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西野(1)

著者不詳

「めんどくせぇ…」
小さく呟き、白いドアを開ける。保険医でもないのに、なんで俺が保険室の管理までしなきゃいけないんだろう。
養護教諭のクセに風邪をひいて休んだ同僚の、情けない電話越しの声を思い出し
舌打ちしたくなった。何が「一日俺の代わり頼む」だ。余計な仕事増やすな。
「…ん?」
中に入ると、人の気配がした。二つあるパイプベッドのうち、ひとつに人影がある。
具合が悪いから寝ている、というわけではなく、明らかに寝転んで何かを読んでいるような姿勢だ。
そっと近づき後ろから覗き込むと、教師の間で評判のすこぶる悪いマセガキで悪ガキの西野だった。
読んでいるのは、何やら肌色っぽい雑誌。これだから最近のガキは。
「西野」
耳元でささやくと、直前まで俺がいることに気づかなかったらしく西野はびくりと体を竦ませ跳ね起きた。
見事にうろたえて、不必要に腕をばたばたさせながら俺のほうにすさまじい勢いで向き直る。
「っわわわわわ!せせせせせ、せんっ、せ!?」
「授業サボって保健室でエロ本観賞たァ、随分優雅だな」
バツが悪そうに、西野は読んでいた雑誌を後ろに隠す。今更そんなことをされても、こっちは既に
何を読んでいたかくらいわかっているのだけれど。


「なーに読んでたんだよ。どれどれ?……ほほう、ナースですか。随分健全だな、お前も」
「う、うっせ。…大和んだよ、コレ」
最後の抵抗なのかもごもごとクラスメイトの名前を挙げるけれど、授業をサボってエロ本を読みふけっていた
というこの事実は隠しようもない。
ふと良いことを思いつき、気づかれないようニヤリと笑う。
「照れんな照れんな。これで勃ったのには変わりねぇだろ?」
「………っっ」
顔を真っ赤にして視線を外す。意外に素直な反応だ。マセてはいるけれど、所詮ガキはガキってことだろう。
唇だけで笑い、西野の腕をまとめて掴んだ。何をされているか把握できていないうちに、
シュルリとネクタイを解き後ろ手に縛る。
「…っ、な!?」
「どうせ今から抜く気だったんだろ?暇だし、俺がしてやるよ」
「馬鹿ッ、んなのいいよ!つうか、何で俺縛られてんだよ!?」
「俺の個人的趣味」
「ば、馬鹿野郎ッ!ほどけよ!」
「シッ。あんまし騒ぐと人来るぞ」
ベルトを外し、ズボンを下着ごとおろしてやる。膝のすこし下辺りで服ごとベルトを使って縛り、抵抗されないようにした。
「やっ…バカ、なにす…っ」
「騒ぐなっての。今人が来たりしたら、こういう恥ずかしい格好、見られることになんぜ?」
「……ッ」