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「よし。今度は悪魔くんの趣味も考慮して、ゴスロリにしよう! きーめた。さ、行くよぉ?」
…ん? ちょっと待て妖精? 「そのまま」悪魔を連れ出すつもりか? ってか、あまりに自然すぎて気づかなかったが、お前ら外出してんのか!?
ウチの周りをウロつかれたら、俺の社会的地位はどうなる? 「大学生なのに親」疑惑? あるいはついに手が後ろに回るのか!?
「あ、おにーさん。そのへんはだいじょうぶ。 ほら、ぼく瞬間移動くらいはできるから」
それはマジかファンタジー存在。そういうことはもっと早く言え。便利そうじゃねーか。
「さ、悪魔くん? 恥ずかしがってないでさ。その服、すっごいイイんだから自信持ってよ? 全部で10万円くらいするんだよ?」
おおぉ。そんなイイ服、俺は着たことがないな。妖精、やるな。
「ほら、おにーさんの口座からくすねたのがバレないうちに全部使わないと…… あ」
オイコラ貴様腐レただ飯喰らい妖精。今何つった。
「あ、あはははははは? 行くよ悪魔くんっ?」
珍しく引きつった笑いを見せた妖精は、恥ずかしがる悪魔の左手を掴んだまま、激しい七色の閃光を発して、消えた。
「瞬間、移動…?」
派手だな。 ……いや、問題はそんなところになくて。
部屋に残されたのは、俺と、生活ギリギリの残高の通帳。

早急に連中を追い出さないといけない。ああ、あいつらの可愛いらしさに騙されてちゃあ……
これはもうだめかもわからんね。