小兵の碧ちゃんに後ろに付かれても、
 慌てずに対応するあたり、横綱凄いです!」

いかに小柄な悠木関とはいえ、
そう軽々投げられるよな力士では無いですよね?

時津風
「もちろんそうだとは思うんですけど、
 うまく流れに乗ったというか、
 
逆に言えば、体重も軽いですから、自分の勢いが
 うまく投げのエネルギーに掛かってしまった
感じですよね。」

弾みが付いた自分の勢いを、
うまく相手に利用された、そんな所でしょうかねぇ。

時津風
「でも、腰投げはビックリしました。
 あんまり見たこと無い決まり手だと思います。」

 

そして結びの一番を迎えます!
東から横綱・花澤香菜!
西から新関脇のM・A・O!
共に2敗で優勝争いに残っている両者。
今日勝って星の差1つをキープできるのは!?

 

東横綱・花澤香菜(10勝)押し出し ○西関脇2・M・A・O(11勝)

M・A・Oが一方的に押し出しー!!
花澤香菜がなんと土俵下に押し飛ばされました!

花澤、3連覇への夢は大きく遠のきました!

時津風
「私が解説の日に、横綱2人とも負けちゃいましたね…。」

放送時間、残り少なくなってきましたが、
花澤、茅野の両横綱の師匠である能登麻美子の
時津風親方にとっては苦しい展開となった13日目。

今日の結果と、優勝争いを見ながら一言。

① 敗 悠木碧、東山奈央

② 敗 花澤香菜M・A・O

時津風
2敗までの4人は全員チャンスがありますね。
 さすがに現時点で3敗力士は厳しいと思います。
 あとは直接対決を迎える横綱陣に意地を見せて欲しいですねー」

13日目、全勝の大関についに土が付きました。
1敗で大関・悠木碧と、平幕・東山奈央がトップ。
2敗で横綱・佐倉綾音と、関脇・M・A・Oが追いかけます。

では東京の声優国技館からお別れします。さようなら。

声優名 決まり手 西 声優名
東横綱 花澤香菜 10 押し出し 西関脇2 M・A・O 11
西大関 悠木碧 12 腰投げ 西横綱 佐倉綾音 11
東横綱2 茅野愛衣 10 はたき込み 東前05 東山奈央 12
東大関 日笠陽子 9 寄り切り 西小結 雨宮天 6
東関脇 小澤亜李 4 寄り切り 東関脇2 小松未可子 4
西前10 金元寿子 3 引き落とし 西関脇 上坂すみれ 5
東小結 種田梨沙 7 上手投げ 東前09 内田真礼 9
東前01 竹達彩奈 6 引き落とし 西前07 加隈亜衣 8
西前09 戸松遥 6 寄り切り 西前01 諏訪彩花 4
東前02 上田麗奈 7 上手出し投げ 西前05 瀬戸麻沙美 7

 


 

声優相撲2016年夏場所・14日目(2016年5月21日)

 

声優相撲夏場所14日目。
昨日13日目、優勝争いが大きく動きました。
ここまで全勝で来ていた新大関・悠木碧が、
佐倉綾音の「腰投げ」に敗れて1敗。
その結果、1敗で悠木と東山が並ぶ終盤です。

悠木碧は三役時代に2度優勝しており、
新大関で3回目の優勝賜杯を目指しています。

そして東山奈央は、多くの話題作、
人気キャラクターを演じてきましたが、
ここまで優勝争いの中心に立つのは初めてです。
もし優勝すればちょうど10年前、
前頭筆頭だった「豊口めぐみ」関以来となる
「平幕優勝」が見えてきます。

では改めて、今日優勝争いに関わる相撲を
ピックアップしましたので、こちらをご覧下さい。

 

東前05・東山奈央(12勝) 2-2西関脇2・M・A・O(11勝)

5回目の対戦にして、
今場所の優勝を大きく左右する取組です。
1敗の東山奈央と、2敗のM・A・Oの直接対決。
ここからは1つ星を落とすことが致命傷となります。

 

東関脇・小澤亜李 (4勝) 2-2西大関・悠木碧 (12勝)

単独トップの悠木碧は、ここまで対戦のなかった
東関脇・小澤亜李との対戦です。過去2対2。
星の差では圧倒的に悠木がリードしていますが、
小澤も、今後、大関を目指す上で、14日目、何とか意地を見せたい所です。

 

東横綱2 茅野愛衣 (10勝)12-6 西横綱・佐倉綾音 (11勝)

注目の「ごちうさ」対決。
逆転優勝に向けて、佐倉綾音はもう1番も負けられません。

今日の正面の解説は、
声優相撲協会、副理事長でもあります、
元大関・井上喜久子の「熊ヶ谷」親方です。

いやぁ~、親方。
昨日の一番があって、一気に優勝争いが分からなくなってきましたね!

熊ヶ谷(元大関・井上喜久子)
「本当ですねーww
 最近、千秋楽まで優勝争いがもつれることが多くて、
 見ている側としてもそうですし、相撲取る側にしたって、
 やっぱり緊張感を保って最後まで行けますからね。」

親方は、この14日目が始まる前の時点で、
誰が一番、賜杯に近いとお考えですか?

熊ヶ谷
「うーんと…、やっぱりでも、明日優勝決定戦になるかもしれない、
 ということを踏まえてみても、
 「優勝経験」がある2人が有利かな、って思います。」

横綱と大関ですね。 2人とも優勝を経験しています。

 

<幕内前半この一番>

●西前07・加隈亜衣(8勝) 押し出し ○西前05・瀬戸麻沙美(8勝)

瀬戸麻沙美、勝って14日目に「勝ち越し」!
大きな体をいっぱいに動かしての「押し出し」。
爽やかな汗が額に光りました。

久しぶりに上位対戦を目指す瀬戸関にとって、
明日もう1番勝てるかが、その先「三役」を目指す上でも重要となります!

熊ヶ谷
「2人とも、スラーっと背が高くて、迫力ありますよねww
 ひと押しにパワーがこもってる感じを受けましたよー。」

そうですね、加隈関も164cm あります。もちろん瀬戸関は168cm と大柄ですが。
では、幕内前半の結果をここでお伝えします。

東前11 喜多村英梨 8 突き落とし 西前03 沼倉愛美 4
西前12 内山夕実 8 押し出し 西前04 潘めぐみ 7
西前07 加隈亜衣 8 押し出し 西前05 瀬戸麻沙美 8
東前06 井上麻里奈 9 寄り切り 東前14 大久保瑠美 7
東前12 高垣彩陽 9 押し出し 西前06 石上静香 5
東前07 洲崎綾 4 突き落とし 西前14 小清水亜美 6
東前08 水瀬いのり 10 浴びせ倒し 東前09 内田真礼 9
東前15 大原さやか 3 寄り切り 西前08 小林ゆう 7
東前10 久野美咲 10 寄り倒し 東前13 加藤英美里 4
西前13 佐藤利奈 6 押し出し 西前10 金元寿子 3
西十01 井口裕香 8 寄り切り 西前11 高橋李依 7

熊ヶ谷
「2桁の2人は、三賞候補になるのかなぁー。
 いずれにせよ、明日頑張らなきゃね!」

優勝を争う2人が好成績なだけに、
三賞の行方も10勝では予断を許さない形でしょうか。

 

<幕内後半の相撲>

●東小結・種田梨沙(7勝) 押し出し ○東前02・上田麗奈(8勝)

自身最高位、前頭2枚目でなんと勝ち越し!
九重部屋の新鋭は、種田関を押し出しに下しました。

「三役」入れ替え戦を戦って両者。
明日に三役を目指します!

熊ヶ谷
「来場所は関脇が何人になるのかも、気になりますね。
 4人ってことは流石に無いんでしょうけどw」

 

東前05・東山奈央(12勝1敗) 2-2 西関脇2・M・A・O(11勝2敗)

東山奈央 2-2 M・A・O
- - - - - -
  はたき込み
  はたき込み
下手投げ  
- - - - - -
- - - - - -

過去4回の対戦は、2対2。
ここまでの好成績で両者対戦するのは初めてです!

東山奈央、東から仕切りを重ねています。
勝てば、優勝争いトップをまず守れます。
敗れれば、混戦の優勝争いにのまれてしまいます。

目指すは、
2006年夏場所、今から丁度10年前に、
「豊口めぐみ」関が果たした「平幕優勝」の快挙です!

談話です。
支度部屋で尋ねた時は、
「ある程度、意識というか、覚悟はし始めました。」
「トップに立っているのに、情けない相撲は取れないですから。」

と、ポツリポツリと言葉を噛みしめるように出していました。

「平幕優勝」について具体的に聞いてみると、
東山
「私が、中学2年生で声優を目指し始めた頃に、
 中原さんと、豊口さんが平幕優勝を果たしていて、
 テレビでその中継を見ていました。 友達と話しながら。」
「特に、私ハガレンが大っ好きだったので、
 
出演されてた豊口さんの優勝は印象に残ってます。

と、10年前の思い出を語って下さいました。

さて、熊ヶ谷さん。
逆に言えば、10年間出ていない「平幕優勝」の難しさ、
どこにあると思いますか?

熊ヶ谷
「何といっても、番付的な差は大きいですよね。
 対戦相手が楽になるから、皆さん有利なんじゃないか?
 と思われるかも知れないですけど、そうでもないですよ。」
「そして大抵は優勝未経験の力士が“平幕優勝”を目指す訳ですよね。
 今回の東山奈央ちゃんもそうですけど。
 そこが結構、未経験なのも大きいのかなって。」

しかしこれまで、11勝が幕内では最高だった、
東山関が昨日勝って初めて12番に載せました。
ここは自信を持って良い所ですよね?

熊ヶ谷
「ああー、そっか。まだ12番勝ったことなかったんですね。
 意外な感じもしますが、でも今場所は今まで以上に動けてます。
 今日・明日、思い切って相撲をとってほしいですね。」

 

さあ時間いっぱい!
10年ぶりとなる「平幕優勝」の夢が見えています。
もう1番、2番と勝てるか? 既に上位対戦を終えている「東山奈央」

対するは西から新関脇の「M・A・O」!
こちらも逆転優勝に向けては、1敗の東山を、
引きずり下ろさなければなりません!!

 

鋭い立ちあいは・・・M・A・Oだっ!
潜り込んで相手の…、左をうまく差し込みました!
東山奈央はまだ上手に手が掛かりません。

強引に寄っていくM・A・O!
東山、劣勢、土俵際まで持っていかれるが頭を付けて何とか堪える。

背中がM・A・O頭をつけているのが東山。
少し膠着、一旦止まって・・・

いや構わず煽って圧力をかけていくぞ、M・A・O!
捻って、攻め切った!!
「突き落とし」ー!!!

 

●東前05・東山奈央(12勝2敗) 突き落とし ○西関脇2・M・A・O(12勝2敗)

東山奈央、14日目に敗れて2敗と後退!
優勝争い、最終盤に痛い、痛い黒星を喫しました!

M・A・Oは勝って2敗を死守!
いやぁー、しかしここ一番に集中していたのは、M・A・O関でした!

熊ヶ谷
「厳しい相撲でしたねぇー。
 別に奈央ちゃんが悪かったかというと、私はそう思わなかったです。
 ただ、M・A・Oさんの踏み込みの鋭さ、そこですよね!」

 

●東関脇2・小松未可子(4勝) はたき込み ○東前01・竹達彩奈(7勝)

過去の対戦は、「10対1」と、小松が10連勝中だった一番。
2013年初場所の「初顔」以来、20場所ぶりに勝利!
竹達が返り三役に向けて、7勝7敗です。

 

東関脇・小澤亜李(4勝)引き落とし ○西大関・悠木碧(13勝1敗)

悠木碧、勝って13勝1敗!
小澤亜李、何とか意地を見せたかったですが・・・、
敗れて4勝10敗です。

 

●東横綱2・茅野愛衣(10勝) 小手投げ ○西横綱・佐倉綾音(12勝)

結びの一番勝って、佐倉綾音2敗!
逆転優勝に向けて!! 小手投げが決まりました。

では、幕内後半の結果です。

声優名 決まり手 西 声優名
東横綱2 茅野愛衣 10 小手投げ 西横綱 佐倉綾音 12
東横綱 花澤香菜 10 押し出し 東大関 日笠陽子 10
東関脇 小澤亜李 4 引き落とし 西大関 悠木碧 13
西前09 戸松遥 6 寄り切り 西関脇 上坂すみれ 6
東関脇2 小松未可子 4 はたき込み 東前01 竹達彩奈 7
東前05 東山奈央 12 突き落とし 西関脇2 M・A・O 12
東前03 田村睦心 8 寄り切り 西小結 雨宮天 7
東小結 種田梨沙 7 押し出し 東前02 上田麗奈 8
東前04 早見沙織 4 寄り切り 西前01 諏訪彩花 5
西前15 千菅春香 3 上手投げ 西前02 山本希望 4

熊ヶ谷
「本当にこう見ると、最後まで西方力士が勝っちゃいましたねww」

ですねww 今日は何かあったのでしょうか?

熊ヶ谷
「ここまで続くの珍しいですよねww
 2横綱と、東山奈央関も居たのにw」

声優名 対戦成績 西 声優名
東横綱 花澤香菜 10   西横綱 佐倉綾音 12
東横綱2 茅野愛衣 10   東大関 日笠陽子 10
西関脇2 M・A・O 12   西大関 悠木碧 13
東関脇 小澤亜李 4   西関脇 上坂すみれ 6
東関脇2 小松未可子 4   西前04 潘めぐみ 7
東小結 種田梨沙 7   西小結 雨宮天 7
東前01 竹達彩奈 7   東前09 内田真礼 9
東前05 東山奈央 12   西前01 諏訪彩花 5
東前02 上田麗奈 8   東前08 水瀬いのり 10
西前11 高橋李依 7   西前02 山本希望 4
東前03 田村睦心 8   東前10 久野美咲 10
東前07 洲崎綾 4   西前03 沼倉愛美 4
東前04 早見沙織 4   東前12 高垣彩陽 9
東前14 大久保瑠美 7   西前05 瀬戸麻沙美 8
東前06 井上麻里奈 9   西前09 戸松遥 6
西前14 小清水亜美 6   西前06 石上静香 5
西前15 千菅春香 3   西前07 加隈亜衣 8
西十05 三森すずこ 13   西前08 小林ゆう 7
西前12 内山夕実 8   西前10 金元寿子 3
東前11 喜多村英梨 8   東前13 加藤英美里 4
西十02 釘宮理恵 6   西前13 佐藤利奈 6
東前15 大原さやか 3   西十08 徳井青空 11

※ 対戦成績は、後ほど更新します。

<優勝争い(14日目現在)>

① 敗 悠木碧

② 敗 佐倉綾音M・A・O、東山奈央

 

<三賞選考委員会>

殊勲賞 M・A・O、東山奈央

敢闘賞 M・A・O、東山奈央 (※両者、今日勝てば)

技能賞 (該当なし)

 


 

声優相撲2016年夏場所・13日目(2016年5月20日)

 

声優相撲夏場所13日目。
今日の結びまでの3番は、今場所の優勝争いに加わる
6人の力士がそれぞれ「直接対決」を迎えます。

この相撲に勝って、優勝争いを有利に進められるか、
或いは敗れて優勝争いから一歩後退するか。
およそ2時間後、注目の3番が待っています。

その楽しみな相撲を早くも待ちきれないといった感じで、
この時間帯からマス席の大半が埋まっている東京の声優国技館です。
多くの声優相撲ファンが、朝から当日券を求めて並び、
行列を作っている姿が、当たり前になってきています。

 

<十両優勝争いは大詰め>

東十10・藤村歩(8勝)押し出し ○西十05・三森すずこ(12勝)

十両の優勝争いは、今日の段階で決まっては居ませんが、
三森すずこが、やはり実力者、という所を見せています。
12勝1敗の単独トップ。

2敗力士はおらず、3敗力士が2人ですから、
野球で言う所の「マジック1」、明日にも優勝が決まる状況です。

今日の解説は、新アニメ「信長の忍び」でも共演予定の
たかはし智秋さんです。

竹縄(元幕内・たかはし智秋)
「そりゃあやっぱり
十両で取る力士じゃないですもん。
 早く幕内に復帰して、活躍して欲しいですよね。
 今日の相撲見ていると、一枚も二枚も上だなぁ~ってww」

東十01 大西沙織 5 寄り切り 東十05 木戸衣吹 9
西十07 白石涼子 7 寄り切り 西十01 井口裕香 8
東十02 赤崎千夏 10 押し出し 東十11 藤田咲 7
西十13 久保ユリカ 4 寄り切り 西十02 釘宮理恵 6
東十03 村川梨衣 8 寄り切り 西十04 豊崎愛生 5
東十08 大橋彩香 9 押し出し 西十03 伊藤かな恵 5
東十04 日高里菜 8 寄り切り 東十07 津田美波 5
東十10 藤村歩 8 押し出し 西十05 三森すずこ 12
東十09 内田彩 4 押し出し 西十06 明坂聡美 5
西十11 藤井ゆきよ 5 引き落とし 西十08 徳井青空 10
東十14 桑原由気 2 押し出し 西十09 小倉唯 4
東十13 牧野由依 8 押し出し 西十10 寿美菜子 3
東十12 阿澄佳奈 3 押し出し 西十14 橘田いずみ 7
西下00 幕下力士 - 押し出し 西十12 芹澤優 7

 

<各段優勝力士(13日目現在)>

放送席変わって、幕内中入りの休憩時間です。
今日は13日目ということで、幕下以下「各段」の
優勝力士が決まっていますので、ご紹介します。

取組間を利用して、インタビューをしていきたいと思います。
まずは各段優勝力士をまとめましたので、こちらをご覧下さい。

段位 番付 声優名 部屋名 出身地 生年 初土俵 キャラクター
幕内              
十両              
幕下 西下24 三上枝織 出羽海 青森県 1989年 2008年 ビッグオーダー(紅鈴)
三段目 西三49 鈴木愛奈 IAMエージェンシー 北海道 1995年 2014九 鬼斬(静御前)
序二段 東二18 原奈津子 クロコダイル 愛知県 1988年 2015秋 美少女遊戯ユニット クレーンゲール(みらい)
序ノ口 東口32 河村梨恵 ワイスプロダクション 千葉県   2005年 少年アシベ GO! GO! ゴマちゃん(アシベ)

 

幕下優勝インタビュー:三上枝織

放送席、放送席。
幕下優勝の「三上枝織」さんです。おめでとうございます。
三上
「はい、三上枝織でーす。お久しぶりです。」

例えば、「ゆるゆり」とかもあって、
以前から活躍されているので意外だったんですが、
初めての「各段優勝」だったんですね!
三上
「はーい、そうなんですー。
 
“(赤座)あかり”ちゃんとおんなじような感じですかねー」

今場所は、熱戦続きの幕下で、
元幕内という経験も活きましたか?
三上
「元幕内とか、そういうことは思ってないですけど、
 やっぱり幕下よりもシビアな戦いでしたから、
 その頃の経験がうまく活きているとは思います。」

今場所は「再生の炎(リバースファイア)」の「紅鈴」役
「ふらいんぐうぃっち」の「石渡なお」役など、
正攻法の相撲が目立った印象ですね。
三上
「自分に出来る相撲を、一番一番取っていくだけです。
 特に幕下は7番だけなので、大切に取るように心がけてます。」

「ふらいんぐうぃっち」が、地元青森の作品なので、
“方言指導”
も担当されているとか。
それだけでなく、最近は少しずつ後輩も増えてきて、
指導する立場になることも多いんじゃないですか?
三上
「そうですねー。私、ほら
昭和生まれ…なんですけど、
 若くてパワーのある子たちが最近また増えてきて、
 教えられることは稽古付けて教えるんですけど、
 教わることも多くて、日々勉強させてもらっています。」

青森県で生まれて、上京して今年が「10年目」
「ゆるゆり」から5年という節目の今年。
まずは関取復帰に向けて、幕下優勝は自信になりますね。
三上
「各段優勝まで、13日目で負けちゃうことが結構あったので、
 今場所勝てて優勝出来て、本当に嬉しいです!」

来場所は幕下上位まで番付を戻せると思います。
意気込みを最後に。
三上
「はい! 夏巡業を、関取で戻りたいです!
 
応援ばしてけろー!!

はい、幕下優勝の三上枝織さんでした。

 

さあ、今日の向正面解説は、
久しぶりに解説をお願いしています。
元小結・勝生真沙子の「君ヶ濱」親方です。
親方、よろしくお願いします!

君ヶ濱(元小結・勝生真沙子)
「はい、よろしくお願いしています。」

親方も、青森県八戸のご出身ということで、
同郷の後輩が、幕下優勝です。如何ですか?

君ヶ濱
「やっぱり地元の方言とかって言うのは、
 声優相撲においても“武器”ですからね。
 相撲所・青森の難しい方言で育った所を活かしていって欲しいですねー」

今ですと青森出身力士といえば、幕内上位の“山本希望”関ですが、
三上枝織関も青森を強く推していますし、
昔から難しい方言で培われた風土を持つ
青森出身力士の活躍を、これからも期待したいところですね。

 

三段目優勝インタビュー:鈴木愛奈

放送席、放送席。続いて、三段目優勝。
アイアムエージェンシーの“あいにゃ”こと、「鈴木愛奈」さんです。
鈴木愛
「はい! (ファンファーレ♪)
 ぱかーん! 愛奈ーっ。

 はいww “あいにゃ”こと鈴木愛奈でーす。」

競馬ファンの自分としては、
この自己紹介を全国の声優相撲ファンの方に
知ってもらえるのが嬉しいんですがww
まずは、三段目優勝おめでとうございます。

鈴木愛
「はい、ありがとうございます!」

初土俵が一昨年の“アカメが斬る!”
初のレギュラーキャラが、1年前の…
「城下町のダンデライオン」の「櫻田栞」役
末っ子…と言っても、六女ですがww

鈴木愛
「そうですねww 兄弟が多い作品でしたからww」

今場所は「鬼斬」で静御前役
そして「三者三葉」では、西山~でお馴染みの
「近藤亜紗子」役を演じていらっしゃいます。
鈴木愛
「ラジオも、アニメも、沢山ご縁を頂けて、
 稽古も充実しています、はい。」

アニメを見ることがお好きで、アニメソングがお好きで。
「アニソンシンガー」となるために上京されました。

シンガーとしてはやはり3年前、
「第7回全日本アニソングランプリ」で札幌予選を優勝、
全国大会でもベスト3という実績を引っさげてでした。
鈴木愛
「はい。シンガーも声優も目指して声優相撲の世界に入りました。」

北海道の千歳市のご出身で、
“民謡”で培った喉だとお伺いしました。
鈴木愛
「はいww民謡のトロフィーは沢山頂いてきましたけど、
 
声優相撲の賞状は初めてもらうので、
 もっともっと大きな賞を頂けるように、努力していきます!」

身近に居る「目標」となる力士はいらっしゃいますか?
鈴木愛
「えぇーっと、一緒にラジオをしている、
 M・A・O 関が、凄い活躍してるんで、
 お互い刺激を受けながらですね。はい。」

 ニューギングループ Presents M・A・Oと鈴木

そして何よりも!
名古屋場所、夏アニメでいよいよ、
「ラブライブ!サンシャイン!!」の放送がスタートします。

3年生で金髪が特徴的な「マリー」こと、
小原鞠莉(おはら・まり)役
を演じられています。
鈴木愛
Aqours のメンバーの中で、
 各段優勝 一番乗り出来たので、
 この調子で来場所も頑張りたいです!」

来週5月25日には、(←2016年6月8日発売予定でした。ラブライバーのスタッフから訂正)
“Guilty Kiss”の『Strawberry Trapper』が発売予定。
三段目付出力士も出てきますし、
名古屋場所も幕下でご活躍下さい。

三段目優勝、鈴木愛奈さんでした。

 

時津風(元横綱・能登麻美子)
「アカメって、つい最近の作品な気が、
 私なんかはしちゃうんですけどwww
 でも、そこから三段目優勝力士が生まれるのは嬉しいですね。」
「やっぱり民謡とか、昔から続く伝統芸能、
 
伊勢ヶ濱の奈々ちゃんなんかも演歌で鍛えてきたって話ですけど、
 そういう経験は決して無駄じゃないんだって分かりますよね。」

もっともっと、
幅広い才能、人材が声優相撲に揃ってくると良いですよね!

時津風
「もちろんそうです!
 声優を目指してなった方だけじゃなくてですね。
 何にせよ、
自信を持てる、一芸を持っているかどうかって、
 どの地位に居ても重要だと思います。」

 

序二段優勝インタビュー:原奈津子

2015年秋場所で「序ノ口」優勝を
果たして以来となる各段優勝です。
原奈津子さんです、おめでとうございます。


「こんにちはー、原奈津子でーす。」

去年序ノ口優勝の時は「JKめし!」でしたね。
今場所もミニアニメを中心に活躍されて、
序二段優勝となりました。如何ですか?

「今年に入って勝ち越せていなくて、
 今場所序二段に下がってしまったので、
 7連勝出来たのは本当に自信になりました。」

序ノ口優勝した力士が、
その後に各段優勝を果たす例というのが、
一昨年名古屋場所の「桑原由気」関以来。

連続優勝でなく、間をあけて序二段優勝を果たす、
という例は2009年の「三澤紗千香」さん、「内田彩」さん以来です。


「序ノ口優勝出来て、一気に三段目まで番付をあげましたけど、
 勝ち越せなかったのが悔しくて、
 稽古を頑張って、今場所は良い相撲が取れました!」

幕内経験者の「徳井青空」関に稽古を付けてもらってますね。

「関取と稽古付けてもらう経験って、
 本当に貴重なので、良い勉強をさせてもらってます。」

愛知県のご出身で、
設楽町(したらちょう)…、長野県と県境を接する、
北東側にある人口5000人の町ですが、
そこの観光大使を務められたり、角界に入る前から、
色んな活動をされてきているんですね。


「はい、そうなんですww
 だから、来場所は三段目に戻って相撲を取れるのが嬉しいです。」

来場所はご当所「名古屋場所」ですからね。
良い流れをつかめたんじゃないですか?

「今場所の勢い止めちゃわないように、
 地元の応援してくれる皆さんの期待に答えられるように、
 稽古をもっと頑張って、三段目で勝ち越ししてみたいです!」

愛知県出身、原奈津子さんでした。

 

さて、新理事として「名古屋場所担当部長」!
を務める、時津風親方、如何ですか?
時津風
「はいっ、今から緊張してますww
 でも、原さんに限らず、今場所優勝された皆さんは、
 
“地元”を背負っている印象がありますねー。」

そうですね。青森、北海道・千歳、そして愛知。
時津風
「大相撲もそうですけど、君ヶ濱親方も仰ってましたけど、
 地元を大切している方、素敵だと思います。」

アニメ作品だけでなく、声優さんを通じても、
「まちおこし」をしていって欲しいですよね。

 

<序ノ口優勝インタビュー:河村梨恵>

最後に、序ノ口優勝の「河村梨恵」さんです。
河村
「ありがとうございます!」

昨年、再出世を果たされて、
序ノ口に下がって今場所、初めての各段優勝です。
河村
「こんなに勝てたこと、一度も無かったんで、
 本当に良かったです、嬉しいです。」

やはり今期で言うと、
「少年アシベ GO! GO! ゴマちゃん」へのご出演。
“芦屋アシベ”役を演じていらっしゃいます。
河村
「はい、そうです。
 皆さんが知っている作品に出演出来て、本当に光栄です。」

何せ、良く知られる第1作では、
横綱・坂本千夏関、今の二所ノ関親方が演じられた役柄ですからね。

そして作品中では、
横綱・佐倉綾音関や、赤崎千夏関、
そしてナレーションとゴマちゃん役を務める、
「東山奈央」関とも稽古を積んで居らっしゃいます。

「皆さん、上位で活躍されてるんで…、
 まずは三段目を目指して頑張りたいです。」

以上、各段優勝力士インタビューでした。


 

<幕内前半この一番>

東前03・田村睦心(8勝)寄り切り ●西前12・内山夕実(8勝)

これまで、幕内で勝ち越せず、幕下にまで下がっていた、
「佐渡ヶ嶽部屋」の田村睦心。
自身最高位で迎えたこの夏場所、前頭3枚目で「勝ち越し」!

田村睦
「番付を見て、
『うわ絶対負け越す…』と思ってましたけど、
 格上とあまり戦わずに済んでいたので、
 何とか勝ち越すことが出来ました。」

前頭3枚目ながら、関脇も4人居て、上位対戦は少ない今場所。
田村睦
「でもやっぱり仮に三役になれたとしても、
 上位に勝てるようにならないと、
 一回で終わっちゃいますから。」

 と苦労人らしく、先を見据えた発言。しかし、

田村睦
「まあ、もうちょっと勝って、一回でも良いから、
 三役にはなってみたいですけどねww

 とインタビューの最後に本音を覗かせました。

では前半の結果です。

西前06 石上静香 5 押し出し 西前02 山本希望 3
東前03 田村睦心 8 寄り切り 西前12 内山夕実 8
西前08 小林ゆう 6 寄り切り 西前03 沼倉愛美 3
東前04 早見沙織 4 下手投げ 東前10 久野美咲 9
西前13 佐藤利奈 5 上手投げ 西前04 潘めぐみ 6
東前06 井上麻里奈 8 はたき込み 東前08 水瀬いのり 9
東前07 洲崎綾 4 押し出し 西前15 千菅春香 3
東前11 喜多村英梨 8 押し出し 西前14 小清水亜美 5
東前15 大原さやか 3 押し出し 西前11 高橋李依 6
東前12 高垣彩陽 8 寄り切り 東前14 大久保瑠美 7
東前13 加藤英美里 4 突き落とし 東十06 朝井彩加 8

 

<優勝争いを左右する3番その①>

東横綱2・茅野愛衣(10勝) 14-1  東前05・東山奈央(11勝)

過去15回戦って、1度しか勝てていない横綱が相手。
平幕唯一1敗で優勝争いに残っている「東山奈央」。

三役常連、実力者として今場所大活躍。
久しぶりの「平幕優勝」に向けて、
そして自身の初優勝に向けて!

現時点で星の差「2つ」の横綱。
過去の対戦ではリードしていますが、
今場所の勢いは警戒しなければ一気に持って行かれかねません!

時津風
「やっぱりスピード勝負、パワー勝負になると、
 今場所、奈央ちゃんも調子が良いから辛いですよね。
 
何とか組みとめて、冷静に相撲が取れれば…。
 そうさせてもらえるかどうかですよね。」

向正面から、勝生真沙子さん!
東山奈央は逆に言うと立ち合いからの踏み込みですよね?
君ヶ濱
「もちろんそうですね。
 立ち合い“だけ”というと語弊があるかもしれませんが、
 そこにまずは集中していけば、
 勝機を見いだせるんじゃないかな、って思います。」

土俵上では、真剣な表情を崩さない両者。
さあ、制限時間いっぱいを式守伊之助、告げました!

東に2敗の横綱・茅野愛衣!
西に1敗で優勝争い単独2番手から逆転での優勝を目指す
東山奈央、11勝1敗であります!

館内の歓声が一気に盛り上がった後、静まり返りました。
・・・立ち合いです。


立ち合い、踏み込んだ東山!!
茅野は廻しを取れません、突き飛ばされました。

横綱しかし立て直して再度頭を付けに行く!
下から押し上げて東山が突き放す!
再び横綱が前に今度は押して行く、押し返す!

東山は少し…、一歩下がりながら右に回りこむ!
横綱付いていけるか?東山が腕を引いて崩しに掛かります。

何度も崩されても残す横綱、
土俵を広く動く東山を追い求めて横綱!
しかし、サッと引いて東山の動き・・・

ああっっと!!
横綱、思わず手を付いてしまった。
東山の「はたき込み」が決まりました!

横綱、フラフラッとそのまま倒れこみました!
東山の額には汗が輝きましたこれで勝って1敗を守りました!

 

東横綱2・茅野愛衣(10勝3敗)はたき込み ○東前05・東山奈央(12勝1敗)

茅野愛衣は3敗となって優勝争いから脱落!
東山奈央は単独1敗を守りました!

時津風
「2人とも柔軟に相撲を取ってましたけど、
 組めない段階で、奈央ちゃんのペースですよね。
 
知らず知らずのうちに、相手に合わせちゃってましたね。

君ヶ濱さん!聞こえますか?
立ち合い踏み込めて居ましたね?

君ヶ濱
「はい。 それが大きかったと思います。
 一度突き放せたからこそ、うまく距離を取って相撲が取れた。
 立ち合いの踏み込みが大きかったのは間違いないです。」

現時点で全勝は大関・悠木碧。
1敗で東山奈央が追いかけます。

そして今、勝った東山奈央が、
横綱・佐倉綾音に水を付けて、館内を下がります!

 

<結び前:注目の相撲その②>

西大関・悠木碧(12勝)4-10 西横綱・佐倉綾音(10勝)

これが「15回目」の直接対決。
全勝の大関は、新大関で3回目の賜杯に向けて、
そして史上3度目の「5横綱」時代の実現に向けて!

13日目の土俵、後輩の横綱・佐倉綾音と対戦します。

無傷の「13連勝」なるか、大関・悠木碧が東!
西から意地を見せたい横綱・佐倉、10勝2敗!

 

西大関・悠木碧(12勝1敗)腰投げ ○西横綱・佐倉綾音(11勝2敗)

全勝の大関に、ついに13日目、
「土」が付きました!12勝1敗!!

全勝力士がこれで居なくなり、優勝争いは、
東山奈央と悠木碧が1敗で並んで「大混戦」です!

押し込まれた横綱、押し込んだ大関が
斜め後ろに回りこんだ所から、うまく体を回転させつつ、
廻しを掴み、大関の攻めが止まります。

その流れから、一本背負いのような形で腕を取り、
その腕が離れて大関が押し倒そうと体重をかけた所で…
逆転の投げが決まって、土俵際の鮮やか逆転劇!

< 「腰投げ」、腰投げで佐倉綾音の勝ち。

宇良が大相撲で決めた大技、
「腰投げ」の決まり手が告げられました!

時津風
もう笑っちゃいますねww
 この大一番で、一本背負いみたいな形で腕を手繰ったり、
 
小兵の碧ちゃんに後ろに付かれても、
 慌てずに対応するあたり、横綱凄いです!」

いかに小柄な悠木関とはいえ、
そう軽々投げられるよな力士では無いですよね?

時津風
「もちろんそうだとは思うんですけど、
 うまく流れに乗ったというか、
 
逆に言えば、体重も軽いですから、自分の勢いが
 うまく投げのエネルギーに掛かってしまった
感じですよね。」

弾みが付いた自分の勢いを、
うまく相手に利用された、そんな所でしょうかねぇ。

時津風
「でも、腰投げはビックリしました。
 あんまり見たこと無い決まり手だと思います。」

 

そして結びの一番を迎えます!
東から横綱・花澤香菜!
西から新関脇のM・A・O!
共に2敗で優勝争いに残っている両者。
今日勝って星の差1つをキープできるのは!?

 

東横綱・花澤香菜(10勝)押し出し ○西関脇2・M・A・O(11勝)

M・A・Oが一方的に押し出しー!!
花澤香菜がなんと土俵下に押し飛ばされました!

花澤、3連覇への夢は大きく遠のきました!

時津風
「私が解説の日に、横綱2人とも負けちゃいましたね…。」

放送時間、残り少なくなってきましたが、
花澤、茅野の両横綱の師匠である能登麻美子の
時津風親方にとっては苦しい展開となった13日目。

今日の結果と、優勝争いを見ながら一言。

① 敗 悠木碧、東山奈央

② 敗 花澤香菜M・A・O

時津風
2敗までの4人は全員チャンスがありますね。
 さすがに現時点で3敗力士は厳しいと思います。
 あとは直接対決を迎える横綱陣に意地を見せて欲しいですねー」

13日目、全勝の大関についに土が付きました。
1敗で大関・悠木碧と、平幕・東山奈央がトップ。
2敗で横綱・佐倉綾音と、関脇・M・A・Oが追いかけます。

では東京の声優国技館からお別れします。さようなら。

声優名 決まり手 西 声優名
東横綱 花澤香菜 10 押し出し 西関脇2 M・A・O 11
西大関 悠木碧 12 腰投げ 西横綱 佐倉綾音 11
東横綱2 茅野愛衣 10 はたき込み 東前05 東山奈央 12
東大関 日笠陽子 9 寄り切り 西小結 雨宮天 6
東関脇 小澤亜李 4 寄り切り 東関脇2 小松未可子 4
西前10 金元寿子 3 引き落とし 西関脇 上坂すみれ 5
東小結 種田梨沙 7 上手投げ 東前09 内田真礼 9
東前01 竹達彩奈 6 引き落とし 西前07 加隈亜衣 8
西前09 戸松遥 6 寄り切り 西前01 諏訪彩花 4
東前02 上田麗奈 7 上手出し投げ 西前05 瀬戸麻沙美 7

 


 

声優相撲2016年夏場所・14日目(2016年5月21日)

 

声優相撲夏場所14日目。
昨日13日目、優勝争いが大きく動きました。
ここまで全勝で来ていた新大関・悠木碧が、
佐倉綾音の「腰投げ」に敗れて1敗。
その結果、1敗で悠木と東山が並ぶ終盤です。

悠木碧は三役時代に2度優勝しており、
新大関で3回目の優勝賜杯を目指しています。

そして東山奈央は、多くの話題作、
人気キャラクターを演じてきましたが、
ここまで優勝争いの中心に立つのは初めてです。
もし優勝すればちょうど10年前、
前頭筆頭だった「豊口めぐみ」関以来となる
「平幕優勝」が見えてきます。

では改めて、今日優勝争いに関わる相撲を
ピックアップしましたので、こちらをご覧下さい。

 

東前05・東山奈央(12勝) 2-2西関脇2・M・A・O(11勝)

5回目の対戦にして、
今場所の優勝を大きく左右する取組です。
1敗の東山奈央と、2敗のM・A・Oの直接対決。
ここからは1つ星を落とすことが致命傷となります。

 

東関脇・小澤亜李 (4勝) 2-2西大関・悠木碧 (12勝)

単独トップの悠木碧は、ここまで対戦のなかった
東関脇・小澤亜李との対戦です。過去2対2。
星の差では圧倒的に悠木がリードしていますが、
小澤も、今後、大関を目指す上で、14日目、何とか意地を見せたい所です。

 

東横綱2 茅野愛衣 (10勝)12-6 西横綱・佐倉綾音 (11勝)

注目の「ごちうさ」対決。
逆転優勝に向けて、佐倉綾音はもう1番も負けられません。

今日の正面の解説は、
声優相撲協会、副理事長でもあります、
元大関・井上喜久子の「熊ヶ谷」親方です。

いやぁ~、親方。
昨日の一番があって、一気に優勝争いが分からなくなってきましたね!

熊ヶ谷(元大関・井上喜久子)
「本当ですねーww
 最近、千秋楽まで優勝争いがもつれることが多くて、
 見ている側としてもそうですし、相撲取る側にしたって、
 やっぱり緊張感を保って最後まで行けますからね。」

親方は、この14日目が始まる前の時点で、
誰が一番、賜杯に近いとお考えですか?

熊ヶ谷
「うーんと…、やっぱりでも、明日優勝決定戦になるかもしれない、
 ということを踏まえてみても、
 「優勝経験」がある2人が有利かな、って思います。」

横綱と大関ですね。 2人とも優勝を経験しています。

 

<幕内前半この一番>

●西前07・加隈亜衣(8勝) 押し出し ○西前05・瀬戸麻沙美(8勝)

瀬戸麻沙美、勝って14日目に「勝ち越し」!
大きな体をいっぱいに動かしての「押し出し」。
爽やかな汗が額に光りました。

久しぶりに上位対戦を目指す瀬戸関にとって、
明日もう1番勝てるかが、その先「三役」を目指す上でも重要となります!

熊ヶ谷
「2人とも、スラーっと背が高くて、迫力ありますよねww
 ひと押しにパワーがこもってる感じを受けましたよー。」

そうですね、加隈関も164cm あります。もちろん瀬戸関は168cm と大柄ですが。
では、幕内前半の結果をここでお伝えします。

東前11 喜多村英梨 8 突き落とし 西前03 沼倉愛美 4
西前12 内山夕実 8 押し出し 西前04 潘めぐみ 7
西前07 加隈亜衣 8 押し出し 西前05 瀬戸麻沙美 8
東前06 井上麻里奈 9 寄り切り 東前14 大久保瑠美 7
東前12 高垣彩陽 9 押し出し 西前06 石上静香 5
東前07 洲崎綾 4 突き落とし 西前14 小清水亜美 6
東前08 水瀬いのり 10 浴びせ倒し 東前09 内田真礼 9
東前15 大原さやか 3 寄り切り 西前08 小林ゆう 7
東前10 久野美咲 10 寄り倒し 東前13 加藤英美里 4
西前13 佐藤利奈 6 押し出し 西前10 金元寿子 3
西十01 井口裕香 8 寄り切り 西前11 高橋李依 7

熊ヶ谷
「2桁の2人は、三賞候補になるのかなぁー。
 いずれにせよ、明日頑張らなきゃね!」

優勝を争う2人が好成績なだけに、
三賞の行方も10勝では予断を許さない形でしょうか。

 

<幕内後半の相撲>

●東小結・種田梨沙(7勝) 押し出し ○東前02・上田麗奈(8勝)

自身最高位、前頭2枚目でなんと勝ち越し!
九重部屋の新鋭は、種田関を押し出しに下しました。

「三役」入れ替え戦を戦って両者。
明日に三役を目指します!

熊ヶ谷
「来場所は関脇が何人になるのかも、気になりますね。
 4人ってことは流石に無いんでしょうけどw」

 

東前05・東山奈央(12勝1敗) 2-2 西関脇2・M・A・O(11勝2敗)

東山奈央 2-2 M・A・O
- - - - - -
  はたき込み
  はたき込み
下手投げ  
- - - - - -
- - - - - -

過去4回の対戦は、2対2。
ここまでの好成績で両者対戦するのは初めてです!

東山奈央、東から仕切りを重ねています。
勝てば、優勝争いトップをまず守れます。
敗れれば、混戦の優勝争いにのまれてしまいます。

目指すは、
2006年夏場所、今から丁度10年前に、
「豊口めぐみ」関が果たした「平幕優勝」の快挙です!

談話です。
支度部屋で尋ねた時は、
「ある程度、意識というか、覚悟はし始めました。」
「トップに立っているのに、情けない相撲は取れないですから。」

と、ポツリポツリと言葉を噛みしめるように出していました。

「平幕優勝」について具体的に聞いてみると、
東山
「私が、中学2年生で声優を目指し始めた頃に、
 中原さんと、豊口さんが平幕優勝を果たしていて、
 テレビでその中継を見ていました。 友達と話しながら。」
「特に、私ハガレンが大っ好きだったので、
 
出演されてた豊口さんの優勝は印象に残ってます。

と、10年前の思い出を語って下さいました。

さて、熊ヶ谷さん。
逆に言えば、10年間出ていない「平幕優勝」の難しさ、
どこにあると思いますか?

熊ヶ谷
「何といっても、番付的な差は大きいですよね。
 対戦相手が楽になるから、皆さん有利なんじゃないか?
 と思われるかも知れないですけど、そうでもないですよ。」
「そして大抵は優勝未経験の力士が“平幕優勝”を目指す訳ですよね。
 今回の東山奈央ちゃんもそうですけど。
 そこが結構、未経験なのも大きいのかなって。」

しかしこれまで、11勝が幕内では最高だった、
東山関が昨日勝って初めて12番に載せました。
ここは自信を持って良い所ですよね?

熊ヶ谷
「ああー、そっか。まだ12番勝ったことなかったんですね。
 意外な感じもしますが、でも今場所は今まで以上に動けてます。
 今日・明日、思い切って相撲をとってほしいですね。」

 

さあ時間いっぱい!
10年ぶりとなる「平幕優勝」の夢が見えています。
もう1番、2番と勝てるか? 既に上位対戦を終えている「東山奈央」

対するは西から新関脇の「M・A・O」!
こちらも逆転優勝に向けては、1敗の東山を、
引きずり下ろさなければなりません!!

 

鋭い立ちあいは・・・M・A・Oだっ!
潜り込んで相手の…、左をうまく差し込みました!
東山奈央はまだ上手に手が掛かりません。

強引に寄っていくM・A・O!
東山、劣勢、土俵際まで持っていかれるが頭を付けて何とか堪える。

背中がM・A・O頭をつけているのが東山。
少し膠着、一旦止まって・・・

いや構わず煽って圧力をかけていくぞ、M・A・O!
捻って、攻め切った!!
「突き落とし」ー!!!

 

●東前05・東山奈央(12勝2敗) 突き落とし ○西関脇2・M・A・O(12勝2敗)

東山奈央、14日目に敗れて2敗と後退!
優勝争い、最終盤に痛い、痛い黒星を喫しました!

M・A・Oは勝って2敗を死守!
いやぁー、しかしここ一番に集中していたのは、M・A・O関でした!

熊ヶ谷
「厳しい相撲でしたねぇー。
 別に奈央ちゃんが悪かったかというと、私はそう思わなかったです。
 ただ、M・A・Oさんの踏み込みの鋭さ、そこですよね!」

 

●東関脇2・小松未可子(4勝) はたき込み ○東前01・竹達彩奈(7勝)

過去の対戦は、「10対1」と、小松が10連勝中だった一番。
2013年初場所の「初顔」以来、20場所ぶりに勝利!
竹達が返り三役に向けて、7勝7敗です。

 

東関脇・小澤亜李(4勝)引き落とし ○西大関・悠木碧(13勝1敗)

悠木碧、勝って13勝1敗!
小澤亜李、何とか意地を見せたかったですが・・・、
敗れて4勝10敗です。

 

●東横綱2・茅野愛衣(10勝) 小手投げ ○西横綱・佐倉綾音(12勝)

結びの一番勝って、佐倉綾音2敗!
逆転優勝に向けて!! 小手投げが決まりました。

では、幕内後半の結果です。

声優名 決まり手 西 声優名
東横綱2 茅野愛衣 10 小手投げ 西横綱 佐倉綾音 12
東横綱 花澤香菜 10 押し出し 東大関 日笠陽子 10
東関脇 小澤亜李 4 引き落とし 西大関 悠木碧 13
西前09 戸松遥 6 寄り切り 西関脇 上坂すみれ 6
東関脇2 小松未可子 4 はたき込み 東前01 竹達彩奈 7
東前05 東山奈央 12 突き落とし 西関脇2 M・A・O 12
東前03 田村睦心 8 寄り切り 西小結 雨宮天 7
東小結 種田梨沙 7 押し出し 東前02 上田麗奈 8
東前04 早見沙織 4 寄り切り 西前01 諏訪彩花 5
西前15 千菅春香 3 上手投げ 西前02 山本希望 4

熊ヶ谷
「本当にこう見ると、最後まで西方力士が勝っちゃいましたねww」

ですねww 今日は何かあったのでしょうか?

熊ヶ谷
「ここまで続くの珍しいですよねww
 2横綱と、東山奈央関も居たのにw」

声優名 対戦成績 西 声優名
東横綱 花澤香菜 10   西横綱 佐倉綾音 12
東横綱2 茅野愛衣 10   東大関 日笠陽子 10
西関脇2 M・A・O 12   西大関 悠木碧 13
東関脇 小澤亜李 4   西関脇 上坂すみれ 6
東関脇2 小松未可子 4   西前04 潘めぐみ 7
東小結 種田梨沙 7   西小結 雨宮天 7
東前01 竹達彩奈 7   東前09 内田真礼 9
東前05 東山奈央 12   西前01 諏訪彩花 5
東前02 上田麗奈 8   東前08 水瀬いのり 10
西前11 高橋李依 7   西前02 山本希望 4
東前03 田村睦心 8   東前10 久野美咲 10
東前07 洲崎綾 4   西前03 沼倉愛美 4
東前04 早見沙織 4   東前12 高垣彩陽 9
東前14 大久保瑠美 7   西前05 瀬戸麻沙美 8
東前06 井上麻里奈 9   西前09 戸松遥 6
西前14 小清水亜美 6   西前06 石上静香 5
西前15 千菅春香 3   西前07 加隈亜衣 8
西十05 三森すずこ 13   西前08 小林ゆう 7
西前12 内山夕実 8   西前10 金元寿子 3
東前11 喜多村英梨 8   東前13 加藤英美里 4
西十02 釘宮理恵 6   西前13 佐藤利奈 6
東前15 大原さやか 3   西十08 徳井青空 11

※ 対戦成績は、後ほど更新します。

<優勝争い(14日目現在)>

① 敗 悠木碧

② 敗 佐倉綾音M・A・O、東山奈央

 

<三賞選考委員会>

殊勲賞 M・A・O、東山奈央

敢闘賞 M・A・O、東山奈央 (※両者、今日勝てば)

技能賞 (該当なし)

 


 

最終更新:1970年01月01日 09:00