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蒸せ返るような熱気、蝉の声。
今日から待ちに待った夏休みだ。
昨日ははしゃいで夜更かししたせいで、午後起きだけれども、気にしない。
中学になって初めての夏休み、最高に楽しい気分…のはずが、
この暑さのせいでそうもいかない。

だってありえないだろう。
平成のこのご時世にクーラーの無い家なんて…
いや、正確には「無い」のではなく「使えない」のだが…
昨日兄と喧嘩して、投げつけたリモコンがクーラーにクリーンヒットしなければ…
あいつが無駄にガタイがあるせいで、俺が物に頼らなきゃいけない。
そうだ、あいつがすべて悪い。あいつが。
…いや、そんな事考えても仕方がない。余計に暑くなるだけだ。

しかしどうしよう、暑くて死にそうだ。
時計を見る
「四時かぁ…」
もう少し我慢すれば日も落ちる
それまでコンビニで涼んで来ようか…いや、外は敷き詰められたアスファルトのせいでまさに地獄
「外は…無理だなぁ」
しょうがない。
諦めてまた寝ようか
そんな事を考えてる…いや、とうに頭など回っていないのだが。
ともかく、そんな事を考えてるうちに玄関の扉が開く音がした。

どうやら最悪の「あいつ」が帰ってきたらしい。