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118 名前:まさよ編 :2006/02/07(火) 22:45:05.88 ID:z5QZIrtf0 第3幕「理解を深めよう」 吉岡さんは結局次の日朝に帰ってきた、仕事が長引いたみたい・・・・ 「まさよちゃんどうだった?」 「うん・・・何とか納得してくれたみたいです」 「そうじゃなくて・・・・耐えられたの?元々女の子でもないのに」 僕は真っ赤になって家の中に入った。 「あーまさよちゃん!」 「雄一郎、吉岡さん帰ってきたよ」 玄関に出ていた雄一郎に吉岡さんを託すと僕はイソイソと台所に向かった。 「ただいまユウちゃん」 「お帰り・・・・ババ・・・・」 雄一郎の顔面にパンチがめり込む。 「お姉ちゃんって呼んでくれなきゃ、58歳も若返ったんだし」 「お帰り、お姉ちゃん」 「はいはい、ただいま~」 吉岡さんは嬉しそうに奥へ消えていく。 120 名前:まさよ編 :2006/02/07(火) 23:10:27.68 ID:z5QZIrtf0 「それでね、18歳になった私を見たら団さんたら中々返してくれなくて」 部屋着に着替えた吉岡さんと僕はお話に夢中になる。 「だって吉岡さん綺麗だもん、オッパイも大きし・・・」 「まさよちゃんだって大きくなるわよ16歳なんでしょ設定」 「でもお洋服とか下着とか全部買いなおしたら結構行っちゃって今月は苦しいのよ。 あ、まさよちゃんのも買ってきたから下着跡で見せっこしようね」 「え・・・でも吉岡さん、若返ってキャラ変わって」 「もぉーその呼び方おばさんぽいし、まさよちゃんもお姉ちゃんって呼んで」 「は、はいお、お姉ちゃん・・・・」 「よくできました」 お姉ちゃんは頬にチュウしてくれた。 「おい!いい加減にしろ、男だっているんだぞ」 122 名前:まさよ編 :2006/02/07(火) 23:37:22.28 ID:z5QZIrtf0 雄一郎は怒って2階へ上がっていった。 「ユウちゃんもお年頃だから、ビックリしたのよね急に女の子2人だもん」 「たぶんそういう問題じゃないと思いますが・・・・」 「まぁとにかく、まだまだユウちゃんは窮屈なのよ、ここはやっぱり私たちが合わせてあげるべきじゃないかしら?」 「と、言うと?」 「私たちがユウちゃんの理想の女の子になるのよ」 「ほぇ?」 僕は一瞬意味がわからなくなる。 123 名前:まさよ編 :2006/02/07(火) 23:49:26.17 ID:z5QZIrtf0 「もぉぉぉ、とにかくユウちゃんが好みそうな女の子になりきってあげるのよ!とにかく雄一郎の部屋から参考になりそうなもの持ってきて」 僕はトボトボと雄一郎の部屋へ上がっていった。そして掃除を理由に部屋から追い出すととりあえず適当なDVDを持ち去ってきた。 「これでいいですか?」 「何これアニメばかりなの?」 お姉ちゃんは呆れ顔をしながらもとりあえず適当に再生し始めてた。 僕も一緒になって横で見る事となった。 明日早いので続く! 65 :まさよ編 :2006/02/08(水) 23:59:22.96 ID:5x/FQgBc0 雄一郎は部屋に戻って昼寝をしているようだった。 僕とお姉ちゃんは雄一郎の部屋のDVDを一生懸命見ていた。 「ねぇ・・・・まさよちゃん・・・」 「このアニメもなんかこそばゆいです・・・・」 よくぞこんなに甘い台詞がいえるな。と思い二人はソファ等を抱っこしながら鑑賞を続けていた。 そしてその夜。 「なんだよ・・・・飯作ってないのか?」 雄一郎が降りてきた。最初は僕の番だ! 66 :まさよ編 :2006/02/09(木) 00:06:48.17 ID:TeoiSzTK0 「なんだこのダンボール?」 雄一郎はまんまと鞄に手をかけた。 「うぇ!何やってんだよおっさん」 「おっさんじゃないですぅ!ほら目を見やがれですぅ!」 完璧だよ!だって痛いの我慢してカラーコンタクト入れてこんなありえない服もきてるんだも 「なんなんだよ・・・」 「人間!ばかにしてるですか?えーとスイドリームをくらえですぅ!」 用意しておいた如雨露を雄一郎に振りかける。 「何するんだよ!」 「あーけんかしちゃメーなの~」 「うぁ!」 68 :まさよ編 :2006/02/09(木) 00:26:17.72 ID:TeoiSzTK0 ? 「おね、じゃなかった・・・・チビ苺黙ってるですぅ」 「あーん、ゆうぅ~翠星石がいじわるするの~」 お姉ちゃん迫真過ぎる演技だよ・・・・僕もそう思いながら演技を続ける。 「ちょ・・・・おまえら」 「ほら雛とあっちでうにゅたべるの~」 「お前ら!なんなんだ!」 「っち、おねえちゃん心配ですぅ!」 「い、一時撤退なの~」 僕とおねえちゃんは急いで2階へと駆け上がった。 69 :まさよ編 :2006/02/09(木) 01:06:42.96 ID:TeoiSzTK0 ? 「今度は大丈夫なんですか?」 「バッチグゥよ!」 急いで着替えながら今度こそと願った。 「あ・・・はい、ピザのLサイズとフライドチキン、コーラを3つお願いします・・」 「全くなんなんだよ。あいつら」 雄一郎が玄関から去る瞬間に僕が呼び鈴を押す。 「はい・・・な!」 「オッホッホッホ!その引き篭もりな男子、カオスフィールドにはぴったりですわ!」 「参りますわよぉ~レッツビギンでございます」 言えた。ホームレス時代には全く関係が無かった単語を・・・・この可愛らしい姿で鮮やかに! 「ちょーとまてぇーい!」 「な、何奴でございますか!?」 「ナースウィッチ小麦ちゃんさんじょーう!」 「現れましたわね、貧乳ナース」 「なんだとぉでか乳メイド!」 191 :まさよ編 :2006/02/10(金) 02:06:35.61 ID:fpd7DsmP0 ? 僕のお姉ちゃんはしばらく雄一郎に模擬戦みたいな立ち回りを見せていた。 「分かったから辞めてくれ!さっきの薔薇乙女にして今回にしても配役あべこべだろ!」 「二人で急遽用意したコスなの簡単には終われないのだぁ!」 「そうでございますわ」 「あー!」 その時だった。 「吉岡さん、まさよちゃんから聞いたわよ!50歳以上も若返ったんだ・・・・」 近所のオバちゃんが。 「あ・・・」 「ああ・・・・・」 気まずい空気が流れる。 「あ・・・・あら本当に若返っちゃって・・・・じゃあ回覧板ここにおいて置くから」 「すいまーんご注文の・・・あ!」 運悪くピザ屋さんも到着。 「はいお勘定」 「あ・・・・ちょうどいただきます。あ、ありがとうございましたぁ」 何とか営業スマイルを作ってバイト去っていった。 「じゃあ、また明日ね」 オバちゃんも・・・・・・ 192 :まさよ編 :2006/02/10(金) 02:19:22.71 ID:fpd7DsmP0 ? 「いいかげん泣き止めよ!」 大きなピザとフライドチキンを囲んで楽しい夕食のはずが僕とお姉ちゃんは略号泣。 「もうお姉ちゃん会合にもいけないわぁ・・・エグエグ」 「僕もお買い物いけないよぉ~甲種だってサバ読んでるのもきっとばれたよ~」 「物産社長が若返り記念にコスに目覚めたと思われてる・・・・」 「働き者の真面目な可愛い甲種で通ってたのに・・・・」 「それもこれも、雄一郎、ちゃんが悪いんだからぁ!」 二人の声がリンクする。 「はぁ!?勝手にそっちがやったんだろ!」 193 :まさよ編 :2006/02/10(金) 02:28:23.87 ID:fpd7DsmP0 ? 「ユウちゃんが順応しないからでしょ!」 「雄一郎が思春期すぎるからぁ!」 二人で雄一郎をまくし立てる。 「はーい、今夜は罰としてユウちゃんにお風呂で背中流してもらいマース」 「うぇ?どうやったらそんな単語が出てくんだ?それに俺は男」 「ハーイ、今日物置整理していたら雄一郎のお母さんが高校時代に着ていたスク水みつけましたぁ!」 「私は思い切って買っちゃいました」 楽しい夜がふけていった・・・・・        第3幕終わり

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