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二人三脚(2)

詩人氏

「お兄ちゃーん!」
暫くするとスナックを齧りながらTVを見るという俺の平安を弟が取り上げた。
着替えろと言ったのに未だに体操服だ。なにやってんだ?
「お前宿題は?」
「もう終わった!ねーそれよりこれつけてー!」
手渡される紐。
「今年から鉢巻なんだよ!赤白帽よりかっこいいよね!」
「そうか?赤白帽なんて小学生の特権だろう?今のうちに満喫しとけ」
「えー赤白帽ださいもん!・・・あ!僕につけるのー!」
話を聞き流しながら自分の頭につけている俺を弟が嗜める。
もちろんわざとだ、あいつの怒った顔は面白いからな
しかし気が付かれたからにはしてやるか。
「ほら、これで良いか?」
「全然良くないー!!これじゃ目隠しじゃん!」
弟の怒りっぷりに笑いを堪えていると思いついた
「よーし、じゃあ一つゲームをしよう」
「ゲーム?」
「目隠し状態で舌で何か当てるゲーム。手は使っちゃいけませーん!」
「わかった!」
弟はやる気満々だ。口の中に俺の指を入れる。
「ひょっはいなひこへ?」
「ハイ時間切れ。答えられない人は大人しく勉強な」
弟のブーイングは全て無視し追っ払う。
何やってんだ俺、しかもちょっと感じちゃってちゃ世話無いな。
さて、トイレに行くとするか。