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著者不詳
「あっあっ・・ぅん・・はぅんっ」 挿出が繰り返される。兄の物は元の硬さを取り戻していた。 「ふぁっあ・・・にぃ」 「なに?痛い?」 「チガウ・・・も・・っと・・・もっと欲しいのぉ」 気が付くと自分から腰を振って兄を求める。 「じゃあ・・ちょっと動くよ」 「ふぇ・・・ひゃあっぁぁん!」 兄の手が太ももを掴む。下半身が宙に浮いた 重力で落ちようとする体を下から兄の物が突き上げてくる。 さっきよりも強く。深く。 「ひぁん!・・はぁ・・あんっ!・・にぃ」 「にぃ・・にぃ・・はぁんっ・・にぃ」 それは意味など無く単語として繰り返された言葉。 兄はそれに気が付くとそれ以上喋ることは無くただ挿出を繰り返す。 程なく訪れた絶頂。 僕は兄が耳元で何かを囁くのを最後に意識を手放した。
「うと・・しゅうとー」 「う゛ー・・・にぃ・・?ぅぁ何これ」 「ああ、最後頭からかぶってたから。」 頭がベトベトなのに声を上げるとクスッと兄が笑った。 記憶が曖昧だ。最後・・・?思い出して赤くなる。 「先にお風呂入っておいで、片付けとくから」 「ん・・。あっ兄ちゃん。」 片付けを始める兄を呼び止めた。 「また会えるよね?」 「なにお風呂行くだけなのに永遠の別れみたいな事言って」 ご尤もだ。何を言ってるんだろう。 それは分かっているのになんだか不安だったのだ。 「大丈夫、また会いに来るから。父さんとも一度話してみようと思ってる」 言い出した僕よりも先に兄は不安の元を言い当てた。 父。厳しい人。兄を母と僕に会わせない人。 今日兄と会ったなんて知ったら一体どうなるだろう・・・。 「さっ、そんな格好だと風邪ひいちゃうから」 兄にポンと押し出される。 「あっ後!」 「んー?」 「奈央にぃ、同じ顔に可愛いなんて言ってナルシストみたい!」 「えぁ!?聞こえてたの?」 兄が目を丸めて赤くなった。それを見て満足すると ニカッと悪戯な笑みをみせ、僕は風呂場に向かった。
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