現役関取名鑑(あ行)草案


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「目次」

前02・赤崎千夏、小結・雨宮天関脇・井口裕香、関脇・上坂すみれ、関脇・内田真礼
前01・内山夕実、関脇・大久保瑠美、前08・大西沙織、関脇・大原さやか、前08・小倉唯

 

赤崎千夏

1987年8月10日、鹿児島県南九州市(旧知覧町)、166cm、九重部屋
初土俵:2010年 新入幕:2012年夏場所 最高位:西前頭2枚目(2013年九州場所)

 
2010年
23歳
           
2011年
24歳
           
2012年
25歳
十両
 
十両
10
西前15
 
十両
 
十両
 
西前16
2013年
26歳
西前14
10
西前08
西前06
東前11
10
西前07
西前02
2014年
27歳
西前05
東前08
東前13
東前14
西前08
西前07
2015年
28歳
西前09
西前06
東前07
東前05
   

 鹿児島県出身、国立大学・東京学芸大学に進学し大学相撲で活躍。
大学卒業と同時に九重部屋新弟子検査に合格、養成所を経て入門する。
当初からラジオを中心に活躍していたが、2012年は飛躍の年となった。
まず初主人公となった「キルミーベイベー」の折部やすな役の前に出る相撲は「代名詞」となった。
そして幕内定着を果たしたのが「中二病でも恋がしたい!」の「丹生谷森夏」役であった。

 大勝ちは無いものの、抜群の安定感を誇り、突き押し、四つ相撲共にそつなくこなす。
幕内に定着した後も、モブキャラを多く重ねていることが原動力とみられる。
やや特徴掛かった声質と、愛されるいじられキャラ、166cmと比較的大柄な体型から
器用に技を繰り出す点で長く幕内で活躍することが期待される。

 今後の目標は、幕内中位以上での勝ち越しから、幕内上位戦が組まれる位置に出世することと、
更に三役で、持ち前の安定感を活かせるようにレギュラーアニメを増やすことだろう。

 

「幕内の対戦成績」(2012年九州場所~2015年名古屋場所)

M・A・O 1 2 内田真 0 7 小清水 2 4 高森 1 0 野水 2 3
相沢 1 0 内山 3 2 寿 2 2 竹達 2 2 花澤 0 2
愛美 1 0 遠藤綾 2 1 小林ゆ 2 0 種田 1 2 早見 1 4
明坂 2 1 大坪 2 0 小松 3 5 田村睦 3 0 1 3
雨宮 2 3 大原 4 3 斎藤千 0 5 茅原 1 1 日高 4 3
新井 1 0 小倉 7 1 佐倉 0 5 津田 3 1 福圓 2 1
五十嵐 1 0 加藤英 0 1 佐藤聡 3 2 東山 3 0 藤村 1 0
井口 3 4 金元 4 3 佐藤利 4 7 戸松 0 4 三上 3 0
石原 1 1 喜多村 1 3 沢城 1 0 豊崎 2 1 水樹 0 1
伊瀬 1 3 橘田 1 0 洲崎 0 1 中島愛 2 0 水橋 4 0
伊藤か 2 3 木戸 0 3 諏訪 1 0 中原 6 2 三森 4 4
井上麻 2 1 釘宮 4 2 瀬戸 2 5 生天目 2 2 山本希 4 1
上坂 1 3 小岩井 1 0 高垣 1 4 沼倉 1 1 悠木 0 4

 役力士に分が悪いものの、古豪には滅法強い印象がある。小倉唯、中原とは合口が良い。

 

小結・雨宮天

1993年8月28日、東京都、160cm、朝日山部屋
初土俵:2012年 新入幕:2014年九州場所 最高位:西小結(2015年名古屋場所)

 
2012年
19歳
           
2013年
20歳
          三段目
2014年
21歳
西下34
 
幕下
幕下
西下01
東十09
15
東前09
2015年
22歳
東前08
東前10
11
東前01
12
西小結
   

 2011年開催、第2回「朝日山部屋」スーパー声優力士オーディションの合格者。
大関2人を擁した「スフィア」の後輩に当たり、同期・麻倉もも、夏川椎菜と共に「TrySail」を結成。
同期と共に行司役として「初切」を2014年から務めても居る。

 高校2年時、横綱・沢城の相撲を奨められ感動、声優力士を志しオーディションに応募。
2012年に初土俵を踏むと、2014年は一気に注目の存在に踊り出る。
それまで大勝ちのなかった雨宮天が「幕下2場所連続優勝」、
そして「十両15戦全勝優勝」の快挙を果たし、幕下から「32連勝」を達成し、
「声優アワード新人賞」を受賞する。

 ラジオ、歌手デビュー、ユニット活躍、ニコ生等顔出し出演と、
番付が追いつかない程、多方面での活躍を見せ存在感を発揮。
2015年は大横綱などが得意とするような、ヒロイン率の高さを誇り、
入幕5場所目にして三役に昇進した。

 現時点では、路線、方向性が決まり切っておらず、今後の動向に注目が集まる存在。
王道のヒロイン寄り切る相撲を特に得意としており、上位にとっても怖い存在。
 今後の目標としては、三役の定着と「大関」昇進であるが、
「次期横綱候補」との期待も高いため、あともう1、2作品ヒロインを増やして、
安定して大勝ち出来るような地力を高めて行って欲しい。

 

「幕内の対戦成績」(2014年九州場所~2015年名古屋場所)

M・A・O 0 1 大西 2 0 佐倉 1 1 花澤 1 2
赤崎 3 2 大原 1 1 佐藤利 1 0 早見 1 1
阿澄 2 0 加藤英 1 0 沢城 1 1 0 2
井口 2 0 金元 3 0 洲崎 2 0 日笠 1 1
伊瀬 1 1 茅野 0 2 瀬戸 1 0 日高 2 0
伊藤か 1 0 喜多村 1 2 竹達 0 1 水橋 1 0
上坂 2 2 木戸 0 1 種田 1 0 三森 1 0
内田真 0 3 釘宮 3 0 田村睦 2 0 村川 1 0
内山 0 2 小松 1 0 津田 0 1 山本希 1 0
大久保 1 1 斎藤千 1 0 中原 1 1 悠木 2 0

 取組には懸賞も多く集まる注目の一番となっており、人気力士の一人である。
取組編成上もやや格上や好調力士との対戦が多い傾向が顕著となっている。
上記の通り、横綱大関陣含めて過去の対戦成績でも「健闘」している。

 

 

関脇・井口裕香

1988年7月11日、東京都、157cm、時津風部屋
初土俵:2003年 新入幕:2009年初場所 最高位:東関脇(2013年名古屋場所)

2007年
19歳
           
2008年
20歳
          十両
 
2009年
21歳
西前13
東前15
東前16
 
十両
 
西前15
西前11
2010年
22歳
西前08
東前10
東前08
東前06
東前07
西前08
2011年
23歳
東前09
東前05
東前09
西前11
10
西前05
12
西小結
12
2012年
24歳
西関脇
10
西関脇
西前01
東前05
東前12
西前07
10
2013年
25歳
東前02
12
東小結
11
西関脇
東関脇
東前02
西前03
2014年
26歳
西前06
東前03
東前07
東前08
東前10
東前11
2015年
27歳
西前12
西前09
東前10
東前09
   

 中学時代に「G.G.F」「デ・ジ・キャラットにょ」などブロッコリーに見出され声優力士となる。
2006年、時津風部屋に入門。2横綱を中心に鍛えられ、現役力士の中では部屋でも古参の部類となる。

 新入幕を果たした2008年には「とある魔術の禁書目録」でインデックス役を演じ注目される。
「超ラジ!Girls」「こむちゃっとカウントダウン」「む〜〜〜ん ⊂( ^ω^)⊃」など、
ラジオを中心に知名度、人気が高まったが、2011年前半までは星が上がらず苦労した。

 2011年後半からは「ロウきゅーぶ!」「僕は友達が少ない」「たまゆら ~hitotose~」など、
小手投げや強引に前に出る相撲がハマり、連続2桁勝ち越しで関脇に上り詰める。

 一方で、「まよチキ!」「ガールズ&パンツァー」といった
クールめなキャラクターも演じ、相撲の幅の広さで2013年再度関脇に出世するが、
同年後半から怪我に苦しみ、再び勝ち越せない土俵が続き、十両陥落の危機となっている。

 「勢い」に左右されやすく、好調不調が長く続きやすい傾向にある。

 

関脇・上坂すみれ

1991年12月19日、神奈川県、160cm、陸奥部屋
初土俵:2011年 新入幕:2014年春場所 最高位:西関脇(2015年名古屋場所)

2011年
20歳
           
2012年
21歳
           
2013年
22歳
東下10
東下17
東下11
西下09
東下02
西十12
11
2014年
23歳
西十04
10
東前17
東前12
東前13
東十01
東前10
10
2015年
24歳
西前04
西前01
13
東関脇2
西関脇
   

 9歳時に陸奥部屋にスカウトされ、2011年に声優部門に移った。
2012年初場所、「パパのいうことを聞きなさい!」で小鳥遊空役を演じ、注目を集める。
上智大学外国語学部で「ロシア語」を専攻し、学業と声優相撲を両立していた。

 本人のキャラクターが関取の中でも個性的であり、エピソードには事欠かない。
 ロシア(旧ソ連)国歌に感銘を受け関心を持ち、語学に長けた上智大学でロシア語を専攻。
「ミリタリー」「共産体制」などへの造詣も深く、ラジオで話題となることも多い。
「てさぐれ部活もの!すぴんおふ」や「ガールズ&パンツァー」など、
趣味がアニメ土俵に直接活きた場面もあり、声優相撲ファン以外でも知名度は高い。

 サブカルチャーへの関心も強く、自身の歌手活動にもその色が濃く現れている。
上記の個性から通常の声優力士と異なった人脈、共演を持ち、
声優相撲の普及に大きく寄与する存在となっている。

 声優相撲の土俵では、あんこ型力士の代表的な存在で、重厚感ある相撲で関脇に昇進した。
本人のキャラクターに比べると、アニメで演じるキャラクターは
癖がある程度あるものの、王道ヒロイン路線に近い正統派な相撲が多い。

 特筆すべきは2015年春場所であり、自身最高位となる前頭筆頭に昇進すると、
「13勝2敗」で優勝決定戦に進出した。 この場所は、話題となった
「艦隊これくしょん -艦これ-」で主人公たる「吹雪」役を演じたことなどで大勝ち。
続く夏場所でも関脇での新三役で勝ち越しに成功した。

 今後の課題としては、出演作の増加と、恋愛要素の強い作品への開拓であろう。
レギュラーキャラを演じる割合は高いものの、絶対的な作品数では劣り、
上位陣と対戦していく上で数的に不利となっている。
 現時点ではまだ「大関」を張れる水準には届いていないように思われるが、
着実に力を付けてきており、大化けする可能性を常に秘めている。

 

「幕内の対戦成績」(2014年春場所~2015年名古屋場所)

M・A・O 2 0 大久保 3 1 小岩井 1 0 高垣 0 1 花澤 1 4
愛美 1 0 大坪 0 1 小清水 1 1 竹達 0 1 早見 3 1
赤崎 3 1 大西 0 1 寿 0 2 種田 3 0 1 1
明坂 2 2 大原 2 0 小松 0 3 茅原 1 0 日笠 2 3
雨宮 2 2 小倉 2 2 佐倉 1 5 東山 4 1 日高 1 1
井口 2 0 金元 2 0 佐藤利 2 1 徳井 1 0 水橋 1 0
伊瀬 0 1 茅野 2 3 沢城 1 2 戸松 3 1 三森 1 0
井上麻 0 1 木戸 3 2 洲崎 1 0 豊崎 2 2 山本希 1 0
内田真 2 3 釘宮 2 2 瀬戸 0 1 中原 2 1 悠木 2 2

 上位対戦が組まれる中でも、横綱大関陣から白星を挙げるなど善戦している。
特に小柄、或いは細身の力士に強く、東山奈央、戸松遥、大久保瑠美、早見沙織などに勝ち越している。
一方で似たタイプの佐倉綾音には負け越しが大きい。

 

関脇・内田真礼

1989年12月27日、東京都、155cm、佐渡ヶ嶽部屋
初土俵:2010年 新入幕:2012年九州場所 最高位:東関脇(2015年名古屋場所)

2010年
21歳
           
2011年
22歳
           
2012年
23歳
          東前17
2013年
24歳
東前15
12
西前05
10
西前02
東前08
12
東小結
東前01
2014年
25歳
東前04
西前01
東前02
東前09
12
東前03
10
西小結
10
2015年
26歳
東小結
関脇2
13
西関脇
13
関脇
   

 佐渡ヶ嶽部屋の中でも高い実力と素質を備えており、人気も高い。
子どもの頃からアニメ・ゲームに感心があり、自分の好きなゲームを広めたい
という信念が声優相撲で大成したキッカケであるとのことである。

 高校3年まで進学か悩んでいたが、2008年「日ナレ」に入所。
2010年に「佐渡ヶ嶽部屋」に入門し、アニメの初土俵を踏む。
2012年の「さんかれあ」、そして京アニの話題作「中二病でも恋がしたい!」
ヒロイン・小鳥遊六花役を演じ新入幕を果たす。

 好不調が激しいものの、着実に力を高め、「2桁」勝利を重ねるようになった。
2014年名古屋場所からは番付を駆け上がり三役に定着した。

 2015年春場所、夏場所と2場所連続「13勝2敗」の好成績で、
「優勝決定戦」に進出するも優勝はならなかった。

同時期の佐倉綾音などの活躍もあり、また大関4人中3人が同部屋力士という
変則的な番付となることに慎重論が出たため、「三役34勝~35勝」を記録したものの、
「大関昇進」は果たされず、関脇にとどまることとなった。

 見た目の可愛らしさ、人懐っこさから、声優本人に対する熱狂的なファンも多い。
歌手活動や顔出しでのテレビ、特撮への出演、グラビアなど、
いわゆる「アイドル声優」路線の最前線で戦っているが、
佐渡ヶ嶽部屋力士としては寧ろ珍しい存在といえるかも知れない。

 「大関」に関しては「不運」であったとも言えるが、
横綱大関陣との直接対決で星を落とし、「優勝」に手が届かないことが多い。
また、キャリアを見た中で、小鳥遊六花に続くような「代表作」に欠けている印象も否めない。
「ヒロイン」「主人公」キャラでの話題作への出演が、
「大関昇進」を議論する上で、プラス材料として大きいものとなってくるとみられる。

 

「幕内の対戦成績」(2012年九州場所~2015年名古屋場所)

M・A・O 1 0 茅野 2 11 種田 4 0 石原 3 0 藤村 1 0
阿澄 2 7 喜多村 6 7 寿 2 2 赤崎 7 0 内山 6 0
伊瀬 1 2 金元 4 1 小岩井 1 0 相沢 1 0 日高 5 0
伊藤か 2 0 戸松 3 10 小松 7 2 村川 1 0 福圓 1 0
井口 6 2 高垣 1 2 小清水 2 0 大久保 3 1 豊崎 9 2
井上麻 2 2 佐藤聡 2 1 小倉 1 1 大原 1 2 明坂 1 0
雨宮 3 0 佐藤利 6 2 小林ゆ 1 0 大坪 2 0 木戸 5 0
遠藤綾 2 1 斎藤千 1 0 上坂 3 2 沢城 4 8 野水 3 0
加藤英 5 5 三上 2 0 水樹 0 1 竹達 6 0 悠木 5 2
花澤 2 11 三森 3 3 瀬戸 1 2 津田 2 0 6 0
茅原 1 0 山本希 1 0 生天目 2 0 東山 3 4      

 横綱大関陣に対してやや苦戦しているが、横綱・沢城戦は比較的善戦している。
三役以下に対しては勝ち越している力士が多く、負けなしの力士も多数居る。
安定した2桁の原動力は格下に星を落とさない所にあり、
上位陣からも星を挙げられるようになれば、文句なしでの「大関昇進」の道が開けてくる。

 

内山夕実

1987年10月30日、東京都、155cm、二所ノ関部屋
初土俵:2005年、再出世:2010年 新入幕:2012年秋場所 最高位:東前頭筆頭(2013年秋場所)

2005年
18歳
        前相撲
 
序ノ口
2006年
19歳
序二段
序二段
序二段
序二段
序ノ口
序ノ口
2010年 
23歳
      番付外
 
前相撲
 
序ノ口
2011年
24歳
序二段
序二段
三段目
幕下
幕下
幕下
2012年
25歳
幕下
幕下
十両
10
十両
10
西前13
西前08
2013年
26歳
西前06
西前04
西前08
10
東前04
東前01
東前02
2014年
27歳
東前05
西前04
西前06
東前07
東前05
西前06
2015年
28歳
西前07
東前08
東十01
西十03
 
   

 再出世から幕内の座を掴んだ稀有な例でもあり、欠かせないバイプレーヤーである。

 中高一貫校在学中、15歳で日ナレに入所。元関取の「ならはしみき」の指導を受ける。
2005年アニメ「ARIA」で初土俵を踏み序二段に出世するものの、「家庭の事情」により引退
OLを経験して社会人となっていたが、声優相撲の夢を捨てきれなかった。

 2010年番付外から「再出世」を果たし、九州場所「侵略!イカ娘」で土俵に復帰。
翌2011年は初レギュラーとなる「Aチャンネル」の天王寺渚(ナギ)役で幕下に昇進。
翌2012年は「咲 -saki- 阿知賀編」での鷺森灼役、「貧乏神が!」の紅葉役を演じ幕内に昇進した。

 何よりその出世の原動力となったのは、「多作品への出演」である。
2012年、2013年は特に顕著となり、アニメ出演作品数は30作品に迫る勢い、
「武者修行」と呼ばれた業界随一の稽古量で幕内に定着した。
幕内力士となった中でもモブを多く演じた所が彼女の特筆すべき点である。

 2013年以降はレギュラー作品の割合が高まり、人気作品「きんいろモザイク」での
猪熊陽子役、「魔法科高校の劣等生」「結城友奈は勇者である」などに出演し、
天真爛漫さを持った男まさりな女子役を得意とした。

 声優相撲では関取で定着しているが、レギュラー率が低いため幕内上位での勝ち越しは遠い。
オールマイティーに相撲を取るが、相手に合わせた相撲となることも多い。

 「週刊アニたまがじん」の時代からラジオでのMC力、トーク力に定評があり、
社会人を経ての再出世であることから、芸歴と比して「安心感」が高い。
一方で料理が苦手といったギャップでも声優本人への人気が高まっている。
 ラジオで共演する「のじょさん」こと山本希望関から熱烈な稽古を受けており、
「内山夕実-山本希望」のカードは「まよデリ対決」として注目の割の一つである。

 幕内上位、三役を目指す上でやはり「ヒロイン率」の向上が課題となる。
話題作にも出演しているが、数人いるレギュラーの一人であることが多く、
「得点」面で不利とならざるを得ない。
 上位力士を従えてのヒロインを演じられるようになれば、2桁勝利も狙える存在だ。

 

「幕内の対戦成績」(2012年秋場所~2015年名古屋場所)

赤崎 2 3 大原 0 1 佐倉 1 8 津田 0 2 福圓 1 2
明坂 1 0 小倉 1 3 佐藤聡 2 2 東山 0 2 藤村 1 0
阿澄 2 6 加藤英 7 6 佐藤利 2 2 戸松 1 2 松来 1 0
雨宮 2 0 金元 4 1 沢城 0 2 豊崎 3 5 三上 1 0
井口 7 2 茅野 0 3 洲崎 0 1 中原 4 2 水樹 1 0
石原 2 0 喜多村 1 5 瀬戸 2 2 生天目 2 1 水原 1 0
伊瀬 2 3 木戸 1 1 高垣 3 3 野水 1 0 三森 1 4
伊藤か 1 1 釘宮 4 0 高森 2 0 花澤 0 3 村川 1 0
井上麻 5 4 小清水 4 0 竹達 3 2 早見 3 1 矢作 1 0
内田真 0 6 寿 0 3 種田 0 5 1 4 山本希 2 0
遠藤綾 2 1 小松 3 2 田村睦 3 0 日笠 1 4 悠木 3 3
大久保 4 7 斎藤千 4 4 茅原 2 1 日高 4 0      

 横綱戦未勝利など、三役陣には苦戦しているが、幕内力士との対戦では力強さを見せている。
交流の幅が広いことから、注目の対戦も多いのが特徴。
「咲 -saki- 阿知賀編」「きんいろモザイク」の悠木碧、花澤香菜、東山奈央、種田梨沙などとの対戦は、
毎場所人気の高い割として組まれている。

 またラジオでは前述の「山本希望」との対戦、
幕内力士同士としての対戦では、勝ち越しており、冷静な相撲で相手を下す姿が目立つ。

 

関脇・大久保瑠美

1989年09月27日、愛媛県→埼玉県、150cm、九重部屋
初土俵:2009年 新入幕:2012年夏場所 最高位:西関脇(2014年秋場所)

2009年
20歳
        前相撲
 
西口15
2010年
21歳
西二61
西二24
西二45
西二10
西三30
西三15
2011年
22歳
東三25
西三05
西下27
西下14
西下04
西十13
10
2012年
23歳
西十08
西十07
13
西前12
12
西前02
東前05
西前04
2013年
24歳
西前02
1-8-6
東前13
11
東前07
10
東前02
東前05
西前06
2014年
25歳
西前03
東前07
東前09
東前06
12
西関脇
東前04
2015年
26歳
東前07
東前04
東前05
東前04
   

※ 2014年秋場所「新三役紹介」を参考にしました。

 1989年、愛媛県で生まれ、埼玉県で育った。2009年、「東京アナウンス学院」に在学中に、
「第3回九重部屋新弟子検査」で優秀賞を受賞し、初土俵を踏む。

 2011年、4場所連続6勝などを挙げる活躍を見せ、人気力士の仲間入りを果たした。
「フリージング」「はっぴ~カッピ」といった作品で初レギュラー、初出演を果たしたが、
「スイートプリキュア♪」の平成生まれ初となるプリキュア:キュアミューズや、
「ゆるゆり」の吉川ちなつ役を演じ、「ゆるゆり放送室」「lady go!!」でラジオレギュラーも務めた。

 2012年は「あっちこっち」「戦国コレクション」で十両優勝を果たし、入幕2場所目で前頭2枚目まで昇進した。
2013年初場所はインフルエンザのため休場したが、それ以後は幕内中位以上で活躍を続けている。
2014年秋場所では新三役を「関脇」で務めている。

 小柄から繰り出す押し相撲が魅力であり、なりふり構わず前に出る演技に定評がある。
得点を重ねられるかが、場所によって差が大きいため、上位での定着は果たされていない。
全体的に作品数の底上げを果たすことが幕内中位から三役への足がかりとなる。

 

「幕内の対戦成績」(2012年名古屋場所~2015年名古屋場所)

M・A・O 2 0 遠藤綾 2 3 寿 2 2 田村睦 1 0 花澤 0 8
相沢 0 1 大坪 1 0 小林ゆ 1 0 茅原 1 0 早見 3 7
明坂 1 0 大西 1 0 小松 5 6 津田 2 0 2 2
雨宮 1 1 大原 3 1 斎藤千 2 2 東山 4 4 日笠 1 6
井口 3 4 小倉 4 0 佐倉 3 6 戸松 0 5 日高 5 2
石原 1 1 金元 0 3 佐藤聡 8 4 豊崎 3 6 福圓 1 1
伊瀬 3 2 茅野 0 7 沢城 0 5 中島愛 1 0 三森 7 2
伊藤か 7 3 喜多村 2 4 瀬戸 6 3 中原 1 3 村川 1 0
井上麻 3 4 木戸 2 5 高垣 5 2 生天目 3 0 悠木 5 4
上坂 0 3 釘宮 4 3 竹達 5 2 南條 1 0      
内田真 1 3 小岩井 1 0 田中理 1 0 沼倉 1 0      
内山 7 4 小清水 4 1 種田 1 5 野水 3 2      

 「ゆるゆり」ごらく部の中では最も出世しており、幕内での対戦でも勝ち越している。
 小柄力士、伊藤かな恵、悠木碧、東山奈央、日高里菜、高垣彩陽などとは五分以上の星。
また、lady go!!の対戦では、上坂すみれ、小松未可子に負け越している。

 

大西沙織

08月06日、千葉県、156cm、佐渡ヶ嶽部屋
初土俵:2012年、新入幕:2015年夏場所 最高位:西前頭8枚目(2015年名古屋場所)

2012年
 
    前相撲
 
序ノ口
序二段
序二段
2013年
 
三段目
西三39
西三29
西三25
西三16
東三08
2014年
 
西三02
西下36
西下27
西下19
東下08
西下02
2015年
 
西下06
東十12
13
東前16
11
西前08
   

 2015年上半期で大きく注目を集めた佐渡ヶ嶽部屋注目の一人。

 両親が共働きだったため、アニメをはしごするうちに声優力士に憧れるようになった。
吹奏楽部だった小中学校を経て、高校1年の夏に養成所に入所するも、進級、卒業に時間を要した。

 2012年、佐渡ヶ嶽部屋に入門すると直後に初土俵を踏み、
当初から落ち着いた相撲を取り着実に番付を上げていった。

 十両目前で初めて負け越し、幕下6枚目で臨んだ2015年初場所、
1敗力士による優勝決定戦、同部屋の矢作紗友里を破り幕下優勝を果たし、
6枚目ながら「6勝1敗・優勝」の好成績から幸運にも十両の座を掴んだ。
 続く春場所も13勝2敗の好成績で十両優勝を遂げ、番付運にも恵まれる形となって、
夏場所は幕尻ながら新入幕を果たした。

 その新入幕の夏場所は、初日から7連勝で中日を迎え、
木戸衣吹以来となる新入幕中日勝ち越しを目指したが、雨宮天に敗れた。
しかし続く9日目、横綱・花澤香菜戦が組まれると、「上手出し投げ」で下し、
新入幕の場所で幕尻から「金星」を挙げるという離れ業を演じ、11勝を上げた。

 目立った活動は2014年からであるが、ラジオやMCに定評があり、
部屋の先輩であり名前も同じ「早見沙織」関の後継者として期待される逸材である。
基本に忠実な相撲を演じる「本格派」であり、幕内の定着を目指す。

 一方で、真正面からの相撲であり相撲内容は地味な印象が否めない。
稽古を通じて長く活躍する地力を付け、中長期的な活躍を期待したい。

「幕内の対戦成績」(2015年夏場所~2015年名古屋場所)

雨宮 0 2 小倉 0 1 佐藤聡 1 0 竹達 0 1 1 0
井口 2 0 加隈 1 0 佐藤利 0 1 種田 0 1 日高 1 0
上坂 1 0 茅野 0 1 諏訪 1 0 戸松 0 1 三森 1 0
大久保 0 1 木戸 0 1 高垣 1 0 沼倉 1 1 村川 1 0
大原 1 1 小林ゆ 1 1 高森 1 0 花澤 1 0      

 何より新入幕の場所、横綱・花澤香菜からの金星が光る。 同じ15年夏に新入幕を迎え
「WIXOSS」や「キャン丁目キャン番地」で共演も多い「加隈亜衣」関とは良きライバル関係で、
2015年名古屋場所は間接的に互いを刺激し、加隈が2桁勝利を挙げた。

 

関脇・大原さやか

1975年12月06日、神奈川県横浜市、158.5cm、東関部屋
初土俵:1998年 新三役:2003年秋場所 最高位:西関脇(2006年秋場所)

1998年            
1999年            
2000年            
2001年            
2002年            
2003年       西前01 西小結  
2004年   東前01        
2005年     西前03 東前02   西前02
2006年
31歳
東前01
東前08
西前05
10
西前02
12
西関脇
西前01
2007年
32歳
西前10
10
東前05
10
西小結
東前03
西前07
東前10
2008年
33歳
西前08
西前05
10
西前01
西前03
西前10
西前06
2009年
34歳
東前03
西前05
10
西前01
西前08
東前12
西前15
2010年
35歳
東前11
西前08
東前12
 
十両
 
十両
 
東前14
2011年
36歳
東前15
西前15
十両
 
十両
 
十両
 
東前13
10
2012年
37歳
西前08
西前05
東前09
西前08
西前17
12
西前09
2013年
38歳
西前15
東前11
東前12
東前14
東前15
東十05
2014年
39歳
東十09
東十14
10
東十09
10
東十03
14
西前08
11
東前02
2015年
40歳
東前10
東前12
西前10
10
東前06
10
   

 数少ない「ベテラン力士」、12年に渡り関取の座を守り続ける古豪である。

 鎌倉女学院中学校・高等学校での6年間、演劇部に所属、
青山学院大学文学部英米文学科に進学し管弦楽団に在籍するなど幅広く活動。
大学3年時に東関部屋の養成所に入所。両親からの反対されるも卒業後、名門・東関部屋に入門する。

 初土俵は名探偵コナンの1998年、
翌1999年からはbayfmのラジオ番組「NOW HITS STREET」を担当している。

 当初はアルバイトで生計を立て、舞台女優、ラジオ、ナレーションが中心であったが、
2003年、「ぽぽたん」を始めレギュラー作品を多く演じ新三役を務め、アニメでの声優活動を本格化させる。

 30歳となった2005年、「代名詞」ともなるキャラクター、
アニメ「ARIA」シリーズの「アリシア・フローレンス」役をキッカケに、
年上の母親、お姉さんキャラクターが増え、2006年には関脇にも昇進した。

 30代中盤となって以降は十両に下がることも増え、
「関取から陥落したら引退する」と公言してきたが、3度の陥落も幕内に復帰している。
2012年名古屋場所は活躍が期待される場所だったが、「声帯」の手術のため「途中休場」。
しかし休場明けの場所は幕尻ながら2桁を上げ復活をアピール。
翌年の「第7回声優アワード」で「助演女優賞」を受賞した。

 2014年、十両14枚目まで番付を下げ、負け越せば「引退」という覚悟で臨み10勝。
名古屋場所は圧倒的な強さで「14勝」で十両優勝を果たし、初の各段優勝を遂げた。
2015年は幕内上位に復帰し、健在ぶりをアピール。
注目は、2016年初場所での「40歳での幕内力士」が達成されるかどうかである。

 多才で知られ、母親に薦められた「チェロ」は大学時代に管弦楽団に在籍していた経験がある。
英語も堪能で英検準1級を持ち、最近では「きんいろモザイク」のアリスの母親役として英語を披露している。

 何よりも、好角家の間では「京都好き」声優として有名であり、
地方場所前には必ず京都を訪れ、ゲン担ぎをしていることで知られ、
また、場所で勝ち越した際は、自分へのご褒美として「京都」旅行を続けており、
こうした動機付けが長く相撲を続けられている秘訣としている。

 

小倉唯

1995年8月15日、群馬県みどり市、150cm、八角部屋→2014伊勢ノ海部屋→2015伊勢ヶ濱部屋
初土俵:2009年 新入幕:2011年九州場所 最高位:西前頭8枚目(2014年夏場所、2015年夏場所)

2009年
14歳
           
2010年
15歳
           
2011年
16歳
          西前14
2012年
17歳
東前15
十両
 
十両
 
西前14
西前10
西前15
2013年
18歳
東十01
11
西前15
西前11
東前12
東前14
東十01
2014年
19歳
東十02
13
西前11
西前08
東前15
東前14
東十02
2015年
20歳
東前15
10
東前11
西前08
東前13
   

 声優相撲を代表する「アイドル声優」として、若干14歳で初土俵を踏んだ。
16歳で新入幕を果たし、それ以後は関取として定着、実力も付けて来ている。

 2008年「HAPPY! STYLE Rookies」を経て、2009年に声優相撲初土俵。
八角部屋で同僚だった「石原夏織」と共にユニット「ゆいかおり」を結成。

 当初は「アイドル」的な要素が強かったが、2011年夏アニメで、
「ロウきゅーぶ!」の袴田ひなた役と、「神様のメモ帳」でアリス役を演じ出世。
横綱・花澤香菜を筆頭に、日笠陽子、井口裕香、日高里菜、神メモではのちの横綱・茅野愛衣など、
将来性の高い力士と共に稽古を積み、実力を養った。

 2012年からは、合計4回十両に陥落するも幕内に復帰し幕内に定着。
季節によって得意不得意が顕著であり、特に初場所は3年連続2桁を挙げている。
前頭2桁前後を現状主戦場としており、十両上位では勝ち越せるが、
前頭1桁台に入ると家賃が高く勝ち越せないという、頭打ちの展開が数年続いている。

 10代にして幕内で定着出来た最大の強みは、「声質」からくるパワーにある。
最も得意とするのが、「ロリ」気味な「妹」キャラであり、
「俺妹」の五更瑠璃(黒猫の妹)、「さくら荘」の神田優子などが印象深い。
また妹で無いものの、「ロウきゅーぶ!」袴田ひなたや、「ヤマノススメ」「妹ちょ」など
系統は違うが「押し相撲」のパワーは強烈なものがある。

 一方で、「神メモ」アリス、「咲 -saki- 阿知賀編」の園城寺怜、
「へんねこ」の筒隠月子など、クール目なキャラクターも多く演じている。
声質から来るパワーに圧倒されてしまうが、通常のアイドル声優とは異なり、
四つ相撲でも演技力で戦えており、それが大負けしない所以だろう。

伊勢ヶ濱部屋に移って以来、大部屋での稽古で実力を養ってきた。

 声優相撲の現役力士内でも、多くの力士から寵愛を受けており、
RO-KYU-BU!!の横綱・花澤香菜大関・日笠陽子井口裕香、日高里菜、
同部屋だった三澤紗千香など、「小倉病」の患者は、
ファンである栽培係、小倉県民のみならず、現役力士内にも多く見受けられる。

 今後の目標としては、「三役」に向けて、まず前頭上位への進出である。
上記の通り、十両と幕内をエスカレーター式に昇降しており抜け出せない。
抜け出すためにはやはり、レギュラー数を増やす必要がある。

 しかし声質の個性が強いため、演じるキャラクターには制限が強いため、
声優業以外の活動も含め、今後は更に「取捨選択」をシビアに行って、
自分の相撲の「形」を固めることが重要となるだろう。

 逆に言えば、10代でこれだけの成績を残しているため、
20代での成長を見込めば、やはり将来有望であることは間違いない。
2010年代、2020年代にかけて活躍が期待される。

 

 

 

 

 

「ひ」

大関・日笠陽子

1985年7月16日
神奈川県
157cm
佐渡ヶ嶽部屋
初土俵:2007年名古屋場所

生涯成績:411勝174敗(45場所) 70.2%
幕内成績:319勝146敗(31場所) 68.6%
大関成績:137勝043敗(12場所) 76.1%

 
2007年
22歳
      前相撲
 
序ノ口
序二段
2008年
23歳
三段目
三段目
幕下
幕下
幕下
幕下
2009年
24歳
幕下
幕下
十両
14
東前15
十両
十両
2010年
25歳
十両
12
西前12
12
東前03
13
東関脇2
12
東関脇
西関脇
2011年
26歳
東前03
西小結
東小結
東前03
東前04
西前02
2012年
27歳
東前08
14
西小結
12
東関脇2
東前04
13
東小結
13
西関脇
2013年
28歳
東関脇
11
東大関2
14
東大関
14
東大関
14
東大関
東大関2
2014年
29歳
東関脇2
11
東大関2
13
西大関
13
西大関
西大関
西大関
10
2015年
30歳
西大関
11
東大関
東大関
東大関2
14