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「心暖まるエピソード」(2006/01/14 (土) 15:26:41) の最新版変更点

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<h2>心暖まるエピソード</h2>
<p align="right">著者不明</p>
<p>
数年前、ｺﾝﾋﾞﾆの深夜勤で生計をたててた頃、深夜一時頃に男のコが一人で来店した事があってな。<br>

周囲はｵﾌｨｽﾋﾞﾙ街で、人が住んでる所なんてそのｺﾝﾋﾞﾆが入ったﾏﾝｼｮﾝしか無かったから、そこの住人だったんだろうな。<br>

客足がぱったり途絶えた店内で、その子は一人でお菓子ｺｰﾅｰにしゃがみ込んでるんだよ。<br>

流石に不審に思って声をかけたんだ。<br>
最初は警戒されたけど、まぁ色々話してる内に打ち解けてな。<br>

簡単に言うと、S君五歳の両親は仕事に行ってて一人だったんだと。<br>

寂しかったんかね。<br>
なんだか随分懐かれて、たまに来る客の相手も大変なほどだったよ。<br>

ｶｳﾝﾀｰの中に入れたらべったりくっついて来たり、高い高いをせがまれたりな。<br>

二時間後に母親が迎えに来る頃には俺はもうﾍﾄﾍﾄでしたよ。<br>

見た目ちょっと派手な母親に抱っこされて｢ﾊﾞｲﾊﾞｲ｣って手を降るS君に、俺はﾁﾛﾙﾁｮｺを一個あげたんだ。<br>

その後も二三度、やっぱり深夜にS君は店に遊びに来ていたのだけど、暫くして俺はﾊﾞｲﾄ辞めちゃったんだよね。<br>

今頃S君は中学生くらいかなぁ、なんて事をこのｽﾚ見てたら思い出したんだ。<br>

<br>
それだけ。</p>