「龍神池の主【4】」(2006/02/08 (水) 18:19:57) の最新版変更点
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*龍神池の主
written by 妖怪布団かぶり
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もう、我慢できぬ。正宗、入れておくれ……」
リュウは池の浅瀬で四つんばいになり、桃のような尻を正宗に向けた。
正宗の肉棒を握りすぼまりへと導く。
「そう、そこ……ん、んああっ!」
ぬちゅりと亀頭が肛門をくぐった。リュウの体内はうねうねと蠕動し、正宗のものを奥へといざなう。
「すご……リュウちゃんの中、熱い……」
ずにゅ、ずにゅと正宗は少しずつ奥へ突き入れる。一気に入れると、すぐにも射精してしまいそうだった。
「正宗ぇ」
リュウが自分から腰を押し付け、ずりゅっと根元まで飲み込んだ。
「あ、あああああっ!」
正宗の肉棒は耐え切れず、絶頂を迎えてしまう。白濁した精がリュウの中へと注ぎ込まれた。
「はぅぅぅ、熱い、正宗の、流れ込んで来る……」
感極まった声でリュウが言う。
「今時これほど力のある精とは……ああ、もっと!」
リュウは自ら腰を振り、正宗のものをしごき上げる。
「ふああっ!りゅ、リュウちゃん、ちょっ」
出したばかりで敏感な亀頭を搾り上げられ、正宗は身体をのけぞらせる。
「ふぅっ、はふぅっ、正宗、正宗ぇっ!」
すぼまりから精液を溢れさせるほどの勢いで、リュウは正宗のものを擦り上げた。
正宗も激しく抜き差しし始める。
自分のものをくわえ込んで美少年がよがっている、という状況に正宗は半ば正気を失っていた。
結合部から弾け飛んだ汁が、池に落ちて溶け込んでいく。
正宗に突かれるたびに、リュウの肉棒は前後に振られて、透明な雫が糸を引いて飛んでいった。
ぶつかり合う肉音、二人の荒い息づかいが、静かな山を騒がせる。
「んんっ、は、くぅぅっ、リュウちゃん、僕また出ちゃうっ」
「くふぅっ、もう、もう、我も……んあっ、正宗、共にゆこう」
正宗が一度大きく腰を引き、とどめとばかりに打ち込むと、正宗とリュウは同時に達した。
正宗の精を感じながら、リュウは水の中へむけて精を放つ。
リュウが断続的に射精するたび、正宗のものが締め付けられ、二度目だというのに正宗はかなりの量の精を噴き出した。
「はぁ、はぁ、正宗、有難う……こんな素晴しい交わりは久方ぶりだったぞ」
満ち足りた表情で、リュウは自分の下腹部をなでる。
「僕も、こんな経験、初めて……」
正宗はリュウの背中にもたれかかって、一息ついた。
「少し休みたいが、そうも行かぬな。力は十分戻った。ではもう一仕事するか」
リュウは立ち上がると、池の深みへと飛び込む。
次の瞬間、巨大な水柱が吹き上がった。
「うっわー……」
長い体をうねらせて、龍が空へと上っていく。
ほどなく、空が雲で覆われはじめた。ごろごろと雷も鳴り出す。
そして、天の底を割ったような雨が降ってきた。
しばらくして、龍神が池に帰ってきた。
「まずい。武宗が来る」
開口一番、少しあせったような口調で龍神は言った。
「爺ちゃんが?あ、ほんとだ」
「きさまああああああっ!」
ものすごい剣幕で、祖父の武宗が龍神池へとやってくる。
「また手を出しおったなっ!空で舞っているのを見たぞ!この痴れ者ッ!」
龍神に向かって武宗はがなり立てる。
「や、やあ、武宗。健勝で何より」
「ごまかすなっ!」
武宗は正宗をじろりと見た。
「だから龍神池に行くなと言っておったのに。このバカ龍はな、木野の家の男子と見ると、すぐかどわかしよるんじゃ」
「いや、その、武宗の小さい頃に似ていたもんでつい」
かぎ爪のついた指で、龍神はぽりぽり鼻を掻く。
「つい、じゃないわい!孫まで衆道に引き込まんでくれ」
「ま、まさか爺ちゃんも……」
「そうだぞ正宗。武宗もそりゃあ可愛らしくて」
「だーーーっ!払っちゃる!今日こそ払っちゃる!」
榊をぶんぶん振り回す祖父と、逃げ回る龍神を、正宗はただただぽかんと眺め続けた。
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