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祐希【2】」(2006/01/16 (月) 11:23:12) の最新版変更点

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 しばらくは何も言わずに抱き締めているだけの直希が、上半身のあちこちに舌を伝わせた。 祐希は歯を食いしばり、声を我慢して、じっと耐えているようだった。そして、また、直希がくすくすと言った。 「お前、そんな、頑張んなくてもいいって。気持ち良いんでしょ?」  今度、こそは素直に言ってくれると思っていた直希の期待を裏切って、祐希が言い放つ。 「んっ、なわけねーだろっ。」  喋り方して感じていないわけは無いが、 ここまで来て否定したことに、直希は少し腹を立て、直希の中の選択肢は2つに別れる。  1.もっと刺激して祐希が否定できないようにする。  2.ここでストップして、祐希に自分で一言言わせる。  さてどうしようか、と直希の動きが止まった。 「コノヤロ、後悔しても、知らねーからな。」  直希は、とっさに祐希を椅子の上に押し倒して、正面から刺激をし始める。 「やっ、めろ……そ…こぉ…んっ…あ…。」  明らかに反応が違う。直希は何も言わずに続けた。 「や……めてっ……て…ばぁ。」  少し顔を上げてみると、涙ぐんだ直希の顔、もう少し……、と心で呟き、直希は続けた。そして、一言。 「やっぱり、感じてんだ?」  祐希はまたも否定しようとしていたが、直希は口の後も手で胸の辺りを刺激していたので、 祐希の快楽が尽きることは無かった。 「そ…そん……な、……ちがっ――!」  話の途中でもっと下の方をさすってみたりしたが、確かな感触を直希は感じていた。 「ほら、こんなんにして、苦しいんじゃない?」  直希は意地悪に問いかけて、祐希を見事に黙らせた。 祐希のそれは、撫でるたびにピクンと反応するのが、直希には良くわかった。 けれど、祐希は少しも観念しない様子だ。  何も言わずに、短パンとトランクスのゴムに手をかけて、少しずつ下に下ろした。 祐希が抵抗しないのが、感じている一番の証拠だが、 直希はもっと別の方法で祐希の口から言わせたかった。 「やっぱ、勃ってんじゃん。」 「み、見んなよ――!」  すかさず、直希は、幼く見えるそれを刺激する。 「あっ……だ…め……あ…ん……。」  祐希の声が響きやすくなっている部屋の壁に反響する。直希は口もとを歪めて問いかける。 「ほら、やっぱ、気持ちいいんだ?」  今度こそ、と直希は確信していたが、祐希は喘ぐばかりで、とても答えられる状態じゃなかった。 直希は手を止めて、改めて、聞きなおした。

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