「貴之と貴司【6】」(2006/01/23 (月) 00:39:45) の最新版変更点
追加された行は緑色になります。
削除された行は赤色になります。
<h2>貴之と貴司(6)</h2>
<p align="right">著者不詳</p>
<p>
さすがに俺も不意を衝かれてびっくりしてた。そのせいか、声が酷く抑圧<br>
された感じになってしまって、貴司を威圧してしまったかもしれない。<br>
「貴司、お前なんか勘違いしてないか?」<br>
謝るのは俺方なのに。<br>
「・・・」<br>
がっくりと肩を落とし、うな垂れる貴司の頭を再びポンポンと叩いた。<br>
「誤解しているようだけど、里美とは何でもないんだぞ?」<br>
貴司のからだがピクリと動いた。<br>
「それに、ココを聞いたのは里美からじゃないし。」<br>
「ほんと?」<br>
どっちに対してだ?という言葉を飲み込んで俺は答える。<br>
「ああ」<br>
「兄さん、ほんとうにごめんなさい。」<br>
「ま、ちょっとだけびっくりして理性が飛びそうだったけどな」<br>
本当のことを言うと、過去形じゃなく現在進行形だったりするのだが。</p>
表示オプション
横に並べて表示:
変化行の前後のみ表示: