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あきと【2】」(2006/01/14 (土) 04:42:28) の最新版変更点

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「しょうがないなー、じゃあ、カーテン閉めてやろう」 あきとは窓際に歩み寄ると、カーテンに手をかける。 「やっぱり、もうやめよう」 「いやだ、もっとやる」 りくはわずかに哀願をこめて止めるよう言ってみたが、 あきとはそのままカーテンを閉め、戻ってくる。 いつも共働きの両親の代わりに弟の面倒をみているりくは、 自身の淋しさも相まって、弟には甘かった。 宿題をやれ、早く着替えろ、と兄貴面をしていても、 弟に強く言われると大抵のことはきいてしまうのだ。 それを理解しているあきとは、言い出したらきかな癖があった。 結局、しぶしぶとシャツを脱ぎ、ベッドに横になった。 裸の上半身に触れる空気が、妙に粘っこい気がした。 あきとは、さっそく兄の腹に触れる。 ふと、目に入ったおへそをつついてみた。 「ちょ、ちょっと!…っ!」 りくはわき腹をヒクつかせて派手に身をよじる。 「あきと、くすぐったい!」 もっとくすぐったがらせようと、あきとはやわやわと指を動かしてみたが、 りくはそれ以上派手なリアクションを起こしてくれなかった。 胃の辺りを少し押し、尋ねる。 「痛いのはここですか?」 「いいえ」 次々と触れたり、押したりしてみる。 よく見ると、兄の身体が、たまにピクッと引きつっていることに気付く。 あきとは、先程の野望を叶えようと、攻撃の手を広げることにした。 まず鎖骨をなぞる。 窪みの部分の感触が心地よくて何度も撫でると、兄は身体を強張らせて顔を背けた。 白い喉がさらされ、あそこも後で診察しなくちゃ、とあきとは思った。

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