「☆17歳女子高生、昨日教室で全裸にされたの☆8日目_4」の編集履歴(バックアップ)一覧はこちら
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☆17歳女子高生、昨日教室で全裸にされたの☆8日目(4) http://ex14.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1139055477/
176 名前: 志穂 ◆Z2KySTSpOo 投稿日: 2006/02/05(日) 21:58:03.56 ID:XFwwmksT0
カツッ、カツッ、カツッ、カツッ・・・
卯ノ花さんと二人、煙が立ち込める音楽室の前に立つ。
「いよいよだね・・・」
「うん」
お互いの顔を見合い、頷く。
ぶ隊長、待ってて・・・!!
177 名前: 志穂 ◆Z2KySTSpOo 投稿日: 2006/02/05(日) 22:01:41.39 ID:XFwwmksT0
瓦礫が転がる・・・もはや教室とは呼べない空間に、アイツがいた。
「紅葉ちゃん・・・」
「ずいぶんと派手にやってくれたわね、オバサン」
ほとんどお宅のバカのせいなんですけどね。
「やちるっ!!それと志穂!」
「彩っ!無事だった!?」
声のする方を振り向く・・・ぶ隊長が白いテーブルセットに腰掛けて、紅茶とケーキでくつろいでた。
178 名前: 志穂 ◆Z2KySTSpOo 投稿日: 2006/02/05(日) 22:06:58.77 ID:XFwwmksT0
「・・・ちょっと、何くつろいでんのよつるつる」
「また言ったぁっ!!」
だからすぐ泣くなっての・・・
「・・・やっぱり、彩ちゃんの言う通りのろくでなしね」
紅葉ちゃんが一歩踏み出す。
「ろくでなし?私が?」
179 名前: 志穂 ◆Z2KySTSpOo [sage] 投稿日: 2006/02/05(日) 22:07:54.35 ID:XFwwmksT0
「そうよ・・・人の気持ちを土足で踏みにじる・・・」
ちょっとぉ、まるで私が悪役みたいな言い方じゃないっ!!><
さらに紅葉ちゃんが歩みより・・・
「彩ちゃんを・・・アンタに渡しはしない!!オバサンッ!!!」
バシュッ!!
一足飛びに、一気に間合いを詰めてくる!!
180 名前: 志穂 ◆Z2KySTSpOo 投稿日: 2006/02/05(日) 22:11:23.07 ID:XFwwmksT0
「とぅあ!!」
殴るかかってくるのを掴み、そのまま投げ飛ばす。
「はぁぁぁっ!!」
空中で身を翻し・・・壁を利用して跳躍だとぉっ!?
面白い・・・私も飛び上がり、そして・・・
ガシィィンッ!!
「てやぁぁっ!!」
「せいやぁぁっ!!」
空中で飛び蹴りと飛び蹴りが交差!
181 名前: 志穂 ◆Z2KySTSpOo 投稿日: 2006/02/05(日) 22:15:28.72 ID:XFwwmksT0
「はいっはいっはいっはいっ!!」
そのまま空中で両足から交互に蹴りを連射!!
ガッガガッガッ!
くそっ!キレイに捌きやが・・・
「たぁっ!!」
蹴り上げだと!?マズい、受け、間に合わ・・っっ!!
ズガァァンッ!!
182 名前: 志穂 ◆Z2KySTSpOo 投稿日: 2006/02/05(日) 22:21:33.24 ID:XFwwmksT0
蹴りを受け天井を突き破り、星がちらつき始めた空へと放り出される。
紅葉も地を蹴り、追いかけてくる。
「はぁぁぁぁっ!!」
「おぉぉぉぉっ!!」
バシッ!ガシッ!パンッ!ズシッ!!
校舎のはるか上空で激しくラッシュを打ち合う。
183 名前: 志穂 ◆Z2KySTSpOo 投稿日: 2006/02/05(日) 22:25:18.00 ID:XFwwmksT0
「・・・よくやるわねぇ」
「ホントホント」
彩と卯ノ花が口を開けて、天井の穴越しに上空を見上げる。
「でも、ホントに怪我とかしてないの?」
「うん。みんな親切にしてくれたし。やちるは?」
「アタシは・・・うんダイジョブダイジョブ」
そう言いながらも卯ノ花の目は、どっかトンじゃっていた。
184 名前: 志穂 ◆Z2KySTSpOo 投稿日: 2006/02/05(日) 22:30:43.81 ID:XFwwmksT0
「ぬぉぉぉぉっ!!」
私の蹴りを受けた紅葉がプールの方へと落ちていく。
ズガァァン!!
よし、一気にとどめよっ!!
プールから『アレ』を引きずり出し、紅葉目がけて放り投げる。
ゴゴゴゴゴゴゴゴ・・・・
「ウェッハタンクだっ!!」
185 名前: 志穂 ◆Z2KySTSpOo 投稿日: 2006/02/05(日) 22:34:03.79 ID:XFwwmksT0
ズォォォォォッ!!
さぁ、どうする紅葉!!
・・・と、ウェッハタンクが地面にぶつかる直前、縦真っ二つに両断される。
ブゥン・・・
「ビームサーベル・・・過ぎたおもちゃね!!」
とは言え素手じゃ分が悪いわ・・・
「とうっ!!」
一足飛びに、音楽室へと飛び込む。
186 名前: 志穂 ◆Z2KySTSpOo 投稿日: 2006/02/05(日) 22:37:18.46 ID:XFwwmksT0
「逃げるなよ、オバさんっ!!」
紅葉も追ってくる・・・が、慌てず鞄の中から・・・
「逃げやしないわよ、ただ・・」
ロケットランチャーと、グラットンソードを取り出し、
「お前にふさわしいおもちゃを用意していただけよぉっ!!」
紅葉へと飛び込みながら斬撃を繰り出す!!
187 名前: 志穂 ◆Z2KySTSpOo 投稿日: 2006/02/05(日) 22:40:33.04 ID:XFwwmksT0
「二人ともっ!!アタシの為に争わないでぇっ!!」
彩が遥か上空で剣を交える二人を見上げ、叫ぶ。
チィンッ!ドォォンッ!!
だが、二人に声は届かない。
188 名前: 志穂 ◆Z2KySTSpOo 投稿日: 2006/02/05(日) 22:44:48.96 ID:XFwwmksT0
「ははっ!女子高生の力というのはその程度のものかっ!!」
ヒュオッ!!
「貴様こそ・・・志無き刃で何を成そうと言うっ!!」
キィィンッ!!
「志だと!?お前には分かるまい・・・分かってたまるかぁっ!!」
パシュッ!!
「はっ!分かりなどしないさっ!!つるつると共に生きるなどと言う理想論などっ!!」
ガシィィンっ!!
ジジジジ・・・
鍔迫り合い、志穂と紅葉の間合いが一気に詰まる。
「何故っ!何故理解しようとしない!!つるつるの苦しみをっ!!」
「理解だと?笑わせる!!あのような劣勢種・・・」
189 名前: 志穂 ◆Z2KySTSpOo 投稿日: 2006/02/05(日) 22:47:00.60 ID:XFwwmksT0
「おい・・・」
「つるつるでも・・・たとえつるつるでも!!生きているんだ!!同じ人間なんだぁぁっ!!」
「バカがっ!!所詮つるつるはつるつる、我々とは違う人種っ!!」
ガキィィンッ!!
「ちょっと待てお前ら・・・」
「あ、彩、落ち着いて・・・」
190 名前: 志穂 ◆Z2KySTSpOo 投稿日: 2006/02/05(日) 22:49:22.70 ID:XFwwmksT0
「志穂の事だから・・・えっと」
ガサゴソガサゴソ、彩が志穂の鞄をあさる。
「猫ちゃんはちょっとここで大人しくしててね・・・あ、これは青ダヌキか」
ガサゴソガサゴソ
「あったあった、かくばくだん」
「彩ぁ、どうすんのよそ・・・え、持ってろって?」
「そそ。で、ちょっと手を出してみて?」
191 名前: 志穂 ◆Z2KySTSpOo 投稿日: 2006/02/05(日) 22:51:48.61 ID:XFwwmksT0
「こ、こう・・・?」
差し出された卯ノ花の手を彩が掴み、にっこり微笑む。
「さて、と」
そして背負い・・・
「てめぇらぁぁぁぁ・・・」
「え?ええっ!?」
上空の二人目がけて・・・
「つるつるだの、ぺたんこだの・・・」
「ま、まさか・・・」
投げ飛ばす!!
「いいかげんにしろぉぉぉぉぉっ!!」
「最後までこれなのぉぉぉぉぉっ!?」
192 名前: 志穂 ◆Z2KySTSpOo 投稿日: 2006/02/05(日) 22:54:54.39 ID:XFwwmksT0
ぎゅぉぉぉぉぉっ!!
「連合の新型、そのてい・・・ん?」
「おや?何か飛んで・・・」
おおぉぉぉぉぉぉ!!
「・・・人?」
「・・・って言うか」
ぉぉぉぉおおおおおおおおっ!!!
『人 間 核 ぎ ょ ら ・・・』
カッ
卯ノ花の心の中’よいこはまねしないでね、ガフッ’
193 名前: 志穂 ◆Z2KySTSpOo 投稿日: 2006/02/05(日) 22:58:52.03 ID:XFwwmksT0
「暇だね~」
「ね~」
私と紅葉ちゃんは包帯でぐるぐる巻きにされて、病院のベッドの上でひっくり返ってた。
二人とも全治3ヶ月。
「二人とも元気ぃ~?」
あ、ぶ隊長。
「紅葉姉ぇ~」
「紅葉姉様」
「もみじおろし!!」
と、中学生3人組。
194 名前: 志穂 ◆Z2KySTSpOo 投稿日: 2006/02/05(日) 23:01:35.54 ID:XFwwmksT0
「とりあえず、お見舞いで『元気ぃ~?』は無いと思うんだけど。神戸さん」
隣のベッドで騒いでいる中学生達を尻目に、ぶ隊長に注意する。
「まま、固い事言わないで。リンゴむいたげるから」
ぽふっ。
私のそばのパイプ椅子に腰掛け、紙袋からリンゴを取り出す。
「ねぇ、神戸さん・・・」
「ん?」
195 名前: 志穂 ◆Z2KySTSpOo 投稿日: 2006/02/05(日) 23:02:51.78 ID:XFwwmksT0
「ずっと気になってた事があるんだけど、いいかな・・・」
「何?」
そう、言わなくては。
神戸さんはもう忘れてしまっているかもしれないけど。
・・・ずっと、私の深い所に残っている、あの事を・・・
196 名前: 志穂 ◆Z2KySTSpOo 投稿日: 2006/02/05(日) 23:04:20.23 ID:XFwwmksT0
「お尻の赤鉛筆・・・まだ抜いちゃダメ?」
「うん、ダメ」
ぎゃふん。
ー完ー
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176 名前: 志穂 ◆Z2KySTSpOo 投稿日: 2006/02/05(日) 21:58:03.56 ID:XFwwmksT0
カツッ、カツッ、カツッ、カツッ・・・
卯ノ花さんと二人、煙が立ち込める音楽室の前に立つ。
「いよいよだね・・・」
「うん」
お互いの顔を見合い、頷く。
ぶ隊長、待ってて・・・!!
177 名前: 志穂 ◆Z2KySTSpOo 投稿日: 2006/02/05(日) 22:01:41.39 ID:XFwwmksT0
瓦礫が転がる・・・もはや教室とは呼べない空間に、アイツがいた。
「紅葉ちゃん・・・」
「ずいぶんと派手にやってくれたわね、オバサン」
ほとんどお宅のバカのせいなんですけどね。
「やちるっ!!それと志穂!」
「彩っ!無事だった!?」
声のする方を振り向く・・・ぶ隊長が白いテーブルセットに腰掛けて、紅茶とケーキでくつろいでた。
178 名前: 志穂 ◆Z2KySTSpOo 投稿日: 2006/02/05(日) 22:06:58.77 ID:XFwwmksT0
「・・・ちょっと、何くつろいでんのよつるつる」
「また言ったぁっ!!」
だからすぐ泣くなっての・・・
「・・・やっぱり、彩ちゃんの言う通りのろくでなしね」
紅葉ちゃんが一歩踏み出す。
「ろくでなし?私が?」
179 名前: 志穂 ◆Z2KySTSpOo [sage] 投稿日: 2006/02/05(日) 22:07:54.35 ID:XFwwmksT0
「そうよ・・・人の気持ちを土足で踏みにじる・・・」
ちょっとぉ、まるで私が悪役みたいな言い方じゃないっ!!><
さらに紅葉ちゃんが歩みより・・・
「彩ちゃんを・・・アンタに渡しはしない!!オバサンッ!!!」
バシュッ!!
一足飛びに、一気に間合いを詰めてくる!!
180 名前: 志穂 ◆Z2KySTSpOo 投稿日: 2006/02/05(日) 22:11:23.07 ID:XFwwmksT0
「とぅあ!!」
殴るかかってくるのを掴み、そのまま投げ飛ばす。
「はぁぁぁっ!!」
空中で身を翻し・・・壁を利用して跳躍だとぉっ!?
面白い・・・私も飛び上がり、そして・・・
ガシィィンッ!!
「てやぁぁっ!!」
「せいやぁぁっ!!」
空中で飛び蹴りと飛び蹴りが交差!
181 名前: 志穂 ◆Z2KySTSpOo 投稿日: 2006/02/05(日) 22:15:28.72 ID:XFwwmksT0
「はいっはいっはいっはいっ!!」
そのまま空中で両足から交互に蹴りを連射!!
ガッガガッガッ!
くそっ!キレイに捌きやが・・・
「たぁっ!!」
蹴り上げだと!?マズい、受け、間に合わ・・っっ!!
ズガァァンッ!!
182 名前: 志穂 ◆Z2KySTSpOo 投稿日: 2006/02/05(日) 22:21:33.24 ID:XFwwmksT0
蹴りを受け天井を突き破り、星がちらつき始めた空へと放り出される。
紅葉も地を蹴り、追いかけてくる。
「はぁぁぁぁっ!!」
「おぉぉぉぉっ!!」
バシッ!ガシッ!パンッ!ズシッ!!
校舎のはるか上空で激しくラッシュを打ち合う。
183 名前: 志穂 ◆Z2KySTSpOo 投稿日: 2006/02/05(日) 22:25:18.00 ID:XFwwmksT0
「・・・よくやるわねぇ」
「ホントホント」
彩と卯ノ花が口を開けて、天井の穴越しに上空を見上げる。
「でも、ホントに怪我とかしてないの?」
「うん。みんな親切にしてくれたし。やちるは?」
「アタシは・・・うんダイジョブダイジョブ」
そう言いながらも卯ノ花の目は、どっかトンじゃっていた。
184 名前: 志穂 ◆Z2KySTSpOo 投稿日: 2006/02/05(日) 22:30:43.81 ID:XFwwmksT0
「ぬぉぉぉぉっ!!」
私の蹴りを受けた紅葉がプールの方へと落ちていく。
ズガァァン!!
よし、一気にとどめよっ!!
プールから『アレ』を引きずり出し、紅葉目がけて放り投げる。
ゴゴゴゴゴゴゴゴ・・・・
「ウェッハタンクだっ!!」
185 名前: 志穂 ◆Z2KySTSpOo 投稿日: 2006/02/05(日) 22:34:03.79 ID:XFwwmksT0
ズォォォォォッ!!
さぁ、どうする紅葉!!
・・・と、ウェッハタンクが地面にぶつかる直前、縦真っ二つに両断される。
ブゥン・・・
「ビームサーベル・・・過ぎたおもちゃね!!」
とは言え素手じゃ分が悪いわ・・・
「とうっ!!」
一足飛びに、音楽室へと飛び込む。
186 名前: 志穂 ◆Z2KySTSpOo 投稿日: 2006/02/05(日) 22:37:18.46 ID:XFwwmksT0
「逃げるなよ、オバさんっ!!」
紅葉も追ってくる・・・が、慌てず鞄の中から・・・
「逃げやしないわよ、ただ・・」
ロケットランチャーと、グラットンソードを取り出し、
「お前にふさわしいおもちゃを用意していただけよぉっ!!」
紅葉へと飛び込みながら斬撃を繰り出す!!
187 名前: 志穂 ◆Z2KySTSpOo 投稿日: 2006/02/05(日) 22:40:33.04 ID:XFwwmksT0
「二人ともっ!!アタシの為に争わないでぇっ!!」
彩が遥か上空で剣を交える二人を見上げ、叫ぶ。
チィンッ!ドォォンッ!!
だが、二人に声は届かない。
188 名前: 志穂 ◆Z2KySTSpOo 投稿日: 2006/02/05(日) 22:44:48.96 ID:XFwwmksT0
「ははっ!女子高生の力というのはその程度のものかっ!!」
ヒュオッ!!
「貴様こそ・・・志無き刃で何を成そうと言うっ!!」
キィィンッ!!
「志だと!?お前には分かるまい・・・分かってたまるかぁっ!!」
パシュッ!!
「はっ!分かりなどしないさっ!!つるつると共に生きるなどと言う理想論などっ!!」
ガシィィンっ!!
ジジジジ・・・
鍔迫り合い、志穂と紅葉の間合いが一気に詰まる。
「何故っ!何故理解しようとしない!!つるつるの苦しみをっ!!」
「理解だと?笑わせる!!あのような劣勢種・・・」
189 名前: 志穂 ◆Z2KySTSpOo 投稿日: 2006/02/05(日) 22:47:00.60 ID:XFwwmksT0
「おい・・・」
「つるつるでも・・・たとえつるつるでも!!生きているんだ!!同じ人間なんだぁぁっ!!」
「バカがっ!!所詮つるつるはつるつる、我々とは違う人種っ!!」
ガキィィンッ!!
「ちょっと待てお前ら・・・」
「あ、彩、落ち着いて・・・」
190 名前: 志穂 ◆Z2KySTSpOo 投稿日: 2006/02/05(日) 22:49:22.70 ID:XFwwmksT0
「志穂の事だから・・・えっと」
ガサゴソガサゴソ、彩が志穂の鞄をあさる。
「猫ちゃんはちょっとここで大人しくしててね・・・あ、これは青ダヌキか」
ガサゴソガサゴソ
「あったあった、かくばくだん」
「彩ぁ、どうすんのよそ・・・え、持ってろって?」
「そそ。で、ちょっと手を出してみて?」
191 名前: 志穂 ◆Z2KySTSpOo 投稿日: 2006/02/05(日) 22:51:48.61 ID:XFwwmksT0
「こ、こう・・・?」
差し出された卯ノ花の手を彩が掴み、にっこり微笑む。
「さて、と」
そして背負い・・・
「てめぇらぁぁぁぁ・・・」
「え?ええっ!?」
上空の二人目がけて・・・
「つるつるだの、ぺたんこだの・・・」
「ま、まさか・・・」
投げ飛ばす!!
「いいかげんにしろぉぉぉぉぉっ!!」
「最後までこれなのぉぉぉぉぉっ!?」
192 名前: 志穂 ◆Z2KySTSpOo 投稿日: 2006/02/05(日) 22:54:54.39 ID:XFwwmksT0
ぎゅぉぉぉぉぉっ!!
「連合の新型、そのてい・・・ん?」
「おや?何か飛んで・・・」
おおぉぉぉぉぉぉ!!
「・・・人?」
「・・・って言うか」
ぉぉぉぉおおおおおおおおっ!!!
『人 間 核 ぎ ょ ら ・・・』
カッ
卯ノ花の心の中’よいこはまねしないでね、ガフッ’
193 名前: 志穂 ◆Z2KySTSpOo 投稿日: 2006/02/05(日) 22:58:52.03 ID:XFwwmksT0
「暇だね~」
「ね~」
私と紅葉ちゃんは包帯でぐるぐる巻きにされて、病院のベッドの上でひっくり返ってた。
二人とも全治3ヶ月。
「二人とも元気ぃ~?」
あ、ぶ隊長。
「紅葉姉ぇ~」
「紅葉姉様」
「もみじおろし!!」
と、中学生3人組。
194 名前: 志穂 ◆Z2KySTSpOo 投稿日: 2006/02/05(日) 23:01:35.54 ID:XFwwmksT0
「とりあえず、お見舞いで『元気ぃ~?』は無いと思うんだけど。神戸さん」
隣のベッドで騒いでいる中学生達を尻目に、ぶ隊長に注意する。
「まま、固い事言わないで。リンゴむいたげるから」
ぽふっ。
私のそばのパイプ椅子に腰掛け、紙袋からリンゴを取り出す。
「ねぇ、神戸さん・・・」
「ん?」
195 名前: 志穂 ◆Z2KySTSpOo 投稿日: 2006/02/05(日) 23:02:51.78 ID:XFwwmksT0
「ずっと気になってた事があるんだけど、いいかな・・・」
「何?」
そう、言わなくては。
神戸さんはもう忘れてしまっているかもしれないけど。
・・・ずっと、私の深い所に残っている、あの事を・・・
196 名前: 志穂 ◆Z2KySTSpOo 投稿日: 2006/02/05(日) 23:04:20.23 ID:XFwwmksT0
「お尻の赤鉛筆・・・まだ抜いちゃダメ?」
「うん、ダメ」
ぎゃふん。
ー完ー
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