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好奇心は猫を殺す。イタズラ心は悪魔を殺す。

休日。厄介な連中を抱え込んだせいで終日カーテン閉めっぱなしの怪しい部屋と化したマイルームの、狭い浴場から俺を呼ぶ声がする。
「おにーさーん」
どうした妖精。また良くないことをしたのか。 …いや、ここで相手をしてやらないと、もっと良くないことをするからな。あいつは。
「見て見てー」
「見て見てー、って…」
うわこれはすごいもはや絶句。
「っ… ぅぁ… 兄様っ……!? 見る、な……っ…」
羞恥に耳まで真っ赤にするのは、ウチの悪魔。しかも女装!
それもロリ系のふりふり服!! ……これは完全に妖精の趣味だな、うん。
綺麗な長めの黒髪も相俟って、なかなかにイイ感じだ。髪飾りとのコントラストもばっちりだ。
細めのコルセットや長手袋が悪魔の華奢なラインを強調している。
レースやリボン飾りは最低限ながらもしっかりと施され、可愛らしく、且つくどくない。かなりセンスのいい服を、センスよく合わせてるんだな。コレは。
長さギリギリなミニスカートも、俺はよく知らんが、ふわっと広がるように何か施されてるらしい。しかも下着がチラチラして、エロい。
……うむ。
「妖精」
「なぁに、おにーさん?」
「よくやった」
ほんとにな。流石にコレばかりは感動した。グレイト!
「うふふ。誉められちゃったぁ♪ よかったねぇ、悪魔くん? おにーさんが気に入ったってさ?」
「……っ!!? 兄 様っ…!? なにを…っ」
「いや、あまりに似合ってるんでな。悪魔。いつもの黒尽くめベルトだらけ血飛沫ペイント十字架模様より、そっちのほうがいいぞ?」
そういわれて、しばらく動きを止めてから、かくかくふるふる微妙な動きをする悪魔。ますます真っ赤になって。なにがあった?
……もしや妖精、貴様何かまた吹き込んだだろ!?
「なんのことかなぁ? ぼく、よくわからないよ?」 にっこり。
……。あくまでシラを切りとおすつもりか。
「…じゃ、善は急げ、お買い物行こうか、悪魔くん? 今度はどんなのにしようかなぁ… うふふ」
おぉ、邪悪なオーラが妖精から。悪魔、お前負けてるぞ。