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著者不明
どうしてお兄ちゃんの部屋はこんなにも落ちつくんだろう。 お兄ちゃんが居ないときを見計らって彼の部屋に入り浸るのは僕の日課になっていた。 少しだけ罪悪感はあった。だけどこの部屋にいるときの安心感には敵わなかった。 お兄ちゃんがいつもココで生活している。パソコンやったりゲームやったり服を着替えたり。 この部屋にいるとお兄ちゃんに包み込まれてるような、そんな気持ちになった。 いつもどおり今日もお兄ちゃんの部屋に侵入する。いまはバイトに行っているはずだ。 お兄ちゃんがいるとき、この部屋に入る事はない。お兄ちゃんとゲームしたりするときは居間を使う。 空気がこもっているのを無視し暖房をつけベッドに腰をかける。 ドキドキする胸を押さえて部屋をみまわしてみる。部屋の主はいない。 床には乱暴に脱ぎ捨てたGパンやゲームソフト、漫画雑誌なんかが散乱している。 部屋の真ん中にはコタツとノートPCが、その周りを囲うように テレビ、漫画だらけの本棚、押入れ、そしていま座ってるベッドがあった。
この部屋でいつも何をしているかというと・・・・・ずっとこのベッドに座っているだけだった。 このベッドに座ってお兄ちゃんがココでしている事をいろいろ空想している。 たまにその空想の中に僕が登場する事がある。空想の中の僕は、現実の僕よりも ずっとお兄ちゃんと仲が良くっていつも2人で楽しそうだ。 一緒に話をしたり、ゲームしたり、2人でじゃれあったり、それにお兄ちゃんの膝の上に座って・・・ 後ろから両腕でぎゅってして貰って・・・髪を撫でて貰って・・・ それで・・・女の子みたいで可愛いねって・・・そっとキスをしてもらったりする。 もちろん現実ではそんな事しない。お兄ちゃんは僕の事弟としてしか見てないだろうし、 きっとこんな事考えてる僕がおかしいんだと思う。もしお兄ちゃんが、僕がこんな変態みたいな事考えてるって知ったら、 きっとお兄ちゃんはもう、きっともう今みたいには、遊んでくれないと思う お兄ちゃんと一緒にいるとき、たまにこの事を思って胸が張り裂けそうになる。
ベッドに腰かけて変な事妄想してたら何だか疲れてしまった。少しだけ横になろう。 シーツが鼻にあたる。お兄ちゃんのベッドはヤニと汗の匂いがした。 大人の男の人の匂いだ、と思った。どきっとした。 思わず目の前の枕を抱きしめる。お兄ちゃんがココで寝ている所を想像してみる。 夜にはトランクスとTシャツ一枚という格好で今は僕が抱きしめている枕を抱いて眠るのだろう。 お兄ちゃんは枕を二つ用意している。何かを抱きしめていないと眠れないのだそうだ。 一緒に「ぷよぷよフィーバー2」をやりながらその話を聞いたとき、 その何かが僕だったらいいのに。そう思った。
大丈夫・・・まだ、大丈夫 お兄ちゃんが帰ってくるまでもう少し時間がある・・・ 僕は指を自分の唾液で濡らし、愛しい人を想うたびにうづく秘所に手を伸ばした。 いつもお兄ちゃんは・・・お兄ちゃんも・・・ココでオナニーとかしてるんだろうか・・・ 今僕がしてるみたいに・・・ クチュ・・・・クチャ・・・・
やっぱり僕は変態だ・・・・ 前よりも・・・後ろをいじる方が気持ちいいなんて・・・・ 「だめぇ・・・お兄ちゃ・・・お兄ちゃん・・・」 もう逝く寸前だった。お尻を弄る指の動きを速める。熱い迸りが走るのを感じた。 瞬間 誰かがドアを開ける音を聞いた。
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