「智【3】」(2006/01/14 (土) 14:10:37) の最新版変更点
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<h2>智(3)</h2>
<p align="right">著者不明</p>
<p>
五分ほどそうしていただろうか、智がそっと話だした。<br>
「・・・にぃ」<br>
「ん?」<br>
「ごめん、僕」<br>
「ちょっと刺激が強すぎたな」<br>
俺は右腕を智の下から引き抜くと、しずかに智の頭をなでてやった。<br>
「僕だけ気持ちよくって、、にぃは、、」<br>
「俺か?ん~、今日は智を感じられたからな」<br>
身体を起こし、智を再び見下ろす格好のまま言った。<br>
「でも、」<br>
それでも言い募る智に軽く口づける。<br>
「気にすんなって。今は智が満足するのを見てて十分嬉しいんだって。<br>
満足できたんだろ?」<br>
「うん、とっても」<br>
そう言った智に満面の笑みがこぼれ、この笑顔があればいいやと本当に<br>
思わずにはいられなかった。</p>
<p>「下着んなか、気持ち悪くないか?」<br>
「うん、実はちょっと。。。」<br>
「俺が拭いてやろっか?」<br>
「いいよ、もうっ、はずかしいっ」<br>
そういって智は俺の身体を押しどけると、すばやくベッドからすべりでた。<br>
「僕、シァワー浴びてくる」<br>
そそくさと部屋を出て行く智を見送りつつ、『一線を越えたのだな』と<br>
ぼんやり思っていた。<br>
『俺に後悔はあるだろうか?するだろうか?』そうした思いが頭の隅を掠める。</p>
<br>
<p>「にぃ、いっしょに入らない?」<br>
戻ってきてドアから顔を覗かせている智を見たとき、俺には少しも後悔の<br>
念が無いことを実感できた。<br>
「ひさしぶりに、一緒に入るか」<br>
俺はベッドから離れ、智が待つドアの向こうに向かって歩きだした。</p>
<p>そうだ、俺は智を好きなんだ。</p>
<h2>智(3)</h2>
<p align="right">著者不明</p>
<p>
五分ほどそうしていただろうか、智がそっと話だした。<br>
「・・・にぃ」<br>
「ん?」<br>
「ごめん、僕」<br>
「ちょっと刺激が強すぎたな」<br>
俺は右腕を智の下から引き抜くと、しずかに智の頭をなでてやった。<br>
「僕だけ気持ちよくって、、にぃは、、」<br>
「俺か?ん~、今日は智を感じられたからな」<br>
身体を起こし、智を再び見下ろす格好のまま言った。<br>
「でも、」<br>
それでも言い募る智に軽く口づける。<br>
「気にすんなって。今は智が満足するのを見てて十分嬉しいんだって。<br>
満足できたんだろ?」<br>
「うん、とっても」<br>
そう言った智に満面の笑みがこぼれ、この笑顔があればいいやと本当に思わずにはいられなかった。</p>
<br>
<p>「下着んなか、気持ち悪くないか?」<br>
「うん、実はちょっと。。。」<br>
「俺が拭いてやろっか?」<br>
「いいよ、もうっ、はずかしいっ」<br>
そういって智は俺の身体を押しどけると、すばやくベッドからすべりでた。<br>
「僕、シァワー浴びてくる」<br>
そそくさと部屋を出て行く智を見送りつつ、『一線を越えたのだな』と<br>
ぼんやり思っていた。<br>
『俺に後悔はあるだろうか?するだろうか?』そうした思いが頭の隅を掠める。</p>
<br>
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<p>「にぃ、いっしょに入らない?」<br>
戻ってきてドアから顔を覗かせている智を見たとき、俺には少しも後悔の念が無いことを実感できた。<br>
「ひさしぶりに、一緒に入るか」<br>
俺はベッドから離れ、智が待つドアの向こうに向かって歩きだした。</p>
<br>
<p>そうだ、俺は智を好きなんだ。</p>
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