「俺とあいつ【4】」の編集履歴(バックアップ)一覧はこちら

俺とあいつ【4】」(2006/01/19 (木) 10:10:35) の最新版変更点

追加された行は緑色になります。

削除された行は赤色になります。

「はぁ…っ、いゃ…だぁ・・・んっ、助け…てっ…」  激しい律動に呼応する形で発せられる甲高い声の中で、あいつはどうにか言葉を作る。 しかしその表情は──もはや皮一枚で残っている理性を繋げるのは、 男としての生まれ持ったプライドしか残っていないのだろう、完全に我を忘れて快楽に溺れきっている。  そのか細くピンク色に染まった愛らしい肉体を器用に動かして、自ら腰を振っている始末だ。 頭では抵抗しているつもりでも、体がその指示に従わないのだろう。だがこれでは── 「興醒めだよ」  俺は三人がお楽しみ中である事などお構いなしで、あいつの頭を思い切り蹴飛ばした。 それまで同時挿入されていた二つの性器がずるりと抜ける。  ふっ飛ばされたあいつはそのまま机にぶつかり、気を失った。  取り巻き達は何がなんだかわからない様子で、 ピストン運動の真っ最中だった二人は特に驚いた様子で、俺を凝視してくる。 「俺が見たいのは、あいつの苦しむ姿なんだよ。 二本挿しされてあんあん叫んでるあいつじゃねー。何度も言わせんな、糞ども。 男ってのは犯られる事に快楽覚えた時点で、その存在価値が無くなんだよ」  呆然と立ち尽くす生徒達にぺっと唾を吐きつけ、あいつらが何かを言う前に、俺は教室を後にした。 途中、生徒達が下校しているのを見て、もう放課後なんだと気づいたが、俺には帰る家などなかった。

表示オプション

横に並べて表示:
変化行の前後のみ表示:
目安箱バナー