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吸血鬼~ヴァンパイアハンター~【2】」(2006/02/07 (火) 17:50:49) の最新版変更点

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 服をすべて脱がされて、アルフレドが床に転がされる。  身体の自由が利かないので、怒りの目でハンターを睨むことしかできない。 「まずはこれを舐めてもらおうか」  でろん、とアルフレドの顔の前に男の一物が差し出される。 「イヤ…だ…ッ!」  アルフレドが顔を背けると、男はがっと頭をわしづかみにしてきた。 「ふざけたこと言ってると、今すぐ心臓ぶち抜いてやるぞ、ああん?」 「うう……」  目の端に涙を浮かべながら、アルフレドは舌でぎこちなく男のものを舐め始めた。 「ちっ、十字架が効いてるから対してよくねぇな。もういい」  男はアルフレドの股を開き、肛門を指で押し広げる。 「おうおう、吸血鬼もガキのアナルはいい色してるな」  男のペニスが肛門に押しあてられる。 「ひ…やめ……」 「へっへっへ、銀の杭の前にまずはこっちの杭を刺してやるぜ」  恐怖に震えるアルフレドを嗜虐的な目で見て、ハンターは一気に貫こうとした。 「待てぇぇぇぇい!」  廃屋にどこからかの声が響き渡る。 「いたいけな子供の吸血鬼を殺そうとするばかりでなく、あまつさえ強姦とは!  地獄のサタン様もあきれるくらいの悪党だな!」 「だ、だれだっ」  ハンターが一物を放り出したまま辺りを見回す。  ぼわんと煙が上がり、突如としてサーベルを構えた少年が出現した。 「ヴェス!」 「すみませんマスター、遅れてしまって。でももうご安心ください」  言って、ヴェスは剣の切っ先をハンターに向ける。 「貴様の鮮血をもって、この罪、贖ってもらうぞ」 「く、これでも喰らえッ!」  ハンターは銀の十字架をヴェスに向ける。しかし、ヴェスは顔色一つ変えない。 「またちゃっちい聖具だな。こんなものを持ってハンター気取りか。そのようなもの、俺には効かない」 「ち、ちくしょう!」  十字架を投げ捨て、ハンターが銀のナイフを抜く。 「来いッ!このアルフレド様一のしもべ、ヴェスペルティリオ。  貴様なぞに遅れを取ることなど万に一つも無いッ!」 「うおおおおおお!」  ナイフを大振りに構え、ハンターがヴェスに切りかかる。  次の瞬間、閃光が走ったかと思うと、ナイフの刃が中心で断ち切られていた。 「ひいいいい」  男が床にへたり込む。 「お、思い出した。『禍津翼(まがつつばさ)』ヴェスペルティリオ!深淵王の最強の使い魔!」 「その二つ名を知っているなら、俺がハンターどもをどう思っているかも知ってるだろう?」  ヴェスの剣の刃が男の首筋に当てられた。  その剣よりも鋭い視線が、男に突き刺さる。 「去れ。貴様などを斬ったら名が穢れる。それと、俺たちに会ったことは口外無用だ」  冷たく言い放ち、剣を引いた。ハンターの男が泡を食って逃げ出す。 「最後に言っておく。マスターの尻は俺のもんだ」  さらっと爆弾発言をするあたりが、いまいちしまらないヴェスであった。 「いやあ、無事でよかった。心配したよ」 「ヴェス……ごめん、勝手に家を出たから……」  マントを着せられたアルフレドが、うつむいて謝る。 「もういい。いいんですよ」  ヴェスがアルフレドの頭に手を置いた。 「さ、潰れちゃったケーキ、買い直しに行きましょう」  そう言って、にっこり笑う。 「ひっく、ぐすっ、う…うわぁぁぁぁぁぁぁん」  緊張の糸が解けたのか、アルフレドがヴェスの胸に顔をうずめて泣き出す。  ヴェスはアルフレドが泣き止むまで、その髪を優しくなでて続けていた。 おまけ 「チョコケーキ残ってて良かったですね」 「うん……ところで、さっき、ぼくの尻がどうとか言ってたけど、どういう意味?」 「え?あ、あはははははははは」  本当に危険なのは、こいつなのかもしれない。

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