16夏・千秋楽

声優相撲2016年夏場所

 

5月のゴールデンウィークも今日で最終日、
対する声優相撲「夏場所」は今日が初日です。
これから15日間の熱戦がここ、声優国技館で行われます。

夏のような暑さが続いた今年の連休でしたが、
声優相撲でも、一足早く「夏」の訪れ、5月場所の季節が来ました。
既に満員札止め、お客様が詰めかけています。

改めまして、こんにちは、
実況を務めます、テキストアナウンサーのy=Rxです。

Twitterアカウント(@yequalrx)

 

声優相撲2016年夏場所・千秋楽(2016年5月22日)

 

東京の声優国技館に入る大関・悠木碧。
国技館入りを、普段通りの表情で…
優勝争い単独トップを感じさせない表情です。

声優相撲は、2016年夏場所。
いよいよ15日間の熱戦も「千秋楽」を迎えています。

優勝争いは、単独トップで新大関の「悠木碧」。
昨年初場所、春場所と連覇した経験のある、
悠木が、今日勝てば文句なし、3回目の賜杯を抱きます!

しかし、2敗で3人が現在追いかけています。
もし仮に、悠木が敗れて2敗となると、
最大「4人」による優勝決定戦となります!

 

<千秋楽の取組>

声優名 対戦成績 西 声優名
東横綱 花澤香菜 10 15-3  西横綱 佐倉綾音 12
東横綱2 茅野愛衣 10 14-10 東大関 日笠陽子 10
西関脇2 M・A・O 12 2-2 西大関 悠木碧 13
東関脇 小澤亜李 4 3-0 西関脇 上坂すみれ 6
東関脇2 小松未可子 4 4-2 西前04 潘めぐみ 7
東小結 種田梨沙 7 1-2 西小結 雨宮天 7
東前01 竹達彩奈 7 1-6 東前09 内田真礼 9
東前05 東山奈央 12 0-1 西前01 諏訪彩花 5
東前02 上田麗奈 8 初 顔 東前08 水瀬いのり 10
西前11 高橋李依 7 初 顔 西前02 山本希望 4
東前03 田村睦心 8 初 顔 東前10 久野美咲 10
東前07 洲崎綾 4 1-4 西前03 沼倉愛美 4
東前04 早見沙織 4  2-10 東前12 高垣彩陽 9
東前14 大久保瑠美 7 7-4 西前05 瀬戸麻沙美 8
東前06 井上麻里奈 9  5-19 西前09 戸松遥 6
西前14 小清水亜美 6 初 顔 西前06 石上静香 5
西前15 千菅春香 3 初 顔 西前07 加隈亜衣 8
西十05 三森すずこ 13 --- 西前08 小林ゆう 7
西前12 内山夕実 8 4-1 西前10 金元寿子 3
東前11 喜多村英梨 8 20-5  東前13 加藤英美里 4
西十02 釘宮理恵 6 --- 西前13 佐藤利奈 6
東前15 大原さやか 3 --- 西十08 徳井青空 11

 

<優勝争い(14日目現在)>

① 敗 悠木碧

② 敗 佐倉綾音M・A・O、東山奈央

 

<三賞選考委員会>

殊勲賞 M・A・O、東山奈央

敢闘賞 M・A・O、東山奈央 (※両者、今日勝てば)

技能賞 (該当なし)

 

<今日千秋楽の解説陣のご紹介>

声優相撲2016年夏場所千秋楽。
おなじみ、「やまとなでしこ」のお2人です。

まずは正面解説、
優勝回数13回を誇ります、平成の大横綱!
元横綱・堀江由衣の「堀江」親方です。

そして向正面からは、
元大関・田村ゆかりの「佐渡ヶ嶽」親方です。
お2人ともよろしくお願いします!

堀江・佐渡ヶ嶽「「お願いしまーす。」」

 

さあ、堀江親方、
今場所も千秋楽まで誰が優勝するか分からない、
面白い優勝争いとなりました。

堀江(元横綱・堀江由衣)
「ねー。 最大4人での優勝決定戦。
 見てみたいっていうのが、ファン心理ですよね~」

もちろん、悠木碧にとっては、
何が何でも今日勝って、本割で優勝したい
所ですね。

堀江
「そりゃあもうw!
 1回で優勝が決まるなら、それが一番です。
 “この一番に負けたら終わる”ぐらいの気持ちで
 本割に挑まないと、優勝は厳しいかも知れません。」

確かに。星1つの「リード」は、
もう「無い」ものと思って挑んだ方が良いでしょうか。

堀江
「負けても決定戦だ、って思うと、
 本割に集中出来なくなりそうなので、
 それぐらいの気持ちの方が良いと思います!」

 

そして向正面からは、
部屋の横綱が優勝争いに加わっている、
「アイムエンタープライズ」の総帥、佐渡ヶ嶽親方ですが。

田村ゆかりさん、堀江親方の意見はどう聞かれました?

佐渡ヶ嶽
「私はー、星1つのリードがあるんだから、
 それを精一杯利用した方が良いと思いますよー!」

堀江
「ちょっww ゆかりたん、そこは賛同してくれないの!?」

佐渡ヶ嶽
「昨日の東山ちゃんとかもそうだったけど、
 私たち、あんまり優勝争いの“トップ”になんか立ったことないから、
 緊張しちゃうのっ!!
 ちょっとでも有利に進めたいじゃん~」

まあ、佐渡ヶ嶽親方の場合は、
上にいつも強い人が・・・ねww

堀江
「えっ…? 誰のことですかw?」

佐渡ヶ嶽
「おまえだろーーww!!
笑いながら言うんじゃねぇよぉwww」

では、その優勝争いを占う、関係する力士の
今日の本割を改めてご紹介致します。

 

東前05・東山奈央(12勝) 0-1 西前01・諏訪彩花(5勝)

東山奈央は、優勝に望みをつなぐため、
何が何でも勝ちたい相撲、諏訪彩花戦です。

元同僚対決である、この一番。
前回は諏訪彩花関が勝っていますが、
今場所はここまで5勝9敗と既に負け越しています。

堀江
「ちょっと意外な取組な気がしました。
 もっと好調な人と当たるのかなーって。」

 

そして、「これより三役」に入って・・・

西関脇2・M・A・O12勝) 2-2 西大関・悠木碧13勝

この一番が非常に大きいです、過去2対2。
悠木碧が勝てばもちろん文句なく、14勝1敗での優勝。

しかし、関脇のM・A・Oが勝てば、
13勝2敗で2人が並び、「優勝決定戦」にもつれ込みます!

佐渡ヶ嶽
「この一番は盛り上がるよぉー!
 それぐらい重要な、左右する一番!」

最後に対戦する「結びの一番」は、

東横綱・花澤香菜(10勝)15-3西横綱・佐倉綾音12勝

悠木碧の勝敗次第ですが、
佐倉綾音にも優勝決定戦のチャンスが出てきます。
やはり、悠木碧戦の動向がきになる今日千秋楽の本割です。

声優名 対戦成績 西 声優名
東横綱 花澤香菜 10 15-3  西横綱 佐倉綾音 12
東横綱2 茅野愛衣 10 14-10 東大関 日笠陽子 10
西関脇2 M・A・O 12 2-2 西大関 悠木碧 13
東関脇 小澤亜李 4 3-0 西関脇 上坂すみれ 6
東関脇2 小松未可子 4 4-2 西前04 潘めぐみ 7
東小結 種田梨沙 7 1-2 西小結 雨宮天 7
東前01 竹達彩奈 7 1-6 東前09 内田真礼 9
東前05 東山奈央 12 0-1 西前01 諏訪彩花 5
東前02 上田麗奈 8 初 顔 東前08 水瀬いのり 10
西前11 高橋李依 7 初 顔 西前02 山本希望 4

さあ、幕内中入りの時間が終わって、
千秋楽、幕内の取組が始まろうとしています。

 

<幕内前半の結果>

●西十05・三森すずこ(13勝) 寄り切り ○西前08・小林ゆう(8勝)

十両優勝争いは、三森すずこが13勝2敗!
そこはやはり、元関脇の実力者。
1場所での幕内復帰を確実にしています。
小林ゆうも勝ち越し決定です。

堀江
「幕内経験のある力士はやっぱり強いですよねー。
 (小林)ゆうちゃんも勝ち越せて良かった。」

 

東前06・井上麻里奈(10勝)寄り切り ●西前09・戸松遥(6勝)

まあ…、「パンチライン」対決w?
井上麻里奈が2桁10勝をあげました!
久しぶりの2桁勝利で、上位対戦となる番付まで戻してきそうです。

堀江
「何か三賞あげたいぐらいですよね。
ここまで良く戻ってきたなぁー。やっぱり実力者ですね!」

 

東前04・早見沙織(5勝)上手投げ ●東前12・高垣彩陽(9勝)

過去「2対10」と高垣圧倒的リードだった
TARI TARI対決は、早見が5勝目の上手投げ。
高垣は2桁ならずも、返り入幕で9番勝ちました。

佐渡ヶ嶽
「とりあえず苦手にしてた、高垣関に勝てたことを
 一つのキッカケにして、来場所仕切り直して欲しいですね!」

早見関の師匠、佐渡ヶ嶽親方のコメントでした。

では、幕内千秋楽前半の結果をここでご覧頂きます。

東前07 洲崎綾 4 寄り切り 西前03 沼倉愛美 5
東前04 早見沙織 5 上手投げ 東前12 高垣彩陽 9
東前14 大久保瑠美 7 寄り切り 西前05 瀬戸麻沙美 9
東前06 井上麻里奈 10 寄り切り 西前09 戸松遥 6
西前14 小清水亜美 7 突き落とし 西前06 石上静香 5
西前15 千菅春香 3 押し出し 西前07 加隈亜衣 9
西十05 三森すずこ 13 寄り切り 西前08 小林ゆう 8
西前12 内山夕実 9 寄り切り 西前10 金元寿子 3
東前11 喜多村英梨 9 引き落とし 東前13 加藤英美里 4
西十02 釘宮理恵 6 寄り切り 西前13 佐藤利奈 7
東前15 大原さやか 4 はたき込み 西十08 徳井青空 11

 

<幕内後半の結果>

●東前03・田村睦心(8勝) 寄り切り ○東前10・久野美咲(11勝

1年ぶり2回目の幕内での相撲となった
久野美咲関が、なんと大勝ちの「11勝」目をあげました!!

堀江
「新入幕の場所は負け越しで、久々の幕内復帰。
 それで11勝もあげたんだから、
 “三賞”何か上げても… って思うのは私だけですかねw」

もちろん11勝は立派な成績なのですが、
三役戦が1戦のみだったことと、
やっぱり優勝争う2人が12勝2敗で来ていますから、
かなりハードルが高くなった今場所の三賞選考委員会でした。

田村睦心関は…、勝ち越し大健闘ですが、
あと1番あれば或いは三役という所でしたね。

佐渡ヶ嶽
「幕内、しかも3枚目で相撲を取れていることが、
 本人かなりの自信というか、誇らしいみたいです。
 来場所にも期待したいです。まだまだ成長中ですよ!」

 

西前11・高橋李依(8勝)押し出し ●西前02・山本希望(4勝)

後半最初の相撲、高橋李が勝って、千秋楽に勝ち越し。

堀江
「先場所も言いましたけど、今場所が大事だったので、
 勝ち越せたことが大きいと思います。
 慌てなくて良いので、一歩ずつ着実に。
 大きくなっていって欲しいですね!」

 

東前02・上田麗奈(9勝)突き落とし ●東前08・水瀬いのり(10勝)

 そうか、「実は私は」対決だったんですね・・・(小声)

相撲内容も含め楽しみだった一番。
上田麗奈が勝って、前頭2枚目という
自身最高位の番付で9勝目、大きな白星です。

水瀬いのりは10勝5敗ですが、2桁勝って、
また大きく番付を戻してきそうな成績です。
この2人も三賞の候補には上がっていました。

堀江
「2人とも今場所頑張ってましたよねー。
 また来場所も上位になるでしょうし。」

さあそして、注目の力士1人目の登場です!
東山奈央関が東から上がってきます!

 

<三賞ダブル受賞へ、優勝へ・・・望みを繋ぎたい東山奈央!>

東前05・東山奈央(12勝) 0-1 西前01・諏訪彩花(5勝)

優勝争い、13日目の段階では1敗と「トップ」に
躍り出た東山関でしたが、昨日敗戦し2敗に後退。

しかし今日勝てば、
悠木の結果如何によっては「優勝決定戦」に望みをつなげます!

対するは、既に負け越しは決まっていますが、
来場所、ご当所場所に戻る諏訪関。
自身最高位で5勝9敗ですが、今日勝って、
大きな白星をあげて地元に戻ることは出来るでしょうか?

まずは堀江親方。東山関、一番大事なことは何でしょうか?

堀江
「思いっ切り行くことですね!
 押していくにしろ、潜るにしろ、組むにしろ。
 中途半端が一番行けないです。

諏訪関、今場所は少し消極的な相撲も目立ちますが、
先場所以前を振り返っても、おもいっきりの良い相撲が
持ち味の力士でしたからね。

 

さあ、「東山奈央 対 諏訪彩花」!
2敗・東山が勝って優勝決定戦に望みをつなげるか?
地元へ千秋楽、大きな白星を飾れるか諏訪彩花!

 

●東前05・東山奈央(12勝) 首投げ ○西前01・諏訪彩花(6勝)

諏訪、起死回生、逆転の「首投げ」~!!!
東山奈央、連敗・・・。

土俵の土を受け、大健闘の夏場所ではありましたが・・・
10年ぶりの平幕優勝、そして自身初優勝の望みは、
この一番で無くなりました!

しかし、終始攻めた東山。逆転技に最後は敗れましたが、
普段通り、深い礼をして土俵を下ります。

 

<殊勲賞インタビュー:東山奈央>

放送席、放送席。
三賞インタビュー、殊勲賞に輝きました、
東山奈央関です。おめでとうございました。

東山
「ありがとうございます。東山奈央です。」

12勝3敗と、初めて「12番」勝ちました。
とはいえ、やはり今日の敗戦が少しまだ悔やまれますか?
東山
「今日もそうですけど、昨日から連敗してるんで、
 やっぱり最後の大事な場面で負けちゃうと…、
 期待してくれた皆さんの、
 期待に答えられなかったのが、悔しいですねー、はい。」

13日目を終えた段階で12勝1敗と、単独トップに立ちました。
プレッシャーというのは有りましたか?
東山
「自分では意識していないつもりだったんですが、
 やっぱり知らず知らずのうちに、気になっちゃって、
 思い切り相撲が取れなくなっちゃったかなって思います。」

しかし、15日間を振り返って、
今優勝争いトップの悠木関には敗れましたが、
「3横綱」から「3金星」の大活躍です。
そこは自信を持って良いんじゃないですか?
東山
「そうですね、はい。
 香菜さん、あやねる、それに茅野さんからも
 久しぶりに勝てましたし、それは良かったと思います。」

基本的な決まり手だけでなく、
「下手投げ」や横綱相手の「渡し込み」、
そして瀬戸関には「小股掬い」
など技も多く飛び出して、
「技能賞」の候補にもなっていました。
東山
「相撲内容を高く評価して頂いたことが、素直に嬉しいです。
 もっともっと盛り上げて行けるように、
 これからも精進していきます。」

 

今期は「めざましテレビ」にも出演した
「マクロスΔ(デルタ)」の「ワルキューレ」のメンバーとしても、
活躍されましたし、来場所は三役に戻れそうですね。

東山
「年下の子がこれまで以上に増えてきて、
 先輩として稽古を“付ける”側に
 なることが増えたので、良い先輩になれるように頑張ります。」

千秋楽まで、優勝争いに加わり、
自身最高の「12勝」をあげました。
殊勲賞インタビュー、東山奈央関でした。

 

 

<三役の椅子をかけて>

●東前01・竹達彩奈(7勝) 寄り切り ○東前09・内田真礼(10勝)

返り三役を目指した竹達でしたが敗れて負け越し。
過去「1対6」と大きく負けていた内田真関に今場所も敗れてしまいました。
内田真礼は、勝って10勝の2桁到達です。

 

●東小結・種田梨沙(7勝)突き出し○西小結・雨宮天(8勝)

7勝の「小結」同士の対決。
雨宮天が種田梨沙を下して、勝ち越し!
三役の座を守りました。

種田梨沙は、念願の新三役の場所、
大健闘の7勝でしたが、惜しくも負け越しです。

 

●東関脇2・小松未可子(4勝) 寄り切り ○西前04・潘めぐみ(8勝)

潘めぐみ、勝って勝ち越し!
先場所に続き8勝7敗で、新三役に向け
勝負の名古屋となりそうです。

 

<これより三役揃い踏み!>

さあ! いよいよ「これより三役」揃い踏みです。
優勝争いに関わる3人、そして1番を迎えます!

 

西関脇2・M・A・O(12勝2敗) 2-2 西大関・悠木碧(13勝1敗)

この1番で、今場所の優勝争いの「方向性」が決まります!

東・M・A・Oが勝てば、
2人乃至3人による「優勝決定戦」!

そして西・悠木碧が勝てば、
去年春場所以来、7場所ぶり3回目となる
「優勝」が決まります!!

大歓声が包み込みます、
この歓声は、この大一番に対する期待の声援です!

まずは堀江親方。
新大関・悠木碧について改めて伺います。
共演も経験している親方から見て、今日の悠木は如何でしょう。

堀江
「見た目からは分かりませんけど、
 
やっぱりちょっとは緊張してるかなー
 とは思いますね。もちろん顔には出してませんが。」

しかし、新大関で13勝1敗。
本当に素晴らしい成績ですよね?
堀江
「そうですよー。
 ただでさえ注目されて、意識される中で、
 今場所は終始、自分の相撲に徹していましたからね。
 後は、どれだけ本割に集中しているか。でしょうね」

 

向正面から佐渡ヶ嶽さん!聞こえますか?
M・A・O関は、勝てば優勝決定戦に持ち込めます。

佐渡ヶ嶽
「うん、そうですね。
 でもM・A・O関も、昨日は不利かと思った、
 東山関を下してるし、3横綱下してますから。」

 

さあ、制限時間いっぱいです!
東に昨日東山を下しています、新関脇 M・A・O。
勝てば、優勝決定戦に自力で持ち込めます!

対する西に新大関、単独トップの悠木碧!
勝てば14勝1敗、7場所ぶり3回目の「賜杯」です!

軍配返っています!!

 

西関脇2・M・A・O(13勝)引き落とし ●西大関・悠木碧(13勝)

悠木碧、頭を付けて何とか自分の形にしましたが!
M・A・O が冷静に小柄力士・悠木をさばいて、
うまく引いての「引き落とし」!

鮮やかに悠木を下して、
これで13勝2敗力士による「優勝決定戦」です!!

 

東横綱2・茅野愛衣(10勝)送り出し ○東大関・日笠陽子(11勝)

役相撲に叶う相撲を取ったのは、
東大関の日笠陽子! 「送り出し」で11勝目!

横綱・茅野愛衣は先場所に続き、10勝に終わりました。

 

さあ、そして今場所、本割最後の一番です!

<2016年夏場所・本割最後の一番>

東横綱・花澤香菜(10勝) 15-3 西横綱・佐倉綾音(12勝)

東西横綱による結びの一番!
西横綱・佐倉綾音が勝てば、
「優勝決定巴戦」に持ち込むことが出来ます!

ここで花澤が勝てば、
優勝決定戦は、「M・A・O」関と、
「悠木碧」関による直接対決となります!!

 

過去の対戦は「15対3」と、花澤が大きくリードしています。
でも、堀江さん、こういう場面では関係無いですよね?

堀江
「まあ関係無くは無いですけど、
 あんまり数字ほどの差は無くなっていますよ。
 特にこういう大舞台では。」

さあ、まもなく時間ですが、
向正面から、師匠! 一言お願いします。

佐渡ヶ嶽
「勝って、巴戦で盛り上げるのも横綱の役割!
 期待してます!!」

 

愛弟子に思いは届いているでしょう!
西横綱・佐倉綾音は、横綱として何としても欲しい
「優勝」に向けて、まずは本割勝たなければなりません!

しかしそこは先輩横綱の意地があります、
3連覇を逃した今場所でしたが、
最後の最後に存在感をアピール出来るか?

佐倉、優勝決定戦進出をかけた結びの一番です!

 

●東横綱・花澤香菜(10勝)はたき込み西横綱・佐倉綾音(13勝)

花澤、足が出ず!
佐倉綾音が勝って優勝決定巴戦となります!

足を引きずる横綱…
しかし、礼をして下がります花澤。

これで、優勝決定戦は、

横綱・佐倉綾音

大関・悠木碧

関脇・M・A・O

の3人、13勝2敗による「優勝決定巴戦」です!!

 

声優名 決まり手 西 声優名
東横綱 花澤香菜 10 はたき込み 西横綱 佐倉綾音 13
東横綱2 茅野愛衣 10 送り出し 東大関 日笠陽子 11
西関脇2 M・A・O 13 引き落とし 西大関 悠木碧 13
東関脇 小澤亜李 5 突き落とし 西関脇 上坂すみれ 6
東関脇2 小松未可子 4 寄り切り 西前04 潘めぐみ 8
東小結 種田梨沙 7 突き出し 西小結 雨宮天 8
東前01 竹達彩奈 7 寄り切り 東前09 内田真礼 10
東前05 東山奈央 12 首投げ 西前01 諏訪彩花 6
東前02 上田麗奈 9 突き落とし 東前08 水瀬いのり 10
西前11 高橋李依 8 押し出し 西前02 山本希望 4
東前03 田村睦心 8 寄り切り 東前10 久野美咲 11

 

 


 

<優勝決定巴戦>

2016年夏場所、幕内の優勝力士は、
3人が同点のため、「優勝決定巴戦」となりました。

今、3人が「くじ引き」をして、
対戦の組み合わせを決めている所です。

おおっ、どうやら・・・?
そうですね、M・A・Oが「○」を引いて…
東に悠木が動きました。


第1戦大関・悠木碧横綱・佐倉綾音

13日目に悠木碧の連勝を止めたのが、この佐倉綾音でした。

悠木は、支度部屋で佐倉の相撲の間も、
口を真一文字に結んだまま、
目を閉じて集中した後、髪を整えるだけ、
ほぼ稽古をせずに向かいました。

 

まずは、横綱と大関による決定戦。
両者やはりまずはこの一番に集中です!

一度、横綱が腰を上げかけましたが、
横綱再び腰を下ろします。
既に悠木は拳をおろして臨戦態勢です。

 

悠木、何と張っていった!張り手!
しかし、怯まない横綱!!
構わず出て行く!!!

ここで大関、腕を取って右に投げ・・・るが、
うっちゃりは決まりません!

体は割れず、速攻相撲を見せた横綱!
押し倒し、いや「寄り倒し」か!
勝ってまずは横綱が土俵の勝負を制しました。

悠木、本割に続いて連敗です!

 

第1戦 ●大関・悠木碧(寄り倒し) ○横綱・佐倉綾音

 

第2戦関脇・M・A・O横綱・佐倉綾音

続く2戦目、この相撲を見て、M・A・Oはどう来るか。
横綱、優勝賜杯に向けて「王手」です!

 

体と体で真正面からぶつかりました!
鈍い音が館内に響いた後、歓声にかき消されます。

どちらでも取れますが、今度は廻しを求めに行った両者。
両者不十分な四つの格好、
上手は引けていない左四つ右上手。

横綱の引き付け! 強烈な引き付け!
しかし、M・A・Oが堪えます、堪えます。

< 8888888888

早くもこの拍手です、声優国技館!

今度はM・A・Oが寄る!
廻しを少し浅く持ち替えて、前に出ていくー!

横綱、残した! また拍手!
しかし右から投げ、上手投げ、上手投げ~!

決まった、決まりました、M・A・Oの右上手投げ炸裂!

まだ優勝は決まりません!!
関脇・M・A・Oが本割に続いて、横綱撃破であります!

 

第2戦 ○関脇・M・A・O(上手投げ) ●横綱・佐倉綾音

 

第3戦関脇・M・A・O大関・悠木碧

今日の本割の「再現」を目指すM・A・Oと、
3度土俵に上がって、勝ちが無ければ、
ここまでの14日間の激闘が水泡に帰してしまいます。
新大関としての責任を最大限示してきた悠木碧。

世代はほぼ同じながら、
この土俵に、優勝決定戦に至るまでの過程から、
体格、取り口に至るまで、
全く対照的な両者が再び相まみえます!

堀江
「M・A・Oさんが本割と同じような形で来るのか、
 或いはどちらかが奇策を出してくるか…。」

本割と同じ相撲で負けるようなことは、
この考えて相撲を取る大関はしないと思います。

何か策を考えて来るに違いないでしょう!

堀江
「優勝がかかる決定戦ですからね。
 立ち合い迷うことだけはしないで欲しいですね。」

佐渡ヶ嶽
「どちらが先に攻められるか。
 立ち合いで決まるのか、組んで長引くのか分かりませんけど、
 勝機を先に求めた方が有利になるんじゃないかなって。」

これで決めたいM・A・O。
横綱・大関と連続で下して「初優勝」なるか!?

大関となったからには、
「その上を目指す」んだ、と場所前語った新大関。
「大関」が“目標”から、
“通過点”へと変わった新大関は、
後輩の関脇に、2度も、負ける訳には行きません!!

東にM・A・O西に悠木碧
軍配返ってさあ、決定戦3戦め!!

 

 

頭から当たって行った大関!
突き放していきました、M・A・O、少し引きました。

今度もやはり頭を付けに行く大関・・・
ここでもろ差しの体勢だ!

悠木、少しずつ自分の形にしています。
少し窮屈そうなM・A・O、しかし両上手、
右腕は、廻しの結び目付近をつかめています。

腕を差し込んではいますが、
体格差もあって普通とは違った形の組手。

 

ここで左を持ち変えた、M・A・O!

吊った!!

悠木、堪え切れない!堪らず足が宙に浮く!
関脇の、
M・A・O、初優勝ーー!

「吊り出し」ー!!

 

 

優 勝 : 

M・A・O  (初優勝)

 

地道に、しかし堅実に土俵を務め上げ、
決して派手さは無いものの、
人一倍の稽古を積んできた努力家です!

声優相撲の道に進んで5年余り、
関脇にまで番付をあげたM・A・O関が、
ついについに、優勝という快挙を成し遂げました!!

今日だけで3番勝って、逆転優勝を掴みました!
早くも「表彰式」の準備に取り掛かる
声優相撲夏場所千秋楽です。

 


 

 

<優勝力士インタビュー:M・A・O

放送席、放送席。
そして声優国技館の観客の皆さま。初優勝です!
関脇・M・A・O関です、初優勝おめでとうございます!!
M・A・O
「はい!
顔文字じゃないよ、名前だよ!
 M・A・Oでーす!!
 ありがとうございまーす!!!」

先場所、ご当所の大阪場所で2桁勝って、
9年ぶり“4関脇”という異例な番付で
4人目の関脇として新関脇を掴んだ今場所でした。
今年一度小結になれたんですが負け越しちゃったんで、
 
次三役になれたら勝ち越せるような私になりたい
 って思って頑張りました。」

返り三役、しかも関脇で挑んだこの夏場所、
“8連勝”で中日勝ち越しでした!
「そもそも、自分より番付上の皆さんに全部負けたら、
 それだけで負け越しって厳しい番付
だったので・・・、
 一つでも早い段階で白星を重ねておきたいって思って、
 最初から全力で戦った結果だったかなーって思います。」

中盤に平幕2人から星を落としましたが、
三役以上の役力士に負け無しでした!
< 8888888888
「いやぁ~ww
 その自覚は無かったんですけど…自信になりますね!
 鋭く踏み込む立ち合いを意識したのが良かったと思います。」

そうした成績が高く評価されて、
殊勲賞と技能賞の三賞ダブル受賞です!
「高く評価して頂けて、本当に嬉しいです。
 もっともっと精進します!」

 

今でこそ、皆さん普通に感じていらっしゃいますが、
そもそも「アルファベット」の名前の方が、
本家大相撲を含めても当然そうですが、
「優勝賜杯」に名を刻むのは史上初のことですww
「あーー、まあそりゃそうでしょうかねw
 TARAKOさんとか居らっしゃいますけど、あんまり居ませんよねww」

もとを辿れば… 5年も前になりますか、2011年に、
「スーパー戦隊シリーズ」の、ご存知の方も多いと思いますが、
「海賊戦隊ゴーカイジャー」でゴーカイイエロー/ルカ・ミルフィ役
演じられて、まず“女優”として注目されました。
「今でも、ゴーカイジャー見てました!
 とか言って下さる方が居らっしゃって、そうですね。
 この世界を目指すキッカケになった、大切な作品です。」

戦隊ヒーローから声優。何か接点というか。
「そうですねー、あのー。
 変身後がアフレコなんですよ、ええ!
 女優だけじゃなくて、声優というか、
 
アフレコも1年間経験させて頂いて。
 そこがキッカケでしたね、声優を目指す。

元々、声優相撲の世界に興味はあったんですか?
「そうですね。元々、マンガとかアニメとか、
 絵描くのとか好きでしたし、声優相撲も見てました。
 もちろん実際に目指すというよりかは、
 一人のファンとして、視聴者としてでしたけど。」

 
2012年
20歳
前相撲
 
序ノ口
序二段
序二段
序二段
序二段
2013年
21歳
序二段
序二段
三段目
東三16
東三08
東下28
2014年
22歳
東下24
東下14
東下05
東下02
西十12
12
西十02
14
2015年
23歳
西前12
10
東前05
東前06
西前07
11
東前01
東前03
11
2016年
24歳
東小結
東前03
11
西関脇2
13
     

翌年ですね、2012年の初場所で声優相撲の前相撲
「クッキンアイドル アイ!マイ!まいん!」
3人の謎の妖精の1人「キラキラ」役
でした。
「はい。オーディションに呼んで頂いて…。
 そこから声優相撲に、はい。」

でも最初のうちは苦労も多かったんじゃないですか?
「やっぱりアニメとは勝手も違いますし、
 
教習所に通ってから入門した訳でも無かったので、
 序二段で暫く勝ち越せなくて
、あの頃は大変でしたね。」

しかしもうww 翌年には序二段で6勝すると、
そこから2年間負け越し無し、
十両優勝から新入幕2桁勝利ですよ。
「とにかく強い方と沢山稽古させて頂いて、
 技もそうですし、色んなことを教えて頂きました。」

とにかく出稽古に行っても、物凄い量の稽古を、
黙々としている姿が印象的です。

昨年は、恐らく声優相撲に番付乗っている中でも、
一番多くの作品に出演されたんじゃないか、と思うぐらいの活躍。
「名前もM・A・Oって目立つんで私ww
 それもあって覚えてもらっているみたいですww」

しかし、
女優・市道真央さんが、
声優・M・A・Oさんとして活躍するようになって、
「僅か5年」で、優勝賜杯までたどり着きました。
当時はこんなことになると予想されてましたか?
「いやっ、全然夢にも思っていませんでした。
 最初の頃は序二段でも勝ち越せなかったですし、
 
でも、演技するのが楽しい!って気持ちは強かったので、
 
少しでも長く土俵に上がりたいな、という思いはありました。」

これからも、長く声優相撲を盛り上げていって下さい!
「はい! これからも頑張っていきます!」

 

今場所は13番も勝ちました。
このまま行けば“上”も見えてくるんじゃないですか?
「あんまり意識し過ぎると、
 
今場所みたいには体が動かなくなっちゃうので
 そこは冷静に、来場所も相撲を取って行きたいです。」

そこは、『派手に行くわよっ!』って感じじゃないんですねww
「wwwwww あーーっw
 まあ、どっちかって言うとマイペースで…
 
あんまり豪快じゃないんでww」

でも、今場所優勝して、
来場所は更に注目されると思います。
研究も他の力士もしてくると思われます。
「はい。覚悟してます。
 逆に優勝して私のことを知って下さる方、
 応援して下さる方の期待を裏切らないように、
 これから先に向けて、稽古に精進していきます!
 ですので、応援よろしくお願いします!!」

< 888888888888

 

優勝決定巴戦を制して、初優勝!
M・A・O関でした、おめでとうございました!

「ありがとうございましたー!!」

 

 

最終更新:2016年07月10日 13:33