佐倉綾音2場所ぶり2度目の優勝、新入幕2人快進撃
場所前に大関・戸松遥が休場を発表、来場所の関脇陥落が決まった。
秋場所の優勝争いは3場所続けて「佐渡ヶ嶽勢」がワンツー。大関2人が先場所と同じく優勝を争い、2場所ぶり2度目の優勝を、大関・佐倉綾音が決めた。日笠陽子は綱取りならず。
場所を特に盛り上げたのは新入幕の2人、水瀬いのりと小澤亜李だ。「がっこうぐらし!」で共演し先場所十両優勝を争った2人が、勢いそのままに幕内上位をかき乱し、白星以上の印象を残した。水瀬いのりは「覚醒」と表現される初日から7連勝も、後半苦戦した。一方で小澤亜李は3横綱全員から金星という「快挙」を成し遂げ、11勝。また新関脇の「小松未可子」は自身最高の12勝をあげた。
佐渡ヶ嶽部屋同部屋対決、日笠2年ぶり2回目の優勝なる!
今年初めて横綱大関陣が優勝争いを占めた名古屋場所。優勝決定戦は、先場所に続き「佐渡ヶ嶽部屋」力士による同部屋対決だった。
先場所新大関で初優勝を果たした大関・佐倉綾音と、その佐倉が憧れる先輩大関・日笠陽子による共に2回目の優勝を争った戦い。両者一歩も引かない突き合いの結果、先輩大関である日笠陽子が勝り、14勝1敗で2度目の優勝を果たした。佐倉綾音、内田真礼は昇進を見送られたが、「佐渡ヶ嶽部屋」の活躍は止まらない。
同部屋優勝決定戦 新大関・佐倉綾音が初優勝!
横綱陣が不調の中、夏場所大活躍なのが2つの部屋に所属する力士たち。賜杯から遠ざかっており、部屋一丸となって優勝を目指す「佐渡ヶ嶽部屋」と、カド番大関と初の上位対戦の先輩後輩がタッグで挑んだ「朝日山部屋」である。
カド番ながら12勝を挙げ復活をアピールした戸松遥。5年ぶり大関での初優勝は成らず。そして、自身最高位・前頭筆頭で12勝を挙げた「雨宮天」も、新三役確実となった。
しかし、朝日山の2人を抑え、13勝2敗で優勝決定戦に進んだのが、アイムエンタープライズ・佐渡ヶ嶽部屋の新鋭である両者だった。新大関・「佐倉綾音」と関脇で大関を目指す「内田真礼」。場所前半は新入幕にして快進撃を続けた16枚目の大西沙織。しかし中盤以降、大西沙織と早見沙織が星を落とし優勝争いから後退すると、佐渡ヶ嶽部屋の内田真礼が優勝争いの単独トップに踊り出る。
星の差1つで迎えた千秋楽。内田真は敗れ、佐倉が勝って「同部屋」優勝決定戦が実現。新大関が意地を見せ、自身初優勝。日笠陽子以来となる2年ぶり賜杯を佐渡ヶ嶽部屋へ。しかし、大関を目指していた、悠木碧、内田真礼は共に大関昇進ならなかった。
2場所連続「優勝決定巴戦」 悠木碧が2場所連続優勝!
横綱大関陣が揃って不調な中、三役平幕上位陣が絶好調。13勝2敗で先場所小結で初優勝を遂げた「悠木碧」と、関脇に上がった「内田真礼」、そして自身最高位の前頭上位の「上坂すみれ」の3人が並んだ。
優勝決定巴戦は、先場所優勝の経験を活かした悠木碧が、初場所に続き、2場所連続優勝を達成。三役(関脇・小結)では小林沙苗以来の快挙。
場所後開かれた臨時理事会では、大関取りの明暗が分かれた。東関脇・佐倉綾音は、11→12→11勝と、3場所合計34勝を挙げ、大関昇進。一方、悠木碧は2場所連続優勝は好成績であるものの、その前が平幕であった事、また共に2敗した上優勝決定戦の末の優勝であったことから、もう1場所見て「満場一致」での昇進を、として昇進が見送られた。
「優勝決定戦巴戦」 小兵・悠木碧の快進撃で初優勝!
2015年の幕開け、初場所の優勝争いは史上稀に見る混戦、結果として3人が13勝2敗で並び優勝決定巴戦が実現した。
17回目の優勝を目指す横綱「花澤香菜」、三役復帰で小結の「悠木碧」、そして前頭11枚目と史上最低からの平幕優勝を目指す「金元寿子」の3名。優勝決定戦は花澤が優勢と目されたが、終わってみれば悠木碧が初優勝。
「ポケモン」アイリス、「まどか☆マギカ」など話題作を多く演じてきた神童・悠木碧が念願の初優勝となりました!
新横綱で4回目の優勝! ハイレベルな優勝争いは横綱3人で決着
連続優勝ならずも抜群の安定感で横綱となった茅野愛衣。3横綱時代の到来を、自身初の「連覇」で飾った。役力士10人のうち8人が2桁勝利というハイレベルな上位陣。横綱3人によるハイレベルな優勝争いとなったが、全勝優勝で茅野が沢城以下を下して4回目の優勝を果たした。
木戸衣吹は最年少タイ記録となる16歳での関脇昇進も負け越し。早見沙織は2015年に大関昇進を目指す2桁白星を挙げた。
茅野愛衣、大関で2度目の優勝で「綱取り」!
先場所惜しくも綱取りならなかった茅野愛衣。去年から1場所を除いて2桁勝利を外していない安定感も高く評価され、「14準→15優→13準→15優」と過去3場所の成績を加味して、「2場所連続優勝」ではないものの、「綱取り」を果たした。
連続優勝以外での横綱昇進は、95年の林原以来20年ぶりだったが、大きな異論は出ず、花澤香菜以来久々となる新横綱誕生となった。
また、前頭筆頭の「木戸衣吹」は11勝を挙げ、若干16歳にして「新三役」を確実にした。 これは、1960年代に元関脇・藤田淑子関が達成した最年少タイ記録。
茅野、綱に届かず、沢城、8度目の優勝!
優勝争いは横綱2人と綱を目指す大関・茅野愛衣の巴戦。茅野愛衣は連覇での綱取りを目指したが、先輩横綱・沢城みゆきに及ばず。しかし、来場所も「綱取り」の場所となりました。
茅野愛衣、先場所のリベンジ、大関初優勝!
先場所と同じく優勝争いは横綱大関陣が中心。日笠、佐倉、早見ら佐渡ヶ嶽勢を抑え込んで、やはり先場所と同じく、横綱・花澤香菜と大関・茅野愛衣による最終決戦。
茅野愛衣が先場所からの教訓を活かし、大関で初優勝。先場所惜しくも準優勝だった雪辱を果たした。花澤香菜は5連覇、17回目の優勝ならず。
横綱・花澤香菜4連覇達成! 優勝回数16回に到達。
伝説の6連覇の再来か、「第2次花澤時代」を印象づける「4連覇」。星の差は1つで大関・茅野愛衣が優勝争いに食らいついたが、その完全無欠さは「倍近い差」を付けたことで決定付けられた。
大関・戸松遥を下し3連覇!花澤15回目の優勝。
3場所連続「準優勝」に終わった大関・戸松遥。今場所も花澤香菜の隙のない相撲に崩せず14勝とした。三役で3度優勝を果たし、大関を長く務める戸松だが大関での優勝は無し。
関脇に陥落した日笠陽子は11勝を挙げ復活、特例で大関復帰を果たした。
平成の大横綱・花澤香菜、連覇で優勝回数新記録「V14」達成!
横綱・沢城と大関・日笠が休場と、やや寂しい九州場所となったが、3人で優勝争いを大きく盛り上げた。大関・戸松遥は先場所に続き、花澤には勝てなかったものの準優勝。地元・九州場所で小結12勝を挙げた阿澄佳奈は、大きな声援に応えた。
平成の大横綱・花澤香菜は先場所に続く「連覇達成」。これで、堀江由衣が持っていた最多優勝記録「13回」を越える、「14回目」の優勝を達成、新記録を樹立した。年6場所時代ながら、活躍時期が短くなっている中の快挙である。
去年九州以来の優勝で堀江に並ぶ13回目の優勝!
堀江由衣の「13回」という最多優勝記録。去年九州場所で12度目の優勝を達成し、2013年早々にも、新記録が濃厚と思われていた、横綱・花澤香菜。しかし、茅野、日笠、沢城と賜杯を奪われ、スランプに陥った。
往年の名横綱達も一度優勝から離れると再び賜杯を抱くことは困難である、と語るように不安との戦いに苦悩した横綱・花澤であったが、今場所は落ち着いた相撲で星を積み重ねた。終わって見れば、星の差2つを付ける復活。「V13」を果たした。
大関3場所は安定しており、横綱に近づいていた日笠陽子が無念の休場。綱取りは振り出しとなった。一方で、カド番戸松は13勝で準優勝。新鋭・茅野愛衣も大関として3場所続けて2桁を挙げており安定している。
沢城みゆき1年半ぶりの連覇達成! 茅野惜しくも準優勝。
沢城、1年半ぶり6回目の優勝。早見が13勝と一人気を吐く!
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