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陸とお兄ちゃん」(2006/01/16 (月) 12:00:59) の最新版変更点

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<p>「…お兄ちゃん?入って…いい?」</p> <p>「んー?どーした?」</p> <p>「あのね…窓の外になにかいるみたいなの…」</p> <p>「猫かなんかだろ?すぐいなくなるって。」</p> <p>「うん…」</p> <p> もう、なんで気付いてくれないの?暫くそこにたちつくす…</p> <p> 「ん?まだいたのか?ホラホラ、子供は寝る時間だぞ。」</p> <p>「うん……あっあのねっ!」</p> <p>「ん?」</p> <p>「その…お兄ちゃんと一緒に寝たいなー。なんて…」</p> <p>勇気を出して言ってみる。</p> <p> 「ふふ…陸は淋しがり屋さんだな。しょーがない。今日だけだぞっ?」</p> <p>「えっ!ほ、ほんとに…?」</p> <p> 「あったりまえだろー?かわいい陸ちゃんのお願いだもんねぇ。お兄ちゃん断れないよ。」</p> <p>「かっかわいくなんかないよっ…!」</p> <p> もー。お兄ちゃんはいっつも僕を女の子みたいな扱い方をするー。</p> <p> 「はいはい。男の子だもんねー。さて、一緒に寝るとはいったものの…、ベットが一人しか寝れないんだよなぁ」</p> <p>「えー。」</p> <p>「どうしよっか?」</p> <p>「詰めればダイジョブだよっ!」</p> <p>「ん…?そーかな?」</p> <p> 「ダイジョブだってば!……お兄ちゃんとも…くっつけるし…」</p> <p>「え?」</p> <p>「なっなんでもないよ!早く寝よ!」</p> <p>「???まぁ、いいか。よいしょっと」</p> <p>「うわっ」</p> <p>お兄ちゃんが僕を抱き上げる。お姫様抱っこ。</p> <p>「さぁ、ベットへ行きましょうか、姫様?」</p> <p>「もー!(ぷぅ」</p> <p> 「だって陸、女の子みたいなんだも~ん。ほっぺた膨らませちゃって、かーわいい!」</p> <p>「ばかぁ!」</p> <p> 「先入って…よいしょ。ん~、やっぱ狭いなぁ。ダイジョブか?」</p> <p>「…(コクン」</p> <p> お兄ちゃんが僕を抱き抱える形になる…ドキドキする…</p> <p>「電気けすぞー」</p> <p>パチン 真っ暗…</p> <p>「陸ちゃんの髪の毛いー匂いだねぇ」</p> <p>「もー!やめてよ!…おやすみなさいっ!」</p> <p>「あっ?怒った?ごめんね…」</p> <p>「……怒ってない…」</p> <p> 「やっぱりね~。陸はお兄ちゃん大好きだから怒らないよね?」</p> <p>「やっぱり怒ってる!」</p> <p> 「ふふふ…かーわいい…ん~。眠くなってきたな…おやすみぃ…」</p> <p>「うん…おやすみ…」</p> <p> 大好きなお兄ちゃんの腕の中、ドキドキして全然眠れなかった…</p>

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